【本編34分版】3DSで4年を費やし本気で作画してアニメ作ってみた【うごメモ戦士】
去る2020年12月4日、ついにミラーパネルさんの「3DSうごメモ戦士」本編動画が公開されました。
10年以上かけてうごメモの誕生からひとつの終焉を見届けた身として、
そしてTwitter企画「うごメモヒーローズアゲイン」の始動や「ナビス」シリーズYoutube連載投稿開始などの原動力となった作品だけに
この私が黙ったままというわけにはいかないので、ここに感想をつらつらとまとめていくことにしました。
※「3DSうごメモ戦士」本編のネタバレを含みます。まだ未見の方は絶対に上記の動画を見てから本文を読んでください!!
- ここまでのあらすじ
- この動画は終わりでも、始まりでもない ~カットアップされた物語~
- 「うごメモ戦士」とはなにか ~うごメモ3Dと3DSである意義~
- 残された考察の余地 ~垣間見える「未来の物語」~
- 「3DSうごメモ戦士」最大の謎 〜何のために“たたかう”?〜
- なぜ、私はミラーパネルさんに出会えなかったのか 〜世界を閉ざしていたのは誰か?〜
- 未来へ
ここまでのあらすじ
主人公の少女、久郷(くごう)モメは、3DSから出てきたカエルの姿をしたうごメモの使い「ウゴ」
から「神絵師になれる」とそそのかされて、画力が戦闘能力に変換される「うごメモ戦士」となって
絵の精霊が邪悪化し、絵師の心を蝕む「作画アンチ」と呼ばれる怪物と戦う羽目になってしまった。
ある日、モメは恐ろしく奇怪な夢を見て早朝に跳ね起きてしまう。
二度寝の挙げ句ウゴに呆れられながらも朝食の支度をするモメであったが、
そこにテレビのニュースから、イラストレーターやアニメーターが次々と
重篤なスランプに陥り、仕事ができなくなるという事件が報じられる。
ウゴは作画アンチの引き起こした事件であると察し、作画アンチを浄化するべくモメを街へと連れ出す。
だが、モメとウゴが目にしたのは、これまでの作画アンチよりもはるかに強大な作画アンチだった……。
この動画は終わりでも、始まりでもない ~カットアップされた物語~
というわけで、完成しYoutubeに投稿されたのは「第四話」であり、「第一話」でも「最終話」でもありません。
そればかりか、オープニングに登場する個性的なモメの仲間たちが、本編には一人たりとも登場しないのです!!
「3DSうごメモ戦士」が、全12話の1クールアニメと仮定すると、「第四話」はちょうど1クールの3分の1。
第一話で「起」、二~三話で「承」だとすると、第四話はちょうど「転」に位置する、まさに「本シリーズのヤマ場」の回だと思われます。
(私の想像としては、第八話あたりでもう一度「転」が入って、「結」へと向かっていくんだと思われます。)
とにかく、全体の物語の設定は作者の脳内で完結させつつも「俺はこの話の、このシーンを魅せたいんじゃい!!!!!」
というエピソードをカットアップして制作に踏み切る、という姿勢は私が10年うごメモで見た物語の中では例がなく、非常に新鮮でした。
それでいて、視聴者に想像や考察の余地を残しつつ、話についていけなくならないように作中の解説などもしっかりしていて好感が持てました。
うごメモ創世以来、多くの作者がストーリー連載に挑み、私もその一人でした。
その誰もが、物語を「第一話」から描き始め、連載を進め、あるいは進めようとしました。
その結果、多くの作者が完結までたどり着くことができませんでした……
その原因はただひとつ。
「描きたい、見せたいシーンまでモチベーションが続かない」。
……かく言う私も「ナビス」シリーズ完結後、「うごメモ天使はかなちゃんFINAL」の執筆に戻ろうとしても
本当に見せたいシーンは遥か彼方。いろいろあってついに「FINAL6」にまでは手をつけられず、
やがてワールドうごメモギャラリー閉鎖の報が出され、その後の描きたかった、見せたかったシーンはすべて
「あらすじノベル」として文字のみで表現するしかありませんでした。
「うごメモ戦士」とはなにか ~うごメモ3Dと3DSである意義~
「すれちがい通信」で仲間のうごメモ戦士を探したり、「お引っ越し機能」で作画アンチを3DS内の戦闘空間に送り込んだり、
「3DSうごメモ戦士」には、作中においてニンテンドー3DSの機能がうごメモ戦士の戦いに活用されています。
また、うごメモの妖精「ウゴ」もただのマスコットやツッコミ役にはとどまらず、
「うごメモ戦士が戦っている間に3DSで魔法陣を描いて作画アンチを浄化する」
という重要な役目を与えられているのも好感が持てました。
そこには、「3DS」と「うごメモ」がなければ存在し得ない作り込まれた設定と世界観が存在していました。
また、「画力」が戦闘力に変換される設定も面白く、劇中の説明では
「センス」が敵の攻撃の予測、「(描く)スピード」が機動力、
「デッサン」が防御力(人体デッサンの得意な部位の防御力が高くなり、苦手な部位が弱点となる)
という三要素の設定が「うごメモ戦士」の戦闘力の基本でしたが、
他にもうごメモ戦士の戦闘力・戦闘スタイルを決める画力構成要素があると思います。
(と言うか、OPのモメ以外の「うごメモ戦士」たちの戦いぶりから絶対にあるはずです!!!)
