STEEL ASSAULT
☆荒廃都市を雷鳴が切り裂く。その名は、「タロウ・タカハシ」!!!☆
ハード:Nintendo Switch/Steam
流派:アクション
操作性:あたた
熱中度:あたたた
持続性:あたたた
サウンド:あたたた
キャラクター:あたたた
ストーリー:あたたたた
難易度:あた~あたたたた
お買い得度:あたたた
快適度:あたたた
お手軽度:あたたた
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あたたっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・かん帝っ!!
ひでぶっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・ドワ王っ!!
シュテムターン!!ドーモ!!超ファミコシ珍拳伝承者のザ・パートゥノです!!
遊びたてアッッツアツの独断採点拳をなるはやでお届けする、
「超ファミコシ珍拳EXPRESS」(略して「超ファミ珍EX」)、今回の停車駅は…………
「STEEL ASSAULT」だぜっ!!!
それは、2030年代後半に勃発した核戦争によってアメリカの主要都市が放棄された終末世界の物語。
優秀なロボット工学者でもあった軍人「マグナス・ピアース将軍」は、荒廃した世界を支配すべく武装蜂起し、各地で侵略と殺戮を繰り返したのだった……
だが、マグナス将軍の破壊の中から、ひとりの少年が生き残った。
両親を奪われ、その心と額に大きな傷を負った少年は、やがてレジスタンスの一員として復讐のために己を鍛え上げ、
そして、マグナス将軍の支配に立ち向かうただ一人の戦士として成長した。
その名は、「タロウ=タカハシ」!!!!!!
2046年、マグナス将軍の最後の計画が始まらんとしている中、タロウ=タカハシの怒りの電磁ウィップが巨悪の野望を切り裂く!!!
Assault!!Taro!!Assault!!!!!
ってなわけで「STEEL ASSAULT」は2021年9月30日に配信開始された16bit風の横スクロールアクションゲームなのだっ!!
キミは「タロウ・タカハシ」となって全5チャプターを駆け抜け、マグナス将軍の軍団とその幹部が操る巨大メカを叩き潰し、
そして、マグナス将軍を討ち取り荒廃世界に希望の灯火を掲げるのだっ!!!
16bit時代の横スクロールアクションゲームを意識しているだけあって、操作は非常にシンプル!!!
ボタンは攻撃とジャンプ、そして「ジップライン」の3つだぜっ!!!
しかし、操作はシンプルでも使えるアクションは多彩だぜっ!!
攻撃ボタンで電磁ウィップを一閃!!方向キーで左右だけでなく上や斜め方向にも振るうことができ、ジャンプ中では下方向にも振るうことができる!!
電磁ウィップは点滅していない敵弾を打ち消すこともできるぜっ!!
またジャンプは二段ジャンプも可能で、さらにダメージを受けた際にも空中ジャンプができるので、これを知っていれば敵の攻撃で穴に叩き落とされる危険性も減るのだっ!!
身も蓋もないことをあえて言うと、「STEEL ASSAULT」は「銃に頼らずムチで戦う魂斗羅」だ。
方向キー下でしゃがみ、しゃがみながらの移動も可能。
そしてしゃがんでジャンプボタンで、少しの間移動しながら完全無敵時間を発生させる「スライディング」だぜっ!!!
ただし、スライディングには一瞬のクールタイムが発生するため連発はできないっ!!ひでぶっ!!
2種類しかないが、補給ボックスから手に入るサブウェポンもあるぜ。
電磁ウィップの威力を高め、さらに3方向に電撃を飛ばせる「エレクトリック」と一定時間もしくは2回までダメージを防いでくれる「シールド」だ。
「エレクトリック」と「シールド」は、アイテムを取る前に叩くと切り替えることができる。
敵に近づいて攻撃ボタンでパンチによる近接攻撃も繰り出せるんだが、近接攻撃で敵を倒すと「サブウェポンエネルギー」を獲得でき、エレクトリックは使用回数、シールドは持続時間を伸ばせるんだ。
弾を打ってこない敵や敵兵の足元にスライディングで飛び込んでの近接攻撃で敵を倒し、エネルギーを回収してサブウェポンの持続時間を伸ばすことも攻略のカギだぜ。
そして本作の最重要アクション、「ジップライン」!!!
これは、空中でタロウの左右の壁に瞬時にワイヤーを張り巡らせ、左右に移動したりさらにジャンプしたりできるのだっ!!
縦穴のステージを二段ジャンプとジップラインの連続でガンガン飛び上がっていくのはめちゃんこ痛快だぜ~~~~~っっっ!!!
方向キーを入力していない時は左右にジップラインを発射するけど、方向キー入力により上下や斜めにジップラインを発射することができる!!!
