どくのメモ帳

どくイモムシの毒吐き場。ゲームレビュー記事「超ファミコシ珍拳EXPRESS」も連載中。

KANDWA'S GAME OF THE YEAR 2009

KANDWAが今年プレイしたゲームの、ジャンル別のイチ押しを書き殴る!!
今年は貧乏の為あまりゲームが変えなかったでござるの巻。
気がつけばうごメモDSiウェアばかりやっていたような。

【目次】

2009ベスト・アクションゲーム


  海腹川背・旬 セカンドエディション完全版 (ニンテンドーDS)
達成度:全ドア制覇まであと2面


海腹川背PSP版の悪夢を乗り越えここに極まる。
旬セカンドエディションを完全移植+αに加え、さらに元祖SFC版も
ほぼ完全に移植。特に旬SEはDSの2画面を生かし、魚群探知機
(マップ&敵・ドアレーダー)やボス戦の解説など、初心者にも優しい作りになっている。
さらにSFC版、旬SEに加え新フィールドを追加したDSフィールドが登場。
追加フィールドに加え既存にフィールドも改変され、まさに完全新作といえる。
既存の名所「F42・地獄の海峡」「F27・剣山」「F56・57・58・SE地獄の三連戦」に加え
DS版では「コンベア天井」「2連リュック」「ミニ剣山」などの既存フィールドに負けない
新名所が登場した。
基本的に移植ではあるものの、伸び縮みするワイヤーを駆使し、道なき道を踏破する
快感は不変のもの。「ヒットラーの復活」との類似性が度々挙げられるが、自由度は
はるかに川背が上。バグも含めたさまざまなテクニックを習得する事により、製作者が
想定した攻略法すら打ち破るアクションは、スーパーマリオ64DSルイージのような
優越感がある。

2009ベスト・シューティングゲーム


  ☆GENETOS (PCフリーゲーム)
達成度:Standerd User難度クリア、残り進化あと5つ


「シューティングの進化」「生命の進化」をテーマとし、インベーダーから
斑鳩」のような壮大なメッセージ性を秘めたストーリーへと変化する
ゲーム展開がすばらしい。また、完成版で「プレイスタイルによって進化
(パワーアップ形態)が変化する」という要素が追加され、何度プレイしても
楽しめる作品になった。残機数が多く、(一番難しいもので7機、標準の何度でも
なんと15機!)誰でもエンディングまで楽しめる。
シューティング未経験の人はともかく、インベーダーの時代からシューティングを追い続け、
今の弾幕&萌えのシューティングに頭をかかえている人には、是非プレイしてもらいたい。
収益だの、インカムだの、「大人の事情」が一切絡まない個人製作だからこその快適さが心地よい。

2009ベスト・DSiウェア


  うごくメモ帳ver.2.1 (DSiウェア)
達成度:???


やっぱり一番やったのはこれかなぁと。
うごメモが正式に出たのは2008年なんだけど。
うごメモのおかげで沢山の人と魂を通じ合わせる事が出来たと思う。
うごメモはてながなかったら、きっとこうしてブログを書く事もなかっただろう。
うごメモはてなにはいまだ不満があるが、それでも「うごメモ作者」となったものの
胸には、きっとかけがえのないものが去来していると信じている。

2009ベスト・キャラクターゲーム


  初音ミク Project DIVA (PSP)
達成度:全曲HARDグレート達成、全モジュール入手、ルームパーツあと2つ


美少女の看板と声だけを与えられた「電子の歌姫」は、今新たなる姿へ進化した。
ミク・リン・レンに加え、さらに最新のルカや、最古のKAITOMEIKOまで登場する
超大盤振る舞い。ピアプロとのコラボ企画や、みくみくにしてあげる、ミラクルペイント、
メルトなどの代表的な人気曲・畑亜紀&神前明の珍曲・セガゲーとのコラボと
盛りだくさんの内容と渾身のポリゴンモデルによる美しいプロモに大満足。
うごメモでもボカロ曲は人気なので、各人気曲・人気Pに触れる機会は貴重。
アーケード版や続編の発表もあり、今後もその展開に期待せずにはいられない。
エディットモードには結局手を出さなかったけど。

2009ベスト・ギャルゲーム


  ラブプラス (ニンテンドーDS)
達成度:三人とも彼女モード・リフレインキス達成。愛花・凛子エンドレスキス達成。


すべてのギャルゲーを過去にした。
「リアルタイムにゲーム内のキャラと同じ時間を共有できる」という点で圧倒的な
感情移入を実現し、俺にとって周回プレイ、CGコンプといったそれまでのギャルゲーに
不可欠であった要素をまったく無関係にした。(もちろんラブプラスにもイベント・CG回想があるのだが。)
そのくせ「リアルタイムもの」でありながら「実は基本的には1日1回予定を入れるだけでOK」というのも
継続しやすさに貢献していた。
登場するヒロインの魅力はともかく、彼女になるまでのパートも感情移入的に秀逸。
現役女子高生声優を起用した愛花。甘い演技が光るr「寧々」。丹下桜を蘇らせ、粗製乱造の中で
「本当のツンデレ」を復権させた「凛子」。フルボイスで投げかけられるカノジョ達の「愛の言葉」の破壊力は
痛烈だ。俺はいままでもこれからもラブプラスほど「フルボイスでよかった」と思うゲームに出会う事はないだろう。

