どくのメモ帳

どくイモムシの毒吐き場。ゲームレビュー記事「超ファミコシ珍拳EXPRESS」も連載中。

超ファミコシ珍拳EXPRESS 「ドーナッツ・ドードー」の巻!!

 

ドーナッツ・ドードー

☆ドーナツをとりもどせ!レトロアーケード風固定画面アクション!!!☆


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ハード:Nintndo Switch/Steam
流派:レトロアーケードライク1画面アクションゲーム
操作性:あたたた
熱中度:あたた
持続性:あたた
サウンド:あたたたた
キャラクター:あたた
ストーリー:あた
難易度:あたたた
お買い得度:あたた
快適度:あたたた
お手軽度:あたたたた

 

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はじめての方は【↓こちら】

dokuimomushi.hatenablog.jp

  

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あたたっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・かん帝っ!!

 

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ひでぶっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・ドワ王っ!!

 

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シュテムターン!!ドーモ!!超ファミコシ珍拳伝承者のザ・パートゥノです!!

 

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遊びたてアッッツアツの独断採点拳をなるはやでお届けする、

「超ファミコシ珍拳EXPRESS」(略して「超ファミ珍EX」)、今回の停車駅は…………

「ドーナッツ・ドードーだぜっ!!!

 

このゲーム、正式にはDonut Dodo」なんだが、日本語版では表記ブレが激しい。

「ドーナツドド」だの「ドーナッツ・ドード」だの……さらに二人プレイもできる「EXA-ARCADIA」筐体で配信されるアーケード版は「ドーナツドードードゥ!」だったりする!!

実際ややこしいので誠に勝手ながら、本項では「ドーナッツ・ドードーに統一させてもらうぜ。

 

【もくじ】

 

ここまでのあらすじ

ドーナツ大好き!!恐怖の巨大怪鳥ドーナッツ・ドードー襲来!!!

ナムアミダブツ!!!街中のドーナツと秘伝の「ジャンボドーナツ」がドーナッツ・ドードーに奪われてしまった!!

 

そして立ち上がる、ドーナツを取り戻すために立ち上がったヒーロー……その名は「ビリー・バーンズ」!!しかし彼はただのパン屋のおじさん、キノコを食べて大きくなったりはしないし、敵のいる床を下からパンチしてひっくり返して蹴飛ばしたりもできないっ!!

彼にできることはジャンプとハシゴの昇降ぐらいだ。だが、ドーナツを取り戻したいという気持ちは実際誰にも負けないぜっ!!

ドーナツとジャンボドーナツを取り戻すためにドーナッツ・ドードーを追いかけるビリーの前に、ドーナッツ・ドードーの手下であるモンスターが立ちはだかる!!!

キミの使命は、主人公ビリー・バーンズを操作してモンスターをかわしながらステージ内のドーナツを集め、ドーナッツ・ドードーの目を盗んでジャンボドーナツを取り戻すことだっ!!

 

Donut Dodo」はルクセンブルクのゲーム会社pixel gamesによって開発された、1970年代のアーケードゲーム黎明期の1画面アクションゲームをオマージュしたアクションゲームだ。

このゲームは全5ステージ、ステージ内のドーナツをすべて回収すると憎きドードーが守るジャンボドーナツへの道が開かれ、ジャンボドーナツを取ればステージクリア……なんだが、即座にドードーがジャンボドーナツをくわえて次のステージに持って行ってしまうんだ。ナムサン!!

もちろん、ビリーの行く手にはドードーの配下であるモンスターたちが立ちはだかる。

だがビリーに攻撃手段は一切ない!!!ひたすらジャンプで避けるか、うまく誘導したり隠れたりしてやり過ごすしかないのだ。

 

比較的サクッと遊べる上にポップな世界観と趣向を凝らしたギミック満載のステージが楽しいっ!!

そして「ドンキーコング」「ドンキーコングJr.」「ディグダグ」「パックマン」などの70年代アーケードゲームへのオマージュが「これいいの!??」ってレベルで散りばめられている!!

