どくのメモ帳

どくイモムシの毒吐き場。ゲームレビュー記事「超ファミコシ珍拳EXPRESS」も連載中。

私が艦これ提督を辞めた理由


二◯十八年九月十六日
平成最後の秋
艦隊これくしょん 〜艦これ〜」

「大将」艦どわ提督 ブイン基地より辞任表明。

2020年のFLASH廃止に伴い、8月にhtml5対応の「艦これ・第二期」が始まり、
第二期初の期間限定海域(イベント)の真っ只中だというのに、なぜ!?
とお思いの方もおられるでしょう。

結論から申し上げますと、イヤになってしまったのです。

イベント海域はE-2までやったのですが、なめてかかって高難易度で挑んだばっかりに
なかなかボスにたどり着けなくてイライラしていた時、
頭の中に疑問が浮かび上がりました。

私の人生は「艦これ」に侵食されすぎているのではないか!?
これ以上、「提督」として戦い続けることに、本当に意味があるのか?

終わりの見えない戦い
運試しの海戦
相次ぐ大破撤退
来ない支援艦隊
そして、そんなイベントへの資材備蓄の為の毎日の遠征、演習、出撃任務
「ゲーム」とはとても呼べないものに侵食される日常

私が制覇しようとしているイベント海域は、
手に入れようとしている限定艦娘は、
本当にここまでして得る価値のあるものだろうか?

「艦これ」のゲームにおける戦闘は、どんなに万全な準備を整えても
道中を大破艦なしで進撃し、ボスを撃破できるかどうかは完全に運任せ。
(一期では海域によってはボスに到達できるかどうかすら運任せ)
プレイヤーの技術介入が一切できないものを、果たしてゲームと呼んでいいものだろうか?

たとえ今回のイベント海域を恥を忍んで最低難易度にしてまでクリアし、
イベント限定艦娘を獲得できたとしても、そこから先はまたイベントで消耗した
資材を備蓄するための遠征派遣、毎月リセットされるEX海域の攻略、
そしてデイリー任務(クエスト)の消化……
そしてまた、次のイベント…………

私は数年間「ブイン基地の提督」として戦ってきましたが、ついに疲弊し、
やがて始めて自分の戦いに疑問を抱いた…………。


私自身が私に語りかける。
『もうこんな戦いは嫌だろう?ならば今こそが決断の時だ。
 ここで退けなければ、お前はサービス終了まで苦しみながら
 延々とこんな戦いに人生を捧げ続けることになるぞ!!!』





※Switch版「UNDERTALE」買いました


そんな訳で私は、気がつけば執務室の内装を
着任したばかりのダンボール箱だけの状態に戻し、
鎮守府を去るケツイを漲らせました。

すでに二人の艦娘とケッコンカッコカリ(LV上限解放)を果たし、
まだまだ着任していない艦娘もいるものの、
それ以上に私はこのゲームと呼べないものがつくづくイヤになってしまいました。

本当は殆どの艦娘を解任し、一切の未練を捨てて鎮守府を去るつもりでしたが
システム的に面倒になり、すべての艦娘を残して鎮守府を後にして、
その後、「艦隊これくしょん 〜艦これ〜」に関わる全てのブックマークを削除し
艦これ公式Twitterもフォロー解除し、お世話になった艦これ専用ブラウザを削除し
提督としての生活に別れを告げました。

提督退任から一夜明けて

今までの提督としての私の一日は、朝は出勤の準備をしつつデイリー遠征任務を達成するために
第二〜第四艦隊を遠征に出し、第一艦隊を午前分の演習(他プレイヤー艦隊との模擬戦)。
仕事中も、休憩時間にiPhoneのブラウザ(第一期ではFLASH対応のブラウザ)から遠征を回し、
仕事から帰ってくればまた午後分の演習を済ませた後出撃……そうこうしている内に夜が更けていきました。

今朝は少し早く起き、一連の艦これ工程がなくなって
出勤の準備もスムーズになり、少し早く出勤。
仕事中も少し気が楽になり、休憩時間も昼食やTwitter閲覧に集中。
そして帰宅後「すのはら荘の管理人さん」をニコニコで観て、
本記事を書いています。

まだ一日しか経っていませんが、少しは気が楽になったのではないかと思います。
私の決断が本当に正しかったのか。それは、きっとこれからの私が決めていくことになるでしょう。
今もなお戦い続ける提督の皆様方はもちろん、中国産の軍艦美少女STGアズールレーン」に転任してしまった
司令官の皆様の武運長久をお祈りするとともに、私は私としての人生を歩んでいきたいと思います。

きっと私はブイン基地鎮守府に「提督」として戻ることはもう無いでしょう。
ただ一つ戻るときが来るとするならば、それは「艦娘」たちの戦いが終わるときかも知れません。

【おわり】

来年の今頃は、もしかしたらアイドルプロデューサーに転職しているかもネ。フヒヒ!!!