ジップラインを使いこなすことでタロウの行動範囲はさらに広がり、隠されたアイテムを見つけたり、安全な場所から敵を攻撃したり、よりスピーディーなアクションが楽しめるようになるんだぜっ!!!
ジップラインは最初から最後まで大活躍するぜ。困ったらとにかくジップラインを張って、活路を開けっ!!!
また、空中でジップラインを出すと、ラインを張ることができなくとも滞空時間をわずかに伸ばすこともできる。
2段ジャンプだけじゃかわすのがシビアな攻撃も避けやすくなるはずだぜ。
タロウが駆け抜ける5ステージには、ノンストップの展開とアツいシチュエーションがてんこ盛りっ!!!
雨中の都市を駆け抜け、電車に乗ってもボスに襲撃され、丸太に乗って川渡り、炎上する民家の目の前での死闘、輸送機に乗ってボスと空中戦、敵工場への突入、バイオ生物兵器、水没都市をボートで駆け抜け、
そして再び輸送機に乗ってマグナス将軍の最終兵器、巨大空中戦艦へ突入~~~~~~っ!!!!!ちにゃ!!!
そしてマグナス軍を電磁ウィップで切り裂いた先には、マグナス軍の幹部が操る巨大メカが立ちはだかるっ!!!
ボス出現時の、格闘ゲームのようなタロウとボス機体のパイロットとのVSカットイン演出もこれまたアツいぜ~~~っ!!!
最後に現れるマグナス軍幹部機だけでなく、ステージ間でも容赦なく中ボスが出現するぞ。
ボスを倒すには、タロウ=サンのすべてのアクションとジップライン、サブウェポンを使いこなし、ボスの攻撃パターンとその対処法をいかに早く見つけ出すかがカギだぜ。
初回はノーマルでクリアしたが、テンポの良い展開も相まって1時間30分くらいでクリアできてしまった。
サクッと遊べるけどややボリューム不足気味…………なんて、ノーマル以下でクリアして断言するなんて実際モッタイナイね。
ノーマルでクリアしてなお満足できないのなら、是非「ハード」でもプレイしよう!!ここからが本番だぜ!!
本作は残機制がなくいちど死ぬとゲームオーバーだが、コンティニューは無制限で難易度ノーマルまでならコンティニューポイントを通過していればそこからコンティニューできた。
だが難易度ハードでは受けるダメージ2倍、特定ステージで使える機銃に弾数制限がある、特定ステージの中ボスに機銃が効かないなどの変更点があるが
最大の変更点は、「コンティニューするとそのチャプターの最初から開始されること」!!!
こりゃあしんどいぜっ!!!たわば!!
ハッキリ言って難易度ハードこそが、想定されていた「STEEL ASSAULT」の本来の難易度だと言っても過言ではないだろう。
コンティニューするとそのチャプターの最初からやり直しになる以上、チャプターごとの完璧な攻略パターンを確立していかなければ到底先には進めないのだ。
だが、このゲームはパターン性が強く、攻略パターンを確立させればどんな場面でも活路はかならず見えてくる!!!
そしていつしか、あれだけ死にまくった場面でもスイスイとノンストップで進めるようになっている自分に気づく!!!
だがラストバトルではそう上手くはいかない。ラスボスの各攻撃に対し「この攻撃が来たらこう回避・対処する」という、パターンではなく「セオリー」を立てて攻略していく必要があるぞ。
もちろんラストバトルでも、ジップラインが活躍するぜ!!!
そして、難易度ハードですら安定してクリアできるようになった君には、
コンティニュー不可、セーブ不可の最強難易度「アーケードモード」への扉が開かれる…………!!!
まさに「KAGE」や「2010 ストリートファイター」や「ザ・スーパー忍II」などなどの、良作パターン覚え型アクションゲームの醍醐味が「STEEL ASSAULT」には詰まっているぜーーーっっっ!!!
目に見える「売り」などなくてもいい。抜群の操作性、滑らかなグラフィック、ノリノリのBGM、スピーディーなゲーム展開、
そして誰もが楽しめるゲームバランス……すなわち、アクションゲームとして最も基本的な部分の作り込み、
それさえしっかりしていれば十分に面白いゲームは作れるんじゃあ!
(そして、それだけの完成度を持ったゲームが果たして他にいくつあるだろうか?)
…………というアツい矜持が、「STEEL ASSAULT」からも確かに感じられたっ!!!
「魂斗羅・ザ・ハードコア」「ヴァンパイアキラー」「ガンスターヒーローズ」「ザ・スーパー忍II」などのゴリゴリの16bitメガドラゲーを今もなお愛し続ける真の男のみならず、
「本当におもしろいアクションゲームとは何か!??」と真剣に考えているゲーマーは、ぜーーーったいに「STEEL ASSAULT」に突撃しなければならないっっっ!!!!!
