初めての方は【↓こちら】
前回の「ロックマン伝説!!!」は【↓こちら】
外伝「MEGAMAN UNLIMITED」は【↓こちら】
あたたたたた~~~~~~~っっっ!!!
超ファミコシ珍拳創始者にして伝承者のかん帝だっ!!
すべての敵を撃ち貫き、打ち勝った強敵(とも)たちの技を受け継ぎ、
正義を貫いたロボットにして永遠のヒーロー、その名は「ロックマン」!!!
その激闘は、時空を超え、ハードを超えて、まだまだ続いていくッ!!
超ファミコシ珍拳伝承者のドワ王だぜっ!!
「ロックマン」そして「ロックマンX」の勇姿はかつてのオレたちの憧れであり、
その激闘はオレたちのアツい思い出となって魂に刻まれた。
だが、その思い出は、激闘は、一度は断ち切られてしまう。
スーパーファミコン、そしてニンテンドウ64をも蹂躙し、ゲーム業界を圧巻した「プレイステーション」の出現によって……………!!!
ドーモ!超ファミコシ珍拳伝承者にしてエターナル・ゲーマー・チャンピオンのザ・パートゥノです。
だが、君たちも知っての通りNintendo Switchならば、ハードを超えて、時空を超えて全ての横スクロールアクションの
「ロックマン」シリーズのメインナンバリング作品がすべて楽しめる時代となった。そして「ロックマンX」シリーズもだ!!
今こそ、断ち切られた歴史を紡ぎ直す時だぜ!!!「ロックマンX アニバーサリーコレクション」略して「アニコレ」シリーズで!!
前回の「超ファミコシ珍拳すぺしゃる ロックマン伝説!!! Age of “R”」にひきつづき、
今回は「ロックマン」の時代から100年後、ロックマンの後継機である「エックス」が「イレギュラーハンター」として
宿敵「シグマ」をはじめとする「イレギュラー」と戦っていく「ロックマンX」シリーズの全8作品を独断採点拳していく
「Age of “X”」に突入するぜ。シュテムターン!!!
【イレギュラーハンターたちの戦いの奇跡を追うのなら「続きを読む」を押すのぢゃっっ!!!】
【もくじ】
- キャラクター紹介
- エックス(X1~)
- ゼロ(X1~)
- ケイン博士(X2~X3)
- シグマ(X1~)
- VAVA(ヴァヴァ) (X1)
- カウンターハンター・サーゲス(X2)
- カウンターハンター・アジール(X2)
- カウンターハンター・バイアラン(X2)
- マック(X3)
- Dr.ドップラー(X3)
- VAVA mk-2(X3)
- ナイトメアポリス・ヴァジュリーラFF(X3)
- ナイトメアポリス・マンダレーラBB(X3)
- アイリス(X4)
- ダブル(X4)
- カーネル(X4)
- ジェネラル(X4)
- シグナス(X5~)
- エイリア(X5~)
- ダグラス(X5~6)
- ダイナモ(X5~6)
- ゲイト(X6)
- ハイマックス(X6)
- Dr.アイゾック(X6)
- アクセル(X7~8)
- レッド(X7)
- レイヤー(X8)
- パレット(X8)
- ルミネ(X8)
- VAVA-V(ヴァヴァ・ペンテ) (X8)
- Dr.ライト(X1~)
- Dr.ワイリー(X4~????)
- 用語集
- 「ロックマンX」シリーズの魅力!!
- ロックマンX アニバーサリーコレクション1
- ロックマンX
- ロックマンX2
- ロックマンX3
- ロックマンX4
- ロックマンX アニバーサリーコレクション2
- ロックマンX5
- ロックマンX6
- ロックマンX7
- ロックマンX8
- ロックマンXシリーズ・超ファミ珍ベストゲーム決定!!!
- 移植されなかったシリーズ
- そして「ロックマンX Dive」へ……
- 戦いは、さらに数百年の時を超える!!
キャラクター紹介
エックス(X1~)
ロックマンエックス。だが、劇中でそう呼ばれたのはナンバリング作品全8作の中でたった1回だけであり、基本的には「エックス」とのみ呼称される。
その名前には、「無限の可能性」と「危険性」という意味が込められている。
ロボット工学の権威、Dr.ライトが最後に開発したロボットであるとされ、彼の持つ無限の可能性と高度な「感情」が
「ロボット三原則」を疑問視し、人類に危害を加える可能性を危惧したDr.ライトはエックスの安全性を検査するため30年もの間封印。
その後、ケイン博士の手によって封印を解かれ、限りなく人間に近い感情を持つ次世代のロボット「レプリロイド」開発の雛形となった。
ただし、エックスそのものがオーパーツと呼べるほどの超技術の結晶であるため、エックス以後に生まれたレプリロイドが完全なエックスの「模倣(レプリカ)」となれたわけではない。
目覚めた後、暴走したレプリロイドやメカニロイドなどを処分する「イレギュラーハンター」第17精鋭部隊に配属。
当初は、エックスの他のレプリロイドにはない「悩み、迷う」という感情が任務に支障をきたしており「ハンターランク」は「B級」であったが、
その後「シグマ」の反乱を幾度となく阻止してきた功績を讃えられ、やがてシグマの後任として第17精鋭部隊の隊長となった。
しかし、「X7」では、果てしないイレギュラーハンターとしての戦いにエックスの精神はついに限界を迎え、一度は前線を退いてしまったが……
基本武器は砲塔状に変形した腕から打ち出される「エックスバスター」。チャージショットも標準装備されている。
倒したレプリロイドのDNAデータを取り込むことで特殊武器も使用できるほか、世界各地にDr.ライトが残したカプセルに入ることで
エックス用のアーマーパーツが装着され、装着したパーツに応じてさらなるパワーアップを遂げる。
「X1」では「フットパーツ」を手に入れることでダッシュができるようになるが、「X2」以降では地上でのダッシュが標準装備となる。
ハードがプレイステーションに移行した「X4」からは、各キャラクターにボイスが付きゼロ、シグマといったメインキャラは「X8」まで同じ声優が続投したが、エックスはX8までに2回声優が変わっている。
ゼロ(X1~)
イレギュラーハンター第17部隊に所属していた特A級イレギュラーハンター。エックスの先輩であり、戦友でもある。
エックスの持つ可能性にいち早く気づいていたイレギュラーハンターであり、イレギュラーとなった元イレギュラーハンター「VAVA」に敗北したエックスを助け、
そして「エックスには戦いによって能力を高める力があり、いつか自分(ゼロ)よりもずっと強くなる可能性がある」と励まし、立ち直らせた。
その後、シグマ要塞内でのVAVAとエックスとの決戦の際、エックスを助けるために一度は自爆、制御チップを残して大破したが、
「X2」ではカウンターハンター・サーゲスに新たな肉体を与えられて復活。8ボスを倒すまでにカウンターハンターを全て見つけ出し、倒せたかどうかで展開が変化する。復活後は第0特殊部隊隊長となる。
「X2」でのゼロ復活に伴いデザインもリニューアル。武器にビームサーベル「ゼットセイバー」も追加され、以後「X2」のデザインと仕様に準拠する。
迷い、悩みながら成長していくエックスとは対照的に、ゼロ常にイレギュラーを憎み、戦いに関して迷いを抱くことはほとんどない。
だが、いかなる敵を前にしても迷わず刃を振り下ろすその信念が、時に最悪の悲劇につながってしまうことも…………。
「X3」では待望のプレイアブルキャラクターとなるが使える場所が限定的で、あくまで「エックスが弱いうちのお助けキャラ」といった印象が拭えなかったが
「X4」ではついに主人公として使用可能になり、その後はエックスとのダブルヒーロー制が採用され、
「X7」以降はエックス、ゼロ、アクセルの中から二人を選んで出撃する。
基本武装は砲塔状に変形した腕から放たれる「ゼロバスター」。
「X2」で復活した後は、ビームサーベル「ゼットセイバー」も加わり、「X4」以降では倒したボスに応じて2段ジャンプ、回転斬りなどさまざまな「技」を習得(ラーニング)していく。
「ロックマンゼロ」発売後の「X7」以降では、獲得した特殊武器や開発した武器によってゼットセイバー以外の武器や、素手(ナックル装備)での格闘などもできるようになる。
イレギュラーハンターとなる前のゼロ、そしてゼロが何者なのかを知っているのは、目覚めたばかりのゼロと対峙して唯一生き残ったシグマだけである…………。
2002年には、ゲームボーイアドバンスで「ロックマンX」から100年後を舞台にゼロを主人公とした新規シリーズ「ロックマンゼロ」が発売。
しかしそれ以降も並行して「ロックマンX」シリーズが展開されたため、「ロックマンゼロ」にて100年の眠りにつくことが約束されてしまったゼロはロックマンゼロシリーズとの帳尻合わせに追われることとなる。
ケイン博士(X2~X3)
人間。エックスを目覚めさせた男であり、「レプリロイド」を生み出した科学者。エックスやゼロに協力し、助言を与える。
シグマを生み出したのも彼であり、シグマが最強最悪のイレギュラーとなってしまったことに心を痛めている。
本格的に登場するのは「X2」からだが、名前だけは「X1」のオープニングデモに登場している。
どことなくDr.ワイリーの面影を感じるが、仮に彼がDr.ワイリーの末裔だとしても、悪人の子孫が悪人になるとは限らないだろう。
そんなケイン博士だが、「X3」を最後にぱったりと登場しなくなり、物語のメインキャラは完全にレプリロイドのみとなる。
「X1」のリメイク版「イレギュラーハンターX」に封入されたオリジナルアニメ「Day Of The Σ」では設定が大きく変わり、
巨大な生命維持装置を取り付けられた無残な姿となり、さらにシグマが放った無差別ミサイル爆撃を受けて消滅したかのような描写がなされている。
シグマ(X1~)
イレギュラーハンター第17精鋭部隊元隊長にして、今や最強最悪のイレギュラー。
元イレギュラーハンターなどを配下に引き入れ、人類絶滅・世界征服に乗り出した。
シグマのレプリロイドとしてのボディは彼の分身のようなものであり、ボディを破壊されても本体である「シグマウイルス」を根絶しない限り
新たなボディを得て何度でも、何度でも、な・ん・ど・で・も蘇る。
VAVA(ヴァヴァ) (X1)
元第17精鋭部隊のイレギュラーハンターだったが、イレギュラーを処理すると言うよりは「狩り」を楽しむかのように暴れ回る残忍な性格。
悩み、迷う心を持ち十分な戦果を上げられずにいたエックスをイレギュラーハンターとして格下だと誰よりも見下していた。
危険行為を繰り返し処罰を受けたが、シグマによって解放され好きなだけ破壊行為を楽しんでいた。
専用のライドアーマーを駆り、エックスを圧倒した。
PSPで発売された「イレギュラーハンターX(アニコレ未収録)」では、エックスでクリアするとVAVAを主人公とした「VAVAモード」が遊べるようになる。
カウンターハンター・サーゲス(X2)
「カウンターハンター」とは、イレギュラーハンターを狩る強力なイレギュラーであり、すでに100体近くのイレギュラーハンターを葬った。
サーゲスは「知恵」を象徴するカウンターハンターのリーダー的存在の老人型レプリロイドであり、部下の8体のイレギュラーだけではエックスを倒せないと判断し、ケイン博士でも修復出来なかったゼロの新たなボディを作り出して
3つに分けてサーゲス自身、アジール、バイアランに託しそれをエサにエックスをおびき出して倒そうとした。
エックスを「ロックマンエックス」と呼んだ*1ただ一人のレプリロイドであり
また、ある場面ではエックスを「ライトの忘れ形見」とも呼んでいる。サーゲスは、本当にレプリロイドなのだろうか!?
カウンターハンター・アジール(X2)
「速さ」を象徴するカウンターハンターの一人である冷酷な剣士型レプリロイド。
ダッシュからの連続斬りと、斬り上げから放たれる衝撃波を武器に戦う。
他にも、驚くべき秘策があるというが……?
カウンターハンター・バイアラン(X2)
「暴力」を象徴する、ゴリラめいた巨体を持つカウンターハンターの一人。頭に辮髪めいてくくりつけられた巨大鉄球を振り回す攻撃を得意とする乱暴者。
カウンターハンターは出現したステージの隠し部屋に現れ、カウンターハンターを倒さずにそのステージの本来のボスを倒してしまうと二度と戦うことができなくなる。
マック(X3)
「ロックマンX3」のオープニングステージに登場。通称「ゆくえふめいのマック」。
「ドッペルタウン」からイレギュラーがハンター本部に襲撃した際に現れた、行方不明になっていた元イレギュラーハンター。
Dr.ドップラー配下のイレギュラーに成り下がった彼は、Dr.ドップラーの命令によりエックスを捕獲しようとするが……
Dr.ドップラー(X3)
レプリロイドをイレギュラー化させる「シグマウイルス」を研究し、対シグマウイルスワクチンプログラムを開発し、
人間とレプリロイドが共存できる夢の都市「ドッペルタウン」を作り上げた善良で偉大なる科学者型レプリロイド。
だが、研究の過程で彼自身もシグマウイルスに感染、イレギュラーとなってシグマの軍門に下り、ある目的のために優秀なレプリロイドを集め、ついにはエックスをも捕獲しようとしていた。
ゲーム終盤では直接対決することになるが、「バリアーを張っている間に攻撃すると吸収されて回復されてしまう」ことにさえ気をつければ
あとは同じ攻撃の繰り返しなので、比較的ラクに倒せてしまう。(もともと戦闘用ではなかったから仕方ないとは言え……)
「ロックマンX〜X2」を元にしたトレーディングカード「カードダス」オリジナルの物語「ロックマンX メガミッション」で先行登場。
ゲーム内での設定とは異なり、機械生命体「リミテッド」を開発してエックスが倒したイレギュラーを「リミテッド化」して蘇らせた悪の科学者として描かれている。
VAVA mk-2(X3)
エックスとゼロによって一度は倒されたVAVAが、Dr.ドップラーによって新たな体を与えられて蘇った姿。ライドアーマーも「DRA-00」に新調された。
復讐鬼として打倒エックスに執着し、Dr.ドップラーの言うことをあまり聞かない。
一定のステージをクリアすると特定ステージの隠しエリアに現れるワープカプセルからVAVA mk-2との対決ステージに移行し、
弱点武器で倒したか、それ以外で倒したかによってその後の展開が変化する。
ナイトメアポリス・ヴァジュリーラFF(X3)
イレギュラーの巣窟と化した「ドッペルタウン」を守る「悪夢の警察」ナイトメアポリスの片割れ。
8ボスのステージをふたつクリアすると、各ステージ内に設けられている小部屋に乱入してくるようになり、戦闘を回避することはできない。
Dr.ドップラーは「あのイレギュラーハンター(エックス)をほかくせよ なるべく、いけどりでな。」って言ってるのにたのにいざエックスと対峙すると
「はかせのめいれいだ、きえてもらう」と言い放って問答無用で破壊しにかかり、人の話をまったく聞いていない。
ご覧のとおりイラストでは銅鐸型の大きな盾を装備しているが「X3」作中では使わず、ビームサーベルを展開しながらの突進、
エックスの動きを封じるリング弾、火炎弾などて攻撃するスピード型のボス。
岩本佳浩氏が描いた漫画版では、最初はクールな悪役として登場したが、Dr.ドップラーによる改造でパワーアップしてついにエックスを破り
クリスマスの夜に公開処刑しようとした時、醜悪で残虐な本性を表しいざ処刑ドリルがエックスを貫かんとした時、歓喜のあまり……
『メぇぇぇ〜〜〜〜
リぃぃぃぃ
クリっスマぁぁぁ
ぁ────────スぅ!!
ひゃ──はっはっはっ
はっはぁ───────────っ』
……と絶叫したシーンは今でも語り草となっており、岩本氏も2005年~2014年まで公式サイトの日記で毎年クリスマスの日にヴァジュリーラを描いていたほどだった。
もちろん、原作ゲームではこんな事は言っていない。
ナイトメアポリス・マンダレーラBB(X3)
イレギュラーの巣窟と化した「ドッペルタウン」を守る「悪夢の警察」ナイトメアポリスの片割れ。
8ボスのステージをふたつクリアすると、ヴァジュリーラ同様各ステージ内に設けられている小部屋に乱入してくるようになる。
ヴァジュリーラ同様、エックス捕獲の任務を受けて出撃するが、いざエックスと対峙し、敗北後撤退する際に
「つぎに あったときは おまえを くだいてみせる!!」と言い放ち、Dr.ドップラーの部下は言うことを聞かないやつばかりである。
エックスを引き寄せる磁力弾で動きを封じ、巨体から繰り出される突進からグルグルパンチの連続攻撃の破壊力は凄まじいが、
実は磁力弾はダッシュ壁キック(壁に張り付いてジャンプ+ダッシュ)で簡単に引力から逃れることができ、
少し壁を登ってからダッシュ壁キックでマンダレーラのタックルを飛び越えて簡単に背後に回ることができ、あとはこれを繰り返しつつ攻撃するだけで倒せる。
……なんて簡単そうに書いたけど、オレはその攻略法を知らないまま戦ったのでめちゃんこ苦戦したんだぜっ!!たわば!!!
ヴァジュリーラ、マンダレーラの両方を弱点武器以外で倒し、撤退させると……?
アイリス(X4)
レプリロイドのみで構成された軍隊「レプリフォース」に所属する女性型レプリロイドで、「レプリフォース」高官「カーネル」の妹。
「ロックマンX4」で、ゼロをプレイヤーキャラとして選んだ場合にのみ登場し、エックスを選んだ場合には登場しない。
本来は「ロックマン」のような強さと優しさを兼ね備えた一体のレプリロイドだったが、強さと優しさの回路が反発しあいうまく動作しなかったため
「強さ」の思考回路は「カーネル」へ、「優しさ」の思考回路は「アイリス」へと分けられ、2体は兄妹となった。
「スカイラグーン崩落事件」によりイレギュラーハンター本部がレプリフォース全体をイレギュラー認定ししたことを発端とする「レプリフォース大戦」の中、
兄カーネルと密かに想いを寄せるゼロとの戦いを止めようと必死に二人を説得するが、抑えられない戦いの潮流はやがてアイリスをも巻き込んでいき……。
X3とX4の間の時系列の物語である外伝作、ゲームボーイカラー版「ロックマンX ソウルイレイザー(アニコレ未収録)」では
研修生時代のアイリスが登場し、「イレイズ事件」に挑むエックスとゼロをサポートした。
ダブル(X4)
エックスの後輩となる、新入りイレギュラーハンター。台詞の語尾に「〜ズラ」と付くのが特徴。
「ロックマンX4」で、エックスをプレイヤーキャラとして選んだ場合にのみ登場し、ゼロを選んだ場合には登場しない。
ゼロ編ではオープニングステージのボス戦直前でアイリスとの出会いのイベントがあるが、エックス編ではオープニングステージクリア後イベントのブリーフィングルームにダブルがいきなり現れる。
カーネル(X4)
レプリフォース司令官「ジェネラル」の直属の部下であるレプリフォースの高官、そしてアイリスの「兄」。とにかく「軍人」としてのプライドが高すぎる。ゼロとは良きライバルであったが……。
X4オープニングステージでの「スカイラグーン」崩落事件の際、アイリスを救うために駆けつけた時、
スカイラグーン崩落事件にレプリフォースのレプリロイドが関わっていたため、エックスorゼロから武器を捨ててイレギュラーハンターの取り調べに応じるよう説得されるが、
「ふざけるな!軍人に武器をすてろだと?」「われわれレプリフォースは軍のほこりをすてるより、戦いをえらぶ!」と突っぱねて取り調べを拒否。
その結果イレギュラーハンター本部はレプリフォース全体をイレギュラーと断定。怒ったジェネラル及びレプリフォース所属のレプリロイドは人類とイレギュラーハンターに反旗を翻し、
ついに「レプリフォース大戦」と呼ばれる悲劇にまで発展してしまう。
もともとレプリフォースとイレギュラーハンターとの仲があまり良くなかったとは言え、こいつが素直にイレギュラーハンターの取り調べに応じ、
レプリフォースの潔白を証明していればレプリフォース全体がイレギュラー扱いされることも、レプリフォースの反乱が起こることもなかったのでだいたいこいつが悪い。
「見損なったぞカーネル!!」
……とゼロが吐き捨てたセリフでも有名なゼロ編では、レプリフォース宇宙港でのゼロとカーネルとの最後の戦いで必死に戦いを止めようとしたアイリスを想うゼロは最後の説得に挑むが、
カーネルは最後の最後までこれを拒否。軍人の誇りを抱いたままゼットセイバーの前に誇り高く散った。
…………が、この結末がXシリーズ最悪の悲劇に結びついてしまうのであった。
ジェネラル(X4)
陸軍・海軍・空軍・宇宙軍からなるレプリロイドだけの軍隊「レプリフォース」の最高司令官である巨大レプリロイド。
軍人の誇りは高いがカーネルよりは話が分かる男であり、エックス編オープニングアニメでは彼のもとに現れたフードを被った謎のレプリロイド(どう見てもシグマ)からのクーデターの勧誘を毅然とした態度で断り、追い返した。
……が、上記の「スカイラグーン崩落事件」およびカーネルの取り調べ拒否によりレプリフォース全体がイレギュラー認定されると、ついに怒りを顕にしてレプリロイドだけの国家の樹立を掲げ人類とイレギュラーハンターに宣戦布告した。
だが、最終兵器である衛星砲が暴走し、全てがシグマの策略であったことが判明すると、ジェネラルはエックスorゼロとの戦いで大破した身体を押して衛星砲の中枢部へ突入し、自爆。
その命を持ってレプリフォース大戦に終止符を打った。
カーネルやジェネラル、そして反乱に加わったレプリフォースのレプリロイドの中には、あくまでも己の正義と軍人の誇りのために戦っており、上官命令に従ってシグマの反乱に加わったシグマの部下や、
内なる破壊衝動を満たすためにイレギュラーに成り下がったもの、シグマウィルスに感染したイレギュラーたちとは一線を画すものであった。*2
果たして反乱を起こしたレプリフォースは、その全てがイレギュラーと呼ぶべきものだっただろうか?
