どくのメモ帳

どくイモムシの毒吐き場。ゲームレビュー記事「超ファミコシ珍拳EXPRESS」も連載中。

超ファミコシ珍拳EXPRESS 「御伽活劇 豆狸のバケル オラクル祭太郎の祭難!!」の巻!!

 

御伽活劇 豆狸のバケル オラク祭太郎の祭難!!

☆悪祭退散!!大化(おおばけ)御免!!令和御伽英雄、ここに見参!!!☆


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ハード:Nintendo Switch
流派:3Dアクションゲーム
操作性:あたた
熱中度:あたたた
持続性:あたた
サウンド:あたた
キャラクター:あたたた
ストーリー:あたたた
難易度:あたた
お買い得度:あたたた
快適度:あたたた
お手軽度:あたた

 

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はじめての方は【↓こちら】

dokuimomushi.hatenablog.jp

  

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あたたっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・かん帝っ!!

 

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ひでぶっ!!超ファミコシ珍拳伝承者・ドワ王っ!!

 

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シュテムターン!!ドーモ!!超ファミコシ珍拳伝承者のザ・パートゥノです!!

 

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遊びたてアッッツアツの独断採点拳をなるはやでお届けする、

「超ファミコシ珍拳EXPRESS」(略して「超ファミ珍EX」)、今回の停車駅は…………

「御伽活劇 豆狸(まめだ)のバケル オラク祭太郎(さいたろう)の祭難!!」だぜっ!!!

 

【もくじ】

あらすじ

宇宙の片隅の小さな惑星のそのまた片隅の小さな島国、「日本」。

四十七の都道府県に分かれたこの国に

奇天烈な危機が迫っていた!!

これは、日本を守る御伽英雄(オトギヒーロー)の物語。

そして、御伽英雄となる者の物語!!!

 

欲望に狂う末世

列島に悪祭来たる!!!

 

……これは、君たちや俺たちが暮らす「日本」とはちょっと違う、異世界の「日本」の物語。

江戸時代の情緒と最新技術が混在し、47の都道府県に分かれたこの国は滅びる運命にあった。

ワンダーフラワーを機械油で炒めて食ったワリオみたいなピエロめいたメイクで髪の毛にロケット花火やリンゴアメ、オミコシを乗せ、股間にうちわを貼り付けた奇っ怪奇天烈なお祭りオヤジ「オラク祭太郎(さいたろう)」が、「お祭り軍団」や巨大ロボットを率いて日本支配に乗り出したのだ!!!

 

 

日本にはウラシマタロウ、キンタロウ、そしてモモタロウ……「御伽英雄(オトギヒーロー)」と呼ばれる伝説の戦士たちがいたが、彼らの力もオラク祭太郎には及ばず、強大な邪気で操られてしまったという……。

こうして希望を失った日本は、47都道府県の主要地区に「お祭りタワー」が建造され、邪気を放って人々を洗脳し「悪祭」へと駆り立て、ラク祭太郎の日本支配は完了したのだった……。

 

 

───嵐の夜。

 

ラク祭太郎の支配を逃れていた四国・徳島県は「タヌキの里」で、「ヒト変化」で外の見回りに出ていた子狸の「バケル」が気を失って倒れていた「イッスン族」の「すん」を拾ったところから、物語は始まる。

無事目を覚まし、タヌキ族の長老に日本の惨状と「オラク祭太郎」の脅威を伝え、日本の危機を救える者を探していた事を伝えた「すん」だったが、ウッカリ「すん」に対してシツレイな口を利いてしまった「バケル」は長老に大目玉を喰らい、

罰として「すん」と共に日本を救う旅に出ることを命じられるのだった……。

 

かくして!!日本全国47都道府県を股にかける新たなる「御伽英雄」、

「豆狸のバケル」の最初の冒険が、ここに始まったのだ!!!