次点


今年買ったゲームの中でベストにはノミネートされなかったものの、
特筆しておきたい事があるゲーム。
ここから先はそのゲームをやった事がない人にはわからない話題や
愚痴や暴言も平気でします。「オススメ度」は☆5点満点。


  ☆ひだまりスケッチ どこでもすごろく365 (ニンテンドーDS)
達成度:4人のグッド・ノーマルエンド達成。課題作成コンプ。イベント未コンプ
オススメ度:☆☆ (ひだまらーなら☆+1)


良くも悪くもキャラゲー。ドット絵もかわいいし、よく喋るけど、
やっぱり周回プレイがかったるくなっちゃたなぁ。
ともかく、このゲームがなければ、「魔法の横綱 スゥイートヒロ」は生まれず
yuuちゃんが「ひだまりスケッチ」にハマることもなかっただろう…。


  ☆どき魔女ぷらす (ニンテンドーDS)
達成度:全キャラED・全CG回収
オススメ度:☆☆☆


ラブプラスに過去にされたゲーム。ヘタすりゃ今年発売だった事も忘れてた。
どき魔女は前2作もやったが、総合的には一番まともな出来になったと思う。
基本的には1作目の「どきどき魔女神判!」のリメイクだが、シナリオ的に無理があった
場面を排除し、同時攻略もやりやすくなり、「どきどき魔女神判DUO」での「どきどきチェッカー」
をより楽しめるように進化させた「スイーツコミュニケーション」も悪くはなかったし、初の独立ミニゲーム
「スターラディッシュ」も8ビット気取りにしてはクリアすぎる合成音声以外は良かった。
だがやっぱり、DUOで見受けられた「1作目の人気キャラへの呪縛」からいまだスタッフが逃れられて
いないことを痛烈に証明してしまったように思える。
あと個人的なことだが、メリーとイブ先生のエピソードを入れ替えたのはいいんだけど、メリー戦で
イブ先生戦(ラスボス一歩手前のクライマックス)の曲が流れるのはどうも…
あと、新最終話のためとは言え第8話(1作目最終話)の(元)ラスボスの動機がスポイルされ、台詞もほとんど
なくなってしまったのが残念。素直に姉への嫉妬が動機だった方がよっぽど活き活きとしていたように思えるぞ!
あと、肝心の「神判」は、残念ながら1作目の方がいいと思えるものが多々あった。


  ☆ああ無常 刹那 (DSiウェア)
達成度:とりあえずクリア
オススメ度:☆☆☆ (シューターなら☆+2)

ケツイ デスレーベル」のARIKAが贈る渾身の弾幕シューティング完全新作。
ストーリー性がなく、ひたすら得点アイテムを出しまくりスコアアタックにいそしむ作品。
明らかに回避不可能なほどの弾が出ているのにもかかわらず、2タイプの自機に共通して
「敵弾を消して得点アイテムに変える」能力があるため、あまり気にならないばかりか
稼ぎやすくなってアドレナリンが出まくるという素敵構成。
クリアだけなら難しくないが、稼ぐとなると途端に危険が増し難しくなる仕組み。
しかし、wi-fiスコアランキング以外の要素が皆無なので、いつまでたっても底辺ランクの俺は
あんまりモチベーションが上がらなかったとさ。


  ☆コロぱた (ニンテンドーDS)
達成度:プレイ中
オススメ度:☆☆☆ (思考力と忍耐力に自身があれば☆+1)


まだ買ったばかりなのでなんともいえないが好感触。
強いて言えば、「女児が主人公の思考型ゲームには気をつけろ」と言ったところか。
アメ+ボール=ステージクリア、 女児+パズル=覚悟完了
それだけ「コロぱた」は難易度が高い。2chのスレも阿鼻叫喚。
他に当てはまるのが「るぷぷキューブ ルプ☆さらだ」。
まあね まけたね ひまわりはかわいい


  ☆PICOPICT (DSiウェア)
達成度:オモテ面・ウラ面全クリア オモテ面全☆つきクリア BGMコンプ
オススメ度:☆☆☆☆☆


「思い出」を完成させるアクションパズル
降ってくる色とりどりのブロックに下に積み上げられたブロックをタッチして同じ色を
くっつけて消し、任天堂ファミコンキャラのドット絵を完成させる。
とにかくテーマになっているゲームの曲のアレンジはすばらしい。
ファミコン世代ではないものには普通のパズルゲームだが、マリオブラザーズで殺し合い、
アイスクライマーで殺し合い、デビルワールドで殺し合った元ファミコン少年ならば、
きっと涙なしではプレイできないだろう。
特に最終面(ウラ)は、幾度となくゲームオーバーを繰り返し、8-1の長さに絶望し、ハンマーブロスに泣かされ、
無限増殖が出来ないと枕を濡らし、やっとの思いでピーチ姫を助け出したものには感慨無量である。
ファミコンと積み重ねた思い出の数が、爽やかな感動に変わる。
いま、あの日自分自身も同然だった彼らに、最大の敵だった彼らに、もう一度会いに行こう。


