映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
☆任天堂が世界に誇る「スーパースター」、彼らがスターになるまでの、新しい物語(オリジンストーリー)。☆
熱中度:あたたた
サウンド:あたたたた
キャラクター:あたたたた
原作愛:あたたたた
兄弟愛:あたたたた
ストーリー:あたたたた
視聴満足度:ほあたぁ!!!
総合オススメ度:ほあたぁ!!!
はじめての方は【↓こちら】
あたたっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・かん帝っ!!
ひでぶっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・ドワ王っ!!
シュテムターン!!ドーモ!!超ファミコシ珍拳伝承者のザ・パートゥノです!!
遊びたてアッッツアツの独断採点拳をなるはやでお届けする、
「超ファミコシ珍拳EXPRESS」(略して「超ファミ珍EX」)、今回の停車駅は「特別編」っ!!!ゲームではなく、ゲームを原作とした映画を観てきたぜっ!!!それはもちろん…………
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」だぜっ!!!
去る2023年5月12日っ!!ついに、ついに「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」の続編「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」が発売!!!
世界中のSwitchユーザーが再びハイラルを襲った天変地異を鎮めるべく英傑リンクとなって変わりゆくハイラルを、そして空島を探索する中……俺たちは映画を観に行っていたのだ。
ふだんオレたちは映画を観に行ったりはしない。だが、世界的に有名なゲームが原作で、しかも観た人観た人み~~~んな大絶賛の名作とあっては、オレたちも黙ってはいられないっ!!!
5月の給料日を迎え、お金のあるうちに観に行っておこうと一念発起の大奮発したのだっ!!!
そう!!それが劇場版「スーパーマリオブラザーズ」!!!
オレたちが観たのは実写映画「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」でも!!
アニメ映画「スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦」でもないっ!!!
2023年4月28日に公開された、任天堂とユニバーサル・スタジオの「ILLUMINATION」との究極タッグが贈る最新3Dアニメーション映画!!それが……
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」なのだあっ!!!!!
視聴した感想は、非常に素晴らしい体験だった!!!だがこの一言では収まらないので、ここに「超ファミコシ珍拳EXPRESS特別編」として詳細な感想を綴っていく!!
もちろん、この記事ではなるべく重大なネタバレはしないように配慮して書くつもりだ。
気になった人は、まだ公開している劇場があるなら今すぐ観に行くことだ!!!わかったか。
【ザ・スーパーなもくじ】
- 映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
- ザ・スーパーなあらすじ
- 現代に再編されしスーパーヒーローの「オリジンストーリー」
- マリオは、「ひとりの人間」になった
- 近年の人気シリーズの要素を取り入れたノンストップアクションと、細部にまで散りばめられた小ネタ
- 「ザ・スーパーマリオブラザーズ」である理由
- It's We are MARIO!!! ~たとえキミの手からマリオが離れても~
- Switchで遊べる鑑賞前にプレイしておきたい、あるいは鑑賞後にプレイしたくなるマリオシリーズ
- 輝けるものたちへ ~そして次回予告~
ザ・スーパーなあらすじ
────どこかの次元の、どこかの世界。
その世界にある王国の一つ、ペンギンの王国に強力な魔法を操る大ガメクッパの大軍団が侵略し、ペンギンの城はあっけなくクッパの吐く炎で焼き尽くされ、ペンギンの国の秘宝「スーパースター」がクッパ王国に奪われてしまいました。
クッパはスーパースターの力によって、全世界を手中に収めようとしています。それを聞いた勇敢なるキノコ王国の女王ピーチは、おとなしいキノコ王国の住民キノピオたちを守るため
ジャングル王国のコング・アーミーと同盟を結び、クッパ王国に立ち向かおうとしていました……
────ニューヨーク、ブルックリン。
嫌味で乱暴な上司「スパイク」の横暴に嫌気が差したある兄弟は、独立して新しい配管工事会社を立ち上げ、全財産をはたいてCMを打ちました。
その兄弟の名は「マリオ」と「ルイージ」。新会社の名前は「スーパーマリオブラザーズ」。
ですが、どうにか最初の仕事が来たもののそんなに上手くいくはずもなく、結果は大失敗。マリオの家族にも笑われてしまう始末……。
そんなある夜、ブルックリン市街の下水道が突如崩壊、街が水浸しに!!今こそ出番だと勝手に修理に乗り出したマリオブラザーズ。
ところがこれまた大失敗……やがてマリオブラザーズは、街のはるか地下へと落っこちてしまいます。
そこでルイージが見つけたのは、緑色の奇妙な土管。土管の前から姿を消してしまったルイージを追ってマリオが土管に入ると、その土管は異世界へとつながる不思議な土管だったのです!!!
異世界に吸い込まれる中、マリオとルイージは再会するも、吹き飛ばされて離れ離れに。
やがてルイージはクッパの本拠地、暗黒の国・ダークワールドへ。そしてマリオは…………キノコ王国へ。
キノコ王国で一人の「キノピオ」と出会ったマリオは、大切な弟ルイージの行方を求めて女王ピーチに会いにキノコ城に向かいます。
異世界に迷い込んで離れ離れになったマリオブラザーズは、無事に再会することができるのでしょうか?クッパ大軍団の魔の手から世界を救えるのでしょうか?そしてブルックリンに帰ることはできるのでしょうか?
