PAC-MAN 99
☆伝説のドットイートアクションでサヴァイブ!!逃げて、食べて、追いかけ、生き延びろ!!☆
ハード:Nintendo Switch
流派:サヴァイバルドットイートアクション
操作性:あたたた
熱中度:あたたた
持続性:あたたた
サウンド:あたた
キャラクター:あたた
ストーリー:───
難易度:キミと対戦相手の腕前しだい!!!
お買い得度:あた(DLC)
快適度:あたた
お手軽度:あたたたた
はじめての方は【↓こちら】
あたたっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・かん帝っ!!
ひでぶっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・ドワ王っ!!
シュテムターン!!ドーモ!!超ファミコシ珍拳伝承者のザ・パートゥノです!!
遊びたてアッッツアツの独断採点拳をなるはやでお届けする、
「超ファミコシ珍拳EXPRESS」(略して「超ファミ珍EX」)、今回の停車駅は…………
「PAC-MAN 99」だぜっ!!!
「ロックマン」 関連の記事の執筆に燃えていたら、そら見ろ!今度は「パックマン」の新作がサプライズドしてきやがったぜ!!
「スーパーマリオブラザーズ35」サービス終了の穴を埋めるが如く、「TETRIS99」に続くNintendo Switch Online会員専用の
新たな99人バトルロイヤルゲームが登場だ!!シュテムターン!!
さて、読者諸兄は「パックマン」というゲームをご存知だろうか?
株式会社「ナムコ(現:バンダイナムコホールディングス)」が1980年に生み出した、
それまでの「弾を撃って敵を倒す」「ボールをパドルで打ち返す」のいずれとも異なる新たなゲーム性、
敵にさわらないようにしながら、迷路内のドットを全て取得する「ドットイート」という新たなゲーム性を打ち立て、
そして「アクションゲーム」の元祖、さらにはゲーム内の自機である黄色い球体に、イラストでは手足と顔を与えてキャラクター化し
これが日米問わず大ヒット!!特にアメリカでは関連グッズやアニメ化までされて、
「ゲームのキャラクタービジネス」というものを世界で初めて行ったゲームとしても有名な作品だ。
1980年生まれ、ということは、1984年に発売された「スーパーマリオブラザーズ」よりも先輩に当たるんだぜっ!!!
さて、「パックマン」の基本ルールはかんたんだ。
自機である黄色い球体「パックマン」を方向キーで操作して迷路を行き来し、
色ごとに性格が異なる「ゴースト」から逃げ回りながら、迷路内の──────
ちょっと待った────────ッッッ!!!!!
オレは!!ここで現代の「パックマン」シリーズに、言ってやりたいコトがあるッッ!!!
!!?
「パックマン」の迷路内に落ちている、パックマンが食べていくものは古来より「えさ」とされてきた。
そして、通常のエサよりひとまわり大きい「パワーエサ」を食べることでパックマンは一定時間パワーアップし、
イジケて逃げ出したモンスターたちを食べることができるようになるのだ。
ここで少し昔話をさせてくれ。
時は1999年、世紀末!!オレが、オレたちが「ファミコンゲーム好き」から「レトロゲームマニア」へと変わっていくきっかけとなった
双葉社刊「好奇心ブック41・なつかしゲーム大全」内のいちコーナー、
「バカゲーマーのバカゲー図鑑」にて、ライターの「岡島正晃」氏は、「パックマン」をこう語っていたっ!!
オレはこの項目に大爆笑するとともに、ゲームの見方も大きく変わった。
しかも岡島氏、このページより前の「なつゲー」レビュー記事で、パックマンを名作としてベタ褒めしておいてなおこの口ぶり!!さすがだぜ。
いつしかオレは、パックマンの「えさ」はあくまで「パックマンのエサ」であり、
人間にはとてもじゃないが食べられないもの……だからこそいい、そうでなければならないと思うようになった。
そして「パワーエサ」という語感からこみ上げてくる何かも、「パックマン」には欠かせないものだとも思っていた…………!!!