スピードを犠牲にしつつ、うごメモ戦士の攻撃力を莫大に高める「(絵柄の)タッチ」、
身体を変形させたり、自爆したり、奇想天外な「ギャグ」を生み出す要素で敵を撹乱するトリックスター要素「ユーモア」、
脳内のイメージを具現化させ、炎、水、雷などの属性攻撃ができる「イマジネーション」、
壁などを生成して防御したり、オリジナルキャラクターを召喚して共に戦ったりできる「クリエイティブ」などなど……
いろいろと考えているうちに、「3DSうごメモ戦士」の設定でテーブルトークRPGが作れそうな気がしました。
それにしてもまさかあのダサTがそのまま戦闘服だったとは……。
ところどころのメタ・フィクション要素に本職のアニメーターであるミラーパネルさんの苦労と本音が垣間見えるようでした。
何にしろ、本作は「うごメモ戦士」を非現実的なスーパーヒーローとしては描かなかったことで、うごメモに関わった作者すべてに
「自分もうごメモ戦士になれる、いや、もうすでにうごメモ戦士だ!!!」と思わせてくれるものがありました。
残された考察の余地 ~垣間見える「未来の物語」~
オープニングより前に強大な何かと戦っていた少女。Wiiのヌンチャクコントローラー。
力及ばず倒れかけたその時、彼女は「三日月」のペンダントを差し出し、何らかの封印を行なった……
そして、奇しくもモメのイヤリングも「三日月」の形をしていた……
冒頭の戦闘シーンで戦っていたその少女も、冒頭のモメの夢に現れた少女も、
モメの最大の敵となった「作画アンチ」も、すべて同一の存在であり、
先代の「3DSうごメモ戦士」であることは間違いないでしょう。
そして…………その「先代うごメモ戦士」は、モメにとって絶対に決着をつけなければならない存在であり、
同時にモメにとってかけがえのない存在かも知れない…………。
オープニング、エンディングの最後では、モメがこれまでのダサTとは異なる、和服めいた別の変身衣装になっていました。
そして、新しい姿のモメには月のイヤリングと対を成す太陽のイヤリングが…………
おそらく、今後「うごメモ戦士」久郷モメにはなんらかのパワーアップイベントがあるものと見て間違いないでしょう。
果たして、サブタイトルの「二人の英雄」が並び立つ日は来るのか!?
まあ、勘のいい人ならだいたい察しがつく拙い考察ではありましたが、ここまで書いて
かつて、私が「相棒」とまで呼んでいたうごメモ作者が
うごメモはてな時代を「太陽の時代」、うごメモ3D時代を「月の時代」と呼んでいたのを思い出しました。
これは偶然なのでしょうか………………。
「3DSうごメモ戦士」最大の謎 〜何のために“たたかう”?〜
動画の最後、ウゴが3DSで描いた魔法陣の封印から逃れ、さらに強大な力を発揮した「作画アンチ」。
その手には漆黒の3DSが握られていた……ヤツもうごメモ戦士なのか!?
