ホロウナイト
☆滅びゆくムシたちの王国の物語……オーストラリア初、「最強」の真・ドドド本格高難度メトロイドヴァニア。☆
ハード:Nintendo Switch/PS4/Xbox/Steam
流派:メトロイドヴァニア
操作性:あたたた
熱中度:あたたたた
持続性:あたたた
サウンド:あたた
キャラクター:あたた
ストーリー:あたた
難易度:あたたたた~ほあたぁ!!!
お買い得度:あたたたた
快適度:あたた
お手軽度:あた
はじめての方は【↓こちら】
あたたっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・かん帝っ!!
ひでぶっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・ドワ王っ!!
シュテムターン!!ドーモ!!超ファミコシ珍拳伝承者のザ・パートゥノです!!
遊びたてアッッツアツの独断採点拳をなるはやでお届けする、
「超ファミコシ珍拳EXPRESS」(略して「超ファミ珍EX」)、今回の停車駅は…………
「ホロウナイト」だぜっ!!!
【もくじ】
- ホロウナイト
- あらすじ
- 「ホロウナイト」とは ~そして超ファミコシ珍拳伝承者はいかにしてハロウネストへ飛び込むに至ったか~
- 初心者お断り、「最強」のドドド本格高難易度メトロイドヴァニア!!!
- 「アクションゲーム初心者はやめたほうがいい」で片付けるのはもったいない、他に類を見ない世界観と細部までの徹底したこだわり
- 4度に及ぶ大型アップデートでさらに広がった世界!!
- マルチエンディング、そして「その先」へ
- そして、来たるべき新たなる物語へ…… ~絹の歌~
- 「永遠なる王国」からの生還 ~総喝~
- 次回予告
あらすじ
ゆるやかに滅びゆく「ムシ」たちの世界。その中心部、はるか地の底で栄華を極めた「地帝国バグナラク」……じゃなかった、「ムシたちの最後にして唯ひとつの文明、永遠なる王国ハロウネスト」。
ハロウネストの栄華も今や昔、「永遠なる王国」もまた永遠ではなかったか。地下深くの王都も廃墟や汚染区域と化し、地下のムシたちは死に絶え……そのほとんどが何らかの力によって動き続け、侵入者を排除する生きた屍となってしまった。
その滅びゆく王都を目指して今、はるかな旅路を経て小さな小さな一匹のムシの「放浪者」が、ハロウネストの入口である朽ちゆく集落「ダートマウス」を訪れる。……このムシの放浪者が、君の操作する主人公だ。
体は黒いボロ布を羽織り、ドクロめいた頭にはクワガタめいた角が生え、その背にはムシたちが「釘」と呼んでいるボロボロの小さな小さな剣が携えられていた。
この放浪者が何者であり、何のためにハロウネストの王都を、さらに深部を目指すのか。それはこの時点では誰にもわからない。
そして「メトロイド」が主人公の名前*1ではなかったように、「ホロウナイト」の名もこの主人公のことを指すとは、この時点では断言できないのだ。
これより始まるのは、一匹の放浪者が「ハロウネスト」の真実と己の正体と使命を知るための……長い長い長い探索行である。
「ホロウナイト」とは ~そして超ファミコシ珍拳伝承者はいかにしてハロウネストへ飛び込むに至ったか~
「ホロウナイト」は、オーストラリアのインディーゲームスタジオTeam Cherryが開発、発売したアクションアドベンチャー……メトロイドヴァニアであり、2017年にSteam版が発売され、2018年にNintendo Switch版が発売された。
ゲームをプレイしたことはなくとも、クワガタめいた頭の小さなムシの剣士の姿をどこかで見たことがある方も多いのではなかろうか?
ダウンロード版で1480円という驚愕の低価格ながら、4度の無料アップデートによる大量の追加要素によってとても1週間では遊びきれない膨大なボリュームとなったものすごいゲームなのだっ!!!
グラフィックはドット絵でもポリゴンでもなく、背景からキャラクターグラフィックまですべて手描き!!
さらにオープニングや重要なシーンでは、アニメーシヨンムービーまで流れる徹底したこだわりぶりだ!!!
ここまでやって実際安くてダイジョウブデスカ!!?
開発者に死者や破産者が出たりしていませんか!???
Nintendo Switchでアクションゲームの大当たり年だった2018年にSwitch版が発売された本作だけど、オレたちは発売当時遊んでいなかったのだっ。
それがなぜ、6年の時を経て今更プレイしたのかと言うと……!!
2024年3月末の「いっせいトライアル」の期間限定無料プレイの対象として「ホロウナイト」が選ばれたからだあっっ!!!
オレたちはそのインパクト抜群の世界観と圧倒的ボリュームに打ちのめされ、2024年3月発売の「魂斗羅 オペレーション ガルガ」も十分楽しめていない中やっぱり一週間で終わるはずもなく、
4月7日まで続いた半額セール価格で「そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!ユニバース」Switch版の予約とともにセール価格で「ホロウナイト」を購入、継続プレイに踏み切ったのだったっ!!!
初心者お断り、「最強」のドドド本格高難易度メトロイドヴァニア!!!
さて……これを読んでいる貴方が「ホロウナイト」を未プレイであり、「アクションゲームは得意ではないけど主人公がカワイイので気になっている」程度の気持ちでハロウネストへ向かおうとしているのなら、悪いことは言わない、今すぐ引き返せ。
生半可な覚悟でハロウネストへ挑んだが最後、君の物理肉体はムシ共に喰い荒らされ、ソウルは「カゲ」となって永遠に地底をさまよい続けるだろう。それが「永遠の死の国・ハロウネスト」の実態だ!!!!!
「TOMOMI」「幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-」などなど、最近はメトロイドヴァニア初心者にもオススメなゲームを独断採点拳してきたけれど、「ホロウナイト」に限っては全くの真逆!!!そう、ホロウナイトがこだわったのは世界観やグラフィックだけではない……
初心者お断り!!圧倒的広大なフィールドに圧倒的高難度アクションと圧倒的凶悪なボスがふんだんに用意された、メトロイドヴァニア上級者向けのゲームだっ!!!
そうだね……「ホロウナイト」を楽しむためには最低でも「ナイト」つながりでSwitch板も好評配信中の「ショベルナイト」*2のメインストーリー「ショベル・オブ・ホープ」と追加シナリオ「プレイグ・オブ・シャドウズ」「スペクター・オブ・トーメント」「キング・オブ・カード」をすべてエンディングまでプレイできるぐらいのワザマエが必要だ。
できれば、「セレステ山」を登頂できるほどのワザマエと不屈の精神があればベストだが……。
同じメトロイドヴァニアの中で、「ホロウナイト」に雰囲気や難易度が近いゲーム……というか「ホロウナイト」の影響を受けたかも知れないゲームは、超美麗なドット絵とダーク&グロテスク&冒涜的な世界観と情け容赦ない難易度でかつてオレが大ハマリした傑作「ブラスフェマス」だ。
ご注意な:
以下の動画↓はショッキングだったり残酷だったりグロテスクな表現がかなり含まれています。
「ホロウナイト」はその難易度の高さもさることながら、徹底的にプレイヤーに厳しい要素だらけなんだぜっ!!!あわびゅのびゅっっ!!!
特にゲーム開始直後の心細さは今までオレたちがプレイしてきたどのメトロイドヴァニアでも味わえなかったぜっ!!何しろ主人公の目的も、主人公が何者かすらもわからないまま、地底へ飛び込まなければならないんだもの!!!
とにかく「アクションゲームには自信がある、ホロウナイトに挑戦したい」という方は、まず以下の動画を観てくれッ!!!
滅びゆくムシたちの王国の物語『Hollow Knight(ホロウナイト)』
— Indie World(インディーワールド) (@IndieWorldJP) 2024年3月25日
本日より「いっせいトライアル」開催中の本作ですが、難しくて進めない……😫という方もいるのではないでしょうか?
そんな方向けに、序盤のお役立ち情報をまとめた映像をご用意しましたので、是非参考にしてください🦋🐝🐛 pic.twitter.com/1pRS1HToT8
放浪者のつかいかた -基本操作-
基本操作はYボタンで「釘」による斬撃、Bボタンでジャンプ、Aボタンで敵にダメージを与えると溜まる「ソウル」を使用したアクションだ。
また上に押し続けると画面上を、下を押し続けると画面下を見ることができるけど右スティックでもある程度周囲を見渡せるぞ。一寸先はトゲの谷や酸の池、なんてことがザラなので周囲はよく確認しよう。
「釘」による斬撃はセイハットウ、ヒッフッハといった三段斬りのコンボもなく、ひたすらペチペチ斬っていく感じだ。しかし上方向に釘を振るったり、ジャンプ中は下方向にも釘を振るうことが可能で、
ジャンプ下斬りをを敵に当てると主人公が少し跳ね上がるので、敵の頭上から連続攻撃したり、攻撃しながら敵を飛び越えたり、空中で体勢を立て直したり、トゲ床をタイミングよくジャンプ下斬りで弾いて強引に渡ったりできるぜ。
「ソウル」を使ったアクションの中で最初に覚えるのが「フォーカス(集中)」だぜっ。仮面(体力)ゲージ左側の「ソウルの器」に一定量ソウルが溜まっている時にAボタンを長押しすると、ソウルを消費して体力を回復出来るのだっ。
ソウルの器が満タンの時なら仮面ゲージ3枚分回復できるぜ。
「放浪者」は、その探索行の中で強化アイテムや「チャーム」と呼ばれる装備品を入手して装備する事で新たな能力を得てどんどん強くなり、行動範囲も広がっていくのだっ。
ダッシュ&空中ダッシュ、壁張り付き&壁キックジャンプ、2段ジャンプ、酸の池だって泳げるようになるし、ついにはジェット飛行のようなスーパーダッシュまで覚えるのだっ!!