 

がんばれゴエモン」と「グッドフィール」

さて、「豆狸のバケル」の話をする前に、コナミの伝説の名作にして「豆狸のバケル」の前身作、天下の大泥棒「石川五右衛門」をキャラクター化したがんばれゴエモン」シリーズの話をしなければならない。

1986年に登場したアーケード版「Mr.五右衛門」を元にして1987年にファミコン版「がんばれゴエモン」が発売され、1989年にファミコンで続編「がんばれゴエモン2」などが発売された後

1991年にスーパーファミコン版「がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻」が発売され、その後「がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス」では沖縄から北海道まで日本を縦断し、「がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め」では時空を超えて未来の「ネオ大江戸」へ、

そして「がんばれゴエモンきらきら道中 僕がダンサーになった理由」ではついに宇宙へと、おもに4作品がスーパーファミコンで発売され

「~マッギネス」以降では巨大からくりメカ「ゴエモンインパクト」が登場。キッチュで荒唐無稽でギャグ満載かつ義理人情にあふれたゲームとして「コミックボンボン」でのコミカライズもされ、コナミを代表するアクションゲームとなった。

時は流れ、プレイステーションニンテンドウ64セガサターンが覇権を争う時代。

ニンテンドウ64では「~ネオ桃山幕府のおどり」「~でろでろ道中 オバケてんこ盛り」などの良作をリリースしてきたが、当時覇権を握っていたプレイステーションで発売された「〜来るなら恋! 綾繁一家の黒い影」は酷いクソゲーで、シリーズ人気の失墜を招いた……。

その後もプレイステーションゲームボーイアドバンスで近未来SFアクションとして「新世代襲名!」「ニューエイジ出動!」させようとしてコケたり、プレイステーション2で設定を一新してシリアスな冒険活劇にしようとしてまたコケたり……。

2005年にゲームボーイアドバンススーパーファミコン版「~ゆき姫救出絵巻」と「~奇天烈将軍マッギネス」の2作品をカップリング移植した「傑作選!がんばれゴエモン1・2 ゆき姫とマッギネス」と

同時にニンテンドーDSで発売された原点回帰的作品「~東海道中 大江戸天狗り返しの巻 」を最後に、「がんばれゴエモン」開発スタッフがコナミから独立して新会社「グッドフィール」を設立。シリーズはひとまず幕を下ろした。

 

それから一時期コナミはゲーム事業から離れていたものの、潰れかけた「ハドソン」を吸収合併し、Nintendo Switch発売後にゲーム事業に復帰。だが!!

メタルギア」シリーズの生みの親「小島秀夫」監督をクビにしておいて「小島カントクがいなくなってもメタルギアシリーズは永代コナミのモンでっせ!!!ガハハハハ!!!」と言わんばかりに現在はメタルギアシリーズのコレクションタイトルを出し!!

「ハドソンを吸収合併したんやからハドソンの大物タイトル『ボンバーマン』と『桃太郎電鉄』もコナミがいただきまっせ!!『スーパーボンバーマンR』にはコナミキャラぎょうさん出したろ!!スターソルジャー???知らんがな!!!」と版権、IPを独占してやりたい放題だった割には

「グッドフィール」組が抜けたことに対しては相当な恨みがあったのか、がんばれゴエモン」シリーズに関してはまったく音沙汰なし!!!

2019年のコナミ創立50周年記念に「アーケードクラシックス アニバーサリーコレクション」「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」魂斗羅 アニバーサリーコレクション」を出しつつも、

がんばれゴエモン アニバーサリーコレクション」はついに出ることはなかった。

 

というワケでグッドフィール独立後、現在もなおNintendo Switch Onlineでも一切「がんばれゴエモン」シリーズが移植されることもなく、「がんばれゴエモン」シリーズはいつしかゲーム業界では「がんばれゴエモン」の「が」の字すら口に出すことがはばかられるような空気が漂っていた。

 

インティ・クリエイツ製の「悪魔城ドラキュラ」型面クリアアクションゲーム「Bloodstained:Curse of the Moon2」では二人プレイが実装されたが、二人プレイでは主人公の「斬月」だけ二人になってしまう、という異様な光景が展開された。

 

 

だが、クリア後の「ボスラッシュモード」ではインターバル部屋で各キャラクターのサブウェポンアイテムを選択できるのだが、2P側の青い斬月の専用サブウェポンアイテムとしてキセル」「マネキネコ」「ホラ貝」とあからさまに「がんばれゴエモン」を意識したアイテムが登場したのだった!!

もとより「悪魔城ドラキュラ」以外のコナミオマージュも多かった「Bloodstained:Curse of the Moon2」だけに、2P側の青い斬月は「斬月に変装した天下の大泥棒、石川五右衛門なのではないか!?」と思われたのだが……

 

――2人プレイの場合、キャラクターの選択はどうなるのでしょう?