たまらずウゴを抱えて逃げ出したモメ。しかし、最強の作画アンチの力はそれを許さなかった……
凄まじい一撃の前に吹き飛ばされ、モメの頭からは流血し、ウゴも身動きが取れなくなってしまったようだ。
一度現実世界に帰還し、体制を立て直したり、応援の「うごメモ戦士」を呼ぼうにも、
それでは作画アンチの跋扈を許し、絵師の画力を吸収してさらに手がつけられなくなってしまう…………
その時、おもむろにモメは立ち上がり、最強の作画アンチにたったひとりで戦いを挑もうとする。
たとえ倒すことはできなくとも、応援のうごメモ戦士がくるまでの時間稼ぎにはなると、そしてウゴへの別れを告げて
モメは傷ついた身体を押して戦いに向かう。ウゴには、彼女を止める言葉が見つからなかった───
一度は「行ってらっしゃい」と送り出すも、耐えきれぬ想いについにモメの名を叫ぶウゴ。
振り返るモメ。彼女は「行ってきます」とは返せず、その顔にはかすかな戸惑いがあったように見えた……
やがて、画面左右の黒枠がをうごくメモ帳3Dの上画面のフレームに変わっていき、
PCで着色されていたモメの姿がうごメモ3Dで作画された姿に変わっていく…………
このラストシーンこそ、久郷モメが紛れもない「うごメモ戦士」であり、「ヒーロー」である証明でした……
ですがその「覚悟」は、どう考えても未来があり、帰るべき場所がある少女が背負うべき覚悟でもないし、
「作画アンチによってアニメーターの画力が奪われ、大好きなアニメの作画が最悪になる」という理由だけでひり出せる覚悟でもありません。
(そもそも……冒頭の朝食のシーンではモメの両親らしき姿は見られず、まるでウゴと一人と一匹で暮らしているようにも見えました。)
モメは、露出高めのアーマーやフリフリでカラフルなドレスめいた衣装に身を包み、
スーパーウェポンや聖なるなにかの力で巨大な悪を粉砕する「スーパーヒロイン」なんかじゃない。
我々の目には、モメは徒手空拳で、あるいはWiiリモコンを振り回して戦う、
胸に「汁」、背に「ブタ」と書かれたダサいTシャツに短パン姿の、「ただの少女」にしか見えなかった───
あのダサい戦闘服が、ただ作画コストを軽減するためだけでなく
(ただ作画コストを軽減するためなら、変な文字など入れず無地のTシャツでいいはずである)
最後のシーンのモメの姿を「ただの少女」としてより印象深いものにするためだとしたら、見事と言わざるを得ません。
果たして彼女をあれだけの「覚悟」へと導いた「決意」とは何だったのでしょうか?
そしてその姿は、もう一人の、我々の世界の「うごメモ戦士」の姿とかぶって見えました。
それは他でもない、「3DSうごメモ戦士」の作者、ミラーパネルさんです。
たった一話のために4年の歳月を費やし、救急車で運ばれて生死の境を彷徨ってなお描き続け、
ひとつの「完成」を経てもなお「続編」を描こうとしている……。
彼をここまで「うごくメモ帳3D」に駆り立てる物は何なのか?
その最大の謎を紐解くため、「ねとらぼ」に寄稿された最初のインタビューをもう一度読み返してみました。
── うごメモを作業ツールに選んだのはなぜですか?
ミラーパネル 使い慣れていたのもありますが、私は凝り性なので、クオリティに制限をかけたかった部分もあります。解像度が上がれば上がるほどやれることも増えて、際限なく作り込んでしまいますから。
また、あとにも先にもないようなクオリティのうごメモ作品を作りたいという意気込みもありました。
成程……「あとにも先にもないようなクオリティのうごメモ作品を作りたい」というのであれば、本作の完成をもって
既に叶えられたと言えるでしょう。着色にはPCのツールを使用しているとは言え、
それを差し引いても原画の時点で圧倒的なクオリティです。
── 本編の内容について、差し支えのない範囲で教えてください
ミラーパネル 本編はバトルものなのですが、画力が戦闘力に還元される、一風変わった物語になっていると思います。
けっこう謎を残したまま終わるので、本編を見たあとで予告編の見方も変わってくるかと思います。
本編で回収しなかった内容が、予告編に隠されているといった仕掛けもあるので、考察すると2度楽しめるかもしれないですね!