たとえば主人公とビリーの足音はまんま「ドンキーコング」のマリオの足音だし、ドラム缶からファイアな敵が飛び出してくるし、垂れ下がった棒につかまって上下し、両手に棒を掴んで昇降すると早く動けるし……しまいには、「パックマン」の敵キャラ「ゴースト」そのものの敵キャラまで現れる!!!

 

というか、初期ハイスコアスコアボードを見てみるとそれぞれの順位に刻まれた3文字の名前がそれぞれ「PAC」「MAN」「DIG」「DUG」「POP」「EYE」「DON」「KEY」「KON(G)」……とオマージュされたゲームのタイトルそのままになっているのだ!!

 

 

そして!!!「ドーナッツ・ドードー」を語る上でぜ~~~ったいに欠かせないもの!!それは「CosmicGem」氏が手掛けた音楽っ!!!

ステージ1のBGMからして、イントロからテンションMAXのノリノリの8bit風BGMが楽しめるぜ~~~~っ!!!こいつは、「百文は一聴にしかず」だぜっ!!!

 


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さて、70年代アーケードゲームでみんなが熱中したものといえば「ハイスコア」だ。この点についても、シンプルかつやりごたえバツグンのスコアシステムが用意されている!!

ステージにあるドーナツを一つ取ると、残りのドーナツのうち一つが光りだす。

通常のドーナツは25点しかないけれど、なんと光るドーナツは150点!!しかも光るドーナツだけを連続して取ることで、どんどん点数が倍になっていき最終的にドーナツ1個で2000点以上も夢ではないのだ!!!

このボーナスシステムは、「マッピー」や「ボンジャック」のボーナスシステムに似ているな。

その上このゲーム、15000点獲得ごとに1UPするので、積極的にスコアを稼ぐことがより多くの残機を得ることに、生き残ることにつながるんだ。

 

ステージごとに決まった場所に出現する「フルーツターゲット」にも注目だぜっ!!これは「パックマン」「ディグダグ」でおなじみだな。

チェリー→イチゴ→オレンジ→リンゴ→バナナと5つ目までは1000点ずつ増えて1000~5000点になるんだけど、最後のハンバーガーだけはなんと25000点っ!!!桁違いにもほどがあるぜ。

15000点で1upだから、実質1upアイテムだあ!!!出たらぜったいに取りたいぜっ!!

 

でもコンボボーナスやフルーツを狙うとどーーーしてもステージクリアに時間がかかってしまい、ステージ開始時から減っていくクリア時のボーナス点が少なくなりヘタすると0点になる。ひでぶっ!!!

「オレはぜったいにミスしないっ!!」という自信があるのなら、フルーツターゲットも無視してとにかく取れるドーナツを片っ端から取ってサッサとクリアしてしまったほうが早い場合もあるぜっ!!

 

スコアを重点するか、スピードクリアを重点するか……ゲームの難易度、君のプレイスキル、そしてゲームモードによってプレイスタイルは変わってくるだろう。

巨大怪鳥ドーナッツ・ドードーとその配下相手に、どう立ち回るかは君次第だぜ。

 

ではここからは、ビリーとドードー一味が死闘を繰り広げる全5ステージを紹介だあっ!!!

 

ステージ1:びっくりハウス大騒動(FUN HOUSE FIASCO)

モンスターがひしめくオバケ屋敷、テンションMAXのイントロとともにこのオバケ屋敷からビリーのイクサがはじまる。

屋敷にはドードーの手下、ネズミの「スニッフィー(以下ネズミ)」とアタック・オブ・キラートイレットこと「スティンキー(以下便器)」が待ち構えている!!!

さらに、天井裏に鎮座するドードーは定期的に燃え盛るタマゴを産み落として攻撃してくるぜ!!ドードーが光ったら、ドードーのオシリの下には近づかないことだ!!