すべての命運は、マリオとルイージの兄弟の絆、そしてマリオの絶対にあきらめない心にかかっています。
スクリーンの中のマリオはあなたです。このアドベンチャークエスト(遠征)を見届けた時、マリオはあなたにとってもっと身近な存在になるのです。
現代に再編されしスーパーヒーローの「オリジンストーリー」
「スーパーマリオブラザーズ」。
君がどのゲームハードを持っていようと、その名を聞いたことがない人はほぼいないはずだぜっ!!
赤い帽子に「M」の文字、オーバーオールに身を包み、困難な地形を多彩なジャンプで華麗に踏破し、
スーパーキノコを食べて大きくなり、大ジャンプでカメを踏みつけ蹴飛ばし、さらなるパワーアップアイテムや頼れる仲間とともにどんどん強くなっていく……まさに「永遠のスーパーヒーロー」だあっ!!!
だけど、そんな「スーパーマリオ」が、生まれつきスーパーヒーローとなる宿命を背負っていたわけではなく、本当はただのヒゲの冴えない青年だったとしたら……?
そんなただのヒゲ青年を、「永遠のスーパーヒーロー」たらしめるものがあるとすれば、いったい何なのかっ!?
いかなるヒーローにもただの人間だった時があり、必ずヒーローへと変わる瞬間がある。人間はそれを「オリジンストーリー」と呼ぶ。最近はそういう「オリジンストーリー」が増えてきた。
これは、任天堂とイルミネイシヨンとの究極タッグが描く、「マリオブラザーズ」が「スーパーマリオブラザーズ」と呼ばれる英雄になるまでを全く新しい解釈で描きあげた、オリジンストーリーである。
「スーパーマリオブラザーズ」へとつながるオリジンストーリーはいままでゲームで描かれなかった、ということもなく上記マリオのデビュー作「ドンキーコング」のリメイク版、ゲームボーイ版「ドンキーコング」で描かれている。
最初の4ステージはアーケード版に準拠しているが、ステージ4をクリアしてドンキーコングを倒し、ヒロイン「ポリーン」を救出したかと思ったらドンキーコングが復活、再びポリーンをさらって行ってしまう。
そこから大都市、船、ジャングル、飛行機、砂漠、氷山、岩山、そして決戦の地コングタワーと艱難辛苦を乗り越え、ドンキーコングとの最終決戦を終えたマリオは助け出したポリーンからスーパーキノコをもらい
「スーパーマリオ」となってドンキーコングを完全に降参させ、やがて「キノコ王国」へと旅立っていくのだった。
マリオは、「ひとりの人間」になった
「ゲーム機を持っていない人にもスーパーマリオを届けたい」。そんなスーパーマリオの生みの親、シゲル=ミヤモト=サンの熱い想いと共にスーパーマリオシリーズの多方面展開の一環として
任天堂とユニバーサル・スタジオの「ILLUMINATION」との7年間に渡る制作の果てに完成・公開された「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」。
本作の完成により、ミヤモト=サンは日本での舞台挨拶で「40年前に8ビットで描いていた(ゲームのキャラクターに過ぎなかった)マリオがやっと人間になった感覚を得られました」と語った。
これが何を意味するのかはミヤモト=サンのみぞ知ることだが……本映画内の「マリオ」は間違いなくスーパーヒーローなどではなく、あくまでブルックリンに暮らしていた「ひとりの人間」として描かれていた。
もっとも、ゲームの中でも「スーパーマリオブラザーズ」からさらに時代をさかのぼれば、マリオが「スーパー」ではなかった時代が確かに存在した。
マリオ……がその名を与えられる前、「Mr.ビデオ」と呼ばれていた頃のデビュー作「ドンキーコング」のファミコン版パッケージでは、メインで描かれているのはドンキーコングであり、マリオはコングの後ろを追いかける冴えないヒゲのおっさんに過ぎなかった。
ゲーム内でも決して「スーパー」とは言えず、コングが投げるタルには押しつぶされ、背後のオイル缶から現れるファイアには焼き尽くされ、ハンマーを取れば一定時間敵を倒せるようになるがハシゴが登れなくなり……
トドメに自分の身長以上の高さから落下すると転落死してしまう!!!
ファミコン史上最弱の汚名を着せられた「スペランカー」の話題では、「スーパーマリオブラザーズ」のマリオと常に比較され「自分の身長の10倍程度も飛んで着地できるマリオを見習え!」「マリオがBダッシュから軽やかにジャンプしていたあの頃に、自分の身長の高さから落下しただけで即死していたスペランカーを、忘れたとは言わせない。」
などとすっかり「スーパーマリオ=アクションゲーム主人公の優等生、スペランカー=アクションゲーム史上最弱の落ちこぼれ」の図式が確立され、そのたびに「スーパー」じゃなかった頃のマリオを知っているオレは憤慨したものだっ!!