宮澤氏:斬月のみ同時に使えて、その場合は2P側が青い色の斬月になります。それ以外のキャラクターは、同時には使えないようにしています。

會津氏:宮澤はゲーム制作において結構暴走する男なので(笑)、この青い斬月にも設定を付けたいと五十嵐さんに送ったんですが……。

五十嵐氏:却下しました(笑)。

 

真相がインティ・クリエイツの、そしてIGA氏の口から語られることはなかった。

 

そんな中、グッドフィールは主に任天堂ゲームの下請けとして奥ゆかしく活躍してきたのだが…………

何を隠そう!!「御伽活劇 豆狸のバケル」を作っているのが!!!

元「がんばれゴエモン」開発チーム!!「グッドフィール」なのである!!!!!

 

グッドフィールは「ワリオランドシェイク」「毛糸のカービィ」「マリオ&ルイージRPG4」「すれちがいシューティング」「すれちがいゾンビ」「ヨッシーウールワールド」「ヨッシークラフトワールド」などなどを手掛けた後、

2019年に満を持してオリジナル作品・世紀末サルカニ合戦全方位アクションシューティング「MONKEY BARRELS」Nintendo Switchで発売!!

 

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……が!!「MONKEY BARRELS」のエンディングでは新たな敵が現れ、続編を匂わせに匂わせたが、「豆狸のバケル」発売までについに続編が発売されることはなかった、とさ。

 

ちなみに「豆狸のバケル」ゲーム内には、「MONKEY BARRELS」の敵組織「カニダエレクトロ」の看板が至るところに掲示されていたり、テレビの画面に「MONKEY BARRELS」の画像が映っていたりするぜ。

 

第一章 御伽英雄編

 

さァ「昔話」はオシマイだ!!ここからは令和新御伽噺……「豆狸のバケル」の話に戻ろうぜ!!!

「豆狸のバケル」は現代的3Dアクションゲームなのだが、アクション以外にも様々なステージと探索要素があって、実際盛りだくさんの内容だぜ!!!

 

序盤は「がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス」のようにルートに沿ってステージを進めていくのだ。

徳島県・タヌキの里を旅立ったバケルとすんは、「御伽英雄」の力を求めてまずは「キンタロウ」の待つ足柄山を目指して東へ!!その後は豪華客船「オラクル・オブ・ザ・シー」に乗り込んで「ウラシマタロウ」の待つ沖縄・「竜宮城」へ!!

そして沖縄から四国へとんぼ返り、「モモタロウ」の待つ瀬戸内海の「鬼が島」へっ!!!

 

3Dアクションステージ

 

「豆狸のバケル」は面クリア型の3Dアクションゲームだぜ。

ヒト変化した「バケル」を縦横無尽に駆け巡らせて、「お祭り軍団」を撃退!!ステージを探索しつつ、ゴールの「お祭りタワー」開放を目指すのだっ!!

 

ジャンプにローリング、ダッシュにガード、崖つかみ、一通りのアクションが揃っているぜっ!!

なおバケルがダメージを受けてハートが全てなくなったり、穴に落ちたりしても所持金が100両減るだけで、実質残機は無制限。現代的だぜ!!

 

ちなみにチュトリアルに載っていない操作として、Yボタンのローリング中にBボタンで走り幅跳び。連発すればYボタン押しっぱなしで走るダッシュよりも早く動けるぜ。

また走っている途中で左スティックを逆方向に入力しながらBボタンでバック宙返りだ。まあ「スーパーマリオ64」のバック宙返りのように、通常のジャンプより高くジャンプできるわけではないのだが……。

 

 

特徴的なのがバケルの攻撃方法だ。タヌキの里を旅立つ際、バケルは長老からバチを打ち鳴らすことで邪気を祓い改心させるタヌキ族の秘宝「払羅大鼓(はらだいこ)」を授かるのだ。

L、Rボタンがそれぞれ左打ち、右打ちとなっており、太鼓を打ち鳴らすように左右交互にコンボ攻撃ができるのだ!!

……まあ、どちらか片方の連打だけでもコンボ攻撃はできるのだが。

ちなみに、L・Rボタンに負担をかけたくない君はオプションから操作タイプを「タイプB」にすると、バチ攻撃をX・Yボタンに変更できるぜ。

 

L・Rボタンを同時押しすると、強力な「両手打ち」攻撃・コンボができるぜっ!!!