全ステージに言えることだが、壁のない画面端はワープで繋がっている。左右の移動に活用したいところだが、敵キャラもこのワープを使えるのでワープするときはワープ先もよく見ておかないと危険だぜ。

ステージ中央には2階分移動できる長いハシゴがある。フルーツターゲットはこのハシゴの上に出現するぜ!!

オレンジの輪っかで目印を付けたドーナツは何かって?

ハイスコアの鍵となる光るドーナツは、最初のドーナツを取ってから残っているドーナツのどれかが変化する。つまり最初のドーナツはどこから取ってもい訳だ。

つまり一番取りにくい場所にあるドーナツをを一番最初に取ってしまえば、後のドーナツのコンボ狙いでの収集がやりやすくなる。

つまり!!オレンジの輪っかで目印を付けたドーナツはコンボ狙いの場合一番最初に取るべきドーナツだぜ!!!

 

軽快なジャンプとずらりと並んだハシゴを昇降してお化け屋敷を駆け抜け、ドーナツを集めるのだっ!!

ハシゴにはジャンプから飛びついて登ることもできるぜっ!!

そんなハシゴの昇降についてひとつ注意がある。ハシゴの前で上か下を押すとビリーはハシゴを自動で昇降するが、一度昇降したら途中で引き返したり飛び降りたりすることはできないんだ。

だからハシゴの昇降先に敵がいると……ひでぶだぜっ!!!

 

2種類いる敵キャラの内、ネズミはひたすら左右に走り続けるだけだ。ジャンプでカンタンによけられるぜ!!

だが便器はキケンだっ!!!目もついていないのにビリーを正確にしつこく追い回し、足もついていないのにハシゴは登るし、穴があってもジャンプする!!!

 

便器がライバルだなんて、ビリーも「ウン」がないモンだね。

ステージ1の攻略は、この便器をうまく誘導することにかかっているぜ。やつはビリーを正確に追い回す。それを逆に利用してフェイントで撒いてやるんだ。

すなわち上に行きたければまず便器を下階に誘導し、下に行きたければ上階へ誘導してから生きたい方向へ進むんだ!!

特に便器を上に誘導するときは中央の二階分のハシゴに誘導しよう!!ビリーをは一度ハシゴを昇降すると途中で戻れないけれど、敵も同じなんだ。しかも便器はビリーよりもハシゴの昇降速度が遅い!!

ノコノコ登っている間に逃げ延びて、ドーナツを集めようぜ!!

 

最後のドーナツを取ると、天井裏へ続くハシゴが出現っ!!

ドードーに捕まらないように注意して、天井裏に登ってジャンボドーナツをゲットだあっ!!!

……しかし勝利の余韻もつかの間、ドードーはジャンボドーナツをくわえて再び逃げ去ってしまうのだった!!ひでぶっ!!!

 

ステージ2:はちゃめちゃ工事現場(CONSTRUCTION SITE CHAOS)

ジャンボドーナッツをくわえて逃げていったドードーを追ってたどり着いたのは巨大な工事現場。

ドードーは憎たらしくも上下する巨大なクレーンに繋げられたジャンボドーナツの上に鎮座して、一緒に上下している。ドードーが光ると、今度はドードーが向いている方向に火を吐いてくるぜ!!

この火はジャンプでよけられない事が多い。火の玉が飛んできたらすぐに上下に逃げるのが最適だ。

 

最上階の「ドンキーコング」のOIL缶そのもののOIL缶からは、やっぱり火の玉のモンスターが飛び出してくるんだ!!OIL缶が光ったら注意だぜっ!!

OIL缶から飛び出してきた火の玉は、あみだくじのように床とハシゴをジグザグに降下していちばん下のトゲ床に吸い込まれて消える。

床を通っているときにジャンプで飛び越えてもいいが、安全にやり過ごせる場所もあるぜっ!!