それはそれとして。
この映画のマリオの故郷はキノコ王国でもニュードンクシティでもなく、我々のよく知るニューヨークのブルックリン。
筋骨隆々で乱暴者の元上司「スパイク」に「シッパイマリオブラザーズ」などとバカにされ、本作で初お目見えとなった「マリオの家族・親戚」からの理解も得られず、父親から「つまらん夢に弟まで巻き込んだ!」と非難されながらも、
愛する弟「ルイージ」と共にささやかな夢を抱いて独立起業し、失敗を繰り返しながらも兄弟の絆と持ち前の諦めないガッツで社会の荒波に立ち向かっていく……
それが「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」のマリオだ。
そんなマリオがブルックリンの下水道大氾濫の修理に乗り出し、そしてブルックリンのはるか地下の土管からキノコ王国へ迷い込んでしまうのだ。
なにより驚かされたのは、この映画のマリオは「キノコが大の苦手」っ!!!えっ!?それじゃスーパーキノコでスーパーマリオになれないじゃないかっ!!?
だがそれでも、マリオはスーパーキノコを食べて、やられては元のマリオに戻って、またスーパーキノコを食べて……数多の困難に、バトルに、そして大魔王クッパに立ち向かっていく。
なぜそこまでするのか?何がマリオをそこまで突き動かすのか!?愛する弟、ルイージと再会するために決まってるじゃないか!!!
そう、この映画でクッパの魔の手から救わなければならないのは、ピーチ姫ではなくマリオの弟ルイージなのだっ!!
だがこの設定によって、ただの独立配管工からいきなり異世界の危機を救わされるハメになったマリオが、絶対にクッパと戦わなければならない理由が自然に作られているぜっ!!!
では、キノコ王国の女王であるピーチ姫はどうなのかと言うと…………これがメチャクチャ強くて、凛々しくて、カッコいいっ!!!!!
この映画のピーチ姫は、クッパ城の牢屋で涙ながらに助けを待つヒロインなどではなく、国民キノピオたちを守るために戦い、ジャングル王国と同盟を結び、クッパ軍団に燦然と立ち向かう一国の女王、リーダーにして「戦姫」なのだっ!!!
そのカッコ良さときたら、世界観とキノコ王国の置かれた状況からして、いつピーチ姫が変な剣を取り出して剣のレバーを弾き「王鎧武装!!」と叫んでゴッドハテナブロックからゴッドキノコを召喚し
「♪You are The King. You are The King. You are The King!!!」の歌も高らかに「キノコ・オージャー」に変身してもおかしくないくらいだったぜっ!!!
それと同時に、異世界に迷い込んだマリオを導くナビゲーター的な役割をも担っているのだっ。
ただ、海外ではピーチ姫の「クッパ城の牢屋で涙ながらに助けを待つヒロイン」という印象は薄いかもしれないね。
海外で発売された「スーパーマリオブラザーズ2(=日本版「夢工場ドキドキパニック」のキャラ差し替え版)」ではすでにピーチ姫はプレイアブルキャラとして登場していたし、
日本でもユキオ=サワダ=センセイによるコロコロコミックでのコミカライズ「スーパーマリオくん」をはじめとする各種コミカライズでは「クッパも震え上がるおてんば姫」として描かれることが多かった。
そして現在ではカートレースに、テニスに、ゴルフに、格闘サッカーに、スーパースターの座をかけたパーティー&ミニゲームに、そしてマリオブラザーズと共に冒険し、変身し……と八面六臂の大活躍を繰り広げている。
さて、マリオシリーズを語る上で先程も取り上げた「ドンキーコング」の存在も忘れちゃいけないっ!!!
しかしここでも設定が一新され、先代の「ドンキーコング」だった老コング「クランキーコング」はキノコ王国と同じ世界にある「ジャングル王国」の王であり、
「スーパードンキーコング」シリーズに登場するクランキーコングが息子のドンキーコングに語っていたマリオとの因縁は映画では一切ない。代わりにマリオのライバルとしてともに戦い、ともに成長していくのがクランキーコングの息子、
「ドンキーコングJr.」と呼ぶべき「スーパードンキーコング」の主人公、2代目ドンキーコングなのだ。
初登場時には「ドンキーコング64」でお披露目された「モンキーラップ」に乗せてダンスも披露するぞ!!(そしてクランキーコングに怒られる。)
こうして、ブルックリンの地下からキノコ王国に迷い込んだマリオは、キノピオ、ピーチ姫、ドンキーコングといった仲間たちと共にルイージを、そしてキノコ王国を救うための壮大な戦いに巻き込まれていくのだった。
ではそのマリオの宿敵、大魔王「クッパ」はどうだろうか?クッパは本作の中で一番ゲームのイメージに近いかもしれない。
本作のオープニング、まるで活火山島がまるごと空を飛んでいるかのようなクッパの飛行大戦艦がペンギンの国に迫り、そこからカメ大軍団が次々と降下し、そしてクッパ自らがペンギンの国に降り立っていく。
ペンギン軍の必死の抵抗も虚しく、ペンギン王もペンギン兵士もカメ魔道士「カメック」の魔法で吹き飛ばされ、クッパは凄まじい炎を吐いてペンギン城を焼き払い、秘宝スーパースターを奪い高らかに叫ぶ。
「誰もワガハイを止められん!!!」
このオープニングの絶望感は凄まじかった。「アイエエエ……こんなのどうやって勝つんだよお……。」ってね。
制作のイルミネイシヨン側は「悪役はかなり極悪じゃないと観客が感情移入できない」と言っていたが、任天堂との試行錯誤の結果、実はクッパは本気でピーチ姫との結婚を考えており、
ピアノを弾きながらピーチ姫への愛を高らかに歌い上げたり、カメックをピーチ姫役にして結婚式の練習をしたりと、最強の敵としての残忍さは残しつつも任天堂が想定した「ただの極悪人ではなく、どこか人間味のある憎めないキャラクター」としての大魔王クッパが完成した。
近年の人気シリーズの要素を取り入れたノンストップアクションと、細部にまで散りばめられた小ネタ
「スーパーマリオブラザーズ」は、みんなも知っている通りアクションゲームだ。アクションゲームの映画化なんだから、この映画もほとんどがアクションシーンの連続、まさにノンストップアクションだったっ!!!