ゼロ編では、一切迷うことなくゼットセイバーを奮った結果失った犠牲から一度は戦う意味を見失いかけ、
さらに追い打ちをかけるようにシグマから突きつけられたゼロ自身の真実によって大きな困惑を受け、「(感情を持ったものは)結局みんなイレギュラーなのか!!!」と絶望し、
エックス編では、己の正義のために戦うカーネルやジェネラルの姿がエックス自身と重なり、いつかエックスの正義や優しさがイレギュラーハンターの理念に反し、
イレギュラーとみなされてしまうのではないかという懸念から、ゼロとある約束を交わした。
シグナス(X5~)
「レプリフォース大戦」においてレプリフォースをイレギュラー認定したことで多くの犠牲を払うことになってしまった前イレギュラーハンター司令官は、責任を感じ辞任。
「ロックマンX5」以降、代わりに司令官として派遣された元レプリフォース高官のレプリロイドがシグナスである。着任早々、シグマウィルスの全世界蔓延にスペースコロニー「ユーラシア」の墜落と世界規模の危機に巻き込まれ、それを乗り越えた後も数多の危機に見舞われるが、
それでも希望を捨てずにイレギュラーハンターたちを導き、「X5」から「X8」までエックスたちの上官を勤め上げた。
エイリア(X5~)
「ロックマンX5」から シグナス着任と同時期にイレギュラーハンター本部にオペレーターとして派遣された女性型レプリロイド。
「X5」ではステージ内でエックスやゼロに通信を行い、さまざまなアドバイスをくれるが強制的にゲームを中断して通信をよこしてくるので非常にテンポが悪かった。
その点を反省してか、「X6」以降は通信が入るポイントで特定のボタンを押すことでプレイヤーの任意でエイリアと通信できるようになった。
彼女もまた、「X5」から「X8」までエックスたちをサポートし続けた。
ダグラス(X5~6)
「X5〜X6」に登場したメカニックのレプリロイド。通常「ダグ」。
エックスたちをサポートするさまざまなカスタムパーツを作ってくれたが、同期のシグナス、エイリアが「X8」まで登場し続けたのに対しダグラスは「X6」以降ぱったりと登場しなくなった。
ダイナモ(X5~6)
シグマに雇われた傭兵レプリロイド。地上のシグマウイルス蔓延の混乱に乗じ、スペースコロニー「ユーラシア」を制圧、地球に墜落させようとした張本人。
さらにユーラシア墜落を阻止せんと奔走するイレギュラーハンターをあざ笑うかのようにエックスとゼロに戦いを挑んできた。
エックスorゼロの全力の攻撃を受けても死ななかった、なにげにすごい奴である。
さらに「X6」にも「ナイトメアソウル」を集めて自身を強化すべく暗躍。
最終ステージに挑める状態で通常ステージに行き、ステージ内の分岐で「アナザーエリア」へ行くと戦闘することができ、弱点武器で攻撃するとナイトメアソウルを落とす。
最終ステージに挑むまで他のステージのアナザーエリアに行くことで何度でも戦えるが、X6でも何度戦ってもダイナモを完全破壊することはできない。
そんな敵としては最強のレプリロイドとも言えるダイナモだが、「X7」以降は一切登場しなくなり、その上「X8」ではユーラシア墜落やナイトメア事件などの一連の事件は「VAVA」が引き起こしたものとされてしまい、歴史から存在が抹消されてしまった。
ゲイト(X6)
数々のレプリロイドを生み出して来た科学者レプリロイド。科学者時代のエイリアの同僚でもあった。
だが、エックスやゼロを超えるレプリロイドを生み出す野心に駆られ、危険な存在とみなされ次第に孤立していく。
実際ゲイトは優秀なレプリロイドを生み出してきたが、ゲイトの功績を妬む者たちの謀略や様々な事情、あるいはイレギュラー化により皆非業の最期を遂げている。
そんな中、スペースコロニー「ユーラシア」墜落現場で「あるもの」を発見したことが彼の運命を決定的に狂わせることになる。
その後、ユーラシア墜落後の世界を襲った「ナイトメア現象」を解明するため、かつてゲイト自身が生み出したレプリロイドたちを蘇らせ「ナイトメア調査団」を結成するが……。
ハイマックス(X6)
ゲイトが開発した最強のレプリロイドであり、「ナイトメア調査団」のリーダーでもある。
あるレプリロイドのDNAデータが組み込まれており、最初はエックスの攻撃が一切通用しない強敵だった。
各ステージの「アナザーエリア」で「ナイトメア・ゼロ」を倒した後に再度どこかのステージのアナザーエリアに行くと再戦でき、
これを撃破すると8ボスをすべて倒さなくても最終ステージ「ゲイト秘密研究所」ステージに入れるようになる。
Dr.アイゾック(X6)
ゲイトの部下である科学者型レプリロイドにして、ナイトメア現象調査員の責任者。
ナイトメア現象はゼロの亡霊の仕業であると豪語しつつも、内心ではゼロに異常なまでに執着している。その正体は…………!?
アクセル(X7~8)
「X7」から登場する対イレギュラー自衛警備団「レッドアラート」の元イレギュラーハンターで、第3のプレイヤーキャラ。
「コピーショット」で敵のDNAデータを取り込み、倒した敵の能力だけでなく姿もそっくりに変身する能力を持つ。
ただし、どんなレプリロイドやメカニロイドにも変身できるわけではないようだ。
正義感がないわけではないが、子供っぽく無茶や危険な行動が多い。
レッドアラートのリーダー「レッド」に拾われ、育てられた恩があったが、組織の変化に疑問を抱き脱走。
その後ゼロに出会い、イレギュラーハンターに保護されるが、それがイレギュラーハンターとレッドアラートとの抗争の引き金を引いてしまう。
レッドアラート抗争終結後、正式にイレギュラーハンターに加入。
レッドアラート抗争の原因であったことと、無茶な戦いが多いことからエックスは彼を快く思っていなかったが、
エックス達の熱心な指導により(?)「X8」ではエックスやゼロとも打ち解けている。
そして「X8」では「新世代型レプリロイド」のプロトタイプであることが明かされた。アクセル自身はプロトタイプ呼ばわりを快く思っていない。
X7以降、アクセルがいないと取れないアイテムや、クリアが困難になる場所が多く、開発スタッフから贔屓されている疑惑がある。
レッド(X7)
エックスが一線を退いたことにより、弱体化したイレギュラーハンターに代わって台頭した自衛警備団「レッドアラート」の隊長であるレプリロイド。
アクセルを拾って育てた恩人であり、かつては悪党にしか力を降るわない男だったが…………
レイヤー(X8)
「ロックマンX8」では、今までのオペレーターであったエイリアに加え合計3人のオペレーターから通信相手を選択できるようになった。
エイリアの後輩であり、敵の弱点の解析に長けている。
ゼロにほのかな想いを寄せる。豊満。
パレット(X8)
「ロックマンX8」で選択できるオペレーターの一人。
隠しルートの発見など、エリア解析能力に長けている。また、「ラボラトリー」のナビゲーションも務める。平坦。
X8では、一度ゲームをクリアするか、隠しコマンドを入力すると……!?
ルミネ(X8)
軌道エレベーター「ヤコブ」の管理者、そして「ヤコブ計画」の責任者である「新世代型レプリロイド」。
下記の「VAVA-V」によって連れ去られてしまうが…………?
VAVA-V(ヴァヴァ・ペンテ) (X8)
ロックマンX3以降、まったく登場しなかったVAVAがロックマンX8でついに帰ってきた。
「ヤコブ計画」の責任者であるルミネをさらい、選んだステージによっては幾度となく戦うことになる。
やはり、今回も新型ライドアーマーに乗ってエックス達に襲いかかる。声が変(CV:麦人)。
なお、「X8」において、「X3〜X7」までの数々の事件には裏でVAVAが関わっていた、という事にされ、上記の「ダイナモ」の暗躍がなかった事にされてしまった。
Dr.ライト(X1~)
エックスの時代より100年前のロボット工学の権威で、エックスの開発者。
エックスの持つ「感情」の安全性を確かめるべく、30年にわたる検査のために封印していたが、
万が一、エックスが目覚めたときのために世界各地に自身のメッセージとともにエックスの強化パーツが収められたカプセルを用意していた。
PSPのリメイク版「イレギュラーハンターX」収録のオリジナルアニメ「The Day of ∑」でのエックスの回想で、存命だった頃の姿が描かれている。
本人はすでに他界しており、カプセルに現れるのは100年前に残したメッセージ映像だと思われていたが、
「X3」では「最新の人工衛星衛星とリンクしたフィールド探知機能」のついたパーツを用意していたり、
「X4」では、レプリフォースの反乱を「この戦いはあってはならないことじゃ。」と嘆いていたり、
「X5~X6」では、アーマーパーツをシグマウィルスやナイトメアから守るためにプログラムデータ化しておいたり、
新入りのはずの「エイリア」のことまで知っているなど、実は何らかの形でエックスの時代にも生存しており常にエックスを見守っていたのではないか、と思われる。
Dr.ワイリー(X4~????)
100年前に暗躍していた、世界征服を目論んでいた悪の科学者。
彼が開発した「最後のワイリー・ナンバーズ」が、エックスの時代にも、そしてその先の時代までも影響を残していく。
彼もまた何らかの形でエックスの時代まで生存し続けており、その確証は「ロックマンX」シリーズの中に確かに存在している!!
Dr.ライトがエックスを開発したのも、エックスの強化パーツを用意しておいたのも、
「最後のワイリー・ナンバーズ」が引き起こすDr.ワイリーの陰謀に立ち向かうためではないかと思われる。
ゆえに、エックスと「最後のワイリー・ナンバーズ」は、戦わなければならない宿命にある!!
用語集
レプリロイド
ケイン博士が生み出した、人間に限りなく近い「感情」を持った新世代のロボット。
「レプリカント」などが語源だと思われるが、 「X1」のリメイク版「イレギュラーハンターX」に封入されたオリジナルアニメ「Day Of The Σ」では、
ケイン博士自身が「エックスを模倣(レプリカ)して創り出したロボット」であるとイレギュラーハンター隊長だったシグマに語っている。
基本的に人間型をしているが、中にはシリーズを通して登場する「メットール」や「X1」に登場する「ローリングガビョール」など、人間型ではないレプリロイドも存在する。
メカニロイド
おもに、レプリロイド以外のロボットの総称。
イレギュラー
暴走し、人間や他のレプリロイドを攻撃したり、無差別破壊行為に及んだりするようになったレプリロイドやメカニロイド。
「X1」でシグマの最初の反乱に加わった元イレギュラーハンターには、シグマの部下として上官の命令に従った、イレギュラーとなったシグマに戦いを挑んで敗北し屈服させられた、
現状への不満、反乱のほうが面白そうだったから、出世欲などイレギュラー化にさまざまな事情がある。
イレギュラー化の原因には、プログラムのエラー、電子頭脳の故障、レプリロイドの高度な情報処理能力の、いわば「ツケ」など諸説あるが、
「X2」では最初からイレギュラーとしてメカニロイドを製造していた工場が発見され、「X6」では「シグマウイルス」の全世界蔓延により大量のイレギュラーが発生した。
さらに、「X7」ではただの破壊行為のみならず、ギャングのような組織的・経済的犯罪を行うイレギュラーまで現れた。
イレギュラーハンター
イレギュラーを取り締まり、「処理」すべく結成された、レプリロイドによる「ロボットの警察」。
約17もの多数の部隊から構成されている。 しかし、イレギュラーハンターがイレギュラー化しないという保証はなく、
イレギュラーハンター第17精鋭部隊隊長シグマがイレギュラーとなって反乱を起こした際はシグマの部下が多数イレギュラーとなってシグマの反乱に加わった他、その後もイレギュラーハンター内からのイレギュラーが多数発生した。
レプリフォース
X4以降に登場する、大規模災害などに対応するために組織された陸・海・空・宇宙の各軍からなるレプリロイドのみで構成された軍隊。 イレギュラーハンターと仲があまり良くない。
巨大レプリロイド「ジェネラル」を最高司令官としていたが、「スカイラグーン崩落事件」でイレギュラーハンターがレプリフォース全体をイレギュラーとみなしたのをきっかけに「レプリフォース大戦」が勃発。
ジェネラル、カーネルを始め多くの隊員が命を落としたが、レプリフォースの反乱に加わらなかったレプリロイドによって組織は継続。
だが「X5」では「スパイラル・ペガシオン」を始め生き残ったレプリフォース隊員もイレギュラー化し、「X6」ではスペースコロニー「ユーラシア」の墜落によって壊滅状態となったことがDr.アイゾックの口から告げられた。
余談となるが、「ロックマンゼロ」には地底湖ステージでレプリフォースのマークがついた潜水艦が登場し、100年前の「レプリロイド戦争(=ロックマンX5~X6の時代)」で使用されたものではないかと思われる。
シグマウイルス
シグマの本体であるプログラムにして、レプリロイドなどに対して強力なイレギュラー化効果を持つウイルス。
本来はあるロボットに内蔵されていたプログラムで、それが「ある事件」によりシグマに感染 したことで「シグマウイルス」に変異したものではないかと思われる。
「X5」オープニングステージでの女神像に取り憑いたシグマとの戦いは、全世界にシグマウイルスを撒き散らすためのシグマの罠であった。
シグマウイルスを根絶しない限り、シグマを完全に倒すことはできない。
レッドアラート
「X7」にて、エックスが戦い続けることに疑問を抱き一線を退いたことで弱体化したイレギュラーハンターに代わり台頭した「レッド」を指揮官とする対イレギュラー自衛組織。
レッドが「アクセル」を拾ったことにより、次第にアクセルの能力を悪用して組織を巨大化、アクセル自身が組織に疑問を抱き脱走した。
サブタンク
回復アイテム。体力が満タンのときに体力回復アイテムを取ることでエネルギーが溜まっていき
ステージ中任意で溜まっている分の体力を回復することができる。
「X3」まではサブタンクを4つ携帯できたが、「X4」以降では武器エネルギー用のサブタンクと初期残機が増える「EXアイテム」の登場によりサブタンクの携帯数は2つまでになっている。
「サブタンク」による回復システムは、続く「ロックマンゼロ」「ロックマンゼクス」シリーズにも引き続き登場する。
DNAデータ
レプリロイドの能力などが刻まれている重要なデータ。
エックスは倒したレプリロイドのDNAデータを取り込むことで、
他のレプリロイドの能力を特殊武器として使うことができる。
アクセルは「コピーショット」を敵に当てることで倒した敵のDNAデータを取り込み、
取り込んだ敵の姿に変身し、その能力と特徴を活かしたり、敵地に潜入したりできる。
新世代型レプリロイド
複数のレプリロイドのDNAデータを内蔵し、能力だけでなく姿まで変えることができる新しいレプリロイド。
内蔵されたDNAデータの中には「シグマ」のDNAデータも含まれるため、イレギュラーハンター本部はかなり警戒している。
ライドアーマー
レプリロイドが乗り込んで操縦する二足歩行型ロボット。
シリーズを通して様々なタイプが登場した。
ライドチェイサー
レプリロイドが登場できるホバーバイク。シリーズを通して様々なタイプが登場した。
X7~X8では、レースゲームさながらのバックビューでの3Dスクロール面も登場した。
アルティメットアーマー
禁断の力を宿した、これまでのエックスのアーマーとは異なる黒と紫を基調*3としたエックスの最強のアーマー。
ロックマンX4で初登場したが、基本的に隠しコマンドを入力しないと使うことができない。装着時は全てのパーツが一括してエックスに装着される。
着弾点にプラズマ球を発生させる「プラズマチャージショット」、空中でジャンプボタンを押すことでブースト噴射により滞空する「ホバリング」、そして完全無敵の体当たりによるメガアタック「ノヴァ・ストライク」がほぼ無制限に使用可能と
X4の「フォースアーマー」を元にした性能となっており、シリーズを通してこの性能で統一されている。
設定上ではバスターからのブレード展開、アーマー自体が飛行機型の支援メカとして飛来してエックスと合体するなどの設定があり、後のシリーズや「ロックマンX DIVE」などで補完されている。
ロックマンX4の限定版では、ロックマンX3発売当時からシリーズ化されていたパーツ換装型プラモデル「メガアーマー」の日本最後の商品*4として「アルティメットアーマー」のプラモデルが付属。アーマーパーツの飛行支援メカ形態も再現できる。
「ロックマンX7」では登場しなかったが、実質上のシリーズ最終作「ロックマンX8」では「アルティメットアーマー」が2周目以降の隠しアーマーとして復活。
これまでのアルティメットアーマーの性能に加えヘルメスアーマーの「インビジブルダッシュ(ダッシュ中に姿を消して無敵化)」、↑+特殊武器ボタンで「昇龍拳」まで出せる夢のアーマーだが、残念ながら外見は「イカロスアーマー」「ヘルメスアーマー」の色変えに過ぎない。
駄遺産開発部
「ロックマンX5」以降のシリーズを開発した「カプコン第三開発部」のこと。
「ロックマンX4」以降のロックマンXシリーズの出来の悪さから、ネット掲示板を始めとしてこう呼ばれるようになった。
「ロックマンX」シリーズの魅力!!
・ファミコン版「ロックマン」全6作で完成された魅力は、そのまま!!
・ステージに隠された「アーマーパーツ」の入手により、さらに強くなる主人公「エックス」!!
・「壁キック」「ダッシュ」「ダッシュジャンプ」などの新アクション導入により、アクションの立体感とスピード感がアップ!!!
・「ロックマン」プレイヤーの年齢層上昇に伴う、さらに硬派でハードな世界観!!
・「エックス」や「ゼロ」に隠された宿命、シリーズをまたいで明かされていく謎!!
・もちろん難易度やサウンドも、ハードの移行に伴ってパワーアップ!!
・「X4」以降、有名声優によるキャラクターボイスや、主題歌が実装!!
・「X4」以降では、主人公キャラクターを選択できるシステムが登場、ストーリーやゲームシステムに変化が!!
・「X5~X6」では、条件を満たせば8ボスをすべて倒さなくても最終ステージに移行できる!?
・「X5~X7」で多くのイレギュラーハンターを悩ませた、負傷レプリロイドの救出要素!!
・「X7」以降登場したニューヒーロー「アクセル」がシリーズに吹き込む新たな風!!
ロックマンX アニバーサリーコレクション1
☆「ロックマンX」25年の歴史のはじまりと、その最盛期の4作品を収録!!!☆
『ロックマンX アニバーサリー コレクション1+2』プロモーション映像
ハード:Nintendo Switch
流派:レトロゲームコレクション
操作性:あたた
熱中度:あたたた
持続性:あたた
サウンド:あたた
キャラクター:───
ストーリー:───
難易度:あたたたた(Xチャレンジ)
お買い得度:あたたた
快適度:あたた
お手軽度:あたた
というわけで、ここからは「ロックマンX アニバーサリーコレクション」と、その収録作品の独断採点拳に入るぜ!!
まずは、前編にあたるスーパーファミコンで発売された「ロックマンX〜X3」、そしてプレイステーションに舞台を移した「ロックマンX4」を収録した
「ロックマンX アニバーサリーコレクション1」からだ!!
「ロックマンX アニバーサリーコレクション」には「1」に「ロックマンX1~X4」、「~2」には「ロックマンX5~X6」までの4作品がそれぞれ収録されているほか、
1、2それぞれの収録タイトルのサウンドテストモードを搭載し、各収録タイトルに難易度がすこし簡単になる「かけだしハンターモード」を搭載!!
そして、それぞれの収録タイトルと「~アニバーサリーコレクション」内で獲得できる実績要素「ハンターメダル」が登場!!
しかも、それだけじゃない!!ロックマンX25周年にふさわしい、充実の「ミュージアムモード」にも大注目っ!!
「サウンドプレイヤー」には、プレイステーション版「ロックマンX4」主題歌にして仲間由紀恵嬢のデビュー曲「負けない愛がきっとある」を始めとするX4以降のオープニング・エンディング曲も完全収録!!
さらに「ギャラリー」で各収録タイトルのイラスト・設定画が拝めるだけでなく、「グッズカタログ」では「ロックマンX」関連の書籍・コミカライズ・ノベライズ・フィギュア・プラモデルシリーズ「メガアーマー」・食玩プラモデル・ガチャポン景品・
アパレル・そして「カードダス」と、まさに「ロックマンX」関連商品のほぼ完全カタログといった趣だっ!!
特にカードダスは、全カードの画像は未収録、裏面は見られないなどの問題はあるが、それでも資料としては貴重な上に
カードダスを主軸として展開されたオリジナルストーリー「ロックマンX メガミッション」のカードも楽しめるぜ!!
また、「PVシアター」にも目を向けよう!!
そこには公式サイト、クラブカプコン、店頭ビデオなどで公開されたPVのほか、「ロックマンX」初期の作品のPVは「この興奮を、ぜひカプコンブースで味わってほしい!!」といったナレーシヨンから
「東京ゲームショウ」か何かで公開されたものではないかと思われる、非常に貴重な映像だ!!また、各PVでは開発バージョンのゲーム画面を見ることもでき、目を凝らして製品版との違いを確かめてみるのも面白いぞ!!
さらに、さらにプレイステーション・ポータブルで発売された「ロックマンX1」のリメイク版「イレギュラーハンターX」に収録されたオリジナルアニメ「The Day of ∑」も収録!!
「ロックマンX4」のアニメパートを手掛けたスタジオ……今の「Production I.G」が描いたこのアニメは約30分もある大作で、イレギュラーになる前の「シグマ隊長」の勇姿、、
イレギュラーハンターとしてのエックスの葛藤、シグマのイレギュラーとしての覚醒と反乱の始まりというプレストーリーが描かれるのだ。
そして、エックスとゼロの「イレギュラーか・・・どうしてイレギュラーは発生するんだろう?」「プログラムのエラー、電子頭脳の故障。俺たちレプリロイドの高度な情報処理能力の、いわばツケだな。」
というゆうめいなやり取りの元ネタもこのオリジナルアニメだ・「The Day of ∑」は4つのチャプターを選んで視聴することもできる。じっくりと腰を据えて拝もうぜ。
まさに、すべての「ロックマン」シリーズコレクションタイトルの中で最大級の、「美術館」の名に恥じない特大ボリュームだぜ!!!シュテムターン!!
本作から、移植メーカーがあの職人移植集団「株式会社M2」が担当っ!!ゲームの移植度については文句は言わせないぜっ!!!
また、各タイトル選択画面でYボタンで全収録タイトルを日本版と海外版に切り替えて「MEGAMAN X」シリーズを楽しむことも可能っ!!!
日本版をクリアした人でも、新鮮な気持ちで楽しめるぜっ!!!
ただし、「完璧な移植度だけでなく、どんな作品も、どんなプレイヤーにも最低でもエンディング到達まで最大限のサポートで保証する」M2開発にしてには珍しく、
サポート要素は上記の「かけだしハンターモード」と、X1〜X3のパスワード表示画面でXボタンを押すとそのパスワードがセーブされ
次回プレイ時、パスワード入力画面でXボタンを押すとセーブしたパスワードが自動で入力される「パスワードセーブ」だけで、
「ロックマン クラシックスコレクション1」て好評だった「巻き戻し機能」も、この手のレトロゲーム移植タイトルにはもう欠かせない「中断セーブ」すらもない。
その上、実績要素「ハンターメダル」の中には「かけだしハンターモード」を一瞬でもONにすると獲得できないものがあり、
ハンターメダルをコンプリートしたければ、全収録作品を最低でも一度は「かけだしハンターモード」なしでゲームをクリアしなければならないのだ。
…………そして!!忘れちゃいけない!!
「ロックマンX アニバーサリーコレクション」の「チャレンジモード」枠となる、アニバーサリーコレクションでしか楽しめない新モードと言えば…………!!!
X(クロス)チャレンジ vol.1
「ロックマンX」から「ロックマンX6」までの全6作でエックスたちが倒してきたイレギュラー……ボスたちが、ジゴクの底から甦った……!!
しかも、今度はボスが2対同時に襲いかかってくるのだっ!!!
ロックマンX史上最大の戦いに打ち勝つべく、エックスは「アルティメットアーマー」を元にした「チャレンジアーマー」を装着して復活ボスとのイクサに挑むぜ!!!
もちろん、スーパーファミコン版「X1〜X3」とプレイステーション版「X4〜X6」との、ハードの垣根を越えたボスの競演もあるのだっ!!!