また、「仮面の破片」を4つ揃えるごとに仮面ゲージがひとつ増え、「器の破片」を3つ揃えるごとに予備のソウルの器がひとつ増えて、これまた強くなっていくんだぜっ!!
また、ゲームを進めると「フォーカス」以外にもAボタンと方向ボタンの組み合わせで「ソウル」を消費する魔法を覚えるのだ。
Aボタン短押しでソウルを前方に発射する「復讐の魂」、方向ボタン下+Aボタンで空中からソウルを込めた拳を叩きつけて壊れそうな床をブチ破る「破壊のダイブ」、方向ボタン上+Aボタンで頭上にソウルの爆発を起こす対空攻撃「亡霊の叫び」が使えるようになるが、探索を続けると魔法もさらにパワーアップできるのだ!!!
「破壊のダイブ」には無敵時間があり、強化すればより無敵時間が長くなる。覚えておくと役に立つだろうな。
ハロウネストのどこかには、かつて凄まじい強さを誇った「釘師」と呼ばれる3兄弟の強者がいる。今はバラバラに暮らしている彼らに会って「鍵奥義」を伝授*3してもらえば、
それぞれYボタンため押しからそのままYボタンを離して「グレイトスラッシュ」、方向キー上を押しながらYボタンを離して「サイクロンスラッシュ」*4、ダッシュしながらYボタンを離して「ダッシュスラッシュ」の3種類のタメ奥義が使えるようになるぜ!!
しかし、釘師3兄弟に技を伝授した「4人目の最強の釘師・偉大なる釘の聖者」がハロウネストのどこかで今も生きているらしい……今はもう、釘奥義と戦いの道からは足を洗ったようだが。
「偉大なる釘の聖者」のヒントは「ムシは見かけによらない」だ。釘師三兄弟全員から奥義を受け継いだとき、君も「釘師」として認められ偉大なる釘の聖者が「釘師の栄光」を君に授けてくれるだろう。
君が釘師たちの奥義を駆使してこのジゴクめいたハロウネストで長く生きながらえたなら、この世ならざる場所で最強の釘師たる「偉大なる釘の聖者」の実力を目の当たりにする時も来るかもな。
ハロウネストのはずれ、「安息の地」と呼ばれる場所で「夢見の釘」という特殊な武器を入手できる。Xボタン長押しで振るうことができるのだが、敵に当てればソウルを奪えるものの、空中では使えないしダメージは与えられないし出が遅すぎて正直攻撃には使いづらい……他の使い道があるのだ。
「夢見の釘」で生ける屍と化したムシや特定のムシの死骸を斬ると死者の声が聞けるし、数少ない生きているムシを夢見の釘で斬るとそのムシの本心が聞けちゃうんだぜ。
そして……ラスボスと戦えるようにするためにも、ハロウネストに真の平和をもたらすためにも、この「夢見の釘」が絶対に必要になる!!!
「夢見の釘」はハロウネスト各所に散らばる「エッセンス」を集める事で強化されるのだ。エッセンスの集め方は……
・各地にある「囁く根」を夢見の釘で斬るとエリア内にエッセンスが飛び散るので回収する。すべてのエッセンスを集めると囁く根が大樹に育つ。
・各地にある墓標にいる「夢見の戦士」と戦って勝利する。
・一部のボスは倒した後に亡骸が残り、亡骸を夢見の釘で斬ると夢の世界で倒したボス(強化版)と再戦できるのでこれを倒す。
・死者の魂を夢見の釘で斬り、成仏させる。
・ザコ敵を倒した時にまれに少量のエッセンスが入手できることがある。
もっともエッセンス回収量が多いのは「夢見の戦士」に勝利することと、ボスの亡骸から強化ボスと再戦して勝つ事だ。エッセンスが一定量貯まるごとに「安息の地」の奥地にいる「先見者」に会いに行くとゴホウビがもらえるし、エッセンス900で「夢見の門」という便利な能力が使えるようになる。
「夢見の門」が使えるようになったら方向キー下を押しながらXボタンをタメ押しして離すとその場にワープ地点を設置でき、任意の場所で方向キー上を押しながらXボタンタメ押しして離すと設置したワープ地点までいつでも戻れるのだ。ワープするたびにエッセンスを1消費するけどな。
「夢見の門」は基本的にダートマウスのベンチの横に設置しておくと実際便利だぞ。
そしてエッセンスを1800集めて「先見者」に見せれば、「夢見の釘」が覚醒しその真の力を発揮する!!!……主人公の真実を知り、本当の結末を見届けたいのなら「覚醒した夢見の釘」が絶対に必要になるだろう。
その先が、現実を超えた本当のジゴクであろうとも、ここまで来たらもう君は進むしかないのだ。
ハロウネスト探索の心得
「ホロウナイト」に限らず、メトロイドヴァニア攻略の基本は三ケ条っ!!!
「現在の能力で行けそうにない場所は、一旦あきらめる(後で必ず進めるようになる)」!!!
「新しい能力を手に入れたら、その能力で今まで行けなかった場所へ行けるようにならないか引き返してでも探す」!!
そして「行き止まりに見えても壁が壊せたり隠し通路がないか探してみる」だっ!!!
メトロイドヴァニアというものは、いくつものエリアが複雑に繋がった広大なマップを、新たな力を見つけ強大なボスを倒して切り拓いていくもの。
広大な世界を知るために基本的にオートマッピング制を採用していて主人公が歩いた場所が自動的に全体マップに書き込まれていくものだが、「ホロウナイト」ではこの時点でもう違うのだ。
キミが新しいエリアに降り立って最初にする事は、地図職人「コーニファー」を探してそのエリアの地図を買う事だっ!!!さもなくば、エリアのマップを見ることは一切できないっ!!
「コーニファー」の近くには地図の書き損じと思われる紙切れが散乱し、さらに近づくとコーニファーの鼻歌が聞こえてくる。これを頼りに探すんだぜ。
だが、新しいエリアに入ってすぐにコーニファーに出会えるとは限らないのだっ!!
しかも!!コーニファーから買える地図も完全ではないっ!!買った地図にはコーニファーが行ける範囲までしか記されていないからだッ!!!たわば!!
各エリアの地図を完全なものにするためには、「ダートマウス」にいるコーニファーの妻「イゼルダ」の店で「羽ペン」を購入するのだ。これがあれば、地図に記されていない場所に入った後にベンチに座れば行った場所がマップに追記されるぜっ!!!
しかしこのままでは、マップには君の現在地は表示されない。マップに現在地を表示させるには「放浪者のコンパス」というものが必要で、これも「イゼルダ」の店で売っているのだが……
なんとこの「放浪者のコンパス」、単なるアイテムではなく「チャーム」と呼ばれる装備品なのだ。
チャームは「チャームスロット」と呼ばれるコストを消費して装備することで様々な効果が得られる装備アイテムで、
チャームスロットはスロットそのものを購入したりダンジョンの中で発見したりして拡張できるものの、強力なチャームほど消費チャームスロットが多く最初から最後まで放浪者の小さな頭を悩ませ続けるものなのだ。
「放浪者のコンパス」を身につけて常にマップに現在地を表示するには、どーーーしてもチャームスロットをひとつ消費する必要があるんだ。
その上、ふつうこういう装備品はポーズメニューからいつでも付け替えられるものだけど、「ホロウナイト」ではチャームの付け替えは安全なベンチに座っている時にしかできないのだっっ!!!!!あわびゅのびゅっ!!!
コーニファーが別のエリアにいる場合、他のエリアではコーニファーのいる場所に行っても入れ違いになって会えない事がある。
その場合は、メガネマークの「コーニファーの書き置き」を読んでおこう!!そうすればその場で買えなかった地図も「ダートマウス」の「イゼルダ」の店で買えるようになるぜ!!
新しいエリアに着いた、コーニファーに会ってマップも買った。では次に探す場所はなにか?それは「スタグの駅」だっ!!
「スタグ」とは、かつてハロウネスト中を駆け回り多くのムシたちを運んでいた汽車のような役割を果たす馬のような巨大なムシ。その生き残りが今も一匹だけハロウネストを走っているのだ。
エリア内の標識を頼りに駅を探そうっ!!無事に「スタグの駅」を見つけられたら、乗り場にあるベルを斬って鳴らし「最後のスタグ」を呼び出すのだっ!!スタグに乗って「ダートマウス」の駅に向かい、エレベーターを上がってスイッチを切り替えて扉を開けば、ダートマウス駅からいつでもスタグに乗れるぜ。
「スタグの駅」と「最後のスタグ」が、このゲームにおける「ワープゾーン」の役割を果たしているんだぜっ!!!