また、L・Rボタンを長押しすれば「タメ攻撃」!!大ジャンプから地面の払羅大鼓を打ち鳴らし、衝撃波で広範囲を吹き飛ばし、さらに地面に埋まったものを引きずり出すぜ!!

 

他にも敵の攻撃に合わせてローリングして「ジャスト回避」からの「カウンター攻撃」!!

敵の攻撃をギリギリでガードして体制を崩したり敵弾を跳ね返したりできる「ジャストガード」と、決まると痛快なアクションがあるのだっ!!

ボス戦ではこれらのカウンター攻撃をうまく使いこなせば、勝機が見えてくるハズだぜっ!!!

 

他にも歯車などに向かってバチを打ち込むと、しかけを動かしたり足場を回転させたりできるぜ。

その際、足場を回転させる歯車をL・Rボタン両手で交互に打つと足場は動かない!

回転させたい方の片方のボタンだけを連打すればその方向に足場が回転するはずだぜ。

 

 

各ステージのゴールである「お祭りタワー」は、1ステージに最低3個あるチョウチン型の「邪気電波装置」によって封印されている!!

邪気電波装置は、ステージ内に直接置いてあるほか、光っている敵を倒したり、光る地面にタメ打ちを放って叩き出したりすると出現する。その後忘れずにバチで打って破壊するんだぜ。

 

ステージ内には邪気電波装置が3つ以上あるステージもある。その場合、3個目以降の邪気電波装置を破壊すると「小判」がザックザクだぜ~~~っ!!!ちにゃ!!

 

 

邪気電波装置を3つ破壊したら、ステージ最後のお祭りタワーの太鼓をL・Rボタンで叩いて清めろっ!!エネルギーが「欽ちゃんの仮装大賞」の採点バーの如く高まっていき、

てっぺんまで到達すればオラク祭太郎マークがタヌキマークに変わって退!!!その県は邪気から開放され、ステージクリアだぜっ!!

 

万屋「ウリ子」でお買い物

 

ステージ2「和歌山県」から、バケルの幼馴染であるビッグカンパニー起業を目指して奮闘する商魂たくましいメスダヌ「ウリ子」が行く先々のステージに現れ、アイテムを売ってくれるのだ。

回復アイテム、買った瞬間に効果の出るアイテム、ストックして十字ボタンで使用するアイテム、ストックして持っているだけで効果の出るアイテム、そしてバケルのハートを増やす「命のせんべい」など多彩だが、売っているものは場所ごとに異なるぜ。

 

バケルのハートを増やす「命のせんべい」は高額だが最優先で買いたいぜっ!!

だが他にはハートがなくなったときにハートフル回復で復活させてくれる「みがわりくん」はひとつは持っておくと安心だぜ。

 

オレのオススメはなんといっても「招き猫」っっ!!!

使用すると一定時間、敵を倒したり箱を壊したりしたときに出てくる小判が倍増するのだっ!!!

方向ボタンで好きなときに発動できるので、敵が大量に出てくる場所で発動して敵を倒しまくれば大儲け間違いなしだぜっ!!!ちにゃ!!!

 

収集要素「ウンチク」と「おみやげ」

 

ひとつのステージ内には、ウンチ…………のような出で立ちをした「イッスン族」の賢者「ウンチク」が5人隠れているのだ。

見つけると、そのステージの地域に関わっていたり関係なかったり……さまざまな「ウンチクのうんちく」を授けてくれるのだ。

 

知識はあるに越したことはない、どう使うかは、キミ次第……???

 

たまにはゲームの攻略に役立つ「うんちく」も授けてほしかったぜ。あろ!!

 

 

また、ステージ内には「おみやげ玉」が3つ隠されていて、叩いて壊すと「おみやげ」がGETできるのだっ!!!

全国行脚の旅の思い出には欠かせないっ!!タヌキ族の長老もきっと喜ぶぜっ!!

 

各ステージの最初のおみやげ玉からは、かならず「その県のペナント」が手に入るぜ。

つまり、最初に取ったらおみやげがペナント以外だったら……見逃しているおみやげ玉があるってことだ!!!