 

最上階に行けるハシゴは画面右側にしかにない。スタート地点から左に進んで、火の玉とネズミに気をつけて画面端ワープで移動するんだ。

最上階では、横に張られたロープに捕まることで反対側に移動できるぜ。フルーツターゲットもこのロープの中央に出現するっ!!!

ロープに捕まると反対側まで自動で移動するが、ジャンプボタンで途中で飛び降りることができる。

しかしこのステージでは飛び降りても待っているのはドードーかトゲ床のどちらかだ。飛び降りるメリットは全くないぜっ!!たわば!!!

 

スコア狙いにしろクリア狙いにしろ、最上階のドーナツは早めに取っておきたいね。

ステージ中央付近に密集したドーナツは、最下階以外のものはスタート地点の段から飛び降りて一気にゲット!!

そして全てのドーナツを取ったら、上下するジャンボドーナツへタイミングよくジャンプキャッチだ!!

 

ステージ3:観覧車狂騒曲(FERRIS WHEEL FRENZY)

ステージ中央に鎮座する大観覧車!ステージは上下左右に分割されていて、観覧車の真下にはトゲ床!!

ステージを行き来するにはこの観覧車のゴンドラに乗るしかない。だが4つのゴンドラのひとつには憎きドードーがっ!!!

観覧車はつねに時計回り。回転を逆方向にするスイッチなどあるわけない!!すべてのドーナツを集めるためには、この観覧車にビリーの命運を預けるしかないぞ。

 

やはりこのステージでも最上段のドーナツから先に取っていきたい。

観覧車上から左右のロープに捕まることで左右の最上段に行けるんだが、右側はそのままジャンプでロープに捕まるのがむずかしい。

左側のロープにジャンプして左側最上段に着地し、画面端ワープで右側のドーナツを取ろう!!

 

このステージでもドードーは真横に火を吐いてくるが、ドードー自身も観覧車で動き続けている以上ビリーを正確に狙えない。よく見てやり過ごそう。

観覧車下の左右のボンベからもキケンな風船が飛んでくるが、出てくるまでが遅いし左右の床の上にいれば当たらないので落ち着いて対処すればいい。

クリア狙いなら慣れれば比較的カンタンなステージだっ!!

 

観覧車中央のロープにジャンプして捕まると、左から右へのショートカットになるぜっ!!もちろんフルーツターゲットもこのロープの下に出現するっ!!

しかしタイミングを誤れば、ドードーに直撃、もしくはトゲ床へまっさかさま!!あわびゅのびゅっ!!!

 

ステージが分断されている以上、コンボを狙って右往左往することになると、どうしてもクリアに時間がかかってしまう。

だが画面右上に表示され、時間とともに減少していく「BONUS」は制限時間ではないので00になってもビリーは死なない。もちろん、クリア後のボーナス点はもらえなくなるけどね……

ハイスコアを狙うならクリアボーナスよりもコンボボーナスの方がはるかに重点なので、コンボを狙うなら焦らずじっくり確実に光るドーナツを集めていって欲しい!!

 

クリア重視の場合、一番最後にジャンボドーナツの真上のドーナツを残しておいて、最後のドーナツを取ると同時にジャンボドーナツへダイブ!!!決まると気分がいいぜ!!

 

ステージ4:キャンディストア・クラッシュ(CANDY STORE CRUSH)

今度はBGMもポップなキャンディストアだ。だがステージ中央にキャンディストアには似つかわしくないトゲが……!!!

そのトゲ床の上には、左右に移動し続けるゴンドラが用意されている。その左右には、「ドンキーコングJr.」のツタめいてポールが垂らされており、ビリーが唯一己の意志で昇降できるギミックだ。

もちろん、両手でポールをつかめば早く登れるってわけ。

ここはスコア狙い、クリア狙いどちらもトゲ床左側のポールのてっぺんにあるドーナツから取るのだ!!

するとどうだ!!そのドーナツを取った場所から左にジャンプすると、そのまま上段左側のポールにつかまれるんだ。

これでゴンドラに頼らなくても画面の左右の移動は自由自在になるぜ!!!