他にもイゼルダの店には、各種店舗、温泉、スタグの駅、その他の施設などの位置をマップに表示するマーカーと、自分でマップの好きな位置に置いて目印にできるカラーマーカーも売っているぜ。「ジオ(お金)」に余裕があるならぜひ買っておこう!!
実はオートセーブ有り、やり直しはきかない!!
メトロイドヴァニアというものは基本的にセーブポイント制を採用していて、マップ上の特定のセーブポイントを訪れないとゲーム進行がセーブされないんだ。
セーブポイント制は、「こまめにセーブポイントに立ち寄らないと死んだ時にプレイが水の泡」というリスクと「タイムロスや取り返しのつかないミスをした時も最後にセーブしたところからやり直せる」というメリットがある。
「ホロウナイト」でも、ハロウネスト各地の安全な場所に設置されている「ベンチ」に座って休む事でHP回復とセーブが行われるのだが…………
実はホロウナイトはオートセーブありのダブルセーブ制っ!!!死んだ時やポーズ画面からタイトル画面に戻る際に自動でセーブが行われ、やり直しは一切きかないのだっっっ!!!ひでぶっ!!
だが「ポーズ画面からタイトル画面に戻ると強制的にセーブされつつ、再開時は最後に座ったベンチから再開する」ことを利用すれば、移動時間を大幅に短縮することができるかも知れないぜ。
前述の「スタグの駅」の構内にはほぼ必ずベンチがあるのでそこで休み、その後は一切ベンチに座らず奥地まで探索してアイテムなどを十分に手に入れたらポーズ画面からタイトル画面に戻って再開すれば、進行状況を保存しつつ「スタグの駅」前のベンチまでワープできるわけだ。
「デスルーラ」ならぬ「リセットルーラ」とでも呼ぶべきか…………。
「やり直しが一歳きかない」とツラいのが、もちろん死んだ時っ!!ハロウネスト内で死ぬと、体力回復や特定の技を使うのに必要な「ソウルの器」が欠けて最大値が減ってしまい、
集めた「ジオ(お金)」も没収され、主人公の魂が「カゲ」となって死んだ場所の周辺に残る。最後に休んだベンチから復活した後、死んだ場所まで戻って「カゲ」を倒す事でソウルの器を修復し失ったジオを取り戻せるのだが、「カゲ」はハロウネスト内に一体しか存在できない。もし「カゲ」を倒す前に再び死んでしまったら……
前の「カゲ」は後から生まれた「カゲ」に上書きされて消えてしまい、消えた「カゲ」が持っていたジオは永遠に失われるのだあっ!!!ひでぶ~~~っ!!!
しかも、「カゲ」は主人公を見つけると攻撃してくる上に、主人公が強くなればなるほどカゲも強くなるのだっ!!先手必勝だぜっ!!!
カゲと共にジオを失われないために、4500ジオの限度額があるもののジオを預かってくれる「銀行」が存在する。
しかしこの銀行、ダートマウスの町ではなくなぜかダンジョンの深部「霧の峡谷」に存在する。どう考えても町で営業した方がお互いに便利だと思いませんか?
おかしいと思いませんか?貴方
…………あまり信用し過ぎない方が良さそうだぜ。
ダートマウスの街には「調停者ジジ」というムシがいて、「腐敗した卵」を渡すと地底に残した「カゲ」を呼び出してくれるぜ。
だけどジジのいる小屋には最初からは入れないっ!!入るためには「簡単な鍵」がひとつ必要だぜ。
戦いの基本はヒット・アンド・アウェイ
↑最初のボスでもうこのデカさ。棍棒による打撃だけでなく衝撃波にも注意だっ!!
「ホロウナイト」に、敵の攻撃を弾き返して反撃する……いわゆる「パリィ」や敵の弾を釘で斬り払ったり跳ね返したりするアクションは存在しないんだ。敵の攻撃は距離を開けたり、ジャンプしたりしてかわすしかないのだ。
小さな小さな放浪者は、その身よりもはるかに巨大で強大なムシとも戦わなければならない時もある。あるいはたゆまなく高速の連続攻撃を繰り出し、ソウルをフォーカスして回復する暇すら与えてくれないムシと戦うこともあるだろう。
上記の動画にもあるように、ボスなどの強敵にゴリ・プッシュのイクサをしかけても返り討ちで大ダメージを受け、なぶり殺るだけだ。
イクサの極意はヒット・アンド・アウェイ、すなわち相手が武器を振りかぶった、あるいは攻撃を外した一瞬の隙に斬りかかり、そしてまた距離を取る。これがうまく出来るようになればダメージを抑えられるはずだ。
またジャンプ下斬りで相手の頭上から攻撃するのも有効だ。頭上を防御してくるのなら着地後ガラ空きの胴体を斬る、突進してきたらジャンプで飛び越えて背後から斬りかかる、などの戦法も有効だ。
ダッシュ・空中ダッシュ、2段ジャンプが使えるのなら、さらにヒット・アンド・アウェイがやりやすくなるだろうな。
終盤の相手ともなれば、相手がまだ構えているからと先制攻撃を仕掛けると構えからの高速突進攻撃を避けきれない、なんて相手もザラだ。
そんな相手には、構えが見えたら前もってジャンプしておいて突進をかわしてから攻撃!!すなわちアウェイ・トゥ・ヒットだ。
もう一度言っておくがイクサの極意はヒット・アンド・アウェイ、そしてアウェイ・トゥ・ヒットだ。これは最後の最後までずっと変わらない。よーーーーーく覚えておくんだぜ。
たとえザコ敵であっても、「釘(剣)」を持っている敵は用心しようぜっ!!単発斬り、連続斬りを絶妙に使い分けてくるのだっ!!
とにかく敵の動きをよく観察して、こちらの釘の一撃を叩き込む隙を見つけることが勝利の秘訣なのだっ!!!
しかし、主人公が最初に持っている「釘」はボロボロで、攻撃力は弱いっ!!
ハロウネストの中枢「涙の都」のはずれに、釘を打ち直してくれる「釘鍛冶」がいるっ!!そこで釘を打ち直してもらえば、より手強い敵に立ち向かうことができるようになるだろう。
さらに釘を鍛えてもらうことができるが、2段階目以降は特別なアイテムと相応のジオが必要になる。だがハロウネストの深淵に向かうのならば、釘の強化は絶対不可欠なものになるだろう。攻撃こそが、最大の防御なのだっ!!!
ボスに勝てないなら「チャーム」の構成を見直そう
↑「カマキリの王」は序盤最強のボスだ。3人いるという事は……。「こいつら」に勝てないようではこの先が思いやられるだろう。
仮面の欠片を集めて仮面ゲージを増やした、釘鍛冶に釘も鍛えてもらった、しかしそれでも後半のボスは本当に手強い。ならば、最後に見直すのは……「チャーム」の編成だ。
「チャーム」は最初のエリア「忘れられた交叉路」の奥地の廃村にある「サルブラのチャームショップ」で「チャームスロット」とともに購入することもできるが、基本的にエリアを探索して落ちていたり隠されていたりするものだ。
探索時のオススメは前述の「放浪者のコンパス」に加えジオを拾って持ってきてくれるムシが現れる「収集の群れ」、連続でダッシュができる「速駆け師」、足が早くなる「健脚の師」、釘攻撃のリーチが長くなる「長い釘」などがオススメだが、
ボス戦ではより攻撃的なチャームや防御力を上げたりHPを底上げしてくれるチャームに付け替えるのがいいだろう。攻撃スピードとダメージ効率を上げたいなら「高速斬り」、釘師の釘奥義をすべて覚えているなら釘奥義の溜め時間を短縮する「釘師の栄光」、ダメージを受けたときに体からイバラを伸ばして反撃できる「苦痛のトゲ」、
ダメージ後の無敵時間を伸ばしたいなら「堅固な殻」、ベンチで休んだときに最大ライフを追加してくれる「生命の心」、そしてフォーカス回復の時間を短縮する「迅速なるフォーカス」などがオススメだ。
ソウルをフォーカスして回復するヒマもない強敵には、ソウルを魔法攻撃のみに使うと割り切るのも手だ。ソウルを使った魔法攻撃をメインにしたいなら魔法の範囲と威力を上げる「霊媒師の石」、魔法使用時のソウルの消費を減らす「魔力の印」、獲得ソウルを微増させる「ソウルキャッチャー」がオススメだ。
「チャーム」の総数はお店で買えるもの、アップデートで追加されたもの、イベントで別のチャームに変化したり交換したりするものを含めて40種類以上っ!!!
チャームの効果による追加攻撃には現在の「釘」の攻撃力に合わせて威力がアップするものがあり、また特定の組み合わせのふたつのチャームによっては効果が倍増したりする組み合わせもあるっ!!!
新しいチャームを手に入れたら、とりあえず一度は装備してみるのだっ!!