 

ラク狛犬兄妹と3Dシューティング・レーシングステージ

 

ステージ2・和歌山県「キラキラオーシャンビーチ」で、お祭り軍団に襲われていたカラク狛犬「まゆこ」を助けたことで、兄のカラク狛犬「まゆげ」がお礼に協力してくれることになった!!!

「まゆげ」は車やジェットスキー、そして戦闘機などに変形してバケルの冒険をサポートしてくれるぜ。

 

 

まゆげが車やジェットスキーに変形する「レーシングステージ」ではYボタンでアクセル、Bボタンでブレーキ、L・Rボタンで押した方向に曲がる時ドリフトもできるぜ。

ジャンプ台でジャンプするときにL・Rボタン同時押しでトリック発動!!成功するとちょっと加速するぜ。

制限時間内に3つのチェックポイントを通過して、目指すはゴールインだあ!!!

 

 

まゆげが変形した戦闘機に乗り込んで、大空中戦の「3Dシューティングステージ」に突入だあ!!L・Rボタンでそれぞれの翼からショットを発射!!Yボタンでローリング回避!!

ZRボタンで時間経過で回復するビーム攻撃!!ZLボタンで1ステージ3回まで使えるボム!!お祭り軍団のメカを1機残らず撃ち落とせ~~~っ!!!

最後には、ちょうちん型の巨大ボスが出現!!!撃破すれば、お祭りタワーを叩けるようになるぜ。

 

レーシングステージ、シューティングステージでは成績に応じてクリア後のお祭りタワーの前におみやげ玉が最大3つ出現するぜ。

だがウェイタミニッツ(少し待て)!!!レーシングステージ、シューティングステージにはスタート地点に3人、ゴール地点に2人「ウンチク」が隠れているんだ。

「まゆげ」に乗り込む前に、ちゃんと見つけてあげるんだぜ。

 

御伽英雄に変身!!「変化(バケ)ライセンス」

 

「豆狸のバケル」第一章の目的にして山場!!バケルが御伽英雄に変化してさらなる力を得る「変化(バケ)ライセンス」免許皆伝だぜっ!!!ZLボタンで変化画面を呼び出して、変化したい能力に対応したボタンを押して変化だっ!!

まず最初のステージ「徳島県」では「すん」の「変化ライセンス」を授かって「イッスン変化」ができるようになる。イッスン変化すると攻撃力はなくなるが体が小さくなって小さな入口に入れるようになったり、空中でボタン連打でホバリングしてジャンプの飛距離を伸ばすことができるようになるんだ。

 

変化を使うには、七色にひかるタマシイめいた「バケルギー」を集める必要があるぜ。

ただ、敵を倒すと確実にバケルギーを落とすので、敵を倒し続けて欠かさずにバケルギーを集めればずっと変化したままでいられるぜ。

ただ、地中の邪気電波装置を叩き出したり、しかけを動かしたり、お祭りタワーを浄化する時には、変化を解いて「払羅大鼓」を使う必要があるけどな。

 

こうして残りの「キンタロウ」「ウラシマタロウ」「モモタロウ」の3人の御伽英雄といろいろあって戦うことになり、勝利することで「変化ライセンス」を授かって4種類の変化を使い分けられるようになるのだが、

「イッスン変化」以外はあくまでも戦闘補助、といった印象だ。とくに「ウラシマタロウ変化」の釣り竿攻撃は長距離を攻撃できる上にまとまった敵をホーミングで片っ端からなぎ倒せる上に多段ヒットで威力も出るので、ほとんどウラシマタロウ変化だけで戦闘はなんとかなってしまうのだ。

たまに「キンタロウ変化」の一撃必殺の超パワーで暴れまわるの楽しいのだが……

 

すべてのステージにおいて、「特定の変化を使わないとウンチク・おみやげをすべて集められない」ということはなく、しっかり探せば1回のプレイでウンチクとおみやげをコンプリートできる。

ただ、「キンタロウ変化でしか壊せない金色の岩」「ウラシマタロウ変化の釣り竿攻撃でアイテムを引き寄せられ、これを使わないと取れないおみやげがある」などの変化を攻撃以外に活用できるしかけがあっても良かったと思うぜ。

 

第二章 オラク祭太郎

 

瀬戸内海「鬼が島」で最強の御伽英雄「モモタロウ」に認められたバケルは、すでに日本がオラク祭太郎に完全支配され滅びに向かっていること、日本を救う「7つの力」もオラク祭太郎に封印され、日本全国に隠されてしまったことを知る!!!