これぞ、職人移植集団M2だからこそできる力技だぜっ!!!
ただし、画面が3Dになりゲームシステムが根本的に変わったプレイステーション2版「X7〜X8」のボスは登場しない。
しかし、この「Xチャレンジ」、めちゃくちゃ難しいのだっ!!!
「Xチャレンジ」は全9ステージなのだが、ひとつのステージは3つのラウンドのバトルによって構成されていて、1ラウンドごとにボス2体ずつ、合計6体のボスに勝利してはじめてステージクリア、となるのだっ!!!
とーぜん、途中で負けたらまたそのステージのラウンド1からやり直しだぜ!!たわば!!!
その上、特殊武器はラウンド選択画面左側の一覧から選んだ3つの武器だけで3ラウンド戦い抜かなければならないのだっっ!!!
3ラウンドに登場する6体のボスのうち、弱点武器がかぶらなければそのうちの3体のボスしか弱点を突けないのだっ!!!
特殊武器選択で、何も装備しない(Switch版では-ボタン)を選択をすると、レッグパーツ以外のチャレンジアーマーを外した状態で、エックスバスターのみで戦うことも出来る。
ハッキリ言ってイージー以上の難易度でオススメはできないが、ハンターメダル獲得に必要な場合もあるので、一度はこの状態でラウンドをクリアしてみよう。
なお、「アルティメットアーマー」はシリーズにおいて取得した時点で全パーツが揃った状態で装着されるため、
(本物のアルティメットアーマーではないにせよ)アルティメットアーマーと同型のアーマーの一部だけを装着した状態、というのはここでしか拝めない。
「チャレンジアーマー」をフル装備した状態なら、もちろん特殊武器もチャージショットできる!!
ラウンドごとにどちらのボスの弱点をつけばいいか迷ったら、特殊武器チャージショットで広範囲を攻撃できる特殊武器を選ぼう!!
特に「X6」の特殊武器は広範囲攻撃できる武器が多いぜ!!また、特殊武器チャージで一定時間無敵になれる「X1」の「カメレオンスティング」もオススメだ!!
また、「Xチャレンジ」のエックスの仕様は「ロックマンX6」のものとなっており、特殊武器を装備していない状態で特殊武器ボタンを押すと「ゼットセイバー」も使えるのだ!!!
残念ながら、「Xチャレンジvol.1」では、ゼットセイバーが有効なボスはいないのだが…………?
難易度は「イージー」「ノーマル」「ハード」の3段階から選択できる。
イージーならなんとか最後までクリアできるし、ハンターメダルの取得に難易度の影響はないが、が、ノーマルからは一気に難易度が上がるっ!!
ボスの攻撃力も強力になり、ラウンド間の体力、特殊武器ゲージも回復しないっ!!!特殊武器のご利用は計画的に、だぜっ!!!
難易度ハードともなれば、ボスの攻撃力も防御力もさらに上がって、とても太刀打ちできないぜ~~~~~~っ!!!ひでぶっっ!!!
「オレはX1~X6までの全ボスをノーダメージで倒せる!!!」という超ヘビープレイヤーでもなければ、難易度ハードではまず太刀打ちできないぜっ!!
そして、本当の最終ステージと真のエンディングは、「難易度ハード」でなければ拝むことはできないのだあっっっ!!!あわびゅのびゅっ!!!
試みはおもしろいけど、とにかく難しいんだよなあ。ステージ1-1からいきなりX4の大型ボス、その上弱点武器も当てづらい「フロスト・キバトドス」が出てくるし、
ステージ2-1では転落死の恐怖もあるし、ステージ2-2では狭いステージでボス2体がビュンビュン飛び回るし…………
ほんとうにクリアできるのかテストプレイしたのかも怪しいくらいだ。
その上、「X1~X6」のすべてのボスが登場するわけではなく、ボスキャラの使い回しが多いっ!!
あと、ステージのボスの組み合わせや解説文に「太陽戦隊サンバルカン」だの「けものフレンズ」だののパロディが見えて、悪ふざけも過ぎているぜ!!!
だけど、「Xチャレンジ」で流れる各タイトルのボス戦BGMは、めちゃくちゃカッコイイぜっ!!!
もちろん、BGMと効果音はオプションで「アレンジ」と原作準拠の「オリジナル」から選択できる。
また、「Xチャレンジ」はオンラインランキングにも対応しており、クリアタイムだけでなく選択した特殊武器も表示される。参考にしよう。
…………しかし、オンラインランキングを観ると難易度「ノーマル」のALLクリア者は1000人以上いるのに対し、難易度「ハード」のALLクリア者は100人にもギリギリ満たない。(執筆時現在)
これが「Xチャレンジ」真エンド達成の難易度の高さを物語っているな。
本編のサポートの少なさと言い、「Xチャレンジ」といい、まるで親の仇、里の仇、御国の仇と言わんばかりの難易度だっ!!!ひでぶっ!!!
ただし!!表の最終ステージ9-3、最後のボス・タッグの選出とクリア時の演出は、ファン必見!!
特に「X4」のファンならば避けては通れないぞ!!!
ザ・パートゥノのハンターメダル指南!!!
このコーナーでは、アニバーサリーコレクションおよび各収録タイトルの実績要素「ハンターメダル」の中で、
特に取得がむずかしいメダルの取得方法をインストラクションするぜ。
観てみるか
ギャラリーモードで4タイトルのイラストを合計20枚以上閲覧した後、「壁紙」を隠されたものに変更する。
隠し壁紙はいずれかのタイトルのエンディングを観ると追加されるぞ。
たまには耳を傾けよう
ミュージックプレイヤーで曲を10曲以上聴いた後、「隠された曲」を聴く。
隠された曲をミュージックプレイヤーに追加するには、「Xチャレンジ」を9-3までクリアしなければならないぞ(難易度不問)!!
RE;FUTURE
「Xチャレンジ」クリア後のスタッフロール画面では、Yボタンでエックスバスター、チャージショットを撃ってスタッフ名を破壊することができる。
エックスが消えるまでに一定以上破壊すると、画面左下に音符マークが表示され、その状態でスタッフロールを視聴し続けるとロックマンX アニバーサリーコレクションの主題歌「RE;FUTURE」が流れるぞ!!
ハンターメダル解除のためには、画面が切り替わっておまけイラストが表示されるまでエンディングを飛ばさないこと。
なお、スタッフロール自体はオプションの「Staff」を選択することでも観られるので、「RE;FUTURE」のメダルはゲームを起動した直後から取れるぞ!!!
好奇心
いずれかの「ロックマンX」「MEGAMAN X」両方のオープニングステージをクリアする。MEGAMAN X……つまり海外版だ。
タイトル選択画面でYボタンを押せば、日本版と海外版を切り替えられるぜ!!!
凄腕
「Xチャレンジ」のいずれかのステージを「エックスバスターのみ」でクリアする。
「エックスバスターのみ」にするためには、Xチャレンジのステージ選択画面でーボタンだ。
ただでさえ難しい「Xチャレンジ」の難易度は、これで最大まで高まるだろう…………。
だが「Xチャレンジ」関連のハンターメダルは、難易度は問われないぞ。無理せず「イージー」でやろう。
「野望阻止」シリーズ
収録作品それぞれを「かけだしハンターモード」を使わずにラスボスを倒す。
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・ロックマン30周年、ロックマンX25周年に相応しい、超充実のギャラリーモード!!
・ギャラリーモード内に、PSP版「イレギュラーハンターX」収録のオリジナルアニメ「The Day of ∑」も視聴できる!!
・職人移植集団「M2」直々の移植により移植度には問題なし!!
・サウンドテストモードには、「ロックマンX4」以降のオープニング・エンディング曲も完全収録!!
・難易度が軽減される「かけだしハンターモード」で初心者も安心?
・実績要素「ハンターメダル」で熟練者にもさらなる挑戦!!
・スーパーファミコン版の作品では、パスワード表示・入力画面でXボタンでパスワードのセーブ・ロードが可能!!!
・プレイステーション版の作品では、ロード時間が大幅に短縮!!!
ひでぶ秘孔:
・各タイトルには「中断セーブ」すらなく、実機に限りなく近いプレイ体験を強要される。
・「Xチャレンジ」はとにかく難しい。難易度「ノーマル」からは条件が急激に厳しくなる。
・「ロックマンX4」内のアニメムービーの画質が良くない。
ロックマンX
☆イレギュラーハンター「エックス」出動!!シグマの反乱を食い止めろ!!!☆
ハード:スーパーファミコン/Nintendo Switch
流派:アクション
操作性:あたた
熱中度:あたたた
持続性:あたた
サウンド:あたたた
キャラクター:あたた
ストーリー:あたた
難易度:あたたた
お買い得度:あたたた
快適度:あたた
お手軽度:あたた
Dr.ライトの生み出した正義のスーパーロボット「ロックマン」の活躍から100年後。
ひとりの科学者が、Dr.ライトが残した最後のロボットを目覚めさせた。その名は…………「エックス」!!!
A.D.21XX年。
人間とほぼ変わらない高度な感情を持った新世代のロボット「レプリロイド」が人類とともに反映する未来。
その中で、暴走し人類牙をむいたレプリロイド、メカニロイドを処分するレプリロイド組織「イレギュラーハンター」が活躍していた。
そして……封印から目覚めた「エックス」は、「イレギュラーハンター」第17精鋭部隊の一員として先輩であり戦友である「ゼロ」と共にイレギュラーと戦っていたのだ!!
だが……ついに最悪の事態が起こってしまう。
イレギュラーハンター第17精鋭部隊隊長「シグマ」が突如イレギュラー化、彼の部下だったイレギュラーハンターたちを率いて人類に反旗を翻したのだ!!!
争いを好まないエックスにも、容赦なく戦いのときは訪れる。
「ロックマン」より受け継がれし、倒したボスの能力を「特殊武器」として使用できる能力と
Dr.ライトが世界中に残したアーマーパーツを集め、「無限の可能性」を解き放ち、ゼロをも、そしてシグマをも超える力を目覚めさせ、悪を打ち砕くのだ!!!
1993年!!「スーパーファミコン」が新たな国民機となった中、ファミコンで大人気だった「ロックマン」の完全新作シリーズがスーパーファミコンで始動っ!!!
「ロックマン」から100年後の未来を舞台に、世界観も、キャラクターも、グッとカッコ良くなったのだあっ!!!
発表当時、小学生だったオレたちも、発売までワクワクが止まらなかったぜ~~~~~っっっ!!!!!
そして!!発売後も「エックス」はオレたちを裏切らなかったっ!!!8ステージの自由な選択、ボスを倒しての特殊武器の入手などファミコン版「ロックマン」でつちかった要素をそのままに、
グラフィック、サウンド、ストーリー、そしてアクション、すべてがファミコン版「ロックマン」を上回る当時の最高峰だったっ!!!ほあたっ!!!!!
エックスのアクションはエックスバスター、チャージショット以外にも壁に向かってジャンプボタンで壁を登る「壁キック」と壁に張り付いての滑り降りが新登場!!
アクションがさらに立体的になったぜっ!!!
そして……なによりオレたちをアツくしたのが「アーマーパーツ」収集による新パワーアップシステム!!!
特定のステージに隠されたDr.ライトのカプセルを見つける度に、エックスがアーマーパーツを身に着けてパワーアップっ!!!
「ヘッドパーツ」で特定のブロックをジャンプからの頭突きで壊せるようになり、
「ボディパーツ」で防御力がアップ、ダメージ時のノックバックを軽減、
そして「アームパーツ」で最強のチャージショット「スパイラルクラッシュバスター」が放てるようになり、さらに特殊武器もチャージショットできる!!!
アーマーを完成させることで、「ロックマン」のイメージを引き継いだ青いカラーから、新しい白いカラーへと生まれ変わっていく!!!
当時からして、この快感と体験はアツくアツく忘れられないものだったぜ~~~~っっ!!!!!
アーマーパーツのなかでレッグパーツは「アイシー・ペンギーゴ」ステージの中にあり、隠されておらずステージを進める中で強制的に入手されるようになっている。
それだけ、「ダッシュ」のアクションはロックマンXシリーズにおいて革新的アクションであり、重要なアクションであり、「X2」以降ではアーマーパーツなしでも標準搭載されたのだ。
「ダッシュ」は本来「ロックマン3」以降の「スライディング」の派生であるが、スライディングとの最大の違いは
ダッシュ中にジャンプすることで、より速く遠くへ飛べる「ダッシュジャンプ」へと派生させられることだッ!!!
この「ダッシュ」「ダッシュジャンプ」の搭載により、「ロックマンX」は「ロックマン」よりもスピード感がアップし、アクション性において「ロックマン」を超えたのだ!!!!!
そして、忘れちゃいけないシリーズ共通のアクションをインストラクションだ。
ダッシュができるようになったら、壁をキックする時にダッシュボタン+ジャンプボタン!!!
これで、ダッシュジャンプの勢いと飛距離で壁キックジャンプができるのだ。ボス部屋で画面端に追い詰められたとき反対側へ飛び越えるのに使えるほか、
ダッシュ壁キックジャンプでないと行けない場所もあるぜ!!
他にも、エックスのHP上限を増やせる「ライフアップ」、HP満タン時に回復アイテムを取ることでエネルギーを溜めて任意で回復に回せる「サブタンク」などの新アイテムの登場、
シリーズ初の乗り物要素「ライドアーマー」の登場、特殊武器の攻撃以外での活用、
また8つのステージを自由に選択できるシステムを活用し、クリアしたステージによって他のステージに地形変化などの影響が出て隠されたアイテムが入手できるようになったりと、
ファミコンからスーパーファミコンへのハードの進化が、ゲームシステムの進化としても如実に現れていたのだっっ!!!!
だが発売当時、小学生だったオレはどーしても「アームパーツ」のカプセルだけが見つけられなかった。*5
なので仕方なく、8ボス撃破後はアームパーツなしでシグマステージへ向かったのだった。
その先で見たものは…………!!!これは、ぜひキミの目で確かめてほしいぜ~~~~~~~~っっっ!!!!!
こうして、最強のイレギュラーハンター「エックス」と最悪のイレギュラー「シグマ」との戦いが始まった。
そしてこの戦いが、たった1作で終わることもなかった。この後、スーパーファミコンからさらに2つのハードに渡り、全8作品に及ぶ壮絶な戦いが続いていくのだった!!!
こうして、「ロックマンX」は「スーパーマリオシリーズ」「星のカービィ スーパーデラックス」「がんばれゴエモンシリーズ」「魂斗羅スピリッツ」などと並んで
スーパーファミコンの名作アクションとしてオレたちの魂に刻まれたのだった。
ザ・パートゥノのハンターメダル指南!!!
俺より強いやつを倒しに行く
さて、「ロックマンX」発売当時、当時の小学生たちを震撼させた「奥義」のウワサがあった…………
「ロックマンXで、ストリートファイターの『波動拳』が使えるようになる」!!!
だが、そのウワサ…………真実だ。
まずはライフアップ8つ、サブタンク4つ、アーマーパーツ4つを全て入手して8体のボスを全て倒している状態で、「アーマー・アルマージ」ステージへ行こう!!
そしてダメージを受けていない状態で、ボスのシャッター前の壁を上った場所にあるライフ回復アイテム(大)を取ってステージをエスケープ、もしくは穴に落ちてミスする。
この手順を5回繰り返すと波動拳を習得できるカプセルが、ライフ回復アイテム(大)のとなりに出現するぜ!!!
専用のカプセルから現れるDr.ライトの姿も、必見だぜ!!
波動拳の撃ち方は、「ストリートファイター」と同じ!!すなわち方向キー→テンキー表示で「236→Yボタン」!!!
こいつがめちゃんこ強力で、どんなボスでも一撃で倒せちゃうんだぜ~~~っっっ!!!
まさに「初代ストリートファイター」を思わせる、隠された奥義に相応しい超威力だぜっ!!!ほあたっ!!!
ただし波動拳を撃つには条件が遭って、当たり前だがジャンプ中には出せず、またライフが満タンでないとどんなにコマンドを入力しても波動拳は出ないんだ。
そして、通常のパスワード入力では波動拳取得状態は記録されない。*6
真の格闘家…ではないが…への道に終わりはない。修行、あるのみだぜ!!!
怒ったゾウ!
「バーニン・ナウマンダー」をブーメル・クワンガーの武器「ブーメランカッター」で攻撃すると鼻を切り落とし、メダル達成となる。
鼻を切り落とされたナウマンダーは、厄介なオイル噴射(&オイル着火)攻撃ができなくなるぞ。
アーマーあるまじき
「アーマー・アルマージ」を弱点であるスパーク・マンドリラーの武器「エレクトリックスパーク」を当てると装甲が剥がれ落ち、メダル達成となる。
アーマーを失ったアルマージは、丸まっていてもエックスバスターでダメージを与えられるようになるぞ。
力を合わせて
8ボス撃破後、アームパーツなしでシグマステージ1へ行き、中ボス「VAVA」を倒してイベントを見て、アームパーツを獲得するとメダル達成だ。
アームパーツは下記の脚注にもある通り「バーニン・ナウマンダー」ステージにあるのだが、取りに行くのがシビアすぎて断念しこっちの方法でアームパーツを獲得した人のほうが多いのでは?
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・「ロックマン」の魅力をそのままに、新アクション・新アイテム・新要素を追加してアクションがさらにパワーアップ!!
・「ロックマン」の100年後を舞台に、キャラクターもサウンドもグラフィックもストーリーもさらにパワーアップ!!
・特定のステージをクリアすると、他のステージの地形が変化することも!!
・当時の小学生を熱狂させた隠されし奥義「波動拳」!!!
ひでぶ秘孔:
・一部パーツやアイテムの取得がむずかしい。
・「ボディパーツ」のあるエリアにいる中ボスが固くて固くてイヤになる。
ロックマンX2
☆「バーサス・カウンターハンター」!!ゼロを取り戻せ!!☆
ハード:スーパーファミコン/Nintendo Switch
流派:アクション
操作性:あたた
熱中度:あたたた
持続性:あたた
サウンド:あたたた
キャラクター:あたたた
ストーリー:あたた
難易度:あたたた
お買い得度:あたたた
快適度:あたた
お手軽度:あたた
「おまえがたおしたものは、わたし じしんではない。
バラバラになったキカイは、わたしの ぶんしんの
ようなもの。わたしはふたたび、じったいとなって
よみがえる・・・ エックスよ、また あえるひを
たのしみに しているぞ。ハハハハハ・・・」
「ロックマンX」エンディング後のスタッフロール後にしばらく待つと浮かび上がる、シグマからの報復声明!!
それは「ロックマンX」発売から1年後、1994年に現実となる。カプコン自慢の新開発カスタムチップ「CX4チップ」を引っさげた「ロックマンX2」の発売によって!!!
最強のイレギュラー「シグマ」との戦いから半年後。
シグマとの戦いで戦友「ゼロ」を失った悲しみを乗り越えたエックスは、シグマに代わりイレギュラーハンター第17精鋭部隊の隊長となり
休む間もなくシグマ残党イレギュラーの処理にあたっていた。やがてエックスはハンター本部からの司令を受け、イレギュラー製造工場の調査、破壊の任務に出撃し、これを成功させる。
だが、エックスの姿を忌々しく睨みつける、3つの影があった。
それは100体以上のイレギュラーハンターを葬った強大な3体のイレギュラー、「カウンターハンター」!!!
カウンターハンターはエックスを葬るべく、部下である8体のイレギュラーを世界に放ったのだった!!!
やがて死闘のさなか、イレギュラーハンター本部に保管されていた「ゼロ」の制御装置がカウンターハンターに奪われてしまう!!!
ゼロのパーツを餌に、直接エックスを葬らんとするカウンターハンターに、新たなアーマーと特殊武器を集めながらエックスは果敢に挑んでいく!!!
そんなわけで「ロックマンX2」だ。前作の時点で高い完成度を誇っていたが、X2ではますますますますパワーアップっ!!!
特に、カプコン自慢の新開発カスタムチップ「CX4チップ」によって描かれる、スムーズに動くワイヤーフレームの表現が素晴らしく、ストーリー演出においても重要な場面で使われるので非常に印象的で、ド肝を抜かれたのだっ!!!
「X2」では「ダッシュ」が標準装備になった以外は再びアーマーなしの姿に戻ってしまうエックスだったが、それは新たなアーマーパーツとの出会いを意味する!!!
各パーツの能力もさらにパワーアップだぜっ!!あたたっ!!!
「ヘッドパーツ」はXボタンでアイテムや隠し通路の場所にセンサーカーソルが反応する「アイテムトレーサー」、
「ボディパーツ」はダメージを軽減しつつ受けたダメージをエネルギーに変換し、満タンになると画面全体に大ダメージを与える「ギガクラッシュ」、
「レッグパーツ」は空中でも横方向にダッシュできる「エアダッシュ」、
そして「アームパーツ」は特殊武器のチャージショットと、通常チャージショットを2発連続で発射できる「ダブルチャージ」が可能にっ!!!!!
また、乗り物要素「ライドアーマー」も新型になってパワーアップ!!
さらにホバーバイク「ライドチェイサー」も新登場し、高速スクロール面も新登場!!こちらも、Xシリーズの定番となっていくんだぜっ!!
特殊武器の攻撃以外の用途もさらに増えたっ!!
敵を水晶に閉じ込めて足場にできる「クリスター・マイマイン」の「クリスタルハンター」、
特定のブロックを破壊できる「ホイール・アリゲイツ」の「スピンホイール」、
アームパーツ入手後、特定の場所でチャージするとアイテムを引き寄せる「メタモル・モスミーノス」の「スクラップシュート」、
アイテムを引き寄せたり、逆にエックスを壁に引き寄せて張り付いたりできる「ワイヤー・ヘチマール」の「ストライクチェーン」などなどだっ!!
それにしても、「植物のツルでワイヤー」というのはわかるけど、「ヘチマをモチーフにしたボスキャラ」なんて、X2の「ワイヤー・ヘチマール」ぐらいしか見たことがないぜ!!ひでぶっ!!
だが、隠しアイテムや各アーマーパーツの取得はさらにむずかしくなった。
特に最重要パーツである「アームパーツ」の取得は前作以上にシビアで、ある特殊武器も必要になるのだ!!
そして!!忘れちゃいけないのがステージに乱入してくる特別なボスキャラ「カウンターハンター」!!!
一定数ボスを倒すと、いよいよ部下だけではエックスを倒せないと悟ったカウンターハンターが、ゼロのパーツを手にエックスに挑戦を叩きつけてくる!!
その後、ステージ選択画面のマップにカウンターハンターが出現!!カウンターハンターがいる場所と同じステージに行き、隠されたもうひとつのボス部屋に行くことでそれぞれのカウンターハンターと対決だっ!!!
カウンターハンターを倒すことで、「ゼロのヘッドパーツ」「ゼロのボディパーツ」「ゼロのフットパーツ」をひとつずつ取り戻せる。3つ全部取り戻すと、最終決戦直前の展開が変化するぜ!!
ただし!!カウンターハンターを倒さずにそのステージの本来のボスを倒してしまうと、そのステージにいたカウンターハンターは8ボス撃破後のカウンターハンターステージまで戦うことができなくなり、ゼロのパーツも取り返せなくなるぜ!!!あろ!!
そんなこんなで、難易度も前作よりパワーアップしたけど、アクションもグラフィックもサウンドも劇的にパワーアップした「ロックマンX2」!!!