何度でも繰り返すがチャームを付け替えるられるのは、安全なベンチの上でだけだぜ。ゆめゆめ忘れるなよっ!!!
「アクションゲーム初心者はやめたほうがいい」で片付けるのはもったいない、他に類を見ない世界観と細部までの徹底したこだわり
たしかにこのゲームはハンパなくむずかしい。アクションゲーム初心者はおろかそれなりにアクションに自信があっても完全クリアは厳しいだろう。
だが……だからといってアクションゲーム初心者、メトロイドヴァニア初心者を門前払いするには惜しいくらいの見どころが「ホロウナイト」の世界には詰まっているんだ。
ここからは、そんな美しくも残酷なホロウナイトの世界観、キャラクター、収集要素、演出などの話をしよう!!
ハロウネスト名所案内
永遠の王国から死と退廃の迷宮へと変わり果てた「ハロウネスト」……そんなジゴクめいた地底の中でも美しい景色があるのだ。
一見汚染とは無縁の草木に覆われた「緑の道」、一面キノコに覆われた「胞子の森」、地底なのにまるで海底めいた「霧の峡谷」、あるいは暗闇の中で発光する草が生えていてそこら中にムシが這いずる「暗闇の巣」などなど……
ここでは、ハロウネストの重要な施設や印象的な景色のなかから俺のイチオシを紹介するぜ。
ウヌの湖
緑に覆われた比較的美しいエリア「緑の道」、その最果てにあるのが「ウヌの湖」だ。どうだい、なんとも幻想的な景色じゃないか?
ただしこの湖、「緑の道」の他の池や湖同様実際危険な酸の湖だ。君が「イズマの涙」というアイテムを持っていない限り、絶対に飛び込んだりしてはいけない!!!
もしも「イズマの涙」を持っているのなら、泉のさらに果てから「ウヌ」のいる地底への道が拓けるかもな。
涙の都
ハロウネスト中枢にあるのが「涙の都」。地下にあるのに絶えず雨が降り続いているためにこう呼ばれているが、これは厳密には雨ではなく地上の大水源から漏れ出した水が地底の都に流れているものだ。
この都にはかつてハロウネストの富裕層のムシたちが暮らしていたであろう宮殿や倉庫が遺跡化して残されている。今となってはムシたちは生ける屍となって襲ってくるが、上の写真のように一息つける場所だってあるのだ。
ベンチに体を預け、雨音を聞きながら探索の疲れを癒そう。運が良ければ、同じ探索者の仲間と席を同じくすることもあるかもな。
悦楽の家 ~歌手マリッサの舞台~
「涙の都」の「王の駅」を出て左側、貴族の住宅街に「悦楽の家」という娯楽施設がある。そこには食堂や温泉があり、ハロウネストが栄えていたころは多くのムシ貴族たちの憩いの場となっていただろう。
悦楽の家には鍵がかかっているため中に入るにはどこかで「簡単な鍵」を手に入れる必要がある。
ハロウネストが滅びた今では「悦楽の家」も廃墟と化してしまったのだが、その中でかつてその歌声で多くのムシたちを魅了した「歌手マリッサ」という美しい蝶のムシがいた。
ハロウネストが滅び、悦楽の家を訪れるムシもいなくなった中、マリッサ=サンはソウルだけの存在となって今も歌い続けていたのだった。「夢見の釘」を使えば彼女を成仏させられるが、それはいくらなんでもモッタイナイというものだ。
マリッサ=サンの手前には「座る」ことができる場所があり、そこに主人公を座らせるとマリッサ=サンの歌をじっくり聞くことができるぞ。オススメスポットだぜ。
他にも、悦楽の家の温泉は「狡猾なる詐欺師」が隠れ家としてこっそり利用しているらしい……?
もしも君が詐欺被害に逢ったなら、ここでジオを取り戻すチャンスだ!!ジオが出なくなるまで斬りまくってやれ!!!
最終的に盗られたジオの1.5倍くらいのジオを取り返せる。あとあと「利子付き」で取り返せると分かっていれば、わざと騙されてみるのも悪くない?
「ホロウナイト」の記念碑
その「涙の都」の広場で雨に打たれているのが……そう、君はここでついにその名を知る……「ホロウナイトの記念碑」だ。どうもこの「ホロウナイト」の犠牲によってハロウネストは「永遠の王国」となっていたようだ。
ここでは「緑の道」で対峙した強敵と再会することにもなるだろう。幸いここでは戦闘にならないが……
中央の長い角を持つ像が「ホロウナイト」で、その周りを三人の守護者が囲んでいるように見えるが、この記念碑から得られる情報は少ない。たった一つわかることは、「はるか頭上の黒き部屋」……最初のエリア「忘れられた交叉路」にある「黒卵の神殿」にホロウナイトが眠っている、ということだけだ。
そして「ホロウナイトの記念碑」を調べると「黒卵の神殿」の場所がマップに記される。まるで、そこが探索の最終目的地だと言わんばかりに。
「最初のエリアに最終エリアの入り口がある」というのも、メトロイドヴァニアでは珍しいことではないのだが。
↑「幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-」より
「夢見の守護者」の像
ってなわけで、「ハロウネスト」を永遠の王国たらしめた「ホロウナイト」を守護する者たちについてさらに知りたいならこの場所!!
汚染の影響も少なく、凶暴なムシもほぼいない「安息の地」に「ホロウナイトの記念碑」と対を成す「夢見の守護者の像」がある。
ホロウナイトと黒卵の神殿を己の永遠の眠りと引き換えに守り続ける「教師モノモン」「監視者ルリエン」「獣者ヘラー」の3人の名と眠っている場所が記されているのだが、
主人公の放浪者が訪れると3人の守護者のふしぎな力によって放浪者はある場所へ飛ばされてしまうのだ。その場所から帰還するために放浪者が手にするのが「夢見の釘」というワケだ!!!
ホロウナイトと3人の夢見の守護者の封印によってハロウネストは永遠の王国であり続けるはずだった。それが今や汚染と荒廃に包まれて滅びに向かっていると言う事は、「黒卵の神殿」に何か良くないことが起こったからに違いないぜ!!
ということで、小さな放浪者の最終目的は「夢見の釘」を使って3人の「夢見の守護者」を倒し、「黒卵の神殿」の封印を解いてその中へ突入し、真実を確かめることだ。
だが…………それは本当に正しい行いなのだろうか?
地下大温泉
ハロウネストの中には、いくつかの「温泉」が存在しているんだ。ゴウランガ!!
セーブはできないけど、回復効果も気分もベンチで休むより遥かに良い!!温泉に浸かっていれば体力だけでなく、ソウルも回復するんだぜ。
中でも、「暗闇の巣」の奥底にある大温泉はまさに前人未到の秘湯中の秘湯と言えるだろう!!!「ルマバエのランタン」がなければ一寸先すら見えない闇の中、獰猛で凶悪なムシたちの猛攻をくぐり抜け……竪穴を一気に飛び降りて、温泉へダイブ!!!最高の気分だぜ。
大温泉の近くにはベンチもあるから、セーブもできて安心だぜ。
……もっともこの大温泉から上層へ戻るまでが、これまた一苦労なのだが。
ハロウネストの頂
「忘れられた交叉路」から右に進み「水晶山」に入れるようになったら、水晶山を登っていくことでたどり着けるのがハロウネスト最高峰「ハロウネストの頂」だ。頂上には翼の生えた神めいた巨大なトーテムが築かれており、その下には釘をさらに鍛え上げるのに必要なレアアイテムが落ちているだろう。
オープニングムービーで「王の道」を歩んできた主人公の眼下には、ダートマウスの灯りが広がっていた。このハロウネストの頂は、その「王の道」のちょうど反対側に当たる位置だ。ここからも、主人公の瞳にはダートマウスの灯りが見えているだろうか?
もし君が「水晶山」で「水晶の心臓」を手に入れているのなら、その力でこの頂から「王の道」へ戻り、そしてその先の「風鳴りの崖」へ進むことができるかもな。
黒卵の神殿
ダートマウスの井戸から「忘れられた交叉路」に降り立ってから右へ進んでいくとすぐに「黒卵の神殿」がある。神殿の中にある「黒卵」には、ヘラー・モノモン・ルリエンの「夢見の守護者」3人の仮面が埋まっているね。
ハロウネストの各所にいる「夢見の守護者」を倒すごとに対応する仮面がひとつ消えて、3つすべて消えれば黒卵の封印が解かれいよいよ「黒卵」の中に入って最後の戦い、というワケだ。
黒卵が開かれたら、そのまま最終決戦としゃれこむか?それとも世界の、そして己自身のすべてを知り、気が済むまで探索してから挑むか?それは君の自由だが……
封印を一つでも解くと、「忘れられた交叉路」は「汚染された交叉路」へと変わり、交叉路はオレンジ色の汚染物質で覆われ、ムシたちもオレンジ色の汚染物質をまとって更に強くなるのだ。しかも倒すと自爆するものもいる!!!
物語が進めば、序盤のエリアでも油断ならなくなるって寸法だ。まったくよく考えられているぜ。
だが、これで汚染の元凶が「黒卵の神殿」の中にあることは間違いないというわけだ!!!