 

また、ゴンドラの上の床の隙間にあるドーナツは、上から飛び降りなくてもゴンドラに合わせて左右のポールからドーナツめがけてジャンプすれば取れるぜっ!!

また、このステージのフルーツターゲットはこのゴンドラが通る中央に出現するぜ。

 

ネズミがいる上段2段のうち、下の狭い足場に行かなくても上段左右のポールから上段に飛び移れるぜっ!!

ドードーは左右のキャンディマシンから火の玉を落としてくるが、画面中央付近にいれば当たらないぜ!!

ただしビリーが画面中央付近にいるとドードーは画面を左右に移動し続けるので、ドーナツをすべて取ってジャンボドーナツへの直行ハシゴを登る際には注意が必要だっ!!

そんなときはドードーを左右どちらかに誘導してから、余裕のクリアだぜっ!!!

 

ステージ5:ドードーの巣(DODO'S LAIR)

さァ時は来た!!うず高く積まれた犠牲者たちのドクロ!!ここが大怪鳥ドーナッツ・ドードーの本拠地だ!!BGMもいよいよシリアスになり、ここがビリーとドードーとの最後のイクサだ。

ステージ1以降鳴りを潜めていたキラートイレットこと「スティンキー」も今度こそビリーを水に流してやろうと再び待ち構える!!役者はそろったぜ。

ドードーの巣の中には6つのゲートがあり、それぞれと看板の色が同じゲートがワープゾーンで繋がっていて、ゲートの前で方向キー上を押すともう片方のゲートにワープするんだ。

ただしこのゲートを使えるのはビリーだけではない!!かのキラートイレット「スティンキー」もこのゲートでワープしてくるんだ。

スティンキーがワープしてきそうな時は、ワープ出口のゲートが警告めいて点滅するので備えよう。だがそれ以前にワープ出口にネズミが重なっていないかも重点的に備えよう。

 

ドードーはビリーが絶対に行けない最上段に座し、岩をころがしてくるぜ!!この岩はジャンプで飛び越えられないのだっ!!ひでぶっ!!

ステージ最下段の左下のくぼみは岩をやりすごすのに最適だが、袋小路になっていてスティンキーにとって最高の狩場になる……とにかく注意だぜ!!!

 

壮絶な追跡劇を経てここまで来たんだ、コンボとか言わずこのステージだけはぜーーーーーっっったいにクリアしたいぜっ!!!

ステージ最下段のトゲ床は、実は端ギリギリからジャンプすれば飛び越えられるっ!!!これで最後のフルーツターゲットも取れるぜ!!

画面端ワープ、6つのゲートによるワープ、それらを熟知して最短でドーナツを集められるルートを見出したものに、勝利の女神は微笑むのだあっ!!!

 

しかし、艱難辛苦の末ドードーの巣をクリアしても、再びドードーはジャンボドーナツをくわえて走り去ってしまうのだった。ナムアミダブツ!!!

そう、このゲームは基本2週クリアしないとエンディングにならないんだ!!!!!!

 

ボーナスステージ'(BONUS PUMPKIN BOUNCE)

ステージ5をクリアしたら、2週目に入る前にボーナスステージで一休み……否!!!ハイスコアを狙うなら、ここもおろそかにしちゃいけないぜ。

まるでボス戦のような緊迫感のあるBGMも、これがただのミニゲームではないと物語っているぜ。

ルールは簡単だ。画面下のカボチャ車を左右に動かしてビリーを跳ね飛ばし、ビリーを落とさないように画面上の光るドーナツをすべて集めるのだ。

 

このミニゲームは「ブロック崩し」と古のアーケードゲーム「サーカス(風船割り)」を組み合わせたようなシステムで、カボチャ車の中央にビリーを乗せると垂直にジャンプし、左右に乗せると乗せた方に放物線を描いてジャンプする。

 

ボーナスステージのドーナツは、すべて最初から光っているっ!!!つまり全て集めれば必ずコンボになるんだっ!!!