全シリーズを通して、オレのお気に入りだぜっ!!!
だが、いろんな事情があって、オレたちがリアルタイムで遊べたのは「ロックマンX2」までだったのだ。
そう、エックスとシグマとの戦いはまだまだ始まったばかりだっ!!!そして、エックスとゼロに秘められた宿命も、すでにここから動き始めている!!!
オレたちは「ロックマンX2」以降のシリーズを、「ロックマンX アニバーサリーコレクション1&2」ではじめて体験することになるっ!!!
ザ・パートゥノのハンターメダル指南!!!
隠密行動
「マグネ・ヒャクレッガー」ステージのサーチライト(黄色い円)に触らすにボスまで到達し、ヒャクレッガーを倒すのだ。
サーチライトは序盤の右へ進む場面と、終盤の縦穴の場面に出現する。サーチライトを遮る壁の裏にうまく隠れよう。
縦穴のサーチライトは2箇所あり、一箇所目は左側を落ちて、2箇所目は一つ目のサーチライトの右側を落ち、一つ目を通り過ぎるタイミングで左方向に入力することで避けることができるぜ。
が、こればっかりはステージのパターンを覚えるしか無い。フットパーツを取り、エアダッシュができるようになっておいた方がいいだろう。
もちろん、条件を達成してもヒャクレッガーが倒せなければ意味がない!!しかし先に「メタモル・モスミーノス」を倒しておいて弱点武器の「スクラップシュート」を手に入れておけば楽勝だぞ。
なんて便利
このメダルの達成にはアームパーツ入手と「メタモル・モスミーノス」を倒しておくことが必要だ。
そして達成できる場所も限られる。「バブリー・クラブロス」ステージや「クリスター・マイマイン」ステージなどに、一見何もない小さな小部屋がある。
そこで特殊武器「スクラップシュート」をチャージすると、なんとスクラップと共に回復アイテムがドッサリ引き寄せられるのだ!!!
ちなみに、この奥義が使える場所にはヘッドパーツの「アイテムトレーサー」が反応するぜ!!
真の格闘家…ではない
前作「ロックマンX」で「波動拳」が使えたなら、「ロックマンX2」では「昇龍拳」が使えちゃうのだ!!!
だが、そこまでの道のりは波動拳習得よりもはるかにむずかしく、もちろんパスワードにも記録されない。
ライフアップ8つ、サブタンク4つ、アーマーパーツ4つを全て入手している状態で、カウンターハンターステージ3終盤の上下の分かれ道で、直前のザコ敵を誘導して「クリスタルハンター」で固めて足場にして上のハシゴを登る。
そこから先が短いながらも本当に大変だ。クリスタルハンターで敵を固めて足場に!上下に即死トゲがある場所を小ジャンプからのエアダッシュで抜ける!!
そして最大の難関、特殊武器「ラッシングバーナー」のチャージによる火炎ダッシュとエアダッシュを併用する2連エアダッシュのトゲくぐり!!!
その後は壁の左側を滑り降りればカプセルのある隠し部屋がある。だがそこまでにライフを満タンにしておかなければならないぜ。
ミス時の復活ポイントから近いこと、エリア開始直後と2連エアダッシュのあとに1upがひとつずつあるのがせめてもの救いか……。
ライト博士の説明もあっさり気味
そんな艱難辛苦の果てにようやく習得できるだけあって、昇龍拳もほとんどのボスを瞬殺できる超威力の秘奥義だ!!!
出し方も「ストリートファイター」と同じ!!すなわち方向キー→テンキー表示で「623→Yボタン」だ!!!
が、今回もやっぱりライフが満タンでないとコマンドを入力しても出なくなるし、今回は近接対空技なのでボスによっては当てづらい。
昇龍拳習得直後に戦うことになるであろう、カウンターハンターステージ3のボス(空中に浮かんでいる)には、昇龍拳を叩き込んでやるにはうってつけだぜ!!!
スパッ!
「ワイヤー・ヘチマール」を弱点であるソニック・オストリーグの特殊武器「ソニックスライサー」でとどめを刺すと真っ二つになり、メダル達成となる。
チャージ版では不可能。
待ってやる
「メタモル・モスミーノス」はミノ形態から一定ダメージを与えるか一定時間経過すると蛾のレプリロイド形態に変化する。
ミノ形態時に一切攻撃せず、一定時間耐え抜いて蛾形態に変身させるとメダル達成だ。
もちろん、ただ立って眺めているだけというワケには行かない。モスミーノスの攻撃をひたすら避け続けなければ行けない上に、ミノ形態のときは周囲のスクラップを吸収してミノがどんどん大きくなっていくのだ。
先にフットパーツを見つけて「エアダッシュ」ができるようになっておいたほうがいいだろう。
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・新開発カスタムチップ「CX4チップ」で、演出がさらにパワーアップ!!
・BGMもさらにカッコ良く、アツい名曲の連続!!!
・これまでの攻略セオリーをくつがえす乱入ボス、「カウンターハンター」!!
・ゼロのパーツをすべてカウンターハンターから取り返せたかで変化するクライマックスの展開!!どちらも、アツい!!!
・最後の最後にかすかに明らかになる、ゼロの真実と動き出すエックスの宿命!!
ひでぶ秘孔:
・難易度もさらにアップ。
・アーマーパーツのうちアームパーツの取得は前作以上に困難。
・隠し要素とは言え「昇龍拳」の習得は歴代のXシリーズの隠し要素の中でも最難関。
・「CX4チップ」搭載のため容量が圧迫され、没になった要素があったりステージの使い回しがあったりする。
ロックマンX3
☆強襲ドッペルタウン!!Dr.ドップラーの陰謀を暴け!!!☆
ハード:スーパーファミコン/Nintendo Switch
流派:アクション
操作性:あたた
熱中度:あたた
持続性:あたた
サウンド:あたたた
キャラクター:あたた
ストーリー:あたた
難易度:あたたたた
お買い得度:あたた
快適度:あた
お手軽度:あたた
カウンターハンターと復活したシグマによる反乱は、さらなる力を得たエックスによってふたたび鎮圧された。
そして、科学者レプリロイド「ドップラー博士」は、レプリロイドをイレギュラー化させる「シグマウィルス」に対するワクチンプログラムを開発、イレギュラーを一掃した。
そして、ドップラー博士は人間とレプリロイドの共存のため平和都市「ドッペルタウン」を開発し、優秀なレプリロイドを集めていた。
だが……それから数カ月後。沈静化したはずのイレギュラー達が一斉に反乱を起こしたのだ!!
ドップラー博士が首謀者だと突き止めたイレギュラーハンター本部はエックスとゼロにドップラー博士の捕獲とドップラー軍団の壊滅を命じたが、
それから数時間後、ついにイレギュラーハンター本部がドップラー軍団のイレギュラーによって襲撃されてしまう。
本部の救援に向かったエックスは、行方不明になっていたイレギュラーハンター「マック」と再開するが、マックはすでにドップラー軍団の一員だった。
一瞬の隙を突かれ、マックに捉えられたエックスを救うべく、ついにゼロが立ち上がる!!!
というわけで、ここからは「ロックマンX アニバーサリーコレクション」でオレたちがはじめて体験する未体験領域だっ!!!
「ロックマンX3」は、開発会社がゲームボーイ版「ロックマンワールド」シリーズを手掛けた「水口エンジニアリング」に代わり、これまでとは雰囲気がガラリと変わっている。
BGMも、作曲者が代わってより重厚な感じになっているぜ!!
「X3」最大の特徴と言えば、やっぱりあの「ゼロ」がはじめてプレイヤーキャラとして使用できるようになったことだっ!!!
ポーズ画面でからゼロを呼んで交代!!ゼロバスターを4段階までチャージできて、非常に強力だぜっ!!!
……が、ゼロがやられてしまうとそのプレイの間はゼロが使用できなくなってしまうし、ゼロには取ることが出来ないアイテムも多いし、
エックス、ゼロの状態に関わらずボス戦では強制的にエックスに交代されてしまう。また、後述の隠し要素獲得のためにはなるべくなら温存しておいたほうがいいし、最終的にはエックスのほうがずっと強くなる。
オレの印象としてはあくまでも、「エックスが弱いうちの救済措置」でしかないように感じられたぜ。
だが、ゼロが操作できるようになったことは後のXシリーズに大きな影響を残していくことになるのだ。
そして、レプリロイドをイレギュラー化させる「シグマウィルス」という概念が本格的に描かれるようになったことで、その後のシリーズのストーリーの方向性も決定づけられたのだ。
アーマーによる強化もますますパワーアップ!!
「ヘッドパーツ」はステージ開始時にアイテムの位置も表示されるマップを表示、
「ボディパーツ」はダメージを受けた時にダメージを軽減する防御フィールドを発生、
「レッグパーツ」は空中で左右だけではなく真上にもエアダッシュできる「ヴァリアブルエアダッシュ」、
そして「アームパーツ」は2段階までチャージできて、2発のチャージショットを重ねると5方向に拡散する強力なショットが撃てる「クロスチャージ」!!!
そして、X3では赤いカプセルに入ることで各アーマーパーツを強化できる「強化チップ」が入手できる!!!
ただし強化チップは4つのパーツに対応したうち、いずれか1枚しか装備できないのだが…………?
おなじみの乗り物要素「ライドアーマー」もパワーアップし、より重要になった。
まず、基本のライドアーマーである「キメラ」を取り戻すことで各ステージのライドアーマー転送機からライドアーマーを呼び出せるようになる。
その後、飛行能力を持つ「ホーク」、攻撃力重視の「カンガルー」、唯一水中で活動できる「フロッグ」の3つの強化パーツを集めることで、ライドアーマー転送機から転送できるライドアーマーを選べるようになるのだ。
ただ、ライドアーマーを使える場面が限られすぎて使い分けられてもあんまり面白みがなかったぜっ!!たわば!!
さらに、ゲームを進めることでステージ内に乱入してくるボスが3体登場!!
各ステージ内の小部屋で強制的に戦うことになる「ヴァジュリーラFF」「マンダレーラBB」、そして特定のステージに隠された黄色いカプセルから専用のステージに飛ばされて戦う「VAVA-mk2」だっ!!!
これらを弱点武器で倒すか、それ以外で倒すかによってその後の展開が大きく変化するのだあっ!!!
「~アニバーサリーコレクション」では、「ハンターメダル」の獲得にも影響するぜっ!!!
また、X1にあった「クリアしたステージに応じて他のステージの地形などが変化する」要素も復活したのだっ!!
さて、オレたちは後述のハンターメダル獲得のために強化はアーマー完成のみ、強化チップを一切取らずにクリアしたのだが
どーにも終盤の難易度はアーマー完成+いずれかの強化チップを取得していることを想定した難易度のようで、
強化チップのない状態ではスーパーファミコン版シリーズ史上最高難易度っ!!!アーマーが完成しただけではまさに「苦難の道」だったぜーーーーっっっ!!!あわびゅっ!!
もしもいずれかの強化チップを取って進めるのなら、空中で2回ダッシュができるようになる「フットパーツ強化チップ」をオススメするね。
まとめると、乱入ボスの撃破状況によるステージの変化、1枚しか取得できない強化チップなど遊び方を変えて何度でも楽しめる作りになっているようだ。
また、本作では特殊武器のチャージショットが隠しアイテム発見に重要な役割を果たすのでまず真っ先にアームパーツを手に入れる必要があり、
アームパーツ入手後もあっちのステージのアイテムを取るためにこっちの特殊武器が必要……とあっちこっち飛び回る必要があって非常に面倒だったぜ!!!
アームパーツ入手後の「クロスチャージ」も見た目はド派手だが、弾速が遅く処理落ちも激しく、何よりチャージ時間が長すぎるっ!!!
「ロックマン」シリーズは常にマンネリとの戦いでもあった。その中で、「ロックマンX3」は意欲的な新要素を取り入れて入るものの、
後のシリーズに影響した要素は少なく、いい意味でも悪い意味でもワン・アンド・オンリーな作品になってしまったようだ。
かくして、スーパーファミコンでのロックマンXシリーズはひとつの終焉を迎え、戦いは新たな戦場へ移り変わっていく。
そして、エックスとゼロの運命の歯車も、急激に回り始めていくのだった…………!!!
その「新たな戦場」へ向かう先触れとして、「ロックマンX3」はプレイステーション・セガサターンへ移植された。
CDメディアによるロード時間や、BGMのアレンジ、新たに追加されたアニメOPムービーの作画レベルの低さやツッコミ所など不満点はあるようだが、OP曲はまさに90年代感バリバリのポジティブないい曲なので、ちょっと聴いていってくれないか。
なお、「ロックマンX アニバーサリーコレクション」では、プレイステーション・セガサターン版「ロックマンX3」の要素は一切収録されていない。
ザ・パートゥノのハンターメダル指南!!!
何度来ようと通じない
乱入ボスのひとり「VAVA-mk2」を一度も特殊武器を当てずに倒す。(ステージ中のライドアーマーによる特殊行動不可)。
条件自体は難しくないが、後述の「使わせてもらうよ」のメダルも達成したい場合は「何度来ようと通じない」獲得後やり直して、今度は弱点武器でVAVA-mk2を完膚なきまでに破壊してやろう。
弱点武器は シャイニング・タイガードの「レイスプラッシャー」とシザース・シュリンプァーの「スピニングブレード」だ。
黄金の輝きとともに
ドップラーステージ1に隠された最強の強化チップ「ハイパーチップ」を入手するとメダル達成だ。
ライフアップ8つ、サブタンク4つ、アーマーパーツ4つを入手し、パワーアップチップは1つも入手していない状態で、ドップラーステージ1のトゲのついた鉄球が転がってくる手前の縦穴で
壁の左側をつたって降りていくと隠し通路があり、ハイパーチップを入手できるカプセルがある。また、カプセル到達までにライフも満タンにしておく必要があるぜ。
つまり、この「ハイパーチップ」こそが、ロックマンX3での「波動拳」「昇龍拳」枠にあたるというわけだ。「ハイパーチップ」を獲得すると、エックスのアーマーが金色になる。
後述の「苦難の道」も達成したい場合は、「黄金の輝きとともに」獲得後にやり直して、ハイパーチップを取らずに進もう。
使わせてもらうよ
「ロックマンX3」最強の隠し要素の片方、ゼロのビームサーベルを借りることでメダル達成だ。
ここも手順が多く色々めんどくさい。まずは特定ステージ乱入ボスの「VAVA-mk2」を弱点武器で完全破壊し、ドップラーステージに出てこないようにする。
そしてドップラーステージ2まで進め、中ボス前のシャッターでゼロに交代。唯一ゼロで挑めるボス「モスキータス」を倒す。
すると撃破されたモスキータスがゼロに特攻し、大ダメージを受けたゼロは修理のために帰還。その際、エックスの身を案じたゼロはビームサーベルをエックスに託すのだ。
以降ゼロへの交代ができなくなるが、アームパーツを装備時にクロスチャージよりも更に長くチャージすることでクロスチャージの後にビームサーベルを振るい、超強力な斬撃波を放てるようになる!!!
無論、ただでさえ長いクロスチャージよりも更に長くチャージしなければならないので、非常に指が疲れる。
苦難の道
ハイパーチップなしで最終ボスを倒すとメダル達成だ。
俺たちはハイパーチップどころか強化チップを一切取らずに達成したが、文面だけを見ればハイパーチップ以外の強化チップなら取ってもいいみたいだね。
X3では最終ボスを撃破しただけではそのままエンディングにはならないが、「苦難の道」メダルは最終ボス撃破直後に獲得される。
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・乱入ボスの撃破状況によって終盤ボスとステージが変化、何度でも楽しめる!!
・アーマーの各パーツを強化できる強化チップが登場!!そしてすべてのチップの強化を一枚に集約した隠しアイテム「ハイパーチップ」!!!
・限定的ではあるが、ゼロが操作可能に!!また、ゼロのビームサーベルをエックスが借りることもできる!!
・重厚なBGMがこれまたカッコいい!!
ひでぶ秘孔:
・アームパーツ装着による「クロスチャージ」のチャージ時間が長すぎる上に若干使いづらい。「ゼロのビームサーベル」を手に入れるとさらにチャージ時間が長くなる。
・ライドアーマーと強化パーツを集めて使えるライドアーマーを選択できるが、ステージによってライドアーマーに乗れる期間が短すぎたり、選んだライドアーマーによっては役に立たなかったりしてあまり面白くない。
・とにかく収集アイテムが多く、アームパーツによる特定の特殊武器チャージショットが必要な場合が多くステージの行き来が面倒。
・アーマーを完成させても、強化チップ一切なしでクリアするのはまさに「苦難の道」。
・ラスボスの弱点の当たり判定が小さすぎる。
ロックマンX4
☆レプリフォースの反乱……悪(イレギュラー)とは、何だ!??☆
ハード:プレイステーション/セガサターン/Nintendo Switch
流派:アクション
操作性:あたた
熱中度:あたた
持続性:あたた
サウンド:あたた
キャラクター:あたたた
ストーリー:あた
難易度:あたた
お買い得度:あたたた
快適度:あたた
お手軽度:あたた
君に負けない愛はきっとあるか?今どうなっていこうと、今運命に逆らう強さを信じられるか…………?
長かった「ロックマンX アニバーサリーコレクション」収録作品もこれが最後。
「前半制覇」まであと一歩だ!!!
大規模災害などに対応するために組織されたレプリロイドだけの軍隊「レプリフォース」。
だが、イレギュラーによって引き起こされた「スカイラグーン崩壊事件」にレプリフォースの兵士「ノットベレー」の姿が確認されたことからレプリフォースに疑いがかかる。
スカイラグーンの崩落に駆けつけたレプリフォース高官「カーネル」にイレギュラーハンター本部への事情聴取を試みるエックスorゼロであったが、カーネルは高すぎるプライド故にこれを拒否。
イレギュラーハンター本部にイレギュラーと断定されたレプリフォースは、最高司令官「ジェネラル」の演説のもとに団結し、後に「レプリフォース大戦」と呼ばれる大戦争を引き起こすこととなる。
エックスorゼロは、複雑な思いを抱きながらもレプリフォースの鎮圧と、レプリフォース大戦の混乱に乗じたイレギュラーの処理に向かうのだった…………。
ってなわけで、ロックマンX3から丸一年空けた1997年、ロックマン10周年アニバーサリー作品として「ロックマン バトル&チェイス」「ロックマン8 メタルヒーローズ」と共にプレイステーション・セガサターンに登場したのが「ロックマンX4」だっ!!!
「ロックマン8」同様ハード移行でグラフィックも一新!!そしてキャラクターボイスや、現「Production I.G」によるアニメムービーをふんだんに使い、
そして仲間由紀恵嬢のデビュー曲「負けない愛がきっとある」も話題になった一作だ!!!
「~ロックマン伝説!!! Age of “R”」でも書いたとおり、オレたちは当時プレイステーションもセガサターンも、ニンテンドウ64も買ってもらえなかったので、プレイステーションに流れていく名作シリーズたちを指を咥えて眺めていることしかできなかったわば!!!
その上、当時の俺はテレビCMで思いっきり流れた「あのシーン」がトラウマになってしまい、後にゲームボーイアドバンスで「ロックマン エグゼ」「ロックマンゼロ」が発売されても食指が動かなくなるほどにロックマンシリーズから遠ざかってしまった。
……だが!!今こそトラウマを乗り越える時が来たっ!!!Nintendo Switchさえあれば、すべてのロックマンXシリーズが楽しめる今こそ、超ファミコシ珍拳の奥義と「不撓の愛」をもって全ての戦いと悲劇を、乗り越えるっ!!!!!
「ロックマンX4」はこれまでのロックマンXシリーズよりもさらに重く、複雑で壮絶なストーリーとなっている。
特にセガサターン版は闇の中スポットライトで照らされたゼロが独り佇む姿、そして「ヒーローはそれぞれの戦いを選んだ。」というキャッチコピーが、その刃に刻まれた宿命の重さを物語っている。
そして、「ヒーロー」は、エックスとゼロだけとは限らないのかも知れない……。
ちなみに、セガサターン版が発売されたのは「X3」と「X4」だけだ。
どうしてこうなったのかについては、コミックボンボンで「ロックマンX」シリーズのコミカライズ版を連載していた「岩本佳浩」=センセイの存在は無視できないだろう。
エックスやゼロ、そしてレプリロイドやイレギュラーたちの人物像に深く切り込んだハードな内容に感銘を受けた稲船敬二=サンは、X4発売当時
「ボンボンさんで岩本先生がXの漫画をとても熱く描いて下さっている。ならば予め熱いストーリーを用意しておいたら、漫画はどれだけ熱くなるだろうか」と口にしたと言われている。
岩本=センセイはこれに応え、ボンボン版「ロックマンX4」をより凄絶なストーリーで描きあげた。
だが1998年に、どう見ても打ち切りとしか言えない急展開の中連載は終了。同時期に無印ロックマンのコミカライズの連載も打ち切られ、コミックボンボンはロックマンシリーズから完全に手を引いてしまう。
コロコロコミックと双璧をなした児童コミック紙の片翼、コミックボンボン凋落の歴史の始まりであった…………。
話をゲーム版「ロックマンX4」に戻すと、X4では今でも元ロックマン制作スタッフが設立した「インティ・クリエイツ」謹製の「蒼き雷霆ガンヴォルト爪」でも採用されている「ダブルヒーロー制」をはじめて採用した作品だ。
本作から「ゼロ」が「エックス」と並ぶもうひとりの主人公となり、以降もダブルヒーロー制がシリーズの定番になっていくのだが、一度主人公を決定するとそのセーブデータでは一切主人公を交代できなくなり、
エックスとゼロ、それぞれ物語が微妙に異なるパラレル展開となる。これは「X4」だけの要素だ。
バスターを撃ちまくるエックスとは対象的に、ゼロはビームサーベル……「ゼットセイバー」による斬撃がアクションのメインにっ!!!
後に「ヒッフッハ」と呼ばれる*73段斬りをはじめ、ボスを倒すことで「ラーニング」によって新しい技やアクションを習得っ!!!
二段ジャンプに回転斬り、空中ダッシュ、回数制限のある全体攻撃とアクションはエックス以上に多彩になり、さらに痛快でスピーディーなアクションが楽しめるのだっ!!あたたっ!!!
一方エックスは、Xシリーズ伝統の操作性を引き継ぎつつ、アーマーの能力は更に強力になった。
「ヘッドパーツ」はチャージショット以外の特殊武器をエネルギー消費なしで使えるようになり、
「ボディパーツ」は受けたダメージをエネルギーに変換して無敵の体当たり「ノヴァ・ストライク」が使用でき、
「レッグパーツ」は空中でジャンプボタンで少しの間滞空し左右に移動できる「ホバリング」が使用でき、
「アームパーツ」はなんと同じステージに2つ存在し、最大4発までチャージショットをストックして連射できる「ストックチャージ」と、着弾点に最大3個のプラズマ球が発生してダメージを与え続ける「プラズマチャージ」の2種類をカプセルに入り直すことで切り替えられる!!!