ラスボスを倒そうと倒すまいと、「黒卵の神殿」の神殿を開いたらとりあえず中に入っておこう。
最後のベンチのそばに「ゲーム達成率がわかるようになる石版」があるぜ。
秘密の場所
アップデートで追加されたシナリオや新エリアを含めて、ハロウネストは非常に広大だ。その中にはここでは紹介しきれないほどの幻想的な絶景がまだまだ隠されているぜ!!
上の写真の場所は俺が見つけた秘密の絶景だ。君にたどり着けるかな?
魅力的なムシたち
「黒卵の神殿」の異変によって壊滅し、「永遠の死の国」と化したハロウネスト。だが生きているムシが全くいないわけではないのだ。小さな小さな放浪者の行く先には、魅力的なキャラクターたちが待っているぜ!!
「ダートマウス」にいるムシ、君に助けられて地底からダートマウスへ帰ってくるムシ、そしてハロウネストに眠る財宝や強者を求め地底に挑む腕利きの冒険者たち、
そして……君の正体を知る紅の女騎士「ホーネット」。
ホーネット=サンは「釘」ではなく「針と糸」を使って戦うんだぜ。
宙を華麗に飛び回り、投げた針を呼び戻したり、糸を振り乱して360°に攻撃、時には糸を使って空中にトゲトラップをぶら下げたり……戦いになったならば、油断はできないだろうな。
「ホーネット」とはスズメバチを指す名だが、どうもホーネット=サンはスズメバチの種族ではないようだ。ハチの種族のムシは登場するが、明らかにホーネット=サンとは異なる姿をしている。
美しく可憐な女騎士「ホーネット」は、「緑の道」で姿を見せ、追いかけていくと最初のバトルになるぜ。
こっちは自分が何者かも、何をすべきかもまだわからないのにホーネットは主人公を「小さき亡霊」と呼び、その行いを阻止しようとしてくるのだ。ひでぶ!!
しかし君がハロウネストの深部へ探索を続けると、ホーネットはだんだんと君の実力と使命の重さを認めていくのだ。
そして君がハロウネストの最深部のそのまた最深部に到達し、すべてを思い出したとき……ホーネットは最後の心強い味方になってくれるだろう!!!
そんなわけで君は探索の中で多くのムシたちと出会い、語り合い、ときに助け合い……時には釘を交わすイクサになることもあるだろう。
だがハロウネストは過酷で残酷な永遠の死の国だ。先日言葉を交わしたムシの冒険者が、後日無惨な骸となって再開する、なんてことはザラだ。そして主人公の行動が冒険者たちの生死を左右することだってあるのだ。
はたして主人公の虚無めいた瞳に、彼等の生き様はどのように映っているのか。そもそも主人公に他者へ思いを馳せるほどの「心」は残っているのだろうか?
狩猟者の書 ~モンスター図鑑~
「緑の道」の奥深く、牙めいたトゲの生えた穴の中から覗く6つの目!!!こいつが「狩猟者」だ。
だけど狩猟者はすべての獲物を狩ることに血気盛んではあるものの、終始穴蔵のなかで引きこもっていて最後まで主人公と戦うことはないんだぜ。
ハロウネストの汚染にやられたか、大怪我でもしたか、寄る年波には勝てなかったか、それともいくら獲物を狩り続けても絶対に手に入らないものに気づいたのか。
そんな狩猟者は、主人公の「狩猟者」としての才能に目をつけ、「狩猟者の書」というアイテムを授けてくれる。これは倒したモンスターが記録されていくいわゆる「モンスター図鑑」だ。
倒したモンスターとその詳細が記録されるだけでなく、書に記された数だけ同じモンスターを倒すと「狩猟者」のコメントが書き加えられ、ひとつの項目が完成するんだぜ。最近のゲームでも似たようなシステムがあったような……?
モンスターの中には、一見倒せないように見えても魔法を当てる事で倒せるモンスターもいるぜ。
だが主人公の釘をどれだけ強化してもどんなに強力な魔法を浴びせても倒せないいわゆる「無敵キャラ」も存在するっ!!
そんなモンスターは、ダンジョンのどこかに隠された「死骸」や「化石」、「展示」などを見つける事で「狩猟者の書」に登録されるんだぜっ!!
ハロウネストには、アップデートで追加されたモンスターやボスキャラ、そして隠しモンスターを含めて160体以上のモンスターが登場するんだ。
すべてのモンスターを倒し、そしてそれぞれの「狩猟者のコメント」を全て解放して「狩猟者」に見せに行くと「狩猟者の証」がもらえるぜ。
その時狩猟者はその真の姿を表し、なぜ主人公に狩猟者の書を託したのか、その理由が少しだけ分かるかも知れない。
なお、アップデートで追加されたモンスターやボスは基本的に「狩猟者の証」の条件には含まれないようだ。
囚われの幼虫を探せ!!
「忘れられた交叉路」入り口からすぐ左へ進むと、ヒゲの生えたイモムシが独りで泣いている部屋がある。彼にはかつてたくさんの「幼虫」の仲間がいたはずなのだ。
幼虫たちはハロウネストの各所にビンに入れられて閉じ込められており、君の釘の一撃でビンを壊せば幼虫はヒゲイモムシのいる巣穴へ帰っていくんだ。
いくつか幼虫を助けてからヒゲイモムシの巣穴へ戻ると助けた幼虫たちが巣穴に戻っていて、ヒゲイモムシがお礼に大量のジオや、助けた数に応じてここでしか手に入らないチャームやレアアイテムをくれるんだぜ。
なぜ、幼虫たちはビンに入れられて閉じ込められているのか?答えはカンタンだ、幼虫をはじめとするムシたちをビンに入れてコレクションする、悪いヤツがいるからだ!!!
ムシたちを捕らえている悪しき「収集者」を倒せば、捕まえた幼虫たちの場所を記した特別な地図が手に入るはずだ。これさえあれば、隠された幼虫たちもみんな助けられるぜ!!!
愚者の闘技場に挑戦!!!
雪めいた灰に覆われ汚染も届かない僻地「王国のはずれ」の頂には、強者が集う「愚者の闘技場」が存在する。ここの「愚者」と呼ばれしムシたちは、コロシアムを見守る闘技場の主がとうに玉座の上で骸になろうとも最強の座をめぐって争いを続けているのだ。
君もジオを支払えば、この闘技場での愚者たちの戦い……「試練」に参加することができ、ひとつの試練に勝利すると次の試練が解放され、最大3つの試練に挑戦できるんだ。一度ジオを払えばその試練は何度でも挑戦できるぜ。
試練に挑む前に、下の階に移動するとベンチがあり、回復とセーブ、チャーム変更ができる。闘技場で死んでしまってもベンチのある回の左端の部屋に「カゲ」が現れるのでジオもすぐに取り戻せるぞ。
試練が始まると、武装したムシたちが次から次へと襲いかかってくるぜっ!!ある程度倒すとインターバルがあるので、ソウルが残っていればフォーカス回復のチャンスだ。
長い戦いを勝ち抜き、最後に出現する「王者(チャンピオン)」を倒せば、観客からのおひねりのジオとともに初回のみレアアイテムが手に入るんだぜっ!!!
3番目の最後の試練「愚者の試練」は非常に難易度が高いぜっ!!ぜひとも主人公を最強にして挑みたい!!
「愚者の試練」はクリアしてもジオ以外はもらえないが、ボスはここでしか出現しない専用のボスだし、愚者の試練をクリアするとゲーム達成度も1%上がる。完全クリアを目指すなら、やるしかないぜ!!
記事では表せない、音響へのこだわり
さて、「ホロウナイト」は手書きのアニメーシヨンや背景、独特の世界観、アクシヨンゲーマーでも唸る難易度だけでなく、他にも高いこだわりを魅せる部分がある……音響だ。
各エリアの音楽ももちろんだが、特に環境音に非常にこだわっていてたとえば羽ムシが近くにいれば羽音が聞こえてくるし、エリア内に誰かいるのなら話し声が聞こえてくるし、
その場に水が流れていなくても近くに水源があれば水音が聞こえてくる……ぜひとも、ヘッドホンをつけて楽しみたいぜ。
主人公がダメージを受けた時「ドンッ…………!」という鈍い音と共に周囲の音が聞こえにくくなる演出も秀逸だ!!
まるで本当に殴られて耳が遠くなった感覚が味わえる上に、「ダメージを受けた!!」という事実が視覚でも聴覚でもハッキリとわかるのだっ。
また、一撃で2倍(仮面ゲージ2枚分)のダメージを受けた場合は「ドォウンッ…………!!!」とさらに大きな音がして「強烈なダメージを受けた!!」と仮面ゲージを見なくても分かるようになっているのだ!!
4度に及ぶ大型アップデートでさらに広がった世界!!
「ホロウナイト」は2017年から2018年までに4度に及ぶアップデートによってその世界は拡大し続け、インディーゲームのメトロイドヴァニアにおいては最大級のボリュームを誇る超大作へと変貌した!!
ここからは、各アップデートのおもな追加要素を解説していこう!!