もしもパーフェクトを取れたならスコアも大幅に伸びるし、2週目に向けてビリーを増やすこともできるはず……!!!

だけどビリーをカボチャ車から落としてしまうとボーナスステージは終了だっ!!!

ここで落ちても残機は減らないけれど、パーフェクトを狙うとなるとここがどのステージよりもむずかしいと感じたぜっ!!!あわびゅのびゅっ!!!

 

かくして君は1周目、「イージー」モードをクリアした。2週目からは「ミディアム」モード……すなわちここからが、このゲームの標準の難易度になる。

ぜひとも、憎っくきドードーが天を仰いで降参するまで戦い抜いて欲しい!!!

だがそれさえも、真の最終決戦への序章に過ぎないのだ。

 

ミディアムモード→ハードモード

さて、ボーナスステージをクリアすると再びステージ1に戻り、「ミディアムモード」がはじまる。

ミディアムモードでは敵キャラがスピードアップする上についに3体目の敵キャラ、どう見ても「パックマン」の「ゴースト」にしか見えない「ウィンキー」が定期的に現れ、画面を蛇行しながら横切るようになるぜ!!!

見た目こそパックマンのゴーストだが、その性質は「マリオブラザーズ」や「レッキングクルー」に登場する「ファイアボール」に似ている。

 

「パワー」のつくものでも食べられればウィンキーも「パック」と一呑みにしてやれるんだが、あいにくこのゲームにそんなものはない。

ウィンキーが現れる直前には、「ふぉがふぉが」というどこかで聞いたような怪音と共に出現位置にマークが点滅するので、予測はできるぜ。

ウィンキーは蛇行しながら画面を横切るだけなので、横軸を合わせていなければ安全だぜ!!

 

ミディアムモードは上記の変更点以外はイージーモードとそう変わらない。

イージーモードをクリアできたなら、ミディアムモードも必ずクリアできるはずだぜっ!!

 

さて……最初のモードである「イージー→ミディアムモード」をクリアするとより難しい「ミディアム→ハードモード」が遊べるようになるぜ。

「ミディアム→ハードモード」1週目は「イージー→ミディアムモード」の2週目と同じだが、その2週目……「ハードモード」こそが本作の真髄だぜ!!!

敵キャラはさらにスピードアップ!!さらに、各ステージに1匹ずつ「スニッフィー(ネズミ)」が増えるのだっ!!!まさに FIASCO!!CHAOS!!FRENZY!!CRUSH!!なッわけだ!!!

 

ハードモードでのスニッフィー(ネズミ)が増える場所一覧

・ステージ1……下から3段目。

・ステージ2……いちばん下の右側。いちばん下のネズミが2匹になる。

・ステージ3……いちばん上。狭いためか、ネズミのスピードは遅め。

・ステージ4……いちばん下の右側。

・ステージ5……下から3段目。

 

シュガーラッシュ・スピードラン(タイムアタック)

さて、さらなる艱難辛苦を乗り越え「ミディアム→ハードモード」さえも2週クリアした真のアーケード・アクションゲーマーに捧げる最後のモード。それが「シュガーラッシュ・スピードラン」だ。

ルールは簡単。1週エンド、全5ステージをどれだけ早くクリアできるか競うタイムアタックモードだ。

このモードにもスコアとエクステンドの概念はあるが、記録はされない。あくまでランキングに記録されるのはクリアしたときのタイムだけだ。

 

オレたちは艱難辛苦を乗り越えて、ハードモードクリアまでやりこんだんだ。

今更恐れるものなど何もないっ!!!!!

 

なぜ「シュガーラッシュ・スピードラン」は最初から遊べないのか……「ミディアム→ハードモード」を最後までクリアしなければ遊べないのか……

その答えはただひとつ。「シュガーラッシュ・スピードラン」は最初からハードモードだからだ!!!