本作からアーマーに名前が付き、「フォースアーマー」と呼ばれている。
それに伴い、X1~X3のアーマーはそれぞれ「ファーストアーマー」「セカンドアーマー」「サードアーマー」と呼ばれるようになった。
また、アームパーツが2種類存在する点は、X5以降の「ダブルアーマー制」のプロトタイプと言えるだろう。
新ハードでの心機一転のためか、アクションよりもストーリーを楽しんでもらうためか、全体的な難易度は(少なくともX3よりは)抑えめになっている。
各ステージが前半と後半に別れ、前半から後半への切り替え(ローディング)に応じてライフと特殊武器エネルギーが全回復するのも、難易度の低減に関わっているようだ。
X4から全ての特殊武器エネルギーが満タンにの時に武器エネルギー回復アイテムを取ってエネルギーを溜めて、武器エネルギーの回復に使える「武器サブタンク」と、
初期残機数を増やせる「EXアイテム」が新登場した分、ライフ用のサブタンクは2つに減ってしまったが、さしたる問題ではない。
X2~X3のような乱入ボスもなく、4ステージクリア時に「ロックマン7~8」のような中間ボスステージとしてセレモニーホールでのカーネルとの対決があるくらいである。
(ゼロ編ではカーネルの妹・アイリスがゼロとカーネルの戦いを仲裁するムービーに差し替わっており、中間ボスステージは実質ない。)
さて、注目すべきストーリー面ではどうだろう?
本作の目玉、「実質ロックマンゼロ」とまで呼ばれるほどに力を入れられた「ゼロ編」では、カーネルとの死闘、ゼロの正義と交差するカーネルの妹、アイリスの想いとそれらが引き起こすシリーズ最大級の悲劇に加え、
X2からぼかしぼかし語られてきた「ゼロの正体」と「生みの親」の核心に迫り、さらには「ゼロとシグマ隊長の出会い」までもがゼロ役・置鮎龍太郎氏の迫真の演技と濃密なアニメムービーで描かれる。
それに反して、「エックス編」のシナリオはかなりシンプルで、よく言われる「X4はエックスの印象が薄すぎる」という意見は、残念ながら否定はできない。
何しろ、X4の売りであるアニメムービーでようやくエックスの声が出るのが終盤の「あるボス」と戦うステージの開始直前、エックスの姿が映るのがエンディング直前なのだ。
(エックスはアーマーの装着状況で姿が変わってしまうため、ムービーとの齟齬が出ないための措置かも知れない。)
そして、ゼロ編のストーリーは極めて残酷で、とにかく救いがないっ!!!
かん帝がトラウマになった「あのシーン」を前に「戦う意義」を一度は見失いかけながらもなお戦うゼロにさらに追い打ちがかけられるのだっ!!!
そして耐え難きを耐え、忍び難きを忍び続けたゼロの精神は、エンディング直前のアニメムービーではいよいよ崩壊寸前に…………!?
これを「印象的なストーリー」「忘れられないストーリー」「トラウマもの」と言うのならまだわかるが、
「名作」「名シーン」などと軽々しく言ってしまうヤツとはいい友達にはなれそうにないぜ。ひでぶっ!!!
だが、どちらにも共通するテーマとして、己の正義と誇りのためにイレギュラーハンターという正義に牙をむいたレプリフォースを通じて「イレギュラーとは何なのか?」という重い命題が示されている。
そして、死闘の果てにエックスとゼロ、それぞれに刻まれた傷痕は、やがて「そうとおくない未来で」起こる避けられない戦いの宿命へと導いていく…………
……と、良かったんだがなぁ。
こうして、オレたちは壮絶な死闘の果てにトラウマを乗り越え、ロックマンXシリーズ「前半制覇」を成し遂げた。
だが、その先に待ち受けるのは、さらに壮絶な地獄だったのだ。
今どうなっていこうと、「ロックマンX4」がロックマンXシリーズの、そしてロックマンシリーズの大きな転機となった作品となったことは間違いない。
ロックマンシリーズ10周年。スーパーファミコンからプレイステーションへの転換。シリーズ初のダブルヒーロー制・マルチエンディングの採用。
シリーズ初の声優起用。シリーズ唯一のセルアニメムービー導入作品。*8ゼロの出生の秘密。エックスの宿命の加速。
本格的にプレイアブルキャラクターとなったゼロの「斬る」アクションは「ロックマンゼロ」「ロックマンゼクス」まで受け継がれる雛形となり、そして稲船敬二率いる「カプコン第2開発部」最後のロックマンX。
「ロックマンX」シリーズを楽しみ尽くし、知り尽くすのであれば、この「ロックマンX4」は、絶対に避けて通れない1本となる!!!!!
ロックマンXシリーズのその後について詳しくはこの後、「ロックマンX アニバーサリーコレクション2」の独断採点拳にて!!
ザ・パートゥノのハンターメダル指南!!!
X4では、ハンターメダルの方も難易度が低めになっている。気楽に行こうぜ。
試し撃ち
1回のクリアまでのゲーム中に、エックスの全武器のチャージショットを撃つとメダル達成だ。
「全武器のチャージショット」には、2種類のアームパーツの「プラズマチャージショット」「ストックチャージショット」も含まれる。
8ボスを倒した後でアームパーツのカプセルの場所に行き、その場所で2種類のアームパーツのチャージショットを含む全ての特殊武器のチャージショットを撃とう。
正統派
「X3」の「ハイパーチップ」の発展形として、「X4」以降禁断の力を宿した最強のアーマー「アルティメットアーマー」が初登場する!!!
本メダルはアルティメットアーマーを使用せずにクリアすると達成できるものだが、普通にプレイすれば誰でも達成できるだろう。
アルティメットアーマーは、本来隠し秘孔(コマンド)を入力しなければ取得できないものだからだ。
その秘孔は、ゲーム開始時のキャラ選択画面でBを2回、左を6回入力してから、LとZRを押しっぱなしにしてエックスに決定した後、いずれかのカプセルに入ると取得できる。*9
アルティメットアーマーの性能はフォースアーマーとほぼ同じだが、デザインが大きく異なり「ノヴァ・ストライク」が無制限に使用できる。
後のシリーズにも引き続きアルティメットアーマーは登場するが、性能はX4のものに準拠している。X4のフォースアーマーは強すぎたのかもね。
名パイロット
「マグマード・ドラグーン」ステージにあるライドアーマー「ライデン」に乗ってマグマ上を進んでいくと、下側にライドアーマーのパンチで壊せる岩があり、
それを壊しながら地下を進んでいくとライドアーマーに乗ったままマグマード・ドラグーンと戦える。
ライドアーマーの攻撃でドラグーンにトドメを刺せばメダル達成なので、戦闘が始まったらライドアーマーを壊さないようにライドアーマーを降りて、
ドラグーンの体力をギリギリまで削ってからライドアーマーに乗り込んでパンチでトドメを刺そう。
ゼロ編でも獲得できるが、弱点武器「ダブルサイクロン」でハメられる分エックス編のほうがラクだぜ。
フルチャージ
EXアイテム、ライフアップ8個、残機9機とライフと全武器エネルギーをMAXにして、サブタンク2つと武器サブタンクを満タンにするとメダル達成だ。
仕様上エックス編でしか取れない。EXアイテムとかサブタンクとかは各自でがんばって集めてもらうとして、各サブタンクと残機をMAXにするのがたいへんだ。
残基とライフ回復と武器エネルギー回復を同時に稼げる場所はないだろうか?あるのだ!!!
「フロスト・キバトドス」ステージに行って、スタート地点から壁を蹴って上に進もう。足場が高くて進めない場所はウェブ・スパイダスの武器「ライトニングウェブ」を撃ってウェブを壁キックすれば進めるぞ。
あとは洞窟の上を進んでいくとライフ回復と武器エネルギー回復がザックザクだ!!さらに通常ルートへの合流地点から洞窟内に戻ると1upアイテムもある。集めるだけ集めたらEXITして、またキバトドスステージに入り直し、すべてMAXになるまで繰り返せばいいのだ!!
なお、間違ってもポーズ画面からタイトル画面に戻ってしまわないようにな。
残機数とサブタンクの蓄積状態はセーブされないからな!!!
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・仲間由紀恵のデビュー曲「負けない愛がきっとある」は必聴!!!
・置鮎龍太郎氏をはじめとするベテラン声優による、迫真の演技が光るアニメムービー!!
・8ボスすべてにボイスあり!!ゲーム内のボスキャラのボイスも豊富で個性豊か!!
・ボス出現時に「WARNING」表示演出が追加され、以後のシリーズでも継承された!!
・8ボスの中に、シリーズ初の大型ボス(フロスト・キバトドス)が登場!!
・「イレギュラーとは何か?」という重いテーマを叩きつけるシリーズ屈指のシリアスなストーリー、キャラ設定!!
・難易度が低減し、ゲームシステムもシンプルになりシリーズ1遊びやすい!!
・隠し要素として、エックス最強のアーマー「アルティメットアーマー」が初登場!!!
ひでぶ秘孔:
・全てにおいてゼロ編に比重を置きすぎて、エックス編のエックスの印象が薄すぎる。
・ゼロ編はシナリオに一切の救いがなく、人によってはトラウマもの。
・エックス編のフォースアーマーの性能が強すぎる。特にヘッドパーツの特殊武器無限は新アイテム「武器サブタンク」の意味を失わせている。
・ゲーム終盤はレプリフォースのレプリロイドとの戦いがメインになり、これまでのシグマステージのような巨大ボスがいない。
・終盤のボス「ジェネラル」がストーリーの盛り上がりに反して退屈。エックス編では壁に張り付いてチャージショット連発で楽勝、逆にゼロ編では攻撃チャンスが少なくかったるい。
ロックマンX アニバーサリーコレクション2
☆「ロックマンX」25年の歴史の大きな転機と、その現時点最終作の4作品を収録!!!☆
ハード:Nintendo Switch
流派:レトロゲームコレクション
操作性:あたた
熱中度:あたた
持続性:あたた
サウンド:あたた
キャラクター:───
ストーリー:───
難易度:あたたたた(Xチャレンジ)
お買い得度:あたた
快適度:あたた
お手軽度:あたた
ロックマンシリーズ30周年、ロックマンXシリーズ25周年を記念して発売された「ロックマンX アニバーサリーコレクション」、同時発売されたその後半部分が「ロックマンX アニバーサリーコレクション2」である。
「アニコレ2」では、プレイステーションで発売された「ロックマンX5~X6」、プレイステーション2で発売された「ロックマンX7~X8」が収録されているぞ。
「アニコレ2」も「アニコレ1」、移植メーカーがあの職人移植集団「株式会社M2」が担当っ!!ゲームの移植度については文句は言わせないぜっ!!!
もちろん、「アニコレ1」で好評だった「かけだしハンターモード」や海外版モードへの切り替えも全収録タイトルに搭載済みだぜっ!!!
でも、「移植されたゲームそのもの」についての文句は、オレたちに言われてもどーにもならないぜっ!!ひでぶっ!!!
当時、プレイステーションの勢いをそのままに不動の「国民機」の地位を欲しいがままにしていた「プレイステーション2」も今やレトロゲームと呼ばれる時代か…………思えば遠くへ来てしまったわば!!!
収録作品がプレイステーションメインになり、ゲーム内でセーブができるようになったものの、相変わらず今回も「かけだしハンターモード」以外の中断セーブなどのプレイ救済措置はないのだった。
だが、それだけじゃない!!ロックマンX25周年にふさわしい、充実の「ミュージアムモード」にも大注目っ!!
…………なんだけど、実は移植作品タイトルと各作品の「ギャラリー」、「サウンドプレイヤー」、「ハンターメダル」以外のグッズカタログ、PVギャラリー、PSP版のオリジナルアニメ「The Day of ∑」などの内容は「アニバーサリーコレクション1」と全く同じなのだ。
つまり、「X1~X4は当時遊んだけどX5以降は遊んだことがない」人も、「X5以前のロックマンXシリーズは知らないのでこれを機に遊んでみたい」という人も、
「アニコレ1」「アニコレ2」どちらか片方だけ購入しても25周年ミュージアムはすべて楽しめるのだ。
諸兄も知っての通り、「ロックマンX5~X8」は、「X8」でやや持ち直したものの、とにかく評判が悪い。
以前のカプコンであったなら、絶対に「X1~X4」だけ移植して、それ以降は一切移植しようとはしなかっただろうね。
だが時代は変わった。「ストリートファイター30thアニバーサリーコレクション」に初代「ストリートファイター」が収録されたように、
カプコンはシリーズの「負の歴史」にもはっきりと目を向け、後世に残そうとした。その姿勢だけは拍手で称賛すべきものだろう。
たとえ商業的には振るわず、多くのユーザーの不評を買った作品であっても、どこかの誰かにとっては人生に深く刻まれた「魂の一本」かも知れないのだから…………。
ならば俺たちもその姿勢に応えよう。果たして本当に「X5~X8」は本当に評判通りのヒドいゲームだったのだろうか?
こりゃもう実際にプレイして、思ったこと、感じたこと、その全てを独断採点拳の奥義に込めて叩きつけるしかないぜ!!!
というわけで、「アニコレ2」には特にこれ以上話すことはない……
いや待て!!「ロックマンX アニバーサリーコレクション」を語る上で欠かせない「あのモード」はどうなっているっ!??
X(クロス)チャレンジ vol.2
X1~X6までに登場したボスキャラが2体タッグで襲いかかる激ムズのチャレンジモード「Xチャレンジ」。アニコレ2では「vol.2」となったのだが……
ハッキリ言って、各ステージ3ラウンド目のボスの組み合わせとアレンジBGM以外、何も変わっていないっ!!!!!
しかも「vol.2」でのアレンジ曲も、「アニコレ1」のサウンドプレイヤーで全部聞けちゃうのだ。
「ブーメル・クワンガー(X1)」&「グラビティ・ビートブード(X3)」の甲虫兄弟、「バブリー・クラブロス(X1)」&「シザース・シュリンプァー(X3)」の甲殻類コンビ、
「ランチャー・オクトパルド(X1)」&「ボルト・クラーケン(X5)」のタコイカコンビなど、見たかった組み合わせも多かっただけに、これは非常に残念だっ!!ひでぶっ!!!
一部ボスの組み合わせ以外前作そのままということは、前作の「Xチャレンジ」の不満点もそのままだぁっ!!!
難易度ノーマル以上は親の仇、里の仇、お国の仇とばかりに難しいし、もちろん真の最終ステージとエンディングは難易度「ハード」でクリアしないと見られないっ!!!
これは本当に残念だ。
アニコレ2は収録作品がアレな上、「かけだしハンターモード」以上の救済措置も無いんだから、せめて「Xチャレンジ」だけでもちゃんと作り込んで欲しかった。
「Xチャレンジvol.2」最終ステージは、「ロックマンX6」を収録したアニコレ2にふさわしいコンビが立ちはだかってくる。
原作よりも足場は良くなっているが油断大敵だ。エックスとゼロ、全力の攻撃を受けて生き延びた「アイツ」はやっぱりしぶといぜ!!!
ザ・パートゥノのハンターメダル指南!!!
また観てみるか・もう一度耳を傾けよう・RE;RE;FUTURE・好奇心は眠らない・ベストハンター・野望阻止シリーズ
それぞれ「ロックマンX アニバーサリーコレクション1」の似た名前のハンターメダルと取得方法が同じなので割愛。
速攻・持久戦
「速攻」はXチャレンジのいずれかのステージを残りタイム9分以上でクリア。難易度イージーでやるといいだろう。
「持久戦」は逆に残りタイム3分以下でクリア。難易度イージーでボスの体力をギリギリまで削ってひたすら待つのもいいが、こちらは難易度を上げたほうがボスの耐久力が上がってクリアに時間がかかるため必然的に達成できるかも。
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・ロックマンXシリーズ凋落の歴史、「X5~X8」にしっかり向き合い、後世に残そうとした!!
・アニコレ1と2、どちらか片方だけ買っても「ミュージアムモード」の特別コンテンツはすべて楽しめる!!
・プレイステーション、プレイステーション2実機に比べてローディング時間が改善!!!
ひでぶ秘孔:
・相変わらず「かけだしハンターモード」以上の救済措置はない。
・「Xチャレンジvol.2」は、一部ステージを除いてほぼ「vol.1」そのまま。
・「ロックマンX6」で「かけだしハンターモード」を使うとクリアすることもゲームオーバーになることもできなくなる場面・条件がある。詳しくは「ロックマンX6」の独断採点拳で!!
ロックマンX5
☆シグマウィルスの氾濫、スペースコロニーの墜落……シリーズ最大の危機に挑め!!!☆
ハード:プレイステーション/Nintendo Switch
流派:アクション
操作性:あたた
熱中度:あたた
持続性:あたた
サウンド:あたた
キャラクター:あたた
ストーリー:あた
難易度:あたたた
お買い得度:あたた
快適度:あた
お手軽度:あたた
「イレギュラーハンターの正義」と「レプリフォースの誇り」の衝突、そしてそれを利用しようとしたシグマの謀略。
その全てが結びつき、最悪の結末を招いた「レプリフォース大戦」は、レプリフォース最高司令官「ジェネラル」の犠牲によって終結した。
レプリフォースをイレギュラーと断じ、レプリフォース大戦の引き金を引いた前イレギュラーハンター総監は責任を感じ、辞職。新たな司令官として元レプリフォース高官の「シグナス」が派遣された。
新たな仲間たちとともにイレギュラーハンター本部は戦後復興に当たり、ハンターたちの傷も癒え、宇宙にまで及んだ被害も復興が進み、残るは月のラグランジュポイントにある旧スペースコロニー「ユーラシア」の工事を残すのみとなった。
その時だ!!!復興のシンボルとして建造中であった「女神像」に、突如シグマの反応が現れたのだ!!
出撃命令を受けて、辛くもこれを撃破したエックスとゼロ。だが、この戦いは全世界に「シグマウィルス」を撒き散らすためのシグマの罠だった……!!!
さらに、スペースコロニー「ユーラシア」がシグマの雇った傭兵レプリロイド「ダイナモ」率いるイレギュラー部隊によって制圧され、重力コントロール装置の制御を奪われたユーラシアは地球へ直撃する軌道に乗ってしまった!!!
「ユーラシア」の地球衝突まで残り16時間。衝突を避けられなければ地球は壊滅、最悪地球消滅の危機だ!!!
「ユーラシア」衝突阻止の手段はふたつ。ひとつは旧時代のギガ粒子砲「エニグマ」を修復させて発射すること、もうひとつはマニュアル操作でしか操作できないスペースシャトルによる特攻である!!!
シグマウィルス蔓延によりレプリロイドが次々とイレギュラー化していく中、エックスとゼロはまず「エニグマ」修復のパーツを集めるべく出撃するのだった…………
ってなわけで、「ロックマンX4」から3年のブランクを経て、時は西暦2000年。
これまでの稲船敬二=サン率いる「カプコン第二開発部」から「カプコン第三開発部」へと開発が引き継がれ、20世紀最後*10のロックマンシリーズが登場した。
2000年代には巨大インターネット掲示板「2ちゃんねる(現「5ちゃんねる」)」が一大コミュニティとして確固たる地位を築く中、
当時の2chのロックマンXスレッドでは「駄遺産(だいさん)開発部」などという悪名で呼ばれていたことは当時の「2ちゃんねらー」にはゆうめいな話である。
ロックマンシリーズの戦いは、「マンネリ」との戦いであった。稲船敬二氏の手を離れた「ロックマンX5」には、「ロックマンX3」のような意欲的な新要素が盛り込まれている。
ロックマンシリーズ初の3段階の難易度変更と、シリーズ唯一の「トレーニングモード」の実装。
ロックマンシリーズ初の「しゃがみ」アクションの追加。縦横に張られたロープに捕まっての移動。
新ヒロインにしてオペレーター「エイリア」によるステージ内のナビゲーション。
条件次第では、「X4」の「フォースアーマー」を多少劣化しているものの引き継いで使用できるようになり、さらに8ステージすべてにアーマープログラムが隠されており、全て集めることで2種類のアーマーが使用可能。
1ステージクリア、もしくはゲームオーバー後ステージセレクトに戻ることによってゲーム内で1時間が経過し、16時間以内に任務を遂行しなければならない緊迫のストーリー、
ゲーム内での時間経過によりボスがレベルアップしていき、倒したボスのレベルによってエックスとゼロの強化パーツが開発されるようになる。
そしてコロニー撃破の結末により8ボスをすべて倒さなくても最終ステージへ行けるロックマンシリーズ初の試みと、3種類のマルチエンディング。
また、ボイスはなくともストーリーの展開と使用しているプレイヤーによってボスとの会話デモ内容も豊富に変化するようになった。
ダブルアーマーのうち、「ファルコンアーマー」は無敵になって少しの間飛行できる「フリームーブ」を搭載!!ただし、特殊武器のチャージはできない。
「ガイアアーマー」はトゲの即死・ダメージを無効化し、壁にくっついているときにズリ落ちない。
こちらは特殊武器すら使えなくなるが敵弾をかき消す「ガイアショット」が使用可能。チャージショットは特定のブロックを破壊できるぜ!!!
また、両方のアーマーにそれぞれ異なる必殺技「ギガアタック」が使えるっ!!!どちらのアーマーも、アイテムコンプリートのためには欠かせないぜ!!
だが!!お世辞にもそのすべての要素が成功しているとは言いがたいっ!!!!!
まずキャラクターボイスは大幅に減少!!ゼロのボイスは「X4」からの流用であり、8ボスは全員しゃべらないっ!!!実質参加している声優はエックス役とダイナモ役で一人二役の「森久保祥太郎」氏だけだあっ!!!
ステージのシチュエーションは過去作から流用している場面が多いし、「ダイダル・マッコイーン」ステージのBGMに至っては「X2」の「バブリー・クラブロス」ステージのBGMの流用だあっ!!!
使いまわしでなくともヒドいのが「ボルト・クラーケン」ステージっ!!前半はライドチェイサーに乗っての高速スクロールステージなんだが、動けるようになった直後に穴が空いていて初見は確実に死ぬっ!!!うわらば!!
その後もアーマーパーツを手に入れるためには、高速スクロールの中で散らばっているエネルギーアイテムをすべて取らなければならないっ!!!
ライドチェイサーから降りれば、今度はいたるところにバスターを撃ち込んで押し込まないと開かないシャッターのオンパレードっ!!!あわびゅのびゅっっ!!!
また、各アーマーパーツが「シグマウィルスの感染から守るため」に「プログラム」にされてしまい、各プログラムを4つすべて集めることでようやくアーマーとして使用できるようになるのだ。
これでゼロでプレイしてもアーマーを取れるようになったんだけど、これまでのようにエックスの身体に一つずつパーツが装着されて見た目が変わっていく楽しみはなくなった。
また特殊武器を使う関係でエックスでしか取りにいけないカプセルが多く、ダイダル・マッコイーンステージのカプセルはマッコイーンを倒した後
もう一度マッコイーンステージに行き、ダイダル・マッコイーンの特殊武器「ジェルシェイバー」を使わないと行けないなどめんどくさいものや、中にはかなり難しいものもある。
方向キーで弾を操作できるシャイニング・ホタルニクスの特殊武器「ウィルレーザー」を使って、連続した針の穴すべてに一発で糸を通すがごとき操作でドアを壊す「ダーク・ネクロバット」ステージのカプセルだあっ!!!
他には、「エイリア」の通信に至っては、アクション中に強制的に会話シーンに移行するためにテンポが悪いし、場所によっては即死トラップを避けらなくなって死ぬこともあるっ!!たわば!!!