2017/08/04 隠された夢 -HIDDEN DREAMS-
難易度:あたた
最初のアップデート「隠された夢」は新ボス「灰色の王子」「純白の騎士」が追加された。どちらもゲーム終盤、ある場所で「夢見の釘」を使うことで戦うことができるんだ。上記画像はその場所のヒントだ。
他の「夢見の釘」で戦える再戦ボスとは違い夢の主がどちらも生きているので一度倒しても複数回戦うことができ、勝利する事に強くなっていき勝利し続けることでイベントが進行していくぜ。どこまで勝ち続けられるか挑戦してみよう。
また、便利なワープゾーンを設置できる「夢見の門」もこのアップデートで追加されたんだ。
2017/HALLOWEEN グリム巡業団 -GRIMM TROUPE-
難易度:あたたた
アップデート第2弾は「グリム巡業団」のイベントが追加されたぞ。スタート地点を見つければいつでも開始でき、いつでも進行できるが最後まで進めるならゲーム終盤まで進めて主人公を可能な限り強化しておいたほうがいいだろう。
イベントのスタート地点は「風鳴りの崖」にある。入口は隠されているので怪しい壁は片っ端から斬って壊せるか確かめよう!!
風鳴りの崖で「赤い頭巾の大きなムシ」に「夢見の釘」を使うと、その手前の部屋に赤いランタンが出現。これを斬りまくると燭台に日が灯り、「グリム巡業団」のイベントが始まるぜ。
こうして小さな小さな放浪者は、「グリム巡業団」の長「グリム」の悪夢の儀式につきあわされるハメになるのだった。ナムサン!!
燭台に火を灯した後にダートマウスへ戻ると、奇怪なテントがベンチのある場所の左側に出現する。これが「グリム巡業団」のテントだ。
テントの奥に進むと、巡業団の長「グリム」からチャーム「グリムの子」を受け取り、それを装備してハロウネストのマップ上に現れる3つの火を集めるのだ。3つの火はそれぞれ「グリム族の新米」が守っているぞ。
他のイベントを進めたいなら、「グリムの子」をいったん外そう。
グリム族の新米を倒し3つの火を集めてテントに戻ると、「グリムの子」が1段階成長し、グリムからさらに3つの火を集めてくるように命じられる。
炎を守る「グリム族の熟達者」を3体倒し、3つの火を集めて三度グリムのもとに戻ると、グリムの子がさらに成長しグリムがグリムの子を取り込んでいよいよグリムとの初対決だぜっ!!!
巡業団の長グリムは、まさに「悪魔城ドラキュラ」のドラキュラめいた攻撃に加え多彩な攻撃を繰り出してくるぜ。戦闘前にグリムがオジギをしているときは、ぜったいに攻撃しないこと!!
ここでグリムに勝利すれば、報奨として「チャームスロット」がもらえ、グリムは一旦去っていくがテントは消えず、マップには新たな炎の位置が刻まれる……!!
ここから「グリム巡業団」のイベントは最終章に突入するのだが、結末はふたつ存在するぜ。どちらの結末を選ぶ場合でも、「グリムの子」を装備するのを忘れるなよ。
「グリムの子」が成長すると、自動で火球を放って敵を攻撃してくれるぞ。
儀式エンド:グリムと完全な決着をつけて儀式を完遂する。
1:「グリム族の悪夢」を倒し、4つの火のうち3つを集める。
2:グリムのテントに行くと更に奥に進めるようになり、コウモリめいて天井にぶら下がって眠っているグリムを発見する。
3:眠っているグリムに夢見の釘を使い、最終決戦!!(非常に強いので注意!!)
4:勝利するとグリムのテントが消失し、「グリムの子」が最終形態に進化する。
追放エンド:グリム巡業団を封印し終わりなき儀式に終止符を打つ。
1:「彼方の村」・「獣の巣」の左下の小部屋に巡業団の一人「ブラム」がいるので会話する。*5
2:「風鳴りの崖」の最初のランタンがあった場所に行くと「ブラム」が待っており、話しかけるとブラムが燭台を破壊しようとするので、最後まで見届ける。
3:グリム巡業団が封印され、テントが消失。「グリムの子」もなくなるが代わりに現れた新たなムシからチャーム「陽気なメロディ」がもらえ、ダートマウスの町にメロディが流れるようになる。
オレたちは「儀式エンド」を選び、壮絶な死等を経てグリムと決着をつけたぜっ!!!
だけど結局グリムのやつは、何がしたかったんだ???
おそらく……「グリムの子」を最後まで育て上げられるものを探していたのではないだろうか。グリムの夢の中まで侵入されることを想定していたかは知らないが、最後にグリム自身の命の火をグリムの子に捧げることで、
グリムの子は完全な成長を遂げて……やがて、その子が新たなる巡業団の長となり、グリム巡業団の巡業は続いていく…………。
グリム巡業団のテントの左側には、グリム巡業団の一員だと思われる「ディヴァイン」というイモムシめいた巨大な下半身を持つ奇怪なムシが住んでいる。
「胞子の森」の「足を喰らう者」から買える、チャームスロット消費2で使いやすいが死亡すると壊れてしまい、足を喰らう者に修理してもらう必要がある「繊細な◯◯」シリーズのチャームを持っていくと、なんとディヴァインはそのチャームを食べてしまう!!!
こうなると「足を喰らう者」から買い直すこともできなくなるが、ディヴァインに法外な額のジオを支払うことで返してもらうことができる。しかも「繊細な◯◯」から「壊れぬ◯◯」にパワーアップし、チャームスロット消費は据え置きの2、そして装備したまま死んでも壊れなくなるぜ!!!
「追放エンド」を選ぶとディヴァインのテントも消えてしまう*6が、「儀式エンド」を選んだ場合ディヴァインのテントのみ残り引き続きチャームの強化ができる。
だがどちらの結末を選ぼうとも、最後の決断をする前に3種類の「繊細な◯◯」シリーズのチャームを「壊れぬ◯◯」シリーズに強化しておきたいところだ。きっと最後の最後まで役に立つはずだぜ!!
ただ、チャームを返してもらう際にはひとつだけ覚悟が必要だ。
一度食べられたものを、返してもらう……つまり、そういうことだ。
2018/03 生命の血 -LIFEBLOOD-
難易度:あた
2018年6月にはいよいよ「ホロウナイト」のNintendo Switch版の配信が開始!!それに先駆けたバランス調整などのアップデートが行われたぞ。
だがそれだけで終わらないのが「ホロウナイト」!!しっかり新エリアと新ボスと新チャームの追加が行われたぞ。
「王国のはずれ」の地下にハチの一族が巣食う「ハイブ」エリアが追加!!そして新ボス「ハイブの騎士」がハイブの最奥に出現!!勝利すれば、その先に場面によってはとても強力なチャーム「ハイブの血」が入手できるぜ。
「ハイブの騎士」はかなりの強敵だが、これまでのアップデートで追加されたボスの中ではまだ弱いほうだ。攻撃パターンを覚えればストーリー進行中でも攻略できるだろう。
ちなみに現在のSwitch版「ホロウナイト」のアイコンに使われているのはこの「生命の血」のキービジュアルだ。
2018/8/23 神を求む者 -GODMASTER-
難易度:ひでぶっ!!!
「ホロウナイト」最後の大型アップデート。このアップデートをもって本作の難易度は全メトロイドヴァニアの中でも最強になった。
小さな小さな放浪者は、長き旅の果てについに神々の領域にまでその「釘」を突き立てた。そこまでするつもりは、なかったのだが……。
「神を求む者」のメインはまさに「星のカービィ」シリーズの「格闘王への道」「真・格闘王への道」に相当するボスラッシュモードだ。
「神を求む者」と神々たちが観客として見守る中での数多の強敵たちとの戦いは、まさに「神前試合」だぜ!!!
だがゆめゆめ忘れるなかれ。君が挑まんとしているのは「王」ではなく「神」だ。その難易度はどのカービィシリーズの「真・格闘王への道」よりもはるかに険しい。
「神の家」では、これまで戦ったボスたちが生死にかかわらず「神々」となってふたたび小さな小さな放浪者の前に立ちはだかるのだ!!!
まずは「王家の水路」から隠し通路を進んで「ガラクタ穴」に行き、ガラクタの山にある巨大な棺のような繭を「簡単な鍵」で開けて「神を求む者」を開放し、「神の調律機」を手に入れようっ!!
「神を求む者」に「夢見の釘」を使うと、いよいよ新の最終決戦場「神の家」への道が開かれるっっ!!!
まずは「神の調律機」を手にハロウネスト各所のボスを倒していこうっ!!倒したボスに応じて、4つの「神殿」が開かれていくぜ!!
神殿はそれぞれ10体ずつのボスと連戦し、10体目にはこの神殿でしか戦えない、ストーリー内では釘を交えることのなかったボスとの夢の対決が待っているのだっ!!
途中に温泉とベンチのある休憩ポイントがあるものの、全10戦のボスラッシュは本当に過酷だっ!!