34分の本編だけでは明かされない謎。伏線。真実。それらはすべて最初から意図されたものだった。
全てを知るのは作者ただひとり。それもまた、作品の魅せ方のひとつと言えるでしょう。
それでもまだ、彼は先に進もうとしている。我々「ただの視聴者」から見ればもう十分すぎる程の出来なのに。
なぜなら、ここまでやってもまだ、「ネーム」の約半分の物語しか描けなかったから、
彼が本当に魅せたかったもの、伝えたかったものが伝えきれていないからだと思います。
腹立つ所で本編は終わったわけなんですが元々は続編自体は4年前にネームは描き下ろしてるんですよね……元々そこまでアニメ化させる予定で作ってたんですが、察しの通り半分位しか作れませんでした。
— ミラーパネル (@denntisinn) 2020年12月9日
正直うごメモの機能を使った演出はその最後がヤバくてアニメ化出来てたら相当だったと思います😔
#うごメモ戦士
— ミラーパネル (@denntisinn) 2020年12月9日
4年前に制作してたネームです。
ここまでアニメ化いかなかったです…。
後半は絵描きとは何なのかに重きを置いた物語になってました。
因みに全99ページあってアニメに出来たのは49ページまででした……。
ヘヘッ pic.twitter.com/Wkrqh3XaHZ
私がミラーパネルさんの立場だったならば、「ねとらぼ」のインタビューには自信を持ってこう答えていたはずです。
「『うごメモ戦士』を名乗る以上、『うごくメモ帳』で完結させなければ意味がない!!」
「『うごくメモ帳』がなければ、私も、仲間たちもここにはいなかった。この作品の完成は『うごくメモ帳』への最大の感謝だ!!」
少なくとも、私が「うごメモ天使はかなちゃんFINAL」を描いていた時はそう思っていました。
……ですが、ミラーパネルさんはそんなものはとっくの昔に「通り過ぎていた」のかも知れません。
私たち、「趣味」の延長上で描いていた者には到底見ることができない、真の「求道者(プロフェッショナル)」にしか見えない「終着点」。
そして、彼が本当に伝えたかったもの、「絵描きとは何なのか」。
おそらく、ミラーパネルさんが思い描く「3DSうごメモ戦士」のすべての物語を今回のようなアニメーションとして描き切るのは
ミラーパネルさんの残りの人生を全て費やしても不可能、というか今度こそ残りの人生が光速で終わりを迎えてしまうかもしれません。
だから「第四話」からのカットアップ方式にするしかなかった。
ワールドうごメモギャラリーが閉鎖され、3DS全製品の生産が終了しても、
彼の3DSが稼動し続けるかぎり、ミラーパネルさんの製作は続いていく。
そして、描き続ける者がいる限り「うごメモ」もまた終わらない…………
「3DSうごメモ戦士」本編動画の視聴後感は、「UNDERTALE」の姉妹作「DELTARUNE」のエンディングを見て
それが「チャプター1」に過ぎなかった事を知り、その後に作者Toby fox氏による当時の声明を読んだ時の気持ちと同じでした。
「DELTARUNE」の場合は、声明どおりToby氏に協力者が現れ「チーム・DELTARUNE」が結成されれば製作が捗るかも知れませんが、
「3DSうごメモ戦士」の場合はそうもいきません。たとえ協力者を募ってアニメーション製作チームを結成したとしても
それではミラーパネルさんの「本業」となんら変わらなくなってしまいますし、第一「ミラーパネルさん本人の作品」ではなくなってしまいます。
久郷モメの「戦い」、ミラーパネルさんの「多々描い」。
二つの「たたかい」は、それぞれ戦うべき者ただ一人にしか終わらせることが出来ない。
「たたかう」理由は、戦いに向かう者にしか分からない。
あまりにも無謀。あまりにも悲痛。あまりにも無力。それでも私たちはただ見送る事しかできない。
「たたかい」の終わりが来る時を、「終着点」にたどり着く日を、「戦士」達の生還を、ここで待っている事しか出来ない…………。
なぜ、私はミラーパネルさんに出会えなかったのか 〜世界を閉ざしていたのは誰か?〜
大変心苦しいですが、過去の記事からそれっぽい発言は削除したものの、ミラーパネルさん、