コロニー撃破イベント周りもとにかくヒドい。「8ボスをすべて倒さなくても最終ステージに行ける」というのは確かに斬新だが、ストーリー通りにパーツを揃えたところで、確実にコロニーを撃破できるとは限らないのだ!!
そのくせ、パーツが揃っていなくてもステージセレクト画面から強制的にコロニー撃破イベントに行けるのだが、確率次第ではパーツを1つも持っていなくてもコロニーを撃破できてしまう!!!
その上、パーツを揃える、強制発射問わずステージクリア時に「コロニー撃破に成功するか失敗するか」が判定されるのだが、「アニコレ2」版ではコロニー撃破成否判定までセーブされるように改悪されてしまい、
パーツが4つ揃った時点でのセーブデータで「コロニー撃破失敗」のフラグが立ってしまうと最悪だ。そうなるとパーツが揃った時点で強制的にコロニー撃破イベントに移行する上に、何度リセットしてやり直しても撃破失敗の運命は変えられないだろう。
コロニー撃破イベントの成否はエンディング分岐に直撃する上に、「アニコレ2」では「ハンターメダル」に「(ストーリー第1段階の)『エニグマ』でのコロニー撃破を成功させる」というものもある。
なるべく効率的に、確実にコロニー撃破イベントを成功させるにはどうすればいいかは、後述の「ハンターメダル指南!!!」で話すとしよう。
他にも不満点が山盛りなんだが、もうそこは「奥義・独断陰陽双喝破!!!」の「ひでぶ秘孔」の項を見てもらうとして…………
何よりも!!!「X2」以降少しずつ示唆してきて、「X4」ゼロ編で一気に盛り上げた「エックスとゼロの宿命」……エックスとゼロとの戦いの顛末と決着が、あまりにも適当でヒドいっ!!!!ヒドすぎるっっっ!!!!!
コロニー撃破の成否とエックス、ゼロどちらでプレイするかで展開が変化するが、いずれの場合も戦う理由が適当な上に、ちゃんとした決着もつかない上にその後の展開も無理やり過ぎて頭にハテナマークだぜっ!!!あわびゅっ!!!
これもう散々言われていること何だけど、「X4」からその傾向は合ったとは言え全編においてテキストが稚拙でいい加減なんだよなあ。
「ロックマンX5」において、稲船敬二氏はカプコン最後の仕事としてX5のシナリオディレクションとして参加、当時は公表しなかったがスタッフに「これを(ロックマンXシリーズ)最終作にしてほしい」と告げたらしい。
たしかにエックスとゼロの決着、終末感あふれるストーリー、懐かしのボスの復活、そしてシグマの背後に暗躍する「あの男」の存在と、シナリオはひどかったけそやれることはやりきった感がある。
その後2年後の2002年、ゲームボーイアドバンスでアクションゲームとしての新たなロックマンシリーズ、そして「ロックマンX」の時代より100年後の世界の戦いを描いた「ロックマンゼロ」が登場した。
どんな形であれ、「ロックマンX5」で多少無理やりにでもエックスとゼロの戦いを決着させ、シリーズを完結をもってつつがなく新シリーズ「ロックマンゼロ」に、
ひいては「ロックマンDASH」にまで物語を繋ぐ……それが、当時の稲船敬二氏の計画だったようだ。
「ロックマンX5」はハンターメダル獲得も含めて大変だったけど、最後にこれだけは言わせてくれないか。
「Show-taro」こと「森久保祥太郎」=サンが歌うエンディング曲「水の中」は、ひとつの宿命を決着させた戦士たちへのレクイエムとして、これ以上無い名曲だと!!!
だが思い出してくれ。かつて無印「ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!!」で、「これでシリーズ完結作にしてくれ」と言った時、無印ロックマンシリーズは無事完結したか!?
然り。「ロックマンX」シリーズもまた、「ロックマンゼロ」と並行する形で、望まぬ続編が発売され続けることとなったのだ。
どうせなら、X5は「X4ゼロルートの果てに『感情を持った存在』に絶望したゼロが、感情を持った存在……人間もレプリロイドも関係なく『イレギュラー』として根絶しようとする新たな勢力としてレプリロイドを率いて反乱を起こし
エックスはイレギュラーハンター本部からゼロ破壊命令を下され、困惑しながらもゼロとの戦いに挑む」……
稲船敬二=サンが許すかどうかはともかく、そんなシナリオの方が面白かったかも知れない。
ザ・パートゥノのハンターメダル指南!!!
一難去ってまた一難
旧時代のギガ粒子砲「エニグマ」発射によってコロニー撃破を成功させればメダル達成だ。
前述のとおり、前半4ステージでパーツを集めただけでは確実に撃破できるわけではないし、エニグマ自体の成功確率はかなり低く、「アニコレ2」版ではリセットを繰り返す方法も使えない。
ではどうするか?ここで鍵を握るのが、アイツだ!!!
1ステージクリア後と「エニグマ」失敗後に乱入してくる「ダイナモ」。こいつを利用させてもらおう。ダイナモステージはダイナモとの対決のみの短いステージだ。
前述のとおり、コロニー撃破イベントの成否判定はステージクリア後に行われる。なのでまずダイナモが出現したらセーブして、ダイナモと戦い勝利する。
その後セーブせずにステージセレクト画面からエニグマを強制発射する。成功したらおめでとう。失敗したら、リセットしてダイナモ戦からやり直し、成功するまでダイナモとの戦いを繰り返すのだ。
エニグマ発車後、下画像のようにビームがユーラシアを貫通していれば成功だぜ!!!
それぞれの未来
「ロックマンX5」3種類のエンディングを見るとメダル達成だ。前述のとおり、コロニー撃破によってグッドエンド・バッドエンドが分岐するぜ。
バッドエンド→コロニー撃破に失敗し、そのまま最終ボスを倒す。ゼロはコロニー墜落後に使用不可になる。
エックスエンド→コロニー撃破を成功させ、エックスで最終ボスを倒す。
ゼロエンド→コロニー撃破を成功させ、ゼロで最終ボスを倒す。
ゲーム開始直後、コロニー撃破成功後でセーブデータの保存先を分けてバックアップを取っておくと安心だぞ。
ライフアップなどは取った方のキャラにしか反映されないため計画的にプレイしないと、エックスとゼロどちらか片方が弱いまま、なんてことになりもう片方のエンディングを見るのが辛くなる場合がある。
そういう場合は、ゲーム開始直後のデータからやり直してエンディングを見ていない方のキャラをメインにしてゲームを進めていくのもいいかも知れない。
迅速破壊
スパイラル・ペガシオンステージの時限爆弾をひとつも爆発させずにミスすることなく7個連続で破壊すればメダル達成だ。
クレッセント・グリズリーを倒して「三日月斬(2弾ジャンプ+ジャンプ回転斬り)」、ボルト・クラーケンを倒して「電刃(斬り上げ)」を習得したゼロなら攻撃範囲の関係でやりやすくなるはずだ。
戦略家
アーマーにセットできる強化パーツを8つ所持するとメダル達成だ。
だが、普通にプレイしたのでは8つもパーツは獲得できない。ではどうするか?
強化パーツ獲得のカギを握るのは「ボスのレベル」だ。ボスのレベルが8以上の時に撃破すればパーツ開発が開始され、その後2ステージクリアもしくは2回エスケープすると完成する。
ボスのレベルを上げるにはどうするか?確実な方法としてはゲーム内で2時間(2ステージクリアorエスケープ)経過するごとにボスのレベルが2ずつ上がるのだ。なお、難易度「やさしい」ではボスのレベルが一切上がらないのでパーツも獲得できない。
強化パーツを8つ手に入れるとなると8ボスが倒されていない状態でボスのレベルを8まで上げなければならない。だが言うだけならばカンタンだ。
8回ゲームオーバーになって、ステージセレクト画面へ戻ればいいのだ。(コンティニューでは時間は経過しない。)
普通わかるか!!!こんなもの!!!!!!!
アクロバットスルー
ゲーム終盤「零空間ステージ1」の即死レーザー地帯(ロックマン2の「クイックマン」ステージのセルフオマージュ)をダーク・ネクロバットの武器
「ダークホールド(時間停止)」を使わずにボス直前の通路まで到達する。(かけだしハンターモード不可)
原作の「クイックマンステージ」同様難しいステージだが、コンティニューはOKだ。ネバーギブアップだぜ!!!
トゲもへっちゃら
ゲーム終盤「零空間ステージ2」のボス「ランダバンダW(X1のシグマステージボスのリファイン版)」をエックスの「ガイアアーマー」で撃破する。
ランダバンダWとの戦いではトゲがあるが、ガイアアーマーはトゲの即死・ダメージを無効化するので大幅に有利になるぜ。
だが世の中そんなに甘くない。零空間ステージ2はファルコンアーマーでクリアすることを想定したステージなのでむしろランダバンダWにたどり着くまでが難しいのだ。ガンバロ!!
最強アーマー
「ロックマンX5」ではシリーズ唯一隠しコマンドや周回プレイを使うことなく「アルティメットアーマー」を入手できる。ゲーム内のカプセルからアルティメットアーマーをもらえばメダル達成だ。
ではどこにあるのか?「零空間ステージ3」、エックスとゼロとの決着の直前だ。
ここへアーマーを装着していないエックスで挑み、とある縦穴右側の壁を伝って降りていくとカプセルのある隠し部屋に入れるぞ。X3のハイパーチップを思い出すね!!
アーマーを装着していない状態なら、アーマーなしで決戦に挑もうとするエックスを心配したライト博士がアルティメットアーマーをくれるぞ。
なお、同じ場所にゼロで行くとライト博士のパワーアップにより「黒ゼロ」になることができる。
X5からは色だけでなく一部の強化パーツを装備しているのと同じ状態になり、そこからさらに強化パーツを装備することも可能だ。
黒ゼロになること自体はハンターメダルに関係ないが、ゼロ編のエンディングを見たいならぜひ覚えておこう!!
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・開発部変更による、数々の意欲的な新要素!!
・シリーズ初の難易度3段階の選択と、オートチャージを搭載!!また遊び方を学べる「トレーニングモード」をシリーズ唯一実装!!
・ゲームボーイカラー版「ロックマンX サイバーミッション」から強化パーツシステムを採用!!
・シリーズ初のエックスのダブルアーマー制の採用!!!
・ファルコンアーマーは空を飛び、ガイアアーマーはトゲもへっちゃらと掟破りの痛快さ!!
・前作のアーマーを引き継いで使用することもでき、またすべてのアーマーが揃った後もアーマーなしのエックスでプレイすることもできる!!!
・スペースコロニーの地球衝突を阻止する、緊迫感あふれるストーリー!!
・ストーリー進行に応じて、8ボスとの会話デモも多彩に変化!!
・シリーズ完結作として制作されただけあって、無印ロックマンの要素や過去ワイリーステージ、過去シグマステージボスの復活などファンサービスも豪華!!
・負傷したレプリロイド*11を救出するレスキュー要素が初登場。X5では1up+ライフ回復のボーナスのみだが、後のシリーズでは重要な要素に。
・エンディング曲「水の中」は名曲!!!
ひでぶ秘孔:
・どんなにパーツを集めてもコロニー撃墜が必ず成功するわけではなく、逆にパーツが揃っていない状態でコロニー撃破に挑んでも確率次第では撃墜成功する。
・むしろパーツを揃えた状態でステージをクリアすると強制的にコロニー撃破イベントに移行するため、その時点で判定が「失敗」に決まっていると最悪。
・エイリアの通信は強制的にゲームに割り込んでくるため、テンポを阻害する。X6以降では任意で聞けるように改善。
・シリーズ5作も引っ張った「エックスとゼロの宿命の決着」があまりにも雑すぎる。
・過去作のシチュエーション・ギミック・敵キャラ・音楽の使い回しが多い。
・X4では豊富だった声優陣も、X5では「森久保祥太郎」氏のみ。(ゼロの声はX4の使いまわし)。なので8ボスも一切喋らない。
・ついでにオープニング、エンディングを歌っている「Show-taro」とは、森久保祥太郎氏のこと。
・とにかく全編にわたって手抜き、低予算感が否めない。
・アーマー収集が「アーマーのプログラム」を集め、すべて集めてはじめてアーマーとして着用できるようになるため、エックスの身体に少しずつアーマーが装着されていく楽しみが失われた。
・エックスとゼロは、ライフアップなどのアイテムは取った方のキャラにしか適用されないため、どちらか片方だけでプレイしているとパワーアップに偏りが出てしまう。この問題はX7まで続く。
・強化パーツを取得するためにはボスのレベルを8まで上げなければならず、ボスのレベルを上げるためにはわざとゲームオーバーになってゲーム内で8時間経過させなければならない。所見では絶対に気づかない。
・さらに強化パーツ開発から完成にはゲーム内で2時間(ステージ2回クリアorエスケープ)かかる。
・ステージクリア後の武器ゲット画面が「ミッションレポート」画面に統合されて、味気なくなった。
・スミッションレポートに表示されるハンターランクの判定基準がめちゃくちゃ。特に、敵を倒せば倒すほどランクが下がるのはいただけない。
ロックマンX6
☆コロニーの落ちた地で、戦友の刃を手にエックスは「悪夢」に挑む!!!☆
ハード:プレイステーション/Nintendo Switch
流派:アクション
操作性:あたた
熱中度:あた
持続性:あたた
サウンド:あたた
キャラクター:あたた
ストーリー:あたた
難易度:あたたたた
お買い得度:あたた
快適度:あた
お手軽度:あたた
「これを最終作にしてほしい」…………
稲船敬二=サンの願いも虚しく、ロックマンXシリーズにはさらに続編が作られることになった。
しかも、実装された「ロックマンX5」の3つのエンディングのどれとも異なる、「悪夢」の物語として……!!!
こうして2001年にプレイステーションで発売された「ロックマンX6」は、「ロックマンX5」でのスペースコロニー・ユーラシア撃破失敗から物語が始まる、驚愕の展開となった。
イレギュラーハンターたちの活躍もと「ゼロ」の犠牲も虚しく、スペースコロニー・ユーラシアの衝突による地球消滅は防げたものの、その被害を完全に防ぐことは出来ず地球は荒廃した。
そんな中、とある天才科学者レプリロイド「ゲイト」はユーラシア墜落地点の調査中、「あるもの」を発見するのだった。
それから21日後。シグマとの死闘から目覚めたエックスを待っていたのは、新たなイレギュラー出現の緊急指令だった。
エックスの手には、かつての戦友ゼロのゼットセイバーが握られていた…………
イレギュラーを処理したエックスの前に現れたのは、ゼロの亡霊、そしてゼロの亡霊を追う強大なレプリロイド「ハイマックス」だった。
シグマウィルスの驚異が治まりつつあった世界を覆ったのは、新たな「悪夢」だった。
レプリロイドに「悪夢」に似た幻を見せて混乱させ、ついにはイレギュラーのように暴走させてしまう「ナイトメアウィルス」が新たに蔓延したのだ。
ゲイト博士、及び科学者レプリロイド・アイゾック博士はこれに対し最強のレプリロイド「ハイマックス」を隊長とする「ナイトメア調査団」を結成。
アイゾック博士は「ナイトメア現象はゼロの亡霊の仕業である!!」と断じ、ナイトメア現象と共にゼロの存在をも抹消しようとしていた。
ゼロを信じているエックスはアイゾック博士の主張が許せず、ゼロの名誉と存在を守るために独自にナイトメア現象の調査に乗り出し、やがて「ナイトメア調査団」とも対立する!!!
というわけで、「ロックマンX5」で物語は完結することなく「ロックマンX6」が発売された。
本作は3段階の難易度、前作のアーマーを引き継げる、ダブルアーマーシステム、8ボスのレベルアップ、8ボスを全て倒さずとも最終面に行ける、
マルチエンディングといった「X5」の要素を引き継ぎつつ強化パーツの取得方法などは前作に比べてだいぶわかりやくすなった。
前作ではライフ全回復、1upのお助けキャラに過ぎなかった「レスキュー」要素も、より重要なシステムになっていくんだぜっ!!!
「X5」から引き続き使用できる「ファルコンアーマー」は、エイリアによる再現が不完全で「フリームーブ」による飛行はできないが、エアダッシュと特殊武器のチャージができるようになった。
そして、「X6」のエックスにはゼロから受け継いだ「ゼットセイバー」があるっ!!!特殊武器を装備していない時に特殊武器ボタンで使えるぜ!!
ゼロほど使いこなせてはいないが、ついにエックスでも「斬る」アクションが楽しめちゃうんだぜーっ!!!
「X6」の新たなダブルアーマーである「ブレードアーマー」は、ゼットセイバーに頼らずともバスター部分からビームブレードを展開!!最大チャージ時に上を押しながらチャージを離して強力な近接攻撃「チャージセイバー」が炸裂!!!
またエアダッシュの2倍の飛距離を持ち、左右だけでなく上下にもエアダッシュできる「マッハダッシュ」も使えちゃう!!!
そしてもう片方の新アーマー「シャドーアーマー」はその名の通りニンジャモチーフのアーマーだ!!ゴウランガ!!!
「X5」の「ガイアアーマー」をベースとしてトゲの即死・ダメージを無効化に加え、3方向へのスリケンバスターを発射!!
壁にくっついてもズリ落ちないだけでなく、上を押しながらジャンプで大ジャンプして天井にもはりつける!!!
そしてチャージショットは超強力な近接攻撃「円月輪」だっ!!強化パーツ「アルティメットバスター(通常ショットがすべてチャージショットになる)」と併用すれば、近接メインになるが凄まじい攻撃力を発揮するぜ!!!
ただしガイアアーマー同様特殊武器は使えなくなるし、エアダッシュもできなくなる。特にエアダッシュができなくなるのは終盤のステージでは致命的だぜ!!!ナムサン!!!
さらに、参加声優も「X5」から増えて、ステージ間のイベントデモがフルボイスになったぜっ!!
ナイトメア調査団リーダー「ハイマックス」を演じるのは、あの「若本規夫」氏だあ!!
だが……いいことばかりとは限らない。このゲーム、X5にワをかけてさらにむずかしいのだっ!!!!!
その難易度にさらに拍車をかけているのが、「ナイトメア現象(ナイトメアS)」!!!X6では8ステージのうちのいずれかに入ると、入ったステージに応じて他のステージに何らかの「ナイトメアS」が発生し、難易度が大幅にアップするのだっ!!!ひでぶっ!!!
ナイトメアSの種類もさまざまで、エックスのバスターを防いでジャマする虫ロボが飛来する「ナイトメアバグ」といったかわいいものから、火炎弾が降り注ぐ「ナイトメアファイア」、ステージの一部の床が凍りつく「ナイトメアフリーズ」といったステージ全体に影響をおよぼすものも!!ひでぶっ!!
特に!!暗闇が発生して常時視界が遮られる「ナイトメアダーク」は、発生したステージによっては難易度がハネ上がる最悪のナイトメアSだぜっ!!!あわびゅのびゅっ!!!
さらにステージ自体の難易度もこれまた高いっ!!!特に「ブレイズ・ヒートニックス」ステージは最初から最後までひっきりなしに現れる巨大中ボス「ナイトメアスネーク」に苦しめられ続けるハメになるぜっ!!!いってれぼ!!!
これまた前作から引き続き、助けた負傷レプリロイドがリストアップされ、一部の負傷レプリロイドからは強化パーツももらえるようになりさらに重要になった「レスキュー」要素もこれまたナイトメア!!!
各ステージに共通して出現するユーレイめいた敵「ナイトメアウィルス」が負傷レプリロイドに接触すると、なんとその場で負傷レプリロイドがイレギュラー化!!!
そのまま倒してしまえば「死亡」、見逃しても「行方不明」となり、2度と助けることはできなくなってしまうのだ!!!おお!!ナムアミダブツ!!!
難易度「ふつう」以降では一部の負傷レプリロイドの救助は非常に困難で、「むずかしい」ではさらに救助困難箇所が増えるっ!!!
すべての負傷レプリロイドをレスキューするのは、まさに至難の業だぜ!!!!
しかもこの負傷レプリロイドども、負傷して助けを求めているクセになぜか空中に浮かんでいたりするんだぜっ!!!
これもナイトメア現象のせいだとでも言うのかっ!!?ひでぶっ!!
また、シナリオ面でも問題がある。「ロックマンX5」のエックスエンドorゼロエンドで明白な「死」が描かれたはずの「ゼロ」の存在だっ!!!
本作では、各ステージにクリスタル型のワープゾーンがあり、そこから「アナザーエリア」と呼ばれる裏ステージに入ることができ、通常とは異なるボスと戦えるのだが
アナザーエリアで最初に戦う「ゼロ・ナイトメア」を倒すと、なんと何食わぬ顔でゼロが現れ、プレイヤーキャラとして使えるようになってしまうのだっ!!!
なお、ゼロは攻撃モーションも一新しボイスも新録され……あの「ヒッフッハ」の元ネタとなったのだ。
しかも、復活した理由はゼロ自ら「ダメージが 完全にかいふくするまで 身をかくしていたんだ」と一言語るだけ!!!
エックス、ゼロ共々シグマに撃ち抜かれて大破して、エックスはライト博士が修理してくれたとしても、ゼロの大破した肉体は誰がどうやって修理したんだっ!?*12
台詞を差し替えられてさんざんネタにされた「例のシーン」
気持ちはわからないでもないぜ。「シリーズ屈指の人気キャラであるゼロがいなければ売れない!!!」ってな。
だがそのせいでストーリーはメチャクチャだ!!まずエックスがゼットセイバーを譲り受けた意味がなくなってしまうし、復活の理由も強引極まりない!!
トドメに、ゼロでラスボスを倒してゼロエンドを見ると、せっかく復活したのにまた100年近くの眠りについてしまうのだ。*13
そのくせ次回作「X7」以降でも何食わぬ顔でゼロが続投しているし、このへんから「ロックマン」シリーズ全体の時系列が狂い始めたと言っても過言ではないぜ!!!
そして何よりオレが許せないのが、一部の強化パーツ・特殊武器の有無や選んだアーマーによっては進行不可能になる場面があること!!!
8ボスステージをクリアするか、2度目のアナザーエリアボス「ハイマックス」を倒すことで最終ステージ「ゲイト秘密研究所」ステージへ行けるのだが、その最初のステージのしょっぱなから強化パーツ「ハイジャンプ」がないとほぼ進行不可能になる場面がある!!!
これについては「アニコレ2」の「かけだしハンターモード」でも救済不可!!!ゲーム内のマニュアルでも、こんな注意書きが出されるほどだ!!!これは、ステージデザインの致命的欠点だと言わざるを得ないっ!!!!!
「武器選択画面でエスケープアイコンにカーソルを合わせて決定し、ステージを抜けられないかをお試しください。」なんて言われても、そもそもクリアしていないステージはエスケープ不可のはず。
そうなると、もはや「かけだしハンターモード」をOFFにするか、それでもダメならリセットする以外にない。ほんとうにヒドい話だぜ!!!
そして、ゲイト秘密研究所で最初に待ち構えるのは、デカい!!2体いる!!素早い!!攻撃チャンスが少ない!!!……と、ロックマンX史上最悪のボスと名高い「ナイトメアマザー」!!!!!!