配管工「マリオブラザーズ」の初仕事、そこからすでにアクションが始まっている。現場へ向かおうにも車のエンジンがかからず、ならばもう走っていくしかない!!と走り出すマリオ、追いかけるルイージ!!
工事現場でもお構いなしにジャンプ、ジャンプで駆け抜け、そのシーンはさながら横スクロールアクションそのものだ。
マリオがキノコ王国に迷い込んでからは、もう「スーパーマリオブラザーズ」の世界っ!!城下町からキノコ城にたどり着くまでの道のりでさえ、宙を舞うリフト、エレベーター、ブロックの橋、そしてワープ土管とこれまたアクションの連続っ!!観るものを飽きさせないぜ。
やっとピーチ姫に会えたマリオに対し、ピーチ姫がマリオを「遠征」に連れて行く条件として用意したのは、巨大ハテナブロックから生まれたトレーニングコース!!
メカパックンフラワー、ダミーファイアバー、ダミーキラー、チクワブロックとゲームでもおなじみの難所だらけ!!幼い頃からこのコースで鍛えてきたピーチ姫は華麗にクリアしていくが、マリオは……。
このシーンは涙なくしては観られないぜ!!!
マリオは食べ過ぎたスーパーキノコを吐いても弱音は吐かないっ!!!
艱難辛苦の果てになんとかピーチ姫に認められたマリオはジャングル王国へ。そこでクランキーコングがキノコ王国と同盟を結ぶための条件としてマリオはドンキーコングとの決闘へ!!
そこからはジャングル王国名産のカートに乗って、コング軍団と共に秘密のコース「レインボーロード」を突っ走る!!無論、ここは「マリオカート8」の要素がふんだんに盛り込まれているぜっ!!!
そこから先も、さらなるピンチとアクションの連続、そして衝撃のクライマックスが待っているんだが、俺たちが話せるのはここまでだ。ぜひ、映画を観て欲しいぜ。
映画のアクションシーンでは、Switchで遊べる最新のマリオシリーズの要素が盛り込まれており、プロモーシヨンとしては満点だ!!!
だが、それ以外にもセリフ、効果音、BGM、そしてマリオたちのアクションやポーズひとつひとつを取っても歴代のマリオシリーズからの引用と強いこだわりが見える!!!
そして、マリオが暮らすブルックリンの街を中心に古参任天堂ファンが唸る小ネタが満載っ!!マリオの部屋に「パンチアウト!」の主人公リトルマックの写真が貼ってあったり、ピザ屋の名前が「パンチアウト!」だったり、アイス屋の看板に「アイスクライマー」のシロクマが描かれていたり……
マリオの元上司「スパイク」が「レッキングクルー」に登場するマリオの初めての人間のライバル「ブラッキー」だったりと、こんなのはまだまだ序の口に過ぎないぜ!!
ファミリーコンピュータ向けソフト『レッキングクルー』などに登場するキャラクター「ブラッキー」の名称を、欧米での名称と同じ「スパイク」に変更いたします。なお、2023年4月28日に公開される『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』での名称も、同様に「スパイク」となっています。 pic.twitter.com/HhTXEOmzxn
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) 2023年4月20日
どうやら今後、意地悪オジサンこと「ブラッキー」は「スパイク」の名前でやっていくようだ。
海外実写版「トランスフォーマー」の公開以降、「サイバトロンとデストロン」から「オートボットとディセプティコン」に、「コンボイ司令官」が「オプティマスプライム」に統一されたのと同じようなものだろう。
オレが思わず声を出してしまいそうになったのは、ピーチ姫に会いにはじめてキノコ城に来たマリオに対し、門番のキノピオがマリオをからかって言ったセリフ!!!
ファミコン版「スーパーマリオブラザーズ」をプレイした人なら、必ず目にしたことのあるセリフだぜっ!!!
というわけで、「今『マリオ』である若い世代」は最新シリーズをオマージュしたアクションシーンに大興奮し、「かつて『マリオ』だったシニア世代」は何度も鑑賞してもらって、随所に散りばめられた小ネタを探して楽しむ……
という、世代に合わせた楽しみ方ができるのが「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の魅力なのだっ!!