が…………翌年の西暦2000年、パックマン20周年の年を境に、ナムコは突如「パックマンのエサの正体はクッキーである」と!!!!
勝手に決めつけやがったんだあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…………………………
その時からだ!!!パックマンの「エサ」は「エサ」でなければならないと信じていたオレの心がナムコ公認でズタズタに踏みにじられたのは!!!
それからはや20年!!パックマン40周年もとっくに過ぎ去った2021年!!
2000年からこれまでに発売されてきた「パックマン」シリーズは、もう二度と「パワーエサ」という単語は使われなくなり……
「パワークッキー」などどいうなんの味気もない、込み上げてくるものも何もないものに置き換えられてしまった!!!!!
ニンテンドーDS版「パックンロール」でも!!シリーズ30周年記念作の「パックマン チャンピオンシップエディション」でも!!
「仮面ライダーエグゼイド」でのパックマンコラボガシャットの変身音声でも!!
そしてこの「PAC-MAN 99」でも、だ!!!
嗚呼!!!お前らなんかに理解されてたまるか!!!!!
「パワークッキー」というクソそのものの単語を突きつけられる度に!!この胸に湧き上がる!!!抑えようのない!!!!行き場のない怒りが!!!!!
ンぬぅうううううううガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひィッ!!なんて凄まじい“気”だあ!!
ここまで怒っているドワ王ははじめてだぜ!!!
だいたいなあ!!あの頃のナムコは本当にやりたい放題だったんだ!!!
「ミスタードリラー」の主人公「ホリ・ススム」が、「ディグダグ」と「バラデューク」の主人公同士*1の間に生まれた息子だった、とか!!!!!
ワカッタ、ワカッタ!!せめて俺たちだけでも「エサ」「パワーエサ」の表記に統一するから、ここは落ち着いてくれ!!
20年分の怒りをここで爆発させないでくれ!!!
……………………………!!
ハァ──ッ!!
ハァ──ッ!!
ハァ──ッ…………!!
フゥーッ……なんとかドワ王=サンに落ち着いてもらったところで、ゲームの説明だ。
君はふぉがふぉがという怪音を発しながら口とおぼしき部位を開閉させ迷路を行ったり来たりする
ナゾの黄色い球体(一時停止不可能)である「パックマン」を操作し、迷路を内の黄色い点々「エサ」を食べながら迷路を徘徊する「ゴースト」に
触らないように気をつけて、可能な限り生き延びなければならない。
そして、栄誉ある最後の一匹に「PAC-ONE」の称号が与えられるのだっ!!!
「アリカ」謹製の99人バトルロイヤルものの常として、他のプレイヤーへの攻撃手段があるんだ。
他のプレイヤーに攻撃するには、パワーエサを取ってモンスターを食べれば、食べた数と「さくせん」に応じて他のプレイヤーに「おじゃまパックマン」が送られていく。
このおじゃまパックマンに触れる度にパックマンのスピードがどんどん下がっていき、やがてはゴーストに追いつかれて脱落するハメになるぜっ!!ひでぶっ!!
だが、おじゃまパックマンはパワーエサを食べることですべて一掃することができるぜ。
だが、迷路内にゴーストは4匹しかおらず、それらをパワーエサ効果でチマチマ食べているだけでは攻撃力はごくわずかだ。
そこで、画面中央部の左右に注目っ!!ここで縦に並んでいる「スリープゴースト」を取ると、最大32体までゴーストに連結される
「トレインゴースト」となり、パワーエサ取得時のみイジケゴーストとなって実体化する!!
こいつを食べて、食べて、食べまくれば気分爽快!!おじゃまパックマンも大量に送り込めるぜっ!!!
ズラリと連なるゴースト連続食いっ!!その様相は、まさに「パックマン・チャンピオンシップエディション」が如しっ!!!ほあたっ!!!
また、オリジナル版より数は減らされているが、迷路内の「エサ」を半分食べることで画面中央に「フルーツターゲット」が出現!!