その最深部では、ロックマン史上最悪クラスの足場の悪いステージでの決戦が待っているのだあっ!!!あわびゅのびゅっっ!!!
…………まあ、そんなこんなで一度は終末を迎えた世界に、エックスとゼロの活躍で復興の光が差した。
エックスとゼロの宿命にも今度こそ終止符が打たれ、レプリロイドたちの物語は「新章」へと動き出していく。
そして、ゲーム業界もまた、新たな時代の変革へと動き出していくんだ。プレイステーションから、プレイステーション2へ…………!!!
とにかくX6はむずかしくてヒドい目にあった。体力が少なくなった時のエックスの「諦めないっ!!」の声が何度むなしく響いたことか…………
もうこれ以上ヒドい目には遭いたくない…………そんな思いも、虚しく打ち砕くさらなる「悪夢(ナイトメア)」が待っていようとは、X6をクリアしたオレたちは思ってもいなかったのだ。
ザ・パートゥノのハンターメダル指南!!!
ロックマンX6ですべての負傷レプリロイドをレスキューするのは本当にむずかしいが、少なくとも「X6」の時点では「すべての負傷レプリロイドを救助する」というハンターメダルはない。あんしんしよう。
…ハッ!?
「かけだしハンターモード」をONにして穴に落ち、その場で復帰するとメダル達成だ。
「かけだしハンターモード」をONにする必要がある珍しいハンターメダル。幸いオープニングステージに穴があるのでそこに落ちれば即達成だ。
ゲームクリアのメダルも達成したいなら、かけだしハンターモードをOFFにして最初からやり直そう。
復活のハンター・ゼロブラック
「復活のハンター」は、どのステージでもいいのでクリスタルに入って「アナザーエリア」へ行き、「ゼロ・ナイトメア」を倒してイベントを見れば達成できる。
アナザーエリアへ行くなら、中ボス「ビッグ・ジ・イルミナ」撃破後の画面中央にデカデカとクリスタルが現れる「インフィニティ・ミジニオン」ステージが分かりやすいだろう。
「ゼロ・ナイトメア」はふつうに戦うと非常に手強いが……思い出してくれ。X6のエックスの手には「本物のゼロ」の強さを証明できる武器があることを!!!
「ゼロブラック」はタイトル画面でLを3回、ZRを1回押してニューゲームでゲームを始め、ゼロ・ナイトメアを倒してゼロを復活させると恒例の黒ゼロの登場だ。メダル達成だのためには実際に黒ゼロを使って敵を倒す必要がある。
アルティメットアーマー
エックスのアルティメットアーマーを装着した状態で敵を倒すとメダル達成だ。
今度はタイトル画面で左3回、右1回。そしてニューゲームでゲームを始めるとファルコンアーマーがアルティメットアーマーになっているので、それを装備して出撃、オープニングステージで敵を倒せばOKだ。
終らない悪夢
1回のクリアまでのゲーム中にステージに影響の出るナイトメア現象(ナイトメアS)を8種類体験するとメダル達成だ。
ステージをクリア、もしくはエスケープしてステージ選択画面に戻るとナイトメアSの発生しているステージが赤く光っているので、そのステージに行けばナイトメア現象を体験することになる。
後はステージを出る度に赤く光っているステージを巡っていけばおのずと達成できるだろう。特定のナイトメアSが発生していないと、行けない場所もあるぜ。
ただ、ステージとナイトメアSの組み合わせによってはステージの難易度がハネ上がるので覚悟しておくこと。
正攻法
8ボスを全て倒してからゲイト秘密研究所ステージ1に入ればメダル達成だ。
8ボスを全て倒さずにゲイト秘密研究所を出現させるには…………
(1) ゼロを復活させた後、各ステージのアナザーエリアに出現する「ハイマックス」を倒す。
(2) ナイトメアウィルスなどが落とす「ナイトメアソウル」を3000集める。
……の2つが条件だ。なので、8ボスを全員倒してからゲイト秘密研究所に向かいたいなら、ゼロ復活後はアナザーエリアを避けて進み、ナイトメアソウルを集めすぎないように注意しよう。
特A級のその先へ
エックスかゼロ、どちらか片方でいいのでハンターランクを「PA」にすればメダル達成だ。
「X5」とは異なり、「X6」のハンターランクはナイトメアソウルを集めた数で決まる。
先に「正攻法」を達成した後でじっくりソウルを集めていこう。ゲイト秘密研究所出現後に各ステージのアナザーエリアに行けば「ダイナモ」が出現する。
弱点武器「メテオレイン」などでダメージを与えるとナイトメアソウルを落とすのでありがたく頂戴してやろう。
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・前作の要素を引き継ぎつつ、システム的にはよりわかりやすくなった!!
・戦友の意志と武器を受け継ぎ、エックスが再び「ゼットセイバー」を振るい、「斬る」アクションが楽しめる!!
・「レスキュー」要素が重要化。助けたレプリロイドがリストアップされ、助けたレプリロイドによっては強化パーツがもらえることも。
・特殊武器のチャージショットが画面全体に攻撃が及ぶものが多く、ド派手で便利!!!
・声優が増え、8ボスが再び喋るようになり、またカットシーンではフルボイスになった!!
ひでぶ秘孔:
・今回も「ナイトメアウィルスから守るため」各アーマーパーツはプログラム化されている。
・ステージに入ることで他のステージに発生する「ナイトメアS」が容赦なく難易度をハネ上げる。
・全てのレスキューを助け出すのが困難。不可解な場所に浮かんでいたりする上に、「ナイトメアウィルス」に侵されると絶対に救出できなくなる。
・ゼロの復活が唐突すぎる上に、復活の理由もあやふや。エックスがゼットセイバーを受け継いだ意味は???
・一部のステージでは、強化パーツ・特殊武器の有無、選んだアーマー(特にシャドーアーマー)によっては進行がほぼ不可能になる場面があり、一度ハマると「かけだしハンターモード」でも救済不可。
・ゲイト秘密研究所で待ち受ける、ロックマンXシリーズ史上最悪の巨大ボス「ナイトメアマザー」の存在!!!
・さらにその先で待ち受ける、ロックマンX史上最悪クラスの足場の悪い決戦!!!
ロックマンX7
☆2D×3D混成アクション!?新主人公「アクセル」登場で新章開幕!!?☆
ハード:プレイステーション2/Nintendo Switch
流派:3Dアクション
操作性:あた
熱中度:あた
持続性:あたた
サウンド:あたた
キャラクター:あた
ストーリー:あたた
難易度:あたたた
お買い得度:あたた
快適度:あた
お手軽度:あたた
「ロックマン」シリーズの生みの親、「稲船敬二」=サンが新たな舞台「インティ・クリエイツ」を立ち上げてから6年後、
新たな舞台、ゲームボーイアドバンスで「ロックマンゼロ」シリーズをスタートさせた翌年、2003年。
カプコンに残されたスタッフたちも、「ロックマンX」を新たな舞台で再スタートさせようとしていた。プレイステーションの後継機、新たなる国民機「プレイステーション2」で!!!
「ナイトメア事件」の後、人類は地底都市に移り住み、レプリロイドはひたすら地上復興を続け、ついには地上にも都市の息吹が戻りつつ合った。
だが、その裏でイレギュラーによる犯罪はギャングめいて組織化、悪質化し新たな平和を脅かしつつあった。
そんな中、数多の戦いを経てついにその「心」に限界が訪れたエックスは、力での解決に疑問を抱き、平和的解決を求め第一線から退いてしまう…………
エックスという最強の英雄を失ったイレギュラーハンターは弱体化し、新たに「レッド」と名乗るレプリロイドをリーダーとして非合法にイレギュラーを倒す自衛組織「レッドアラート」が台頭。
だが、レッドに拾われて育てられたレプリロイド「アクセル」は、アクセル自身の「能力」を悪用して組織の勢力を拡大するレッドのやり方に嫌気が差し、レッドアラートを脱走するのだった。イレギュラーハンターになるために……!!
エックスの身心を案じつつも、エックスの再起を信じて孤独な戦いを続けてきたゼロ。
ゼロがパトロールに赴いたハイウェイでアクセルと出会う時、新たな戦いが始まる!!!
ゼロによってアクセルがイレギュラーハンター本部に保護されたことにより、アクセルをめぐってイレギュラーハンターとレッドアラートの全面抗争が勃発してしまう!!
エックスの猛反対を背に、ゼロとアクセルはレッドアラートが差し向けるレプリロイドととの戦いに挑む……!!!
こうして、プレイステーション2初のロックマンシリーズととして再始動した「ロックマンX7」は、まさか、まさかの「エックス不在」という衝撃的すぎる開幕からはじまるのだっっ!!!
たしかに、エックスが戦いが繰り返されることを直接的に嘆き苦しむ描写は「X5~X6」のころからあった。
だが今回はあまりにもエックスの印象が悪すぎる!!!レッドアラートとの抗争の引き金を引いた存在とは言え、エックスのアクセルに対する態度がきびしすぎるのだ。
その上、ゼロとアクセルの活躍次第*14でエックスも重い腰を上げてプレイヤーキャラに加わってくれるものの、
救助したレプリロイドからもらえるパワーアップパーツでプレイヤーを強化していく仕様上、ようやくエックスが使えるようになっても結局弱いまま!!!
結局、強化したアクセルとゼロの方が使い勝手がよく、恒例のカプセルに入ってパーツを集めることで完成する「グライドアーマー」も
アーマーパーツがひとつずつエックスの身体に装着されていく要素が復活したが完成させても結局アクセルの下位互換で、霞んで見えるぜ!!!
いくら新主人公のアクセルを引き立てるためとは言え、これはあんまりだっ!!!そしてこの「アクセルびいき」は、ゲーム全編にわたって繰り広げられ、エックスのアクセルへの態度も最後まで変わらないのだあっ!!!
「ロックマンX7」では家庭用版シリーズ初のツーマンセル制を採用。ステージ内で2人のキャラ……基本的にゼロとアクセル……を自在に切り替えてステージを進められるのだ。
さて、そんな新主人公アクセルのメイン武器は2丁拳銃。オプションから「オートリピート(連射)」をONにすればボタン押しっぱなしでバリバリ連射できるし、「X7」では直近の敵を「ロックオン」して自動で敵を狙い撃ちだぜ!!
そしてアクセルの能力と言えば、「コピーショット」のため撃ちで倒した特定の敵に、能力だけでなく姿まで変身することができる「Aトランス」だ!!!
変身することができる敵は限られているが、いずれもステージのしかけを解いたり、隠されたアイテムを見つけるのに大活躍するぜ。
もちろん倒したボスの特殊武器を使うこともできるし、装備している特殊武器によってメイン武器も「レイガン」「グレネードランチャー」などさまざまに変化する!!
また、ダッシュ後に再度ダッシュボタンを押せば少しだけ無敵になる回避動作「ローリング」だ。
さらに、アクセルはジャンプ後にジャンプボタンを押し続けることでホバー飛行もできる!!!これがまた実際便利なんだ。
ただ、ホバー飛行するにはショットを撃っていない状態でジャンプしなければならない。
プレイステーション2の性能をもって、ついにロックマンシリーズは2D・3Dの混成アクションへと進化した!??
だけど、2D面と3D面がシームレスに切り替わるのはオープニングステージくらいで、以後のステージの2D面と3D面の切り替わりには暗転が発生するようになるのだった。ひでぶっ!!
ハッキリ言って、3D面はカメラ操作も不自由で非常にやりにくいっ!!!
その上足場の悪い場面が多く、アクセルのホバー飛行能力がなければとてもやってられないぜっ!!!ひでぶっ!!
特に、「ウィンド・カラスティング」ステージは「X7」の中でも足場は最悪で、ボス戦まで油断できないぜっ!!!
そしてゲーム終盤のあるボスとの決戦では、「X6」最終盤のあるボスとの決戦以上に足場が悪く、落ちたら即死の最悪の3D面でのバトルとなるっっ!!!
レースゲームのようなループコースのハイウェイを、ライドチェイサーで駆けぬけ道路上にしかけられた時限爆弾を時間内に回収する「ヘルライド・イノブスキー」ステージもヒドいぜっ!!
アクセル(前進する方)はプレイヤーで入力しなければライドチェイサーは進まない上に、ハイウェイ道路上には負傷レプリロイドや回収しなければならない爆弾が置いてあるので、
最低でも爆弾は取りこぼさないようになるべく安全運転で進まなければならないし、その上操作もむずかしい。スピード感もへったくれもないぜっ!!!あろ!!
「X6」で多くのイレギュラーハンターを苦しめた「レスキュー」要素は、残念ながら「X7」でも健在だ。
しかも「X6」での負傷レプリロイドはナイトメアウィルスにだけ気をつければよかったが、「X7」ではあらゆる敵の攻撃で負傷レプリロイドが死んでしまうようになってしまった!!!
全員助け出すのは「X6」ほど厳しくはないものの、ノーリセットで達成できるほど甘くはなく、その上キャラクターの強化パーツがもらえるし、
エックスの前線復帰にも関与するし、「アニコレ2」ではハンターメダルにも関わるので、見殺しにするワケには行かないんだ!!!
そんなこんなで「ロックマンX7」との壮絶な戦いを終え、オレたちは改めて痛感させられた。
「ゲームを面白くするのはハードの性能ではなく、開発者のセンスと采配次第」なのだと!!!
稲船敬二=サンも、X5~X6まで好意的だったプレイヤーも、みんな揃って難色を示したのが「ロックマンX7」だった。
せめて「ロックマンX」シリーズとしてではなく「ロックマンA(アクセル)」として完全新シリーズとして発売されていたら……とも思ったけど、肝心の2D・3D混成アクションとしての出来がアレではなぁ。
こうして、「X5」以降のロックマンXシリーズ低迷の現況であるディレクター「大小原宏治」=サンはカプコンを退社。
開発チームの再編が行われ、翌2004年にプレイステーションとゲームキューブで発売されたロックマンXシリーズ初のRPG「ロックマンX コマンドミッション(アニコレ2未収録)」を経て、次回作ではシリーズ名誉挽回にカプコンが社運を懸ける!!!
ってなわけで、「これが最後だ、本当の最後にする為にもやるしかないんだ!」というエックスの決意も虚しく、イクサはもうちっとだけ続くんじゃ。
だが、その時にはもう、何もかも遅かったのかも知れない…………。
ザ・パートゥノのハンターメダル指南!!!
僕はコピーロボット
アクセルのコピーショットで5種類の敵に変身するとメダル達成だ。
そのうち4体はステージ攻略、アイテム獲得に必須となるが、ラジオタワーの最上階付近にも変身可能な「バウンディング」という敵がいて、こちらは攻略に関係ないので忘れがちだ。注意しよう。
ハイパーレスキュー
とうとう出やがったぜ。8ボスステージひとつに16体ずつ、合計128体の負傷レプリロイドを全て救出しなければメダル達成できない。
道中でダメージを受けてダウンすると画面奥にいる中ボスの攻撃で負傷レプリロイドが殺されてしまう「ラジオタワー(デボニオンステージ)」、
前半は負傷レプリロイドのそばに時限爆弾が設置され、後半は負傷レプリロイドを助けに行こうとするとその背後から敵が出現する「コンビナート(ハイエナードステージ)」が特にむずかしい。
ステージに挑む前にこまめにセーブして、何度もやり直しながら進めるしかないだろう……と言いたいところだが
ステージ中でゲームオーバーになってもセーブができ、それまでに助けた負傷レプリロイドの救出状況もセーブされる。一気に助けるのがむずかしいステージでは試してみるのも一考だぜ。
最大強化
負傷レプリロイドから獲得できるパワーチップを集め、いずれかのキャラクターを最大まで強化するとメダル達成だ。
チップによる強化状況はクリア後の2周目に引き継げるものの、1周で達成するためには誰かひとりを集中して強化しないとチップが足りない。
悪いことは言わない。ここは強化チップをアクセルに全振りするんだ。
なお、パワーアップ画面で強化しない選択をすると獲得したチップはすべてエイリアによって破棄されてしまう!!なんて女だ!!!!!
頼れるオペレーター
エイリアの声で「(プレイヤー名)、聞こえる!?」と通信が入ってくる場面でRスティックを押し込むことで聞けるヒントメッセージをすべて聞くとメダル達成……なんだが、
この条件にはオープニングステージのチュートリアルも兼ねるアクセルの独り言も含まれる。
また、ボス戦では唯一「フレイム・ハイエナード」戦でエイリアの通信(ハイエナードが駆るインパラ型巨大メカニロイドの解説)が入るのでこれも聞き逃さないようにすること。
上記2つの独り言及び通信を聞いたのにメダル達成できない場合は、どこかに聞き逃しがあるはず。
エイリアからの通信は8ボスステージにしかないので、8ボスステージを巡って虱潰しに通信を聞きまくるしか無いね。
グライドアーマー
エックスの「グライドアーマー」4つのパーツをそろえてアーマーを完成させればメダル達成だ。
エックスがようやく重い腰を挙げてくれたら、アクセルとエックスでアーマーカプセルのあるステージに出撃し、
カプセルの前までアクセルで進め、カプセルの前でエックスと交代してアーマーを受け取ればカンタン。
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・シリーズ初のツーマンセル制を採用。ステージ内で2人のキャラを自由に交代できる!!!
・「ロックマン」シリーズで唯一、敵を「ロックオン」して狙い撃ちできるようになった!!
・やんちゃで子供っぽい新主人公「アクセル」の登場がシリーズに新しい風を吹き込んだ!!
・Xシリーズには珍しいギャグ要素のあるボスが登場!!アクセルとの掛け合いも必見!!
・ボスとの会話シーンはフルボイス。3Dになったことで演出も強化!!
・エックスの身体に入手したアーマーパーツがひとつずつ装備されていく演出が復活!!
・オープニングステージは「X1」のオープニングステージを意識。懐かしの敵キャラも3Dで復活!!シリーズ再出発の意味合いもある?
ひでぶ秘孔:
・とにかく全編にわたってアクセルびいきがひどい。
・基本的に組織同士の抗争なので、ストーリーのスケールは小さくなった。
・武器ゲット画面が復活したが、紹介されるのはステージをクリアしたキャラのみ。(操作していないキャラの分の武器や技も紹介されないだけで獲得はされている。)
・死亡時、シリーズで唯一「ティウンティウンティウン」しない。しかもテンポが悪い。
・レスキュー要素は健在。すべて助け出すのは不可能ではないにせよむずかしい。
・1周で入手できるパワーチップが足りないため、1周目ではひとりのキャラを最大まで強化するのがやっと。
・2D面と3D面の混成アクションはお世辞にも上手くいっているとは言えない。カメラ操作もひどく足場の悪いステージは非常に困難。
・ライドチェイサーに乗って戦うレースゲーム風のステージの出来もスピード感に欠け微妙。
・エックスが完全に憎まれ役で、復帰しても役立てにくく、とにかく扱いが酷い。
・エックスの専用アーマー「グライドアーマー」も完全にアクセルの下位互換。
・「X4」以降のシリーズで唯一「アルティメットアーマー」と「黒ゼロ」が登場しない。
ロックマンX8
☆エックス、ゼロ、アクセル、これが最後にして最大の戦い!!?☆
ハード:プレイステーション2/Nintendo Switch
流派:アクション
操作性:あたた
熱中度:あたた
持続性:あたた
サウンド:あたたた
キャラクター:あたた
ストーリー:あたた
難易度:あたたた
お買い得度:あたた
快適度:あたた
お手軽度:あたた
研ぎ澄まされた爪を立て 今輝くためにその牙を剥け!!
試練は乗り越えられない人に、襲いかかりはしない!!!
というわけで「Janne Da Arc(ジャンヌダルク)」が歌う主題歌「WILD FANG」もチョーカッコイイ、2005年発売のプレイステーション2の、そして現時点でのロックマンXシリーズのナンバリングタイトル最終作。それが「ロックマンX8」だ。
X6の時代以降、レプリロイドたちは地球復興に力を注いでいたが、善処むなしぬ相次ぐイレギュラーの暴走により地球はまたも荒廃。
人類は地球を見限り、軌道エレベーター「ヤコブ」建造により衛星ムーンを開拓する「ヤコブ計画」を実行に移そうとしていた。
ヤコブ計画には、数多のレプリロイドのDNAデータと変身能力を持つ「新世代型レプリロイド」が使われる事になったが、新世代型レプリロイドにはあの「シグマ」のDNAデータも含まれており、イレギュラーハンターたちは警戒していた。
だが、エックスたちがイレギュラーの処理にあたっている間に、ヤコブ計画の責任者である新世代型レプリロイド「ルミネ」が復活した「VAVA V(ヴァヴァ・ペンテ)」によってさらわれてしまう!!!
さらに時を同じくして、新世代型レプリロイドのうち8体がイレギュラー化、世界中を襲い始めた!!!
エックス、ゼロ、そしてアクセルは「新世代型イレギュラー」を鎮圧し、ルミネを救い出すために立ち上がる!!!
長かった「ロックマンX アニバーサリーコレクショ1&2」、ロックマンXシリーズ全8作品との戦いも、ついに最後の戦いだっ!!!
「ロックマンX8」では開発体制を一新、キャラクターデザイナーも一新!!各キャラクターのデザインも更新され、「エックスバスター」のデザインも大きく変わった。
2D・3Dの混成アクションにしようとして大失敗した「X7」の反省を生かし、X8ではグラフィックは3D、ゲーム性は2Dとなり、ロックオンも廃止され本来の「ロックマン」の2Dのアクション性に回帰した!!
そして「X7」のツーマンセル制も健在!!X8では最初からエックスも選べるので、好きなコンビでステージに挑めるほか、
敵を倒しゲージを貯める事で強力な合体必殺技「ダブルアタック」を決めることもできるようになった!!
ボスにダブルアタックでトドメを刺すと、「エクストラフィニッシュ(EXF)」となり、ミッションリザルト、レコード画面に記録され、ステージのハンターランクにも影響するぞ。
さらに、敵に捕まった際にキャラクター変更で「レスキューチェンジ」して即座に脱出することもでき、またダメージを受けて赤くなったライフゲージは「リカバリーゲージ」となって、もう片方と交代している間回復する!!
また、片方のプレイヤーの体力が尽きてやられてしまっても、もう片方のプレイヤーでゲームを続けられるダブルアタックのゲージを消費して復活させることもできる!!
また、各キャラクターの特定の攻撃で敵のガードを崩せる「クラッキング」という要素が新登場っ!!!
エックスは2段階目のフルチャージショット、ゼロは3段斬りの3段目、アクセルは連射する弾に混ざっている色の違う弾を防御している敵に当たると、防御を崩してダメージを与えられるようになるのだっ!!!
この要素は後に「ロックマン11 運命の歯車!!」にも受け継がれたのだ。
規格の統一された兵隊型レプリロイド、後述の武器開発によるゼロの多彩な武器、ボスにダメージを与え続けると繰り出してくる「スペシャルアタック」、
そしてシリーズ初のシグマではない、シグマ以上のラスボスのデザインなど、「ロックマンゼロ」を多大に意識している部分が多いように感じられた。
ちなみに、「ロックマンX8」発売の翌月には、ロックマンゼロシリーズ完結編である「ロックマンゼロ4」が発売されている。
「X7」ではエックスのアーマーは「グライドアーマー」しかなかったが、「X8」では再び「ダブルアーマー」制が復活っ!!!