および「3DSうごメモ戦士」に対して商売敵のような感情を抱いていたことは事実です。深くお詫び申し上げます。
ただ、もし私がもっと早くミラーパネルさんに出会えていたら、交流を持つことができたなら、
彼がプロのアニメーターになれたことも、そして「3DSうごメモ戦士」を公開できたことも、自分のことのように喜んで
素直に「貴方こそうごメモ作者たちの誇りだ!!!」と祝うことができたはずです。
私が彼の名前を知ったのは、無論彼の制作が「ねとらぼ」をはじめ各種ネットニュースで取り上げられるようになってからでした。
────かつて、私の「相棒」だった男が言っていたように、「うごメモはてな」の時代はまさに「太陽の時代」でした。
「うごメモシアター」はDSiだけでなくwebでも公開されていたので、3DS時代よりも数多くの人が閲覧し、そして作品を投稿していました。
太陽の光のような大人うごメモ作者たちが見守る中、多くのキャラクターや物語、アニメ作品が芽生え、大きな実りとなっていきました。
そして私にも、「うごメモ天使はかなちゃん」をきっかけに数多くの仲間ができて、人生が大きく変わりました。
やがて私のような作者でも、努力して作ったアニメ作品には数万近くの「はてなスター」がつけられ、
色とりどりの「カラースター」が作品ページを覆う様は、今でも忘れることができません。
時代はDSiから3DSになり、2013年にようやく「うごくメモ帳3D」が配信されると、
投稿コミュニティは「ワールドうごメモギャラリー」に変わり、3DSからしか閲覧できなくなり、窮屈なコイン制度が導入され、
聡明な大人うごメモ作者がなにかを察して去っていき、そして太陽が沈み「月の時代」がやってきました。
真っ暗というわけではなかったものの、やはり月の光では実りは育たない。
それでも諦めず作品の制作・投稿を続け、新しい仲間もできたものの、DSi時代のような賑わいは年々薄れ、
DSi時代に比べて明らかに目減りしたコイン数と閲覧数を前に「なんて閉ざされた世界なんだ……」と嘆くこともありました。
ですが、本当に閉ざされていたのは「ワールドうごメモギャラリー」だったのでしょうか?
仲間が増えるとともに、だんだん仲間たちだけの世界に閉じこもり、新しい仲間を積極的に探そうとしなくなっていたのではないか?
そう、探しさえすれば、ひとことコメントする勇気さえあれば、それこそミラーパネルさんのような逸材に巡り合うことができたのではないか?
───私が「うごメモヒーローズアゲイン」企画を立ち上げた理由としては、かつて共に「うごメモ天使(戦士)」を描いてくれた仲間たちに
もう一度戻ってきてほしいという気持ちもありましたが、もう一つ「まだ見たことのないうごメモのヒーロー(キャラ)に出会いたい!」という気持ちもありました。
結果、何人かの仲間たちが新しい物語、新しいヒーローを紡いでくれましたが、それでもなおすべてのうごメモ天使(戦士)が帰ってきてくれたわけでもなく、
また、まだ見ぬうごメモヒーロー、うごメモ作者にも今のところ出会えていません。
…………御存知の通り、「太陽の時代」も「月の時代」もとうに過ぎ去りました。
今私達のいる時代は、太陽と月が交互に巡る「現実」。
Youtubeの「はかなちゃん」シリーズの再生リスト作成、サムネイルの新調、
「うごメモヒーローズアゲイン」企画、そして「ナビス」Youtube連載投稿……
とりあえず、私が成せることはすべて成した。
未来へ
結局、相変わらず重い重い話になった挙げ句自分でも話の締め方がわからなくなってしまった。
とりあえず思いのたけは吐き出したので、最後に私の描いた「久郷モメ」嬢のイラストを添えてこの記事と「3DSうごメモ戦士」の一連の話に決着をつけたいと思います。
成程これは描きやす……じゃなくて、「今」はこの姿で彼女を描かなければ意味がないと思った。
— KANDWA (@KANDWA) 2020年12月13日
久郷モメ、これで君も俺たちの、そして「俺たちの息子・娘たち」の仲間だ!! #うごメモ戦士 #うごメモ戦士展示会 pic.twitter.com/wTFBM0uHsJ