思えば、いまの日本のアクションゲームはタイムアタックやスコアアタックに伴うノーダメージクリアの強要、実績要素などによるプレイ時間の水増しや、アクションゲーム初心者や苦手な人にはとりあえずエンディングを見せておけばいいやなんて考えで
無敵モード、強制復活といった救済要素(ひどい場合はデメリットや不名誉もある!!)を盛り込みまくって高すぎる難易度をごまかして「初心者でも安心!!」などと言いはった挙げ句
「オマエのワザマエは実際テツクズ!!オンボロ!!ムノウ!!ゼンマイジカケ!!!でもエンディングが見られたから良かっただろう?」などと平然とのたまうようなゲームがなんと多かったことか。
「クリアは簡単だけどSランクを取るのがむずかしい」んじゃなくて「真剣にやらないとクリアすら出来ないよ!!」という……言い換えれば
「むずかしいステージの攻略だけに魂を燃やし、そして踏破する感動」を純粋に味あわせてくれるゲームなんてもう、今の日本のアクションゲームには無いんじゃないか!??
それでいてなお、「STEEL ASSAULT」は難易度の選択ひとつで初心者でも手軽に楽しめるゲームに早変わりするなんて!!!!!
「本当におもしろいアクションゲームとは何か」。それを真剣に考えているのは、きっとプレイヤーだけではなく、日本のゲーム開発者の中にもいるはずだ。
真のアクションゲーマーだけでなく、日本のアクションゲームクリエイターの魂にも「STEEL ASSAULT」が届いてくれることをこのザ・パートゥノは電脳コトダマ空間の片隅で祈ろう。
「STEEL ASSAULT」をハードモードまでクリアして、その戦いに価値、そして楽しみを見出せたかどうかで、君がアクションゲーム、ひいてはゲームという娯楽の本質的な部分を愛しているかどうかがわかるかもしれない。
っていうか、このご時世に有名なAAAタイトルをスルーしてまでタロウ=サンの手を取り、マグナス将軍をブン殴りに行くと誓うって事は、そういう事だろう?
何にせよ、「STEEL ASSAULT」はすべてのアクションを愛する人間にとっては貴重な啓蒙作となることだろう。
そう。こんなことでは、いけないのだ!!!!!!
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・シンプルな3ボタン操作で、多彩なアクションが可能!!
・斬新なアクション「ジップライン」で2Dアクションゲームはさらなる新次元へ、さらなるスピード感へ!!
・独裁者に支配された荒廃世界を舞台に、アツいシチュエーションがてんこ盛り!!
・敵ボスとタロウ・タカハシとのVSカットイン演出もアツい!!!
・もちろんBGMもノリノリでこれまたアツい!!!
・度々挿入される「シャキーン!!」という効果音もカッコいい!!!
・無駄な要素を可能な限り排除し、テンポとスピード感を最重点したゲーム展開!!!
・4段階の難易度で初心者も上級者も気分に合わせていつでも楽しめる!!難易度ハードは難易度が一気に上がる!!
・攻略パターンを突き詰めて難関を突破していく、古き良きパターン覚え型アクションゲームの醍醐味が炸裂!!!
・そして…………このゲームのすべてを知り尽くした真の最強闘士にふさわしい最強難易度。コンティニュー、セーブ不可の「アーケードモード」!!!
・画面のスキャンラインの有無、ブラウン管の歪みの再現、FM音源版BGMなど16bit時代を再現するオプションも充実!!!
ひでぶ秘孔:
・もう1~2ステージはあっても良かったかも。
・日本語にも対応しているが、翻訳がちょっと変。
・16bit時代の再現のためか、HD画面比率には非対応。(左右の余白に壁紙を表示することは可能)
さて、「超ファミ珍EX」次回の停車駅は「超ファミコシ珍拳すぺしゃる ロックマン伝説!!! Age of “Z”」に軌道を戻させてもらうとするか。
超ファミ珍10周年記事での告知からはや1年。ずいぶん遠くまで来てしまった気分だぜ。
残るはついに「ロックマンゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション」全6作品のみ!!!なんとしても、2021年のうちに「ロックマン伝説!!!」を完結させて、次の「ステージ」に進みたいところだっ!!!
10月もなかなか忙しいが、11月はますます忙しくなり、そうこうしているうちにあっという間に2021年も終わりだあ!!!!!
できる限り10月中に記事執筆の時間を確保して、一気に記事を進めてしまいたいところだぜっ!!!
だけど、俺達が旅の中で出会ったゲーム次第では、停車駅が変わる場合があるかもな。
俺たちの旅はいつだって波乱万丈!!おもしろそうなゲームさえあれば、その場で途中下車だぜ!!
それじゃ、次の停車駅までカラテを鍛えて待っていてくれよ。
オタッシャデー!!
【超ファミコシ珍拳EXPRESS 次回に続く!!!】