 

すでに万策尽き果てたかと思われたその時、徳島県・タヌキの里から巨大な茶釜が鬼が島へ向けて飛び立ったのだっ!!!

 

発進!!巨大戦艦「分福」

 

バケルのもとへ駆けつけた巨大な天翔ける茶釜!!それこそがタヌキ一族最大兵器・「巨大戦艦『分福(ぶんぶく)』」だった!!!

バケルの旅をサポートするために、タヌキ族の長老が密かに発艦準備を進めていたのだ!!!

 

第二章からはステージのルートが廃止!!巨大戦艦分福を乗り回して、地方ごとに出現しているステージを好きな順番で攻略できるようになるのだ!!!

そしてその地方のステージをすべてクリアすると、「7つの力」を封印するボスステージが出現するのだあっ!!!

これを繰り返して、47都道府県すべてを股にかける、全国行脚の大冒険が本格的に始まるのだっ!!!Xボタンのメニューから「ワープ移動」を選ぶと、日本各地の好きな地方に一瞬でワープすることもできるぜっ!!!

 

分福船内でできること

 

マップ上でXボタンを押して「分福船内」を選ぶと、分福の船内に入って長老と会話をしたり、いままで集めたおみやげの展示を眺めることもできるぜ。冒険が進んで仲間が増えれば、話しかけられるキャラクターも増えるのだ。

 

 

分福船内・ブリッジにはタヌキの整備班「ケイタ」がいるぜ。条件を満たすことで、コーベイン(小判)を支払って分福の改装、パワーアップができるようになるんだ。

 

 

分福船内には「お面屋」がいて、バケルが被ることができる「お面」を売ってくれるぜ。

お面のラインナップは、ステージの攻略を進めると増えていくぜ。

 

隠れタヌキを探せ!

 

整備タヌキ「ケイタ」に分福を強化してもらうためには、分福のクルーを増やす必要がある。各ステージのタヌキマークの描かれたステージには、「隠れタヌキ」が隠れているぜ。

ステージ内のオブジェクトを目を凝らして探すのだ!!尻尾が出ていないか?タヌキの目のようなマークが付いていないか?よく見ると動いていないか?茶色と黄色のタヌキカラーになっていないか???

「これが隠れタヌキだ!!」と思ったものは「払羅大鼓」で叩きまくれ!!すると隠れタヌキが正体を表し、仲間になってくれるぜ。

 

隠れタヌキは全部で20匹!!中には第一章でクリアしたステージにも隠れタヌキが出現することもあるので、クリアしたステージももう一度確認するんだぜ。

 

特殺大変形!!戦え分福!!巨大ロボバトルステージ

 

日本各地に封印された「7つの力」を守るボスの中には、ビルよりも巨大で、強大な邪気を宿した巨大カラクリメカが存在する!!!

 

ここからが「豆狸のバケル」最大の見せ場だっっ!!!変形!!巨大戦艦分福・「特殺(トクサツ)モード」!!!

超巨大ロボットに変形した分福で、いざ!!巨大ロボバトルだぁ~~~っ!!!!!

 

L・Rボタンで左右のパンチ!!L・Rボタン長押しでためパンチ!!

Yボタンを押しながら移動でステップ移動!!そして……ZLボタンで必殺技!!!

ボスと近い距離なら「特殺百裂拳(仮)」、離れていたら「特殺吃驚砲(トクサツビックリほう)」で、大ダメージだあっ!!!

ただし、必殺技でもガードされることがあるので、敵のスキを突いて確実に必殺技を叩き込むのだっ!!あたたっ!!!

 

巨大ロボット・分福は重量感があるのはいいのだが、機動力には難アリだ。その分敵ロボットはスイスイ動いてズルイ!!

なお、前進する時はスティックで操作するよりもL・Rボタンで左右のパンチ連打の勢いで前進したほうが早く動けるぜ。覚えておこう。

 

 

巨大ロボバトルで勝利すると、「おみやげ」3つ*1と「うんちく」5つがいっぺんに手に入るぜ。

巨大ロボバトルで手に入れたうんちくはマップ画面でのメニュー画面の「うんちく帳」で確認でき、おみやげは分福船内の展示から確認できるが名前の確認はできない。

 

巨大ロボバトルの画面は見やすいけど、「特殺モード」と言い切った割には「特撮」感は薄かった気がするぜ。

まるでジオラマの上でラジコンロボットのオモチャをガッツンガッツンぶつけて遊んでいるみたいな……。

 


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それと……「がんばれゴエモン」シリーズとの露骨な比較は控えたいと思っていたが、やっぱりこれだけは言わせてくれ。

巨大ロボバトルのBGMには、上記歴代ゴエモンインパクト戦BGMのような派手さが欲しかった!!!