「ザ・スーパーマリオブラザーズ」である理由
さて、君は考えたことがあるか?この映画のタイトルがなぜ、「スーパーマリオ・ザ・ムービー」でも、「スーパーマリオブラザーズ・ザ・ムービー」でもなく、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」なのかを!!!なぜ「ザ・」が「スーパーマリオブラザーズ」の前につくのかを!!!
この俺が常に「ザ・パートゥノ」と名乗っているように、「ザ・」はとても大切なものだ。この「ザ・」が意味するものは……この映画の物語が、「スーパーマリオブラザーズ」、「マリオとルイージの兄弟」の物語だからに他ならないっ!!!
「最後に勝つのはマリオだ」!?否!!否!!!否否否ァーーーー!!!!!Ninomae否'nis!!!
最後に勝つのは…………「マリオとルイージ」だ!!!「スーパーな、スーパーになったマリオブラザーズ」だッ!!!!!!
今にして思えば、「NewスーパーマリオブラザーズU」「スーパーマリオ3Dワールド」などの多人数で遊べるマリオシリーズや「マリオ&ルイージRPG」のような外伝的作品を除いて、「マリオとルイージの兄弟が二人でクッパと戦い、そして倒した」ことがあっただろうか?
最終決戦は常に「マリオと宿敵クッパとの一騎討ち」、それがシリーズの恒例だったように思える。
それは、「スーパーマリオワールド」「スーパーマリオ64」と、いつしかタイトルから「ブラザーズ」の文字が消えてからより顕著になっていったように思える。
だがこの映画には、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」においては、マリオとクッパの一騎討ちでは意味がないっ!!!
ダーク・ワールドに迷い込んだルイージは、骸骨カメ「カロン」の群れに追わえれて迷い込んだ古城でヘイホー&ムーチョの軍団に捕まり、クッパ城へ連行されてしまう。
連行される気球の中で、古城を見下ろすルイージは、幼い頃積み木で作った城を悪ガキに壊されてしまった過去を思い出す。
だが、そのとき悪ガキをブッ飛ばしてくれたのは、他でもない兄マリオだった。
ブルックリンの街で元上司のスパイクに悪口を言われたときも、マリオは「それ以上弟の悪口を言ったら許さないぞ!」と食ってかかってくれた。
たとえどれだけバカにされようとも、ルイージにとってマリオだけが、この世界で唯一無二のヒーローだったのだ。
だからこそ、独立起業したマリオにも迷わずついていったし、異世界に迷い込んで魔王の城に囚われても、きっとマリオが助けてくれると信じていたのだろう!!
そして、この物語は「マリオはついにクッパを打ち倒し、弟ルイージと再会することができました。めでたしめでたし」では終わらないっ!!!
ルイージは、兄マリオの最大の危機に勇気を出してついに立ち上がる!!!
マリオと二人でずっと口にしてきた「二人一緒ならなんだってできる、怖いものなんてない!!」という言葉を!!
全財産をはたいて打ったCMの中の言葉「『スーパーマリオブラザーズ』が守ります!!」という言葉を!!ウソにしないために!!!
……本当の勇気は、一人きりでは決して生まれ得ない。見ず知らずの誰かのためにひねり出せるものでもそうそうない。
いつだって「本当の勇気は真の愛から生まれるもの」なんだ。
そして……ルイージのなけなしの勇気と、マリオの絶対にくじけない心が手を結んだ時、「勝利の星」が二人を祝福し、
「ザ・スーパーマリオブラザーズ」の物語は最高速Bダッシュでクライマックスを迎えるのだあっ!!!!!
It's We are MARIO!!! ~たとえキミの手からマリオが離れても~
こうして、ファンタスティックアクションムービー「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は歴代マリオシリーズを徹底オマージュしつつも、映画だけの新しい設定を意欲的に盛り込み
ご家庭のピンチに駆けつけ、水漏れとお財布をシメてくれた配管工「スーパーマリオブラザーズ」は、世界のピンチに立ち上がり大魔王クッパと絶望の未来をシメてくれた新しい救世主になり、
全世界のスーパーマリオファン、アクションゲームファンの期待に応え大絶賛された映画になった。
だがそれは、コントローラーを通じて君たちと一緒に冒険してきた「スーパーマリオ」が、コントローラーを離れ、君の操作を離れ、君の手を離れて行ってしまったことを意味する。
スクリーンの中のマリオは君たちの手を離れ、「君たちと共にクッパとかと戦ったヒーロー」からただの「ただその活躍を座席から眺めるだけの物語の主役」になってしまったのか?
だが!!!オレたちも映画館で観た、この劇場用特別CMに描かれたプレイヤーたちとともに、オレたちのコントローラーさばきで前進する「勇気」を与え、幾度となくコンティニューして何度も立ち上がらせてきたマリオは、そうはならなかったっ!!!
すべての答えは40年前、「スーパーマリオブラザーズ」の取扱説明書のストーリーに記され、それは40年後もずっと変わらなかったっ!!!
「テレビの中のマリオはあなたです。
このアドベンチャークエスト(遠征)を完結できるのは、あなただけなのです。」
こうしてスクリーンの中のマリオは、ゲーム内の姿と寸分変わらない姿のまま、オレたちと同じ「ひとりの人間」として座席のオレたちに歩み寄ってきてくれたっ!!!
そして、いかなる苦境にも試練にも死闘にもピンチにも弱音を吐かず、八つ当たりもせず、己にヒゲが生えてても己を卑下することもなく、ただただひたすら愛する者のために前進し続けたその姿は、
かつてコントローラーを通じてマリオに与えてきた「勇気」を、スクリーンの前のオレたちに返してくれたんだっ!!!!!
このあたりの話は、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の本質を魂で理解した者による素晴らしいレビュー記事があるので、四の五の言わずそれをご覧頂こう。
「ムービーナーズ」にてその記事を執筆したのは、かの池袋晶葉単推しバーチャルシンギュラリティサイボーグ「マシーナリーとも子」=サンだ。
「マリオの主役はマリオじゃなくてお前だろ」
「みんな、忘れたか? マリオとキノコ王国を救った日のことをよ。マリオの長所といえば何度やられても諦めないその「ガッツ」にあるに決まってるじゃねえか!」
「そうか俺たちは「マリオが好き」じゃなかったのか。「俺はマリオ」だったんだ。」
「映画を観てマリオになったのではない。我々ははじめてマリオを遊んだあの日からずっとマリオだったんだ。俺たちがマリオ、これがマリオの本質。
そしてその本質に真摯に付き合ってくれた『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』……アンタ傑作だよ。マンマミーヤ。」
……そういうことだ。もうこれ以上言えることはない!!!
…………と言いたいところだが、マシーナリーとも子=サンはマリオが絶対に諦めなかった「ガッツ」のもうひとつの源流である「マリオとルイージの兄弟愛」については触れていなかったので上記の「ザ・スーパーマリオブラザーズである理由」の項を書かせていただいた。
さて、シゲル=ミヤモト=サンはインタビューで堂々とこう言ってのけた。
「ゲームの映画化って大体面白くならないんですよ。なぜならゲームとはインタラクティブなものであり、物語はプレイヤーの中で自然と出来上がっていきます。」
……この「物語はプレイヤーの中で(ゲームを遊んでいくうちに)自然と出来上がっていく」というのを、上記マシーナリーとも子=サンの記事にも出てくる「ナラティブ」っていうんだろうな。
Nintendo Switchロンチタイトルにして代表作、そしてWiiU最後の作品「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」、そして先日Switchで発売されたその続編「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム」は、その「ナラティブ体験」ができるゲームの究極と言えるものだろう。
「~ブレスオブザワイルド」において、主人公「英傑リンク」はすべての記憶を失って100年の眠りから目覚め、「始まりの台地」でチュトリアルを終え「パラセール」を手に入れて広大なるハイラルの台地に舞い降りた後は、
武器も防具も、回復などのアイテムも、パワーアップのために乗り越えなきゃならない「試練」も、冒険の目的も、100年前に何があったのかも、そしてゼルダ姫との思い出も…………全部プレイヤー自身で「リンク」を操作して広大なるハイラルの大地から探し出さなきゃならないんだ。
そして、その冒険の最終目的(メインクエスト)として「退魔の剣マスターソードを手に入れ、4体の神獣(大ダンジョン)を攻略し、厄災ガノンを滅ぼし、ゼルダ姫を救う」というものはあるが、そこまでの道程はすべてプレイヤーの操作と判断に委ねられる。
とりあえず「始まりの台地」で示される「カカリコ村」へ、そして「ハテノ村」へ……とシナリオで想定されているルートで進んでもいいし、ハイラル各地の「シーカータワー」を巡ってマップを完成させてから進んでもいいし、
各地の「試練の祠」に挑んで「克服の証」を集めて「女神像」で「ハートの器」「がんばりの器」に変換してリンクをパワーアップさせてから進んでもいいし、「シーカーストーン」にゼルダ姫が残した「ウツシエ(写真)」を手がかりにゼルダ姫との思い出の地を探しに行ってもいいし…………
たとえリンクの「ハート'(HP)」や「がんばりゲージ(崖を登ったりするのに必要)」が少なくても、素材を集めて特別な効果を持った「料理」を作って食べることで一時的にハートやがんばりゲージの上限を増やし、強敵に立ち向かい、過酷な断崖絶壁をも踏破できる。
極寒のヘブラ山脈も、灼熱のゲルド砂漠も、すべてを焼き尽くす溶岩ジゴクのデスマウンテンも、それぞれの環境に対応した装備がなくても素材を集め、暑さ、寒さなどに耐えられる効果を持つ料理をたくさん作っておくことで対処できる。
また、君がどのような道を選ぼうとも、メインクエストである「ガノン討伐」へと君を導く導線が至るところに用意されている。
そしてとてつもなく険しい道程になるが、プレイヤーのワザマエしだいではマスターソードも4神獣の力も必要とせず始まりの台地からまっすぐに厄災の中心地・ハイラル城に突入して厄災ガノンとの決戦に挑み、最短でエンディングを迎えることも不可能ではない!!!
この自由度の高さがあるからこそ、「~ブレスオブザワイルド」は老若男女だれもが自分のペースで攻略を進めることができ、そのほとんどが「ガノン討伐」までゲームを進めることができた。
そしてそれだけでは飽き足らず一部のプレイヤーはクリア後も研究を続け、さまざまなバグ……奥義を見出して開発者の想定していないエクストリーム・プレイングやリアルタイム・タイムアタックに熱中した。
そして、先日発売された待望の続編「~ティアーズオブキングダム」では、広大なるハイラルの冒険は地上だけにとどまらなくなり、リンクに与えられた新たなる力によってその自由度はますます無限大になり、発売後一週間を待たずしてとんでもないものを生み出してしまうプレイヤーまで現れた!!!
「究極のナラティブ体験」たる「~ブレスオブザワイルド」「~ティアーズオブキングダム」の前には、プレイヤーそれぞれが自ら物語を作っていき、誰ひとりとして全く同じ冒険は存在しないっ!!!
それを映画、アニメ、小説などの「ストーリー」に閉じ込めてしまおうなど、ヤボの極みというものだっ!!!
とまあ、話がズレてしまったのでそろそろシメよう。
これまでの海外製のゲームの映画は、基本実写で描かれ「名探偵ピカチュウ」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の映画のように「現実世界にゲームキャラが迷い込む(あるいは最初から共存している)」というものが多かった。
だが「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」では全編ゲーム内のキャラクターと寸分違わぬCGで描かれ、ゲームのイメージを損なわずして「現実世界の平凡な男が、異世界に迷い込んでやがてヒーローとなる」という王道の異世界ヒーロー物として「スーパーマリオブラザーズ」の物語を描ききってみせ、
「ゲームの映画化って大体面白くならないんですよ。」という先入観を任天堂自らが打ち破ってくれた。
だがそれ以上に、ふだん映画なんかまるで観に行かないオレたちを映画館へと駆り立てた「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の魅力は一体何だったのか?
やはり上記の「マシーナリーとも子」さんの記事が決め手になったと思っている。
マリオがオレたちと同じ「ひとりの人間」としてオレたちの身近な存在として描かれ、そしてマリオこそがかつてのオレたちだったのだと思い出させてくれたのは、
「ゼルダの伝説」の「リンク」のようなファンタジー世界の住人ではなく、「星のカービィ」のような地球人類ではないキャラクターでもなく、他でもないただのイタリア系移民独立起業配管工「マリオ」だったからこそだと思う。
そして何よりも……オレたちが任天堂を愛し、ファミコン誕生とほぼ同時期に生を受け、スーパーファミコン黄金時代を過ごし、バーチャルボーイ、ニンテンンドウ64の不振からの暗黒時代を耐え、
WiiとニンテンドーDSからの「新しい遊びの創造」による逆転劇、そして今のNintendo Switchが圧倒的シェアを勝ち取った現在…………
任天堂ファンとしての生涯に、そのほぼすべての瞬間に「マリオ」がいた。そしてオレたちもまた「マリオ」でありつづけた。
そんな任天堂とともに、スーパーマリオとともに生きてきたオレたちが、そのスーパーマリオがゲームから劇場スクリーンへと飛び出した晴れ舞台を見届けないワケにはいかなかったんだっっっ!!!!!
これを劇場で観なければ、絶対に後悔する!!!そう思ったら、いてもたってもいられなかったっ!!!
オイ!そこのお前!!マリオシリーズのどれか一つでもプレイして、熱中して、クリアしたことがあるか!?だったらお前もマリオだ!!
この記事が投稿されたばかりの時間軸ならまだ間に合う。家に閉じこもってこんなブログを見てないで、鑑賞料2000円を握りしめてBダッシュで映画館へ行けっ!!
エッ!?「ソニック」??「クラッシュ・バンディクー」???
ええい!!お前らもついでに2000円握りしめて映画館へスピンダッシュなりなんなりで行って来い!!!
そして映画を見終わって映画館を出る時、拳を掲げながらジャンプして、こう叫ぶんだっ!!!
「It's We are MARIO!!!」
それがオレたちからの、任天堂への、ILLUMINATIONへの、
そして宮本茂氏への…………最大にして最高の答えだあっ!!!!!