これを取ると迷路内の「エサ」「パワーエサ」が復活するぜ!!
また、迷路内のをエサを食べ尽くすとパックマンのスピードが1段階アップして、最大10段階まスピードアップする!!
時間が経つとゴーストもスピードアップするから、こちらも上手くスピードアップして対抗だあ!!
そして、相手に「おじゃまパックマン」を送り込むための4つの「さくせん」があるのはもはや恒例だな。
「さくせん」の詳細はは以下のとおり。Rスティックで選択するんだぜ。
【ハンター】
最もシールド(相手プレイヤーをK.O.するコトで溜まっていく)を持っている相手をターゲットにする。
なお、一定量シールドを獲得すると画面下の「おじゃまゲージ」の「シールドゲージ」が増えていき
送られてきたおじゃまパックマンがシールドゲージを下回っていれば攻撃を防げる。
【ノックアウト】
一番ゲームオーバーになりかけている相手をターゲットにする。
【ランダム】
攻撃の度にランダムで攻撃先を選ぶ。
【カウンター】
自分を狙っている相手をターゲットにする。
狙われている人数が多いほど相手に送り込むおじゃまパックマンの量が増える。
……ただ、今回はRスティックで選択する際の「さくせん」の並び順が
「TETRIS99」とかとは変わってしまったのがちょっと戸惑うなあ。
だが、「パックマン」はボタンを一切使わず、方向キーのみで操作するゲームだ。
「PAC-MAN 99」では、パックマン側にもABXYボタンで選択する4つのパワーエサによる強化効果を選択できるんだ!!!
【スピード】
パワーエサ取得後、パックマンの移動速度が現在のスピードから2段階アップするが、
おじゃまパックマンの送り込む量が1/4になる。
【トレイン】
パワーエサ取得後、スリープゴースト接触時のトレインゴーストになる数が2倍になるが、
スリープゴーストに接触した半分の数がおじゃまパックマンとして自分に跳ね返ってくる。
【ストロンガー】
パワーエサ取得時のイジケ状態が3秒になり、
送り込むおじゃまパックマンの量が2倍になるが、発動のたびにスピードが1段階ダウンする。
【スタンダード】
パワーエサ取得・発動によりメリット・デメリットはない。
発動時に送り込むおじゃまパックマンの量も標準となる。
うまく使えば大逆転や猛攻撃が可能になりそうだが、なんだかややこしいぜっ!!たわば!!
基本は「トレイン」を選択した状態でパワーエサを食べてスリープゴーストを取ってトレインゴーストを増加させて、
跳ね返ってきたおじゃまパックマンはパワーエサを食べて消しトレインゴーストを一気に食いまくる!!
スリープゴーストを取り尽くしたら、早くエサを食べてフルーツターゲットを出すべく「スピード」で駆け抜ける!!
ゴースト(トレインゴーストが連なっている状態が望ましい!)に追い詰められた状態でパワーエサがすぐ近くにある時は「ストロンガー」で一気呵成に攻撃だあ!!!
本作から、特定のプレイヤーをLスティックで直接選んで攻撃することができなくなり、
攻撃する相手も、攻撃してくる相手も、完全にお互いの「さくせん」に依存することになった。
まあ、「TETRIS99」のころから、ゲームを操作しながら攻撃相手を選ぶ、なんて器用なマネは難しかったのだが、
PAC-ONE以下でゲームオーバーになった場合、他のプレイヤーの視点で観戦することもできなくなってしまった。これはやや残念だ。
また、プレイ時間が長くなったら赤いおじゃまパックマンに気をつけろ!!
そいつは、触れただけで死に至る「デスパックマン」!!!
「デスパックマン」を消すには、フルーツターゲットを取るしかないのだぜ!!!