 

ラク祭太郎の祭難!!

 

こうして四国、沖縄、関西、中部、中国、九州、東北とバケル一行の戦いは続き、いよいよ関東地方、東京は「オラクル城」天守へっ!!!

九州・熊本城で一度はバケルに破れた「オラク祭太郎」が、今度こそ本気で最終決戦を挑んでくるぜっ!!!

 

この決戦に終止符を打ち、「7つの力」が揃ったら、ついに平和な日本が戻ってくるのかあ~~~~~~~~~っっっ!!???

 

本当に、そう思うかい?まだ行っていない都道府県はないか?

果たしてオラク祭太郎との決戦の先に、バケルたちを待ち受けるものとは!?

衝撃のラストバトル、ぜひ君の目で確かめてほしいぜ!!!

 

総喝!!「豆狸のバケル」はポスト「ゴエモン」たり得たか!?

 

いや~~~~~~~~~~面白かった!!!がんばれゴエモン」云々をヌキにして考えても、「豆狸のバケル」は「星のカービィ」とかにも匹敵する上質で大ボリュームの3Dアクションゲームだったぜ!!!

 

がんばれゴエモン」的な江戸情緒とキッチュさと荒唐無稽さを継承しつつ、実際の47都道府県を舞台にしているので「自分の地元はどんなステージになっているのだろう」という楽しみ方もできるようになったぜっ!!!

 

本作最大の敵「オラク祭太郎の強烈なデザインは「奇天烈将軍マッギネス」の再来を感じたぜ!!

ただ……やっぱり「がんばれゴエモン」の後継作か?と言われると「やっぱりちょっと違うかなぁ」とは思う。

実はスーパーファミコン版4作品で止まってて、「ネオ桃山幕府のおどり」などのスーパーファミコン以降の作品をプレイしたことがないオレたちが言えたことじゃないけどさ。

 

それに……やっぱり「豆狸のバケル」はグッドフィールから古巣コナミへの「絶縁状」であるとも言える。

同様にコナミを抜けた「IGA」=サンこと「五十嵐孝司」=サンが「Bloodstained -Ritual of the Night-」を出した後、IGA=サンは「Bloodstained」のシリーズ化に成功したか?

カプコンを抜けた稲船敬二=サンが「Mighty No.9」を出した後、稲船=サンは「ロックマン11」の開発に携わることができたか?……そういうことだ。

グッドフィールがコナミに黙って「がんばれゴエモン」の精神的続編を出すということは、コナミの逆鱗に触れて今後一切「がんばれゴエモン」シリーズの新作どころか、過去作の移植・リメイクも絶望的になってしまうかもしれない!!

それだけの覚悟が伴う所業なのだ!!

 

 

本作は新たなる御伽英雄「豆狸のバケル」の、「最初の冒険の物語」だ。

グッドフィールの覚悟に俺たちが応えるために、すべきことはわかっているな?そう!!「豆狸のバケル」の冒険は!!この1作で完結すべきではないっ!!!

がんばれゴエモン」に代わる令和の「ニューエイジ」として、バケルには申し訳ないが第二、第三の冒険へと旅立ってもらわなければならないっ!!!

そのためには!!俺たちの購入と宣伝が不可欠だっ!!!!!

 

「豆狸のバケル」の世界観や設定には、まだまだ明かされていない謎や続編に向けての拡張の余地があるぜ。たとえば、「巨大戦艦『分福』」や「カラク狛犬まゆげ・まゆこ」は誰が作ったのか?

 

もしも続編があるのなら、分福に合体サポートメカが登場して合体パワーアップしたり、七福神を降臨させたり、世界の街を分福で巡って世界の「御伽英雄」に会ったり、月に行って「輝夜姫(かぐやひめ)」に会いに行ったり……物語はまだまだ広がっていくはずだぜっ!!!