 

だが一度クリアできたモードが二度とクリアできないオレたちではないっ!!!

見よ!!見事トップタイムを塗り替えてクリアしてやったぜっ!!!

 

 

総喝!!「ドーナッツ・ドードー

さて……購入してからいろいろあってここまで時間がかかったものの、どうにか全モードを制覇することができた。

レトロ・アーケードゲーム・ソウルに満ち溢れた「ドーナッツ・ドードー」、ドーだった?

 

TwitterでノリノリのBGMに惹かれて始めた「ドーナッツ・ドードー」だけど、「こういうゲームって一見カンタンそうに見えても意外と難しいんだろうなあ」と思っていたけど、やはり例外なく難しかったっ!!

 

しかし!!何度もプレイして、敵の動きを読み、ステージギミックを知り、攻略パターンを確立していくうちに徐々にクリアできるようになっていき、

ついにはハードモード、スピードランまでもクリアできた!!しかし最終的にスコアではなくクリア重視でプレイしてきたので、これからはハイスコア重視でのプレイでぜひハイスコアボードを書き換えたいぜっ!!

 

クリア重点ならサクッと遊べて、スコア重点ならじっくり遊べる。プレイヤーのスキルや気分に合わせて多彩なプレイスタイルで楽しめるのも魅力でありつつ、

1970年代のクラシック・アーケードゲームをオマージュしつつ、古臭さも感じない。このあたりは名作たちのオマージュを活かしつつ緻密に作り込まれたゲームシステムと、レトロ・アーケードゲーム本来のおもしろさと追求しているからだろう。

 

ちょっとオマージュが行き過ぎているようにも感じられたけどな……。

 

外身はサクサク、中身は濃厚!甘いけど体には甘くない、罪深いほどに糖質たっぷり!!

まさに本作は「ドーナツ」のようなゲームだったぜっ。

 

 

奥義・独断陰陽双喝破!!!

あたた秘孔:

・「CosmicGem」氏が手掛けたノリノリのBGMが、ゲームを盛り上げる!!

・BGMだけでなく、光るドーナツを連続で取ることでスコアもテンションもうなぎ登り!!

・ステージごとにガラリと雰囲気とステージギミック!!

・クリア重視でも、スコア重視でも楽しめる懐の深さ!!

・「ドーナッツ・ドードー」を極めぬいた者への挑戦状、究極のタイムアタック「シュガーラッシュ・スピードラン」!!

・クラシック・アーケードゲームへのオマージュをふんだんに盛り込みながらも、現代にも通用する完成度!!

・プレイ時間も短めで、いつでもサクッと楽しめる!!

 

ひでぶ秘孔:

・二人プレイには非対応。(「EXA-ARCADIA」筐体で配信されるアーケード版「ドーナツドードードゥ!」のみ二人プレイ可能。)

・オンラインランキングには非対応。

・ちょっとオマージュが行き過ぎて各方面から怒られないか心配。

 

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さて、「超ファミ珍EX」次回の停車駅は……いよいよ星のカービィWiiデラックス」との決着をつけるとしようぜ。

 

 

「メインゲーム」「わいわいマホロアランド」「マホロアエピローグ」そして「エクストラモード」「格闘王への道」「真・格闘王への道」……!!

長かった。本当に、長かった!!!

 

だが今、オレたちはそのすべてを乗り越え、全モード100%クリアの烙印を叩きつけたっ!!

残すは、独断採点拳記事を完成させるのみ!!!!!

この戦いが終わったら、今度こそ「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」の世界へ帰れる…………!!?

 

これより俺たち超ファミコシ珍拳伝承者は、2023年2月から続く「星のカービィWiiデラックス」とのデラックスな死闘に「エピローグ」を叩きつける!!!義眼探偵よ、ご照覧あれ!!!

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それじゃ、次の停車駅までカラテを鍛えて待っていてくれよ。

オタッシャデー!!

 

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【超ファミコシ珍拳EXPRESS 次回に続く!!!】