そんな感じで、99人対戦モードは非常に短時間で気軽に何度でも楽しめるけど、
システムはさらに難解になり、さらにアリカ99人バトルロイヤルシリーズの常として
「細かいことは死にながら覚えろ!!」とばかりにゲーム内での説明は一切ない。
いったいアリカはいつまでこの姿勢を続けるつもりなのか?
公式サイトでは、各アイテム・さくせんの詳細な説明がついて、ちょっとは進歩したと思うんだけどな。
それでも「オンラインゲームで遊ぶのは良いけどインターネットはダメ」という厳しいお宅の子供には全くの無意味だ。
それに、がんばれば上位10位くらいまで生き残れるときもあれば、うっかりミスで90位くらいで早々に死んでしまうこともある。
「PAC-ONE」への道も、やはり険しいぜっ!!たわば!!!
また、「PAC-MAN99」には、ひとり用モードの追加や、ゲーム画面を懐かしの
ナムコゲームのものに変更できる20種類のカスタムスキンなどの有料DLCがあるっ!!
1500円+税の追加モードアンロックは「TETRIS99」にもあったけど、さらにカスタムスキンはひとつにつき200円+税。
カスタムスキンはBGMまでそのゲームの仕様に変更される豪華仕様、モードアンロックと
全カスタムスキンのセット価格もあるけど、そうなると2900円+税と、上質なインディーゲーム並の価格になる。
やっぱり割高感は否めないね。
オレたちは毎年欠かさずNintendo Switch Online12ヶ月プランの料金を払っているのに、
それ以上カネを支払わせようってのかっ!?おのれ、バンダイナムコ!!!!!!!!!
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・Nintendo Switch Online加入者なら、メインモードのみ無料で遊べる!!!
・比較的短い時間で、手軽に遊べる!!!
・「パックマン チャンピオンシップエディション」の如く、ズラリと連なるゴースト連続食いの快感!!
・おなじみの攻撃相手を選ぶ「さくせん」以外にも、パワーエサ取得時のパワーアップさくせんも選択可能!!
・DLCにより、懐かしのナムコゲームから知る人ぞ知るナムコゲームまで様々なカスタムスキン&BGMに変更可能!!
ひでぶ秘孔:
・がんばればそれなりに長くプレイすることができるが、死ぬ時はあっさり死んでしまう。
・「デスパックマン」に挟み撃ちにされたり、進行方向に突然現れたりしたら回避はほぼ不可能。
・8つの「さくせん」をリアルタイムで切り替えなければならないので理解するまでややこしい。
・攻撃するプレイヤーを直接選ぶことができなくなり、ゲームオーバー後の他のプレイヤー視点での観戦もできなくなった。
・有料DLCが多く、カスタムスキンを含むセット料金でもそれなりの金額が必要。
・ダウンロードソフトの上Nintendo Switch Online加入者しか遊べないゲームなのに、あの忌まわしい「違法ソフトのダウンロードはやめましょう」みたいな警告文が表示される!!
・「パワーエサ」じゃなくて「パワークッキー」だなんて、オレは死んでも認めないからなっっっ!!!!!(ドワ王)
さて、「超ファミ珍EX」次回の停車駅は「超ファミコシ珍拳すぺしゃる ロックマン伝説!!! Age Of “R”」へ軌道を戻させてもらうぜ。
無印「ロックマン」シリーズの独断採点拳も、「ロックマン クラシックスコレクション1」収録のファミコン版シリーズ6作品との戦いを終え、
いよいよ後半戦「ロックマン クラシックスコレクション2」の4作品との戦いへとコマを進めたぜっ!!
4月中に「Age Of “R”」を投稿する、という目標もゴールが見えてきたぜっ!!ほあたっ!!
だけど、俺達が旅の中で出会ったゲーム次第では、停車駅が変わる場合があるかもな。
俺たちの旅はいつだって波乱万丈!!おもしろそうなゲームさえあれば、その場で途中下車だぜ!!
それじゃ、次の停車駅までカラテを鍛えて待っていてくれよ。
オタッシャデー!!
【超ファミコシ珍拳EXPRESS 次回に続く!!!】