  ☆ノロイノゲエム 血&獄 (DSiウェア)
達成度:両方とも「ジゴク」まで全ステージクリア
オススメ度:☆☆ (マゾゲーマーなら☆+1)


DSiウェア史上初にして現時点最高難度のアクションゲーム。
他のゲームがボリューム稼ぎのため周回要素やコンプ要素に力を注ぐ中、
ひたすら「クリアする」ことだけを目的のすべてにした昔かたぎのゲーム。
「ノオマル」ではマリオ以下のアクションゲームだが、「アナザア」で手のひらを返し
「ジゴク」でついにその本性を現す。とにかく「プレイヤーを殺す」ことだけを考えて
作られたステージギミックには、スタッフの精神状態を心配せざるを得ないほどである。
「血」ではひたすら正確な操作が求められるが、「獄」では死んで覚える罠や謎解きが求められる。
ただし「ジゴク」最終面の長さと難易度では「獄」が遥かに上。
ただ、両方に共通して死ぬ時の演出が不自然なのが最後まで気になった。
下から股裂きされたのに首がもげるのはどうなんだ。
いや、首がもげるというよりは上か下に回転するだけのような…
あと、8ビット気取りでさり気に首に回転機能使ってんじゃねぇ!!!


  ☆HACOLIFE (DSiウェア)
達成度:エンディング3種類制覇
オススメ度:☆☆☆☆


タッチペンで台紙の升目の線をなぞって切り取り、タッチペンで折り曲げてひたすら箱を作る
パズルゲーム。一枚の台紙から余りなく規定どうりの箱を作るパズルモードと、無限に出てくる台紙から
ひたすら箱を作り時間内でのスコア(月収)を競うファクトリーモードがある。
パズルモードの成果によって主人公の役職が代わり、ファクトリーモードでの収入でタイトル画面の
家がどんどん豪華になっていく。
ひたすら働いて最高位の「王様」になったが、「社長」になる事はなかった…。
切ってたたんで行く動作は楽しいので、パズル好きならオススメできる。


  ☆空気読み。DS (DSiウェア)
達成度:???
オススメ度:☆


一言で言えば「リア充向けメイドインワリオ」。
ただし、本家のように「いれろ!」などと指示が出る事はなく、場面を見て
「空気を読んで」、行動を起こさなければならない。
ミニゲームの「あるあるwww」感や、全体に感じられる独特のセンスは面白いが
本家のようにやる度に正解が変わる事もないので、一度正解が解ると面白みがなくなる。
ひととおり極めたら家族の会話のタネや合コンのネタにするのが正しい楽しみ方だと思われる。
ただ、このゲームをやると赤い字で「お前」と描かれたシャツが欲しくなる事うけあいである。


  ☆ストライクウィッチーズ 蒼空の電撃戦 新隊長、奮戦する! (ニンテンドーDS)
達成度:3週目クリア(宮藤、ルッキーニ、エイラ)
オススメ度:☆☆ (バグさえなければ☆+1)


良くも悪くもキャラゲー。(またか。)
CERO:Aのため「ズボン」は一切写らない。
ストーリーは悪くないし、(一部を除いて)フルボイスだし、
戦闘シーンのドット絵も可愛いけど、いまひとつの印象。
さらに「クリアするたびに武器が増えるが、周回を重ねすぎると武器が多すぎて
フリーズする」というバグがあったのが非常に残念。よって
俺のモチベーションはすべて川背さんに奪われたのであった。


  ☆G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙 (DSiウェア)
達成度:第8話(2週目最終面)まで
オススメ度:☆☆☆


ジェンタープライズのDSiウェア統一規格である「G.Gシリーズ」のアクションゲーム。
ヒーローである「皇牙」となって、ひたすら戦闘員をなぎ倒し、最後に怪人と対決する
格闘系アクションゲーム。「Z.ONE」「Wonder Land」はイマイチだったがこれまでの
G.Gシリーズでは一番楽しめたかも。
ザコ・ボス問わずコンボを決めていくのが楽しく、2週目になるとラスボスの攻撃方法が
ガラッと変わるなど、なかなか侮れない。

2009年は…


DQもFFもGoもLLも蚊帳の外だったさ!ああ!!
来年はもう少しゲームが買えるようになりたいなぁ。
アーケードではガンシューが楽しかった。
また、ガンバライドやDQバトルロードも子供向けとは侮れないほど
カッコよかったなぁ。
来年は順調なら海洋生物型戦艦が急襲するゲームか、最強の魔法少女による
格闘ゲームが最初に手に入ると思います。


おそらくこれが今年最後の更新だと思いまする。
来年もどくチラシを宜しくお願いします。
来年はもっとコメントで語り合いたい…
さかめさんが妬ましい… ギギギ…