どくのメモ帳

どくイモムシの毒吐き場。

ナビス語り 第2週

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ワールドうごメモギャラリー」で好評だった後、現在YoutubeKANDWAのうごメモチャンネル」にて

毎週月曜〜金曜日夜19:00に連載公開されている「ナビス」シリーズの今週のコメンタリー記事です。

 

※コメンタリーには各話のネタバレが含まれる場合がありますので、心配な方は先に動画の方を閲覧していただくことを強くオススメします。

 

www.youtube.com

 

 

ナビス #6「孤独」


ナビス #6「孤独」

 

【ナビスの育て方】

ナビスは、目の黒い部分の下辺りに非常に小さい、

水分補給と呼吸と声を出すための口があります。

 

【赤ちゃんナビス編】

いよいよ、前回予告した「保水瓶」の登場です。

保水瓶の元ネタは、小学校の頃に描いていた「赤ちゃんナスビ」が

哺乳瓶を使ってミルクを飲んでいたシーンです。

うごメモ3D版の「ナビス」は水以外飲めないので「保水瓶」となりました。

 

 「ナビス」シリーズのテーマの一つとして、

「人間にとっての1時間は、人間より寿命が短い生物にとって

同じ1時間として感じられるのだろうか?」というものがあります。

時間の感覚というものは相対的なものだと思います。

現に、我々人間でも年令を重ねるごとに子供の頃よりも1時間、1日、1ヶ月、

そして1年の流れが短くなったように感じられるではありませんか。

 

ナビスがはじめて過ごした孤独な一日。

それはナビスにとって我々と同じ「一日分」の時間だったでしょうか?

数日……数週間……数ヶ月……もしかしたら、数年分くらいの時間感覚の中、

ナビスは孤独に暮らしていたのかもしれません。

 

夕暮れに伸びるナビスの影。幼い赤ちゃんナビスにとって悠久とも言える

時間の中、ついに耐えきれず溢れ出す涙。

泣きわめいても、手足を振り乱しても誰もいない……。

 

タイトル通りの「孤独」を、ナビスと共有できたなら幸いです。

 

ナビス #7「記録」


ナビス #7「記録」

 

 【ナビスの育て方】

ナビスの睡眠と起床の感覚は、人間より遥かに短いです。

ナビスが眠っている時は起こさないであげましょう。

ナビスが眠っているときに何度も起こすと、睡眠不足により

ナビスの身体に深刻な異常をきたす場合があります。

 

【赤ちゃんナビス編】

 次回で「赤ちゃんナビス編」を完結させ、その次から新章に突入させることを

決めていたので、今回は赤ちゃんナビス編の総集編的な内容になります。

 

主人公は当たり前のようにスマートフォンを持っていますが、

当時の私はまだ携帯電話で、スマートフォンを持つなど

夢のまた夢だと思っていました。

それが今やiPhoneを当たり前のように使いこなしているのだから、

人生何があるか分かったものじゃありませんね。

 

ナビス #8「自立」


ナビス #8「自立」

 

【ナビスの育て方】 

ナビスは生後一週間ほどで手足が伸び始め、転がって移動するのが難しくなり

次第に二本の足で立って歩けるようにトレーニングを始めます。

この時、立ちやすいように支えを与えたり、

体を持って支えてあげるとより早く二足歩行ができるようになるでしょう。

ナビスの個体によっては、なかなか立ち上がれない場合があります。

この頃になると、ナビスにも明白な自我が芽生える様になります。

ナビスの体調や意思と相談しながら、根気強くトレーニングを支えてあげてください。

 

【赤ちゃんナビス編】

 というわけで「赤ちゃんナビス編」最終章、

全「ナビス」シリーズの中でも特にお気に入りの回、

ナビスの手足が伸びて、立って歩けるようになるまでの回です。

 

「ナビスはもう赤ちゃんじゃないんだ!!!」

 