アイテム、仮面、ソウルの器、チャーム、チャームスロット、そのすべてを揃えてやっっっとスタートラインに立てるぐらいだ。
フル装備にしてもなお大変なのに、さらに「釘(釘攻撃力ダウン)」「殻(仮面が5枚だけに)」「チャーム(チャームの効果が一切なくなる)」「ソウル(ソウルがフォーカス・魔法1回分までしか溜まらない)」の4種類の縛りを挑戦開始時に己に課すことができるのだ。
ひとつでも縛れば過酷な戦いがさらに過酷になるのは間違いないが、縛りをつけてクリアすることで全く見返りが無いわけではない……???
さらに4つ全て縛って神殿に挑むことも可能だが…………お前は、神すら凌駕するつもりか!??
第1~第3神殿までクリアすると、第4神殿が開放される。この神殿に入るにはこれまでのアップデートの追加ボスを倒し、「グリム巡業団」でグリムと戦い、さらに一度ラスボスと戦って表のエンディングを見ておく必要があるぜ!!だが……
第4神殿の最後に待ち構えるボスは、これまでのすべてのボスと一線を画する強さだあっ!!!!!
まるでアクションゲームに対戦格闘ゲームのラスボスが乱入して来たかのような強さっ!!!ダメージは2倍、攻撃のスピードも早く、身長も高いので飛び越すのも大変、
一撃でも食らったらそのままガンガン切り刻まれて……身も心もコントローラーを握る指さえ切り刻まれるかのような気分になること受け合いだぜっ!!あわびゅのびゅっ!!!!!
てなわけで俺たちは未だ到達していないが、第4神殿をクリアすると最後の神殿「ハロウネストの神殿」が開放されるらしい。
全42戦の超長大連戦、もちろん最後には第4神殿のボスも登場し……その先に、ハロウネスト究極の真・最終ボス「絶対的なる光の神」が待ち受けるっっっ!!!
この絶対なる光の神を討ち果たしたものだけが、特別なエンディングを見ることができるのだ。君は神の家の頂の、その先を拝むことができるだろうか。
神殿のある階から下に降りると、これまで戦ったボスと個別に戦って練習ができる「神々の間」があるぜ。入口にある石碑を調べると、これまでに開放したボスや「神々の間」での討伐状況を確認できるぜ。
それぞれの神々の像の前で上を押すと、そのボスに挑戦できるのだ。神殿のボスも含めてボスを倒せずとも出会った次点で神々の間に登録されるので、思う存分練習できるぜ。
ボスによっては、スイッチを釘で斬ったり、エッセンスのマークを夢見の釘で斬ったりすると別バージョンのボスと戦うことができるぜ。
なお、最終神殿「ハロウネストの神殿」にしか登場しない別バージョンのボスもいるため、「神々の間」ですべてのボスと戦うには「ハロウネストの神殿」まで進めなければならないのだ。ひでぶっ!!
神々の間のボスは難易度を「通常」と「上位」を選択することができ、「上位」にすると攻撃力とHPがアップ、さらに地形が変化することも!!
さらに「上位」をクリアすると最高難易度の「光輝」への挑戦権が得られる。「光輝」では、いかなるダメージでも即死!!すなわち完全なるノーダメージクリアを要求される超過酷なモードっ!!!あわびゅのびゅっ!!!*7
というわけで、最後の最後まで徹底的に厳しい「ホロウナイト」。なにしろ攻略wikiにすら「 努力では越えられない壁というものがある。」とか「 書かなくてもわかってもらえる程の高難易度」とか
「 まず、(ハロウネストの神殿最終ボスに)出会えただけで既にすごい。誇れ。」とか描かれるようなゲームを俺は他に見たことがない。
しかしこの「神の家」での戦いを極めれば、君はもうハロウネストのどのボスにも負けることはなくなるだろう。
2周目以降の攻略に大いに役立つだろうぜ。
マルチエンディング、そして「その先」へ
「ホロウナイト」のエンディングは現在5種類ある。
ED1:「あるチャーム」を持っていない状態で「黒卵」の中にいるラスボスを倒す。
ED2:「あるチャーム」を所持している状態で「黒卵」 の中にいるラスボスを倒す。
ED3: 「あるチャーム」を所持している状態で「黒卵」 の中にいるラスボスとの戦いであるタイミングで「夢見の釘」が使えるようになるので、ラスボスの夢の中にいる「真のラスボス」を倒す。
ED4:「神の家」最終神殿「ハロウネストの神殿」をクリアする。
ED5:「神の家」の神殿をクリアしていくと現実でも「神を求む者」が目を覚ますので、「極めて繊細で壊れやすく、この世界で最も美しいもの」を「神を求む者」に供えてから「ハロウネストの神殿」をクリアする。
真のエンディングを見るための道のりはとてもとても険しいものだ。真のラスボスと戦うために必要なチャームを手に入れるために、「覚醒した夢見の釘」で行くことができる殺人トラップ満載の超ゲキムズのアスレチックステージをクリアしなければならないのだ。
艱難辛苦の果てに分たれたチャームの破片がひとつになる時、ハロウネストの深淵のさらに深淵……「誕生の地」への道が開かれる。
そこでついに、長い探索の果てに小さな小さな放浪者は、その記憶と使命を取り戻す!!!
ED2~ED3の条件を満たしてしまうとED1はそのセーブデータでは見られなくなってしまうので、「黒卵の神殿」を開放したらまずラスボスを倒しに行くのが良いだろう。
すべてのエンディングを見るには、最低でも「ハロウネストの神殿」を2回クリアしなければならないのか…………あわびゅのびゅびゅびゅっびゅっっっ!!!!!!!
スティールソウル・モード
一度ゲームをクリアすると、ニューゲームから新たに「スティールソウル・モード」がプレイできるようになるぞ。
このモードは単純明快「死んだら終わり」。死んだ時点でセーブデータが抹消されてしまう、超ゲキムズモードだ!!!ナムアミダブツ!!!
ちょっとズルいかも知れないが、ポーズ画面からタイトル画面に戻るとセーブされるのを利用して、死にそうになったらポーズ画面からタイトル画面に戻れば進行状況をセーブしつつ死を回避できるぜ。
ゴッドシーカー・モード
「ゴッドシーカー・モード」は、「神の家」第3神殿をクリアするとニューゲームから遊べるようになるモードだ。
全ての釘強化、仮面、ソウルの器、アイテム、チャーム、チャームスロットが全て揃った状態でスタートし、「神の家」のみをプレイして
第1〜第4神殿、そして「ハロウネストの神殿」までのクリアタイムを競うボスラッシュ・タイムアタックモードだ。
正直本編で「ハロウネストの神殿」まで制覇した人にはあまり縁のなさそうなモードだが、「神を求む者」の台詞が大幅に変化しているようだ。
クエスト(実績)
本作にも、やはり多数の「クエスト」……実績要素が用意されているのだ。タイトル画面のメニューから確認できるぜ。
各ボスの撃破、各種アイテムを揃えていくもの、サブイベントの達成などなど、さまざまな実績が用意されているんだ。
またイベントの進め方によっては二者択一となる実績もある。すべての実績を解放するには、2周目をプレイして1周目では選ばなかった選択をする必要があるんだぜ。
中でも異彩を放つのが 「10時間以内にゲームクリア」「5時間以内にゲームクリア」 「20時間以内に達成率100%以上でゲームクリア」のタイムアタック実績っ!!!普通に進めるだけでラスボスと対決可能になるまでに20〜40時間かかるのは当たり前だってのに!!あわびゆっ!!!
そして!!死んだら終わり、即データ削除の「スティールソウル・モード」にもクリア実績・100%クリア実績があるっ!!!あわびゅのびゅっ!!!!!
最短でクリアを目指すなら、「夢見の釘」を手に入れて三人の「夢見の守護者」を倒して黒卵の神殿に直行すればいい。つまり、行かなくていいエリアや戦わなくていいボスも多いんだぜ。
また、アップデートによる追加要素により最大クリア達成度は112%になったので100%クリアを目指す場合は達成度12%分省くことができるぜ。
アクシヨンに自信があるのなら、挑戦してみよう。
そして、来たるべき新たなる物語へ…… ~絹の歌~
「夢見の守護者」と「ホロウナイト」の犠牲によって、汚染と破滅の根源は闇の底に封印され、ハロウネストのムシ達は破滅の運命とそれを防ぐための宿命から解放された。紅の女騎士「ホーネット」もその一人だった……。
ダートマウスを去り、新たな旅に出たホーネット。だが、運命の糸は彼女を逃しはしなかった。
突如捉えられ、鉄格子の車で連行されていくホーネット。だが大人しく囚われの身でい続けるほど彼女はか弱くはない。
敵の隙を突き、「糸を操る能力」を活かして鉄格子を破壊して脱出したホーネットが見たものは、ハロウネストとは異なるもうひとつのムシたちの王国だった───
「ホロウナイト」配信開始からはや7年…………実はホロウナイトには続編の開発が進められているんだ!!!
それがTeam Cherry最新作!!「ホロウナイト シルクソング」!!!そしてNintendo Switch版の配信が確定!!!