最初にアーマーパーツがもらえるカプセルに入ると、最初のパーツとともに「ニュートラルアーマー」が装備され、
以後、攻撃力重視の赤い「イカロスアーマー」、スピード重視の青い「ヘルメスアーマー」のそれぞれのパーツを集めて「ニュートラルアーマー」を強化していくのだっ。
さらに!!それぞれのアーマーの真価は発揮できなくなるが「イカロスアーマー」「ヘルメスアーマー」のパーツをまぜこぜにして装着することも可能っ!!!パーツが全てそろっていない時には重宝するぜっ!!!
そして、それぞれのアーマーが完成すれば、イカロスアーマーではお馴染みの画面全体攻撃「ギガクラッシュ」、
ヘルメスアーマーでは全アーマーパーツの効果を一定時間飛躍的にアップさせる「エクスドライブ」が使えるようになるのだあっ!!!
「ギガクラッシュ」「エクスドライブ」を使うには、特殊武器選択画面から選択して特殊武器ボタンだっ!!!
ただ、「ニュートラルアーマー」を強化していく、という設定上「イカロスアーマー」と「ヘルメスアーマー」はの見た目は色違いでしかないし、デザインも今までのアーマーと比べるとオレとしてはイマイチだぜ!!
アクセルの仕様は「X7」から大きく変化した。
空中を水平に移動できるホバー飛行能力はそのままに、ショット中は動けなくなるがオート連射で8方向にショットを撃ちまくれるようになった!!
さらに空中でショットを撃つと撃ちながらしばらくその場に滞空することもできる!!(撃ち続けると少しずつ降下していく。)
また、特殊武器は使えないが代わりにメイン武器が変化するようになり、残りエネルギー数を気にせずに撃ちまくれるぞ。
アクセル最大の能力「Aトランス」も、「コピーショット」にチャージが必要なくなり使いやすくなった。
もっちろん、今回も搭乗ロボット「ライドアーマー」に乗って進むステージや、エアバイク「ライドチェイサー」に乗って進む3Dシューティングステージも健在!!
特にライドチェイサーのステージはスピード感が「X7」よりさらにアップしたぜっ!!!
さらに空中を自在に飛べるライドチェイサーも登場して、ネオン輝く摩天楼をかいくぐりながらボスを追跡するステージもあるんだっ!!
ただ、8ステージ中2ステージがボス戦までほぼライドチェイサーに乗ったままというのはいかがなものか?
「X8」では、X5からお馴染みのオペレーター「エイリア」に加え、新たなオペレーターとして「レイヤー」「パレット」が選択可能!!
3人それぞれ通信で与えてくれるヒントが異なるんだぜ。
また敵を倒したりステージに落ちていたりするゲーム内通貨「メタル」を集めることで、ラボラトリーでアイテムを開発したりチップ開発でそれぞれのプレイヤーキャラを強化したりできるようになった。
そしてついにあの煩わしい「レスキュー」要素がなくなった!!!……が、そのかわり「レアメタル」探し、という要素が加わった。
「レアメタル」を見つけることで、新しいアイテム・武器や各プレイヤーキャラの強化項目を増やせるのだが、オペレーターが3人もいるのにいちばんヒントが欲しいレアメタルに限ってノーヒントっ!!
いくつかのレアメタルにはエックスで「アースロック・トリロビッチ」の特殊武器「クリスタルウォール」のチャージショット(要アームパーツ)で地中から掘り出す必要があることもあり、すべて自力で見つけられた人はいるのかっ!?
だけどレアメタルをすべて集めて強化パーツを開発すれば、エックス、ゼロ、アクセルを使用状況に関係なく全員平等に強化できるんだぜっ!!!
さらに、メタルを支払ってサブタンクのチャージもかんたんに行えるようになった!!!むしろ、なぜX8までこの仕様にしなかったのか!??
だが、ここまでに挙げた不満点以外にも前作同様アクセルびいきがヒドいっ!!
アクセルの「Aトランス」による変身を使わなければ行けない場所や取れないレアメタルがあるのはもちろんのこと、ステージによってはアクセルのホバー飛行を使わないと先に進めない場所もあるっ!!!
そんな場所でエックスとゼロだけで出撃したり、アクセルがやられて撤退していたりすると、もう完全に積みだっ!!!ひでぶっ!!!
敵を倒してゲージを貯めると撤退したキャラが復活するとは言え、そういう場所に限って敵キャラがいないんだっっ!!!
この問題は、かんたんに解決できるはずなんだ。ツーマンセル制にこだわらす、エックス、ゼロ、アクセルの3人をいつでも切り替えられるようにするだけだっ!!
あと、「グラビティ・アントニオン」ステージの上下するトゲの生えるキューブの小部屋も死にまくった覚えがある。いってれぼ!!!
たしかに、3Dグラフィックの2Dアクションとしての回帰と、上記のもろもろの改善によってX8は改善され、X7で見かぎりかけたユーザーも納得してくれてはいたようだ。
だが!!オレはあえて言わせてもらうッ!!!改善こそすれど、それはX5〜X7よりはマシという話で、クソゲーと言うほどではなくともまだまだ問題点があると!!!!!
とまあ、改善点あり、新たな不満点もあり、という中で「ロックマンX8」と俺たち超ファミコシ珍拳伝承者との戦いも終わった。
これで今度こそ最終作……と言えば最終作にもできるだろうし、まだまだ続きを作ろうと思えば作れそうな結末であった。
この戦いの後、さらなる「新世代型レプリロイド」が築く未来は、エックスが闘いの果てに望み続けた平穏な未来へと、そしてDr.ライトが死ぬまで願い続けた理想郷へと繋がっているのだろうか?
それとも…………エックスは、ゼロは、アクセルは、いつの日にか新たなる戦いへと駆り出される日が来るのだろうか???
────イレギュラーハンターの戦いの「真の結末」を知るものもまた、俺たちの世界にはまだいない。
…………だが、オレたちは知っている。
あの日、スペースコロニー「ユーラシア」が墜落した時から分岐したもう一つの未来では、
未だDr.ワイリーとも、シグマとも異なる新たな悪と、新たなる「エイユウ」との戦いが数百年にわたって続いていくことを…………!!!
ザ・パートゥノのハンターメダル指南!!!
さて、「ロックマンX8」のハンターメダルは2周目以降に特定の条件を満たすことで入手、開発することで獲得できるものが多いが、
タイトル画面で秘孔(隠しコマンド)を入力することで1周目でも獲得できるものが多い。
秘孔を突くのに成功すると、コマンドに対応したボイスや音が鳴るはずだ。秘孔を突く度にゲームをロードしてまたタイトル画面に戻り、他の秘孔も突く……を繰り返せば一気に全ての隠し要素を解禁することも可能だ!!
ここでは、その「秘孔」もまとめてインストラクションするぜ!!!
ファイナルアルティメットアーマー
エックスの隠し装備「アルティメットアーマー」を装備して専用ギガアタック「ノヴァストライク」で敵を倒せばメダル達成だ。
通常獲得法:難易度EASY以外で1周目をクリア、アーマーパーツを全て揃え、エックスの専用チップを全て開発。
秘孔:タイトル画面で方向ボタン左3回、右3回、左4回、右4回。
アルティメットアーマーは条件を満たした時点で使用可能になる。
「ノヴァストライク」を使うには、特殊武器選択画面から選択して特殊武器ボタンだ!!
なお、「ファイナルアルティメットアーマー」という呼称は今の所「アニコレ2」のハンターメダルの記述のみで、公式の名称とはいい難い。
誰だ!!勝手にファイナルとか言ったやつ!!!
陰と陽
「黒ゼロ」と「白アクセル」で出撃し、ダブルアタックで敵を倒せばメダル達成だ。
黒ゼロ:防御力を犠牲に攻撃力などの性能がアップする。
通常獲得法:後述の「∑ブレード」を含むゼロの専用チップを全て開発。
秘孔:タイトル画面でLを2回、Rを2回、Lを4回。
白アクセル:空中で射撃すると、降下せずずっと空中で射撃できる。Aトランスの制限時間も無制限になる。
通常獲得法:難易度EASY以外でラスボスにアクセルでトドメを指してクリア、アクセルの専用チップを全て開発。
秘孔:タイトル画面でZLを3回、ZRを3回、ZLを3回、ZRを1回。
黒ゼロ、白アクセルともにアルティメットアーマー同様条件を満たした時点で使用可能になる。
試し斬り
ゼロ最強の武器「∑ブレード」で敵を倒せばメダル達成だ。
通常獲得法:難易度EASY以外で1周目をクリアすると開発できるようになる。30000メタル。
秘孔:Lスティック押し込み2回、Rスティック押し込み1回、Lスティック押し込み2回、Rスティック押し込み1回、Lスティック押し込み2回、Rスティック押し込み1回。
「∑ブレード」はX8のシグマが決戦時に持っているものと同じ超巨大剣。
その破壊力と攻撃範囲は、「ロックマンX」全シリーズはおろか「ロックマンゼロ」全シリーズのゼロの装備と比べてもなお最大、最凶として揺るがない強さだぜ!!!
これさえあればハンターランク「S」だって夢じゃない。きっと「試し斬り」なんかじゃ満足できないことうけあいだぜ!!!
ビューティグラフィックス
エイリア・レイヤー・パレットの専用武器「エイリアバスター」「レイヤーレイピア」「パレットバレット」を開発してオペレーター三人娘を出撃できるようにして、そのうち二人を選んで出撃するとメダル達成だ。
各オペレーターの武器通常獲得法:1週目をクリアした際、最も多くナビゲーションしてもらったオペレーターの武器が開発できるようになり、
その武器を開発して出撃できるようになったオペレーターで4回ステージクリアするごとに残りのオペレーターの武器も開発できるようになる。
エイリアバスター:40000メタル
レイヤーレイピア:40000メタル
パレットバレット:40000メタル
秘孔入力による獲得法:タイトル画面で以下のコマンドを入力すると開発できるようになる。
エイリアバスター:下、R、上、L、Y、B、X、A
レイヤーレイピア:Y、Y、右、B、R
パレットバレット:R、B、左、Y、Y
オペレーター三人娘を使用可能にしてから、「ラボラトリー」のチップ開発画面に行ってXボタンを押すと、三人娘用の強化チップも開発できるぜ!!
DRN.003
「トロイア・ベース」は特殊なステージだ。各小部屋がトレーニング施設になっていて、各小部屋でのトレーニングの結果によってステージ内容が変わるんだ。
このトロイア・ベースの全てのトレーニングを成功させ、上ルートのみでボス戦前まで行くと「データ名:“CM”」という謎のデータのダウンロードと共に新しい入口が出現し、
中に入ると「ロックマン」のボス「カットマン」と戦える(ステージ、グラフィックはファミコン版のものを3Dにアレンジ)。これに勝利するとメダル達成だ。
各トレーニングはむずかしいが、最初のトレーニングは白アクセル、それ以降はイカロスアーマーの「ギガクラッシュ」、ゼロの「∑ブレード」があれば楽勝だ。
ちなみに、一部屋だけミスした状態で進めるとレアメタルが取れる。
タイトル画面で以下の秘孔を突くと、トレーニング結果に関わらずカットマンと戦うことができるようになる。
左、A、上、X、下、B、右、Y、L、R、ZL、ZR。
永遠のライバル
「ゲートウェイ(8ボスクリア後のステージ2つ目)」をクリアするまでに4回のVAVA-V乱入を発生させ、全て勝利するとメダル達成だ。
……が、VAVA-V乱入戦では敗北すると2度と出現しない場合がある。そこは赤字で書いておくのでサブタンクなどの準備を怠らないこと。
1:8ボスステージを2箇所クリア後、ノアズ・パーク、ダイナスティ、セントラル・ホワイト以外のステージに入ると途中の小部屋で乱入。
2:1回目を倒した後にステージに入った数が3の倍数の時、トロイア・ベース、ピッチ・ブラック、ドロップ・デッドのいずれかのステージに入ると途中の小部屋で乱入。
3;1回目を倒した後にステージに入った数が4の倍数の時、プリムローズ、メタル・バレー、ブースターズ・フォレストのいずれかのステージに入ると途中の小部屋で乱入。
4:1~3回目までのVAVA-V乱入に勝利し、8ボス全て撃破、ゲートウェイをクリアしていない状態でノアズ・パークに入ると途中の小部屋で乱入。
普通わかるか!!!こんなもの!!!!!
ヒーロートリオ
エックス、ゼロ、アクセルの「POWER」を100%にする。それぞれの全てのチップと武器を開発すれば「POWER」が100%になるぞ。
だがすべてのチップを開発するにはすべての「レアメタル」を集めなければならない。
とりあえず、分かりにくい&オペレーターのヒントがない、「チャージクリスタルウォール」で掘り起こすものなどをピックアップして紹介していくぞ。
ピッチ・ブラック
まず、アクセルのコピーショットとAトランスで敵兵士に変身し、エリア右上の発電機の部屋に入る。
発電機の前のマークの上ででエックスのチャージクリスタルウォールで掘り起こそう!!
発電機は「ギガボルト・ドクラーゲン」から入手できる特殊武器で起動できるはず。
他のレアメタルも見つけられるかも?
メタル・バレー
中ボスの巨大メカニロイド撃破後、撤退していくのを追いかけていく途中の地面のくぼみでチャージクリスタルウォールを使う。
セントラル・ホワイト
ライドチェイサーから降りた後、なんとかしてゲートの左上に行く。右上にも何かあるかもね。
プリム・ローズ
階段状になっているフロアの右上にあるブロックの上でチャージクリスタルウォールを使う。
ブースターズ・フォレスト
中盤最後の左上の場所までライドアーマーを持っていき、壁を壊して進んで地面の模様の上でチャージクリスタルウォールを使う。
さらにそこからライドアーマーで進み、終盤のトゲコンベアの上にライドアーマーを乗せて運搬し、その先の床を「Kナックル」を装備したゼロの「雷迅拳」で破壊して
運搬されてきたライドアーマーと共にエレベーターに乗るとエレベーターが起動し、ステージ背後を進んで大量のチップと共に最後に入手できる。
ドロップ・デッド
縦に長いパイプエリアで、アクセルのAトランスで下の方にいる飛行レプリロイドに変身し、そこから上に戻って壁の穴に飛行形態で飛び込むと小部屋の中にある。
チップ稼ぎ
ここまで見てもらえば分かる通り、秘孔を突いて隠し要素を開放しようともアイテム開発から隠しプレイヤーキャラの解放まで、とんでもない量の「チップ」が必要になる!!
少しでも効率的にチップを稼ぐ方法はないものか?あるには、あるんだ。
アクセルでメタル・バレーへ行き、中ボスメカニロイドが追ってくる場面で画像の位置に行こう。
ここならメカニロイドの攻撃も届かず安全だ。
ちなみに、右の岩の後ろには……
この時点ではこのメカニロイドを倒すことはできないが、攻撃を当て続けると大チップを無限に落とすんだ。
そうと決まれば攻撃ボタンをRボタンに設定し、輪ゴムなどでガッチリと固定。
あとは2~3時間ぐらい撃ち続けていれば、全てのパーツ・武器の開発に必要なぐらいのチップが貯まっているって寸法さ。
先に「アイスノー・イエティンガー」を倒しているなら、アクセルの武器をより連署力の高い「アイスガトリング」にすることでより効率よく大チップを吐かせることができるだろう。
あとはどうやって時間をつぶすかだ。飯を食うなり、出かけるなり、部屋の掃除をするなり、推しのyoutuberの配信を見るなりして、チップが貯まるのを待っていてくれ。
奥義・独断陰陽双喝破!!!
あたた秘孔:
・主題歌「WILD FANG」が超カッコイイ!!!
・グラフィックは3D、ゲーム性は2Dの横スクロールアクションに回帰!!
・もちろんエックス、ゼロ、アクセル全員最初から使用可能!!!
・煩わしかった「レスキュー」要素がついに廃止された!!
・オペレーターを「エイリア」を含む3人から選択可能!!!ナビゲーションなしにすることも可能。
・エックスのダブルアーマー制が復活、さらにふたつのアーマーのパーツをまぜこぜにして装備することも可能!!!
・チップ開発によりゼロの武器が更に多彩に!!特定の武器とラーニング技を使わないと行けない場所があるほか、武器によっては「昇龍拳」や「竜巻旋風脚」も……!?
・ステージの合間に小部屋を用意し、その間に先のステージをロードすることでロード時間が気になりにくくなった!!(ただし、ロード時間が改善されたアニコレ2版ではあまり意味がない。)
・ゲーム内通貨「メタル」を使って強化チップやアイテムを購入できるようになり更に快適に!!
・ウエポンゲット画面がパワーアップ!!3人全員の獲得ウエポンが表示されるようになった!!
・特定のクリア後ステージに、チップを稼げるミニゲーム「インターミッション」が出現することも!!
・2周目以降、特定の条件を満たすことで取得、開発可能なアーマーやパーツも隠しコマンドで1周目から取得、開発可能!!!
・ある条件を満たすことで、オペレーター3人娘もプレイヤーキャラとして使用可能!!さらにチップ開発による強化も可能!!!
・ゼロ専用隠し武器「∑ブレード」が超強力で痛快!!!
・クリアしていないステージでもエスケープできるようになった!!
・オープニングステージに再挑戦できるようになった!!
・ついにシグマ以外の、シグマ以上の最強のラスボスが登場!??
ひでぶ秘孔:
・相変わらずアクセルびいきがヒドい。初見のステージには必ずアクセルも連れていくこと。
・ステージによっては、アクセルを連れていないor撤退していると積んでしまう場面も……
・アーマーのデザインがイマイチ。ダブルアーマーも「ニュートラルアーマー」を強化していく、という設定上ふたつのアーマーも色変えでしかない。
・残機制がなくなり、開発で「リトライチップ」を購入・補充する必要がある。ただし難易度EASYならリトライチップは無制限。
・リトライチップがなくなったらタイトル画面から最後のセーブ地点まで戻る必要があり面倒くさい。
・いちばんヒントが欲しい「エックスのチャージ『クリスタルウォール』で地中から掘り起こす」タイプのレアメタルにはヒントが一切ない。
・ボスキャラのイロモノ感、ネタ切れ感が否めない。特に「ギガボルト・ドクラーゲン」はX5に「ボルト・クラーケン」がいて非常にギリギリ*15。
・VAVA-Vのオープニングステージ後4回の乱入条件がわかりにくく、倒してもゲーム上では意味がない。(アニコレ2では「ハンターメダル」の条件の一つとなっている。)
・8ボス撃破後の展開は最終ステージ「シグマパレス」まで単調。特に軌道エレベーター「ヤコブ」ステージはひたすらエレベーター上でザコ敵を倒し続けるのみ。
・チップ稼ぎが大変。隠しアイテムまで開発するとなると途方も無い額になりますます大変。
・VAVA-Vの声が変(CV:麦人)。その上シグナスのボイスキャストも変更されも改悪された。
・全てのパーツ、武器、隠し装備をコンプリートするとなるとチップ稼ぎが大変。
ロックマンXシリーズ・超ファミ珍ベストゲーム決定!!!
…………これまた長い長い戦いだった。
こうしてオレたちは、エックスとゼロ、そしてアクセルの全8作、3ハードに渡る壮絶な戦いの、そしてシリーズの栄枯盛衰の歴史を見届けた。
では、ここで全8タイトルのうち、オレたち超ファミコシ珍拳伝承者が自信を持ってオススメする「ベストゲーム」を発表する!!!
オレたちが本当に、みんなに遊んでほしい、遊び継がれてほしいと思っているロックマンX最高の作品はどれなのか!?
さて、いきなりかつ申し訳無いが「ロックマンX アニバーサリーコレクション2」の収録タイトル4タイトルは選考から除外させていただく。異論は認めない!!
エックスは悩み、苦しみながらも戦い続け、そして8度も勝利を掴み取った。
ならばオレたちも悩み、苦しみ、独断採点拳の名のもとに独断で選ぶっ!!!
ロックマンXシリーズ、最高の「強敵(とも)」をっ!!
それは…………こいつだあっ!!!!!!
ロックマンXシリーズのベストゲームは、映えあるシリーズ1作目
「ロックマンX」に決定っ!!!!!
う~~~ん…… やっぱりと言うか必然というか……
オレとしては「ロックマンX2」も推したかったんだが……
ウラを返せば、「後のシリーズはすべて1作目を超えられなかった」ってコト…………!?
別にそういう意味で言ってるんじゃない。
ただ、やっぱり超ファミコシ珍拳の最低限の審査基準である「そのゲームを、シリーズをはじめてプレイする人にもオススメできるかどうか」
を最優先で考えた場合、やっぱりシリーズの1作目……できれば、無印ロックマンシリーズからプレイして欲しい、という結論に行きつく。
1作ごとにエピソードが完結している無印ロックマンシリーズとは異なり、Xシリーズはシリーズごとにストーリーが連続して続いていくことを考えれば、なおさらだぜっ!!
「ロックマンX」があるからこそ、「ロックマンX2~ロックマンX8」があるんだっ!!!
・基本システムは「無印ロックマン」の時点で完成されており、初代「ロックマンX」もそれを踏襲している。
・ダッシュ、アーマー探索、サブタンク、ライドアーマー、特殊武器のチャージショットといったXシリーズの新要素もだいたい揃っている。
・グラフィック、サウンド、ストーリーも申し分ない。
・エックスとゼロ、そしてシグマとの因縁の始まりがここにある!!!
はじめてプレイする人向けの難易度としては、「ロックマンX4」も候補に上がっていたんだが、かん帝=サンには反対された。まだ「トラウマ」が抜けていないのか?
…………それは認めるけど、やっぱりあのストーリーは「X1~X3」までのエックスとゼロの因縁の積み重ねがあってこそなので……。
というわけで、オレたちの「ロックマンX」シリーズのイチ推し作品は「ロックマンX」に決定だあっ!!!
他のロックマンシリーズのコレクションタイトルと比べて手厳しいところもあるが、
今からロックマンXシリーズを追っていくなら、断然「ロックマンX アニバーサリーコレクション」しかないだろう!!!
移植されなかったシリーズ
さて、このコーナーでは「ロックマンX アニバーサリーコレクション1&2」に収録されなかったロックマンXシリーズを紹介するぜ。
なお、アクションゲームでないものは除外させてもらう。
ロックマンX サイバーミッション(ゲームボーイ/ゲームボーイカラー)
ゲームボーイとゲームボーイカラー両方に対応した、ロックマンXシリーズ初の携帯機作品。
エックスがハッキングされたハンターベースのコンピューターのサイバー空間にダイブして、過去に戦ってきたイレギュラー、そして謎の敵「シャドウハンター」、そしてシグマと戦っていく。
「X1」の4体のボスと戦う「ノーマルモード」、「X2」の4体のボスと戦う「ハードモード」、
ノーマル、ハード両方をクリアすると8体のボスすべてと戦う「エクストリームモード」が出現する……すなわち、ロックマンX版の「ロックマンワールド」だ。
時系列としては「X2」と「X3」の間に位置するれっきとした正史作品。
重要キャラであるレプリロイド兄弟「テクノ&ミディ」、オリジナルの敵である「シャドウハンター・ザイン&ギーメル」が登場するぞ。
また、ゼロも条件を満たすことで「ゼロスクランブル」として限定的に使うことができる。
ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでも配信された。
ロックマンