どくのメモ帳

どくイモムシの毒吐き場。ゲームレビュー記事「超ファミコシ珍拳EXPRESS」も連載中。

うごメモ天使はかなちゃん お試し版解説


「からあ外道にのみやの最後!!」
これは、はかなちゃん第1話公開以前に作成された「お試し版」である。

概要


「お試し版」では、再生速度が4に設定されており、漫画形式ながら
わずかにアニメーションするという試みがなされている。
しかし、これではメモ容量がすぐになくなってしまうので、
第1話からは再生速度1でアニメーションは無くなり、
完全な漫画形式となった。
はかなちゃんの性格設定がかなり本編と異なっている。

「たかし、今日はからあげよ。」


「たかし」の母親は「2ちゃんねる」で見られる「カーチャン」と呼ばれる
アスキーアートが元ネタ。
母親がらみの泣ける話で使われることが多い。


J( 'ー`)し

ゴゴゴゴ


ジョジョの奇妙な冒険」の作中でよく見られる書き文字。
「音」ではなく「場面の空気」を書き文字によって表現した
画期的な手法で、今も多くの漫画で同様の手法が見受けられる。
余談だが、カプコンが発売した第3部の格闘ゲームのデモでは
「場面の空気」ではなく「音」として認識されてしまい、
「ゴゴゴゴゴ」の表記に合わせ地震でもないのに地響きのような
音が鳴るという、不自然な表現になっている。

にのみや


うごメモはてな」の関係者、二宮鉄平(id:nmy)氏のこと。
本作には、タイガーまごめ氏(id:tiger-magome)による、からあげ好きな彼をモデルにした
「にのみや ダークナイト」が元ネタになっている。
その内容は、「から揚げを食べようとしている母子の元ににのみやが現れ
そのからあげをすべて食べてしまう(この作品内では、にのみやが現れたら
から揚げをすべて差し出さなくてはならない決まりらしい)」という
あまりにも酷いものだったが、あろうことか、2009年1月23日の
「週間うごメモはてなニュース」で紹介されてしまい、悪い方向に知名度
上がってしまった。
http://d.hatena.ne.jp/ugomemonews/20090123/1232717373


現在、タイガーまごめ氏による元作品は見られなくなっている。

カーチャンとたかしに迫るにのみや


恐るべしにのみや。もはやホラー映画である。

「みんなで一緒に食べよ!」


初期とはいえデッサンがひどい。

「にのみやって、あのタイガーまごめさんの?」


ここでタイガーまごめさんの名前が登場。
この時点では、まさかタイガーまごめさん本人にコメントをいただけるとは
作者は夢にも思っていなかったのである。

からあげに伸びる舌


恐るべしにのみや。 もはや化け物である。

ガツガツガツ… ゲェ〜ップ


「にのみや ダークナイト」の名シーンをこれでもかと再現!!
だがもう元作品は見られないのであった。

からあ外道 にのみや


「からあ外道」とは「からあげに執着する外道」という意味。
今思えば「ダークナイトにのみや」にすればよかった。

「からあげだけ食べて残りはすてちゃった!!」


あんまりだ。我ながら極悪非道にも程がある。

「オラはおこったぞーーーーー にのみやーーーーーッ!!」


この場面のはかなちゃんの台詞は、「ドラゴンボールZ」で
主人公・悟空フリーザクリリンを爆殺され、激しい怒りから
初めてスーパーサイヤ人に覚醒したときの台詞。
なお、このシーンの後、フリーザに「いいだろう!! 今度は木っ端微塵にして
やる あの地球人のように!」と挑発された時に悟空が叫んだ「クリリンのことかーーー!!!」
は、2ちゃんねるをはじめとするネットスラングとして「オラはおこっ(ry」
よりも有名になってしまい、とうとうPS3ドラゴンボールのゲームのCMにまで
使われるようになってしまった。
はかなちゃんの顔も「クリリンの(ry」のシーンが元になっている。

「うるせ〜 弁当のうらみー!!」


食べ物の恨みは恐ろしいとはいえ今のはかなちゃんに比べると怖すぎる。
なお、怒るはかなちゃんの顔の元ネタはドラえもんを題材にしたFLASHアニメ
ドラえもん 暴走編」

を元にしたうごメモ作品、「暴走ドラえもん」。派生作品が大量に存在する。

親作者は「てんじくねずみ」氏だと思われるが、削除してしまったようだ。
うごメモ版は、怒るドラの顔が元のFLASHアニメより凶悪になっている。

「オレは復讐者だ!!!」


NARUTO」の「うちはサスケ」の台詞。
ただし、「NARUTO」を原作とした対戦アクション「ナルティメットヒーロー
での台詞を元にしているので、原作にこの台詞があったかどうかはよく覚えていない。
この直後のにのみやの腕をへし折るシーンにかかっている。

にのみやの腕をへし折るはかな


NARUTO」の「うちはサスケ」が、「大蛇丸(おろちまる)」に植えつけられた
呪印が初めて暴走したとき、敵の背後から両手を掴み、そのまま背中を足で
踏みつけて、へし折るシーンの再現。
プロレスにも同様の技があるらしい。
なお、前述の「ナルティメットヒーロー」ではこのシーンを必殺技で再現でき
主人公・ナルトやヒロイン・サクラの腕をへし折ることができる。

「腕がーーー!!腕ぐわあぁぁぁぁぁぁ」


おなじみの「VSボウニンゲン」のお約束。
可愛そうに、へし折られた腕はグニャグニャになってしまった。

うごメモ3D無頼拳


名前は「創生のアクエリオン」に登場する必殺技
「超3D無限拳(こうじげんむげんアタック)」が元ネタ。


こちらはソーラー単体の「無限拳(むげんパンチ)」
アクエリオンの腕が敵に向かって無限に伸びていき非常に射程が長い。
うごメモ3D無頼拳」はこちらに近い。

はかなちゃんの腕が伸びるかどうかは定かではない。

この2つの点が重なって3つに見えるまで、よ〜く見つめよう!


両目の視線を集中させて交差させることにより、二つの画像を重ねて
2次元の画像を3次元的に見ることができる「裸眼立体視(交差法)」
の手法が取り入れられており、これが「うごメモ3D無頼拳」が「3D」たる
由来である。


ただし、実際に試したところで本当にパンチが飛び出て見えるかどうかは
定かではない。

「もう二度とはかなちゃんのオヤツをだまって食べるのはやめよう…。」


食いしん坊のメタボンははかなちゃんのオヤツを黙って食べていたらしい。
今度バレたら命は無いかもしれない。

「わ わかった!!なんでもするから命だけは…」


これはひどい。今度ははかなちゃんの方が悪人みたいである。

オレンジ弁当


オリジン弁当」のパロディ。オリジンのから揚げは美味い。

からあげを食べるはかなちゃん


にのみやが許してもらう条件のひとつとして、にのみやは財布が空になるまでから揚げを
買わされたようだ。哀れなり。
なお財布を持つ手を見る限り、へし折られた腕は治してもらえたようだ。

こうしてうごメモに… からあげが食べられる日々がもどってきた。


からあげを食べるたかしとカーチャン。本当に幸せそうでなによりだ。

おまけ


登場する2人のシルエットは、本編の敵である「メモンジョ」と「うごマロ」。

ペ○ンさん


うごメモ初期からの人気作者で、フリーキャラの代表「うご子」の生みの親
「ペキンさん(id:pekindaq)」のこと。
氏は「山本似之」という名義で「山本正之」氏の歌をパロディした楽曲を
アップロードしている。

激動ウゴメモマン


上記の「ペキンさん」のメモの中に、氏が「山本似之」名義で作曲し歌った
「迎春オトシダマン」を使用したメモがあり、2009年1月に投稿された。

その中に「一富士、二鷹、三なすび」を模した三悪が登場する。
ここから、「ペキンさんがうごメモヤッターマンのようなオリジナルヒーロー
三悪を作ってしまうのではないか」とメモンジョは危惧していた。


幸い、そのようなメモは作られなかったので、メモンジョたち「底辺うごメモラー」は
無事うごメモ発の三悪となることが出来た。