Switchで遊べる鑑賞前にプレイしておきたい、あるいは鑑賞後にプレイしたくなるマリオシリーズ
Nintendo Switch Online
Nintendo Switchを購入し、「My Nintendo」のアカウントを作って「Nintendo Switch Online」および「追加プラン」に年会費・月会費を払うことで入会すると
「ファミリーコンピュータ」「スーパーファミコン」「ニンテンドウ64」「ゲームボーイ」「ゲームボーイアドバンス」で発売されたマリオシリーズのほとんどをSwitchで遊び尽くすことができる。
また、映画内でマリオが遊んでいたゲーム「光神話パルテナの鏡(Kid Icarus)」もファミリーコンピュータOnlineで遊べる。
マリオカート8(デラックス)
スーパーファミコンで発売されたアクションバトルレーシングゲームの大傑作「スーパーマリオカート」は、その後もハードを変えて新作が発売され続け、8作目になる本作で究極の完成形となり、さらに「デラックス」になってSwitchに超パワーアップ移植された。
映画では、ジャングル王国からキノコ王国へとんぼ返りする際のカートチェイスシーンではグライダーでの滑空、反重力装置によるループコースなど「マリオカート8」の要素がふんだんに盛り込まれている。
スーパーマリオ3Dワールド(+フューリーワールド)
ニンテンドー3DSで発売された「スーパーマリオ3Dランド」の続編として登場した面クリア型3Dアクションゲームで、Switch移植版では完全新規ストーリー「フューリーワールド」が追加された。
映画では本作で初登場した「ネコマリオ」や「スーパーマリオブラザーズ3」で初登場し3Dワールドにも登場した「タヌキマリオ」が活躍するシーンがあるほか、
「フューリーワールド」に登場する暴走した邪悪の化身「フューリークッパ」のテーマソングが流れるシーンがある。
スーパーマリオギャラクシー
Wii版のスーパーマリオ本編シリーズで、クッパの全宇宙支配を阻止するため「ギャラクシー」を巡ってパワースターと「グランドスター」奪還を目指す3Dアクション。
「スーパーマリオ3Dコレクション」でSwitchに移植されたが、現在では販売終了しておりプレイするのは困難。
映画では本作に登場するキャラクターが……なぜか原作とはかけ離れた不気味な言動をするキャラクターになってしまったが……登場するほか、本作でもっとも有名なBGMが使われているシーンもある。
スーパーマリオオデッセイ
Nintendo Switchでの3Dアクションとしてのスーパーマリオ本編シリーズ。クッパとピーチ姫との結婚式を阻止するべく、新たな相棒「キャッピー」と共に飛行船「オデッセイ号」で世界各国をめぐり「パワームーン」を集めていく。
映画でのピーチ姫との結婚式に臨むクッパのタキシード姿は本作が元ネタ。
進め!キノピオ隊長
「スーパーマリオギャラクシー」でマリオを手助けしてくれた(?)キノピオ探検隊の隊長「キノピオ隊長」が主人公の3Dアクションパズルゲーム。
映画でマリオ、ピーチ姫と行動を共にする「勇敢なキノピオ」の登場シーンで流れるBGMをよく聞いてみると……。
輝けるものたちへ ~そして次回予告~
「スプラトゥーン3」が発売されて半年が過ぎ去り、1周年へと続く新シーズンの始まりが迫る中、「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」も発売され、時代はNintendo Switch「シーズン2」ドドドドド真ん中。
オレたちはインクリングになったり、リンクになったり、パルデア地方のポケモントレーナーになったりと八面六臂の活躍を続ける中、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を鑑賞し「俺は、俺たちがスーパーマリオだ!!!」と再認識した。
ならばそう遠くない未来に、必ずやってくるはずだっ!!
キノコ王国に、ピーチ姫に危機が訪れ、そして俺が、俺たちが再び「スーパーマリオ」となって、誰も見たことのない冒険に旅立つ日がっっっ!!!!!
宇宙も旅した。地球も一周した。となれば今度のマリオはいよいよ「時間旅行」がテーマになるのだろうかっ!?
すべての鍵は、宮本茂氏、そして今後の「ニンテンドーダイレクト」での発表にかかっているっ!!!見逃せないぜっ!!!
【追記な】
こっそり 聞いた話だが・・・「ルイージマンション」シリーズや「スーパーマリオサンシャイン」でおなじみのマリオ世界の天才発明家「オヤ・マー博士」はすでに「タイムマシン」の開発に成功しているようなのだ。
ニンテンドー3DSでリメイクされた初代「ルイージマンション」では新たにマルチプレイが追加されているが、これは博士がタイムマシンで未来(ルイージマンション2以降の時代)からルイージマンション1の時代に発明品を送り込み、歴史に介入した結果らしい…………
ただ、あくまで過去に送り込んだのは今のところ「発明品」だけなので、オヤ・マー博士のタイムマシンが「生物を乗せて時間移動できるか」「100年~1000年以上の時間移動ができるか」「未来へ行けるのか」などは定かではない。
さて、いつまでも映画の感動の余韻にひたっている場合じゃない。やっぱり俺たちは不屈の闘志とコントローラーを握って主人公と共に冒険するのが本懐だぜ!!!
「超ファミ珍EX」次回の停車駅は引き続き「星のカービィWii デラックス」だぜ。
「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」は、2023年最大の大冒険が予想される。
あの広大なハイラルをもう一度救うための冒険は、まだまだ始まったばかり。独断採点拳ができるようになるにはそうとうな時間がかかるだろう。
そんなわけで、誠に勝手ながら俺たちはもう少し「ハルカンドラ」および「わいわいマホロアランド」に滞在させてもらうぜ。
そろそろダイヤモンド義眼の探偵がコワイだけれど、必ず記事は更新するからどうか俺たちを信じて待っていてくれ。
それじゃ、次の停車駅までカラテを鍛えて待っていてくれよ。
オタッシャデー!!
【超ファミコシ珍拳EXPRESS 次回に続く!!!】