この一言に尽きます。

この回で、空腹や痛みなどで泣いていたナビスがはじめて明白な感情を持って泣くのです。

立ち上がる特訓に失敗し、何度も何度も転倒して、ボロボロになったナビスを見かねて主人公は「今日はもうやめよう?」と諭すのですが、

そこでナビスは「このまま終わるのは嫌だ!!!」とばかりに地面を殴りつけながら泣きじゃくり、

全身を振るって拒絶の感情を示す。その姿に心打たれ、主人公も己の「親のエゴ」を抑え、

ナビスの「立って歩けるようになりたい」という願いを優先し、深夜までともに挑戦を続けるのです。

あらかじめ「怒り顔」として用意しておいたナビスの吊り目がはじめて使われたのが、

「絶対に自分の足で歩けるようになるんだ!!」と言わんばかりの決意に満ちた真剣な眼差しとして使われたのが作者としては感慨深いです。

 

なお、「こんなに傷だらけに……」ではなく「こんなに汚れて……」と表現したのは、

うごメモ3D版のナビスは一度身体に傷がつくと死ぬまで治らない、という設定だからです。

 

かくして二人の特訓は深夜3時まで及びました。

「人間の1時間は、ナビスにとって同じ1時間とは限らない」

これを踏まえると、なぜナビスが立って歩けるようになるのがこの夜でなければ駄目なのか、

そしてこの特訓の長さがナビスにとってどれだけ過酷だったかわかると思います。

それでもナビスは立ちたかった。ここで立てなければ、一生立って歩くことができないかも知れなかった。

それは生物としての本能か。それとも、ともに過ごした人間の二足歩行の姿に憧れていたのか……。

 

ナビスの最後の挑戦、その時主人公も疲れ果て、ナビスを支える手が震えている芸の細かさもぜひ観てくれ!!

 

というわけで、「赤ちゃんナビス編」最後の回はシリーズ初の900ページ超えの大作となりました。

そして次回より、「ナビス」は新章に突入します。

 

ナビス #9「歩行」


ナビス #9「歩行」

 

【ナビスの育て方】

二足歩行ができるようになったナビスは、これまで以上に活発になります。

引き続き、転倒、追突に注意して見守ってあげましょう。

 

 【子ナビス編】

 というわけで「ナビス」新章スタートです。

自分の足で歩けるようになったナビスの喜びを、画面いっぱいに表現したOPがお気に入りです。

この回からナビスは腰に手を当てて威張ってみたり、元気に走り回ったりと生意気でやんちゃな側面が出始めます。

しかし、これで大人になったというわけではなく、最後は盛大に転んで結局泣いてしまいます。

 

最後の泣くシーンは、ナビスの泣いている姿にバリエーションを持たせようとして、

小学校の頃に描いた「赤ちゃんナスビ」が泣いているシーンを思い出しながら描いたのですが、

作者としてはちょっと物足りない出来になってしまいました。もし「ナビス」各話に手直しを入れるとしたら

このシーンは確実に描き直したでしょうね……。

 

そんなわけで、「赤ちゃんナビス」の時期が終わり、赤ちゃんと大人の中間「子ナビス編」が始まりました。

そしてここからナビスは、大人ナビスに向かって着実に成長していくのです。

 

ナビス #10「跳躍」


ナビス #10「跳躍」

 

【ナビスの育て方】

2足歩行ができるようになったナビスは、知能が急速に発達し

道具を使った遊びを覚えるようになります。

 

 【子ナビス編】

ナビスが縄跳びをして遊ぶ回です。と言えばそれだけなんですが

なかなかすごいナビスの特技が披露されます。

いきなり縄跳びの遊び方を理解したばかりか、そこから二重跳び、いや何重跳びなんだ!?

しかしそこから縄がナビスの脚を直撃し、今度はナビスが大回転!!そして……真っ逆さまに落下の「ウルトラC」!!

そして最後の大泣きのシーンに、オチの「アイリスイン」と呼ばれるアニメ的演出を入れたりして

ナビスには悪いですが、全体的にコミカルで楽しい回になったと思います。

 

 

来週は、やんちゃ盛りの子ナビスが絶好調!!

そして成長に次ぐ成長の果て、ついに……!!!

来週も、レッツ・ナビス!!