 

「豆狸のバケル」は「月刊コロコロコミック」で発売前からコミカライズされるなど、「MONKEY BARRELS」よりも遥かに宣伝に力を入れて作られている。そして、ゲームを愛するすべての世代に胸を張ってオススメできる一本だ。

任天堂公式Youtubeでの子供向けゲーム情報番組「ニャニャニャ!ネコマリオタイム」がコロナ・ヘル・オン・アースのせいで更新頻度が激減し、いつの間にか打ち切りめいてしまったのが至極残念だ。

 

とにかく!!俺たちはいつまでも「がんばれゴエモン」の思い出に因われ続けてはいけないっ!!!これからは「豆狸のバケル」の時代だっ!!!本作も満足度は高かったが、ゲーム性はまだまだ改善の余地がある!!

グッドフィールには、ぜひこのクオリティを維持し、さらにパワーアップした「豆狸のバケル」シリーズを年イチぐらいでリリースできるぐらいの人気シリーズにしてほしいっ!!!

無事人気シリーズになった暁には、発売されるたびに全力で遊び倒し、独断採点拳を叩き込んでやるぜっ!!!!!

 

奥義・独断陰陽双喝破!!!

あたた秘孔:

・多彩で痛快なアクション、そして60以上のステージで、3Dアクションゲームとしてはイチオシの出来と大満足のボリューム!!!

・レーシングステージ、3Dシューティングステージ、巨大ロボバトルステージなどアクション以外のステージも盛りだくさん!!!

・「ウンチク」「おみやげ」そして「隠れタヌキ」とステージ探索・コレクション要素も充実!!

・「がんばれゴエモン」のコミカルさ・江戸情緒・キッチュさ・荒唐無稽さ・義理人情を受け継ぎつつ現代技術も取り入れられ47都道府県に分かれた日本の独自の世界観!!

・個性豊かな「御伽英雄(オトギヒーロー)」のアレンジも前代未聞で絶妙!!

・ゲームを愛するすべての世代に胸を張ってオススメできる一本!!!!!

 

ひでぶ秘孔:

・「イッスン変化」以外の変化はあくまで「戦闘の拡張」でしかなく、だいたい「ウラシマタロウ変化」でなんとかなってしまう。

・「うんちく帳」があるのに「おみやげ一覧」がない。巨大ロボバトルで手に入るおみやげは分福船内に展示されるのみで名前を確認できない。

 

次回予告 ~そして2024年へ~

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さて、「超ファミ珍EX」次回の停車駅はポケットモンスター バイオレット ゼロの秘宝 後編 藍の円盤」といきたかったが……

残念ながら、2023年はもうタイムアップだ。次回は終点「超ファミコシ珍拳2023 あたた快真撃!!!」だぜ。

 

 

「~ゼロの秘宝 後編 藍の円盤」は、「ブルベリーグ」チャンピオンになってエンディングまではすぐに拝めたが、忘れてはいけない。ポケモンは、エンディングを見てからが本番だということを!!!

「ブルーベリー図鑑」の完成ももちろん、まだまだクリア後のイベントが、伝説のポケモンが目白押しだぜっ!!

 

「ブルーベリー図鑑」完成もそうだけど、図鑑完成のためにも必要なブルーベリー学園専用電子通貨「BP(ブルーベリーポイント)」をひとりで稼ぐのがホンッッットに大変なんだよなあ。あわびゅっ!!!

それに来年からの「ランクバトル」新シーズンでも「~藍の円盤」のポケモンが使用可能になる。新しいパーティーも考えなきゃだぜ!!!

 

……まあ、ポケットモンスター スカーレット/バイオレット ゼロの秘宝には2024年1月11日に「番外編」が配信されるようなので、2024年一発目にそれと一緒に記事にする、ってことで。

 


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気がついたらもう2023年も大晦日っ!!!記事の執筆のみならずオレも掲載するイラストをがんばっているが、果たして2024年までに間に合うのかっっ!??

 

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これより俺たち超ファミコシ珍拳伝承者は、2023年の激闘を書き記すべく地球へ帰還する!!!

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それじゃ、2023年の最後までカラテを鍛えて待っていてくれよ。

オタッシャデー!!

 

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【超ファミコシ珍拳2023 あたた快真撃!!!に続く!!!】

*1:その県のペナント、巨大ボスの置物、名産品