前述の通り紅の女騎士「ホーネット」=サンを新たな主人公として、全く新しい舞台で冒険が繰り広げられるのだっ!!!
ホーネットの得意技「針と糸」を駆使したよりアクロバティックな新アクションに、新サブウェポンも満載!!もちろん、ひとクセあるキャラクターも一新!!
新たなる王国、新たなる街、新たなる仲間、新たなる魔物、新たなるボス、そして新たなるライバル、新たなる秘密、そして、ホーネットが描く新たなる伝説!!!
さらなる幻想的で奇妙な世界を舞台にした、新たなる冒険の予感に今からソウルが躍るぜっ!!!
オレが気になるのはもちろん難易度だっ!!ホロウナイトを超えるのは、ホロウナイトだけなのかっ!?
ハッキリ言って今以上の難易度になってしまったら、果たしてオレたちはクリアできるのだろうか……!??あわびゅっ!!!
「ホロウナイト シルクソング」の発売日は執筆時点では未定だけど、2024年に入ってホロウナイトが「いっせいトライアル」の対象になった、ということは……!?
まずは2024年6月に予定されているNintendo Directに備えよう!!!
「永遠なる王国」からの生還 ~総喝~
アーーーーーーーーーーーーーー疲れた。
結局「ハロウネストの神殿」どころか「神の家第4神殿」すらクリアのメドが立っていないけど、とりあえず真エンディングは見たし、これ以上やってたらキリがないので一旦ここで記事にするぞ。
滅びゆくムシたちの王国の物語「ホロウナイト」、どうだった?
ハッキリと宣言しよう。
「ホロウナイト」は発売から7年の時を経ても色褪せない、インディーゲーム・メトロイドヴァニア最強の強敵(とも)だった、と!!!
その難易度たるや、「神の家」まで含めると「ブラスフェマス」の比ではなかったっ!!!
オレたちも生まれてから20年以上いろんな高難度アクションゲームをやってきたけれど、ホロウナイトに比べればみんな易しい方だったぜっ!!!
広大なエリアを探索するだけでも大変なのに、ボスも強いし、全エリアコンプリートを目指せばトゲや殺人トラップのオンパレードでメチャクチャ大変だったもんな。
甘く見ていると、本当に身も心もボッコボコにされるぜ!!ナムサン!!!
「食べ放題コース1480円のところ、今ならいっせいトライアル特価でさらに半額!!!」と聞いてウッッッキウキで飛び込んだらまさか3ヶ月間ずーーーーーーっと食べさせられ続けるとは思わなかった、そんな気分だぜっ!!!ぐえっぷ!!!
しかし、主人公のアイテムやチャームによる強化も重要だけど、ボス攻略にいちばん重点なのはのボスの攻撃パターンの熟知!!
挑めば挑むほど強くなり、いつしかあんなに死にまくったボスが比較的ラクに倒せるようになってしまう!!
この上達の快感はまさに理想的な高難易度アクションゲームと言えるぜっ!!
諦めさえしなければいつか第4神殿のボス、そして「ハロウネストの神殿」のボスをも討ち果たし、「神の家」エンドを拝む日がやってくるのだろうか?
そろそろ、オレたちの反射神経も…………ひでぶっ!!!
そしてやっぱり、手描きで描き込まれた背景やキャラクターが魅せる世界観は唯一無二のものだ。
また「永遠」を求めたが故に破滅を引き起こすものへ「死せるものたち」が立ち向かう、という構図とそのテーマが最後の最後に爆発する真エンディングは非常に良かった!!
すべてのエリアを制覇した、と思ってもやればやるほど新しい発見や未知のエリア、ストーリーに関わらないキャラクターとの出会いがあったりしてどれだけ長く探索してもハロウネストは俺達を驚かせ続ける。
まだまだ「ハロウネスト」の世界には語られなかった真実や謎が多く残されており、クリア後も考察が捗るぜ!!シュテムターン!!!
ゲームによってむずかしさのベクトルは異なるので、「ホロウナイト」がクリアできたからと言って他の高難易度アクションゲームも余裕、とはならないかも知らないが、
少なくとも「ハロウネスト」の探訪でつちかった「不屈の精神」はキミをアクションゲーマーとして一皮剥けさせ、必ず他のゲームに挑む時にキミの背中を押してくれるだろう!!!
あんまり極めすぎると、皮が剥けすぎて人間ならざるものに脱皮してしまうかもしれないけどな。ひでぶっ!!
ただし!!いかなる頑強な不屈の精神を持つものであっても、絶対にこのゲームをオススメできない人がいる。
「虫ポケモンが出るから……」という理由で「ポケットモンスター」シリーズがプレイできないほど「ムシ」が大嫌いな人だ。
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・主人公がかわいい!!
・すべて手描きで描かれた緻密な背景と活き活きとしたキャラクターモーション、さらにアニメーションムービーまで!!!
・滅びゆくムシたちの王国「ハロウネスト」、暗く退廃的で儚くも美しい独自の世界観と奇妙で魅力的なキャラクター!!
・世界観や音楽だけでなく、「音響」にも高いこだわりがある!!
・キミのアクションゲームスキルが試される、挑戦的難易度と厳しいシステム!!
・斬撃メインにも、魔法メインにもできる「チャーム」の組み合わせでガラリと変わる戦術!!
・1480円という安さから、フルプライスのゲームにも負けない超ボリューム!!!
・4度にわたるアップデートで大幅に拡張された世界!!新シナリオ、新キャラクター、新ボス、新アイテムも満載!!
・遊べば遊ぶほど発見がある、無数の隠し要素、隠しキャラ、隠しメッセージの数々!!
・「永遠」を求めたが故に破滅を引き起こすものへ「死せるものたち」が立ち向かう、考察も捗る斬新なストーリーテーマ!!
・アップデートで追加されたエンディングを含めた、5種類のマルチエンディング!!!
・もちろんクリアタイムアタックや、「神の家」でのボスラッシュなどやりこみ要素も満載!!
・開発中の続編「ホロウナイト シルクソング」にも大きな期待がかかる!!!
ひでぶ秘孔:
・数あるメトロイドヴァニアの中でも、アクション、ボス戦、サブイベント、タイムアタック、どれをとっても非常に、「非情」に高難度。
・「チャーム」の切り替えがセーブポイント「ベンチ」の上でしかできないのはやはり不便。
・特に「神の家」最後にして最大、最長のボスラッシュ「ハロウネストの神殿」を攻略できるものは、このゲームをプレイした中でもおそらく一握り。
・本作に登場する「ムシ」はデフォルメされているものの、生態はしっかり「虫」なので、虫が大嫌いな人にはオススメできない。
・Switch版は、動画キャプチャができない。
・和訳におかしいところはないが、セリフ送りに少々難アリ。セリフを送った先が1~2文字しか表示されないことが多々ある。
次回予告
さて、「超ファミ珍EX」次回の停車駅は「魂斗羅 オペレーション ガルガ」
と「九魂の久遠」だぜ。例によって先に記事が完成したほうが次の停車駅だ!!
「魂斗羅 オペレーション ガルガ」の難易度もかなりのものだったが、「ホロウナイト」のハロウネストの過酷さで叩きのめされた今のオレたちには新たなるガルガ諸島の戦場もピクニック気分で進められそうだぜっ!!
まあエンディング自体はとっくに見ていて、あとは「アーケードモード」「チャレンジモード」をやり込んで「魂斗羅コイン」を貯めて追加要素を購入するだけなんだけども。
「九魂の久遠」は、死んで冥界に落ちたネコ「クオン」を操作して、死ぬたびに「アニマリヴァイブ」で復活して新たな能力を宿しながら、「冥界の門」を開いて復活を目指すメトロイドヴァニアだぜ。
地獄そのものだった「ハロウネスト」を攻略した先には、とうとう本当の「地獄」が待っているのか……
上等だぜっ!!!オレ達は地獄どころか「神々の領域」に刃傷をつけた男だ、今更地獄の亡者共にオレ達が止められるものかあ~~~~~~~~~っっっ!!!!!
だけど、俺達が旅の中で出会ったゲーム次第では、停車駅が変わる場合があるかもな。
俺たちの旅はいつだって波乱万丈!!おもしろそうなゲームさえあれば、その場で途中下車だぜ!!
それじゃ、次の停車駅までカラテを鍛えて待っていてくれよ。
オタッシャデー!!
【超ファミコシ珍拳EXPRESS 次回に続く!!!】
*1:「メトロイド」の主人公の名前は「サムス・アラン」。みんな知っているね。
*2:なお、Switchダウンロード版「ショベルナイト」は2160円。「ホロウナイト」はさらに実際安い!!
*4:「グレイトスラッシュ」を覚えていない場合のみ、方向キー上を押していなくてもサイクロンスラッシュが出る。
*5:火が3つ揃っていない場合、火をひとつもらえる。火が3つ揃っていても「グリムの子」を装備していればブラムに会える。
*6:ディヴァインにチャームを食べさせた場合は食べさせたチャームがそのままテントの跡地に残っている。
*7:このため、ホロウナイトプレイヤーの中では「神々の間」に限らずノーダメージでクリアすることそのものを「光輝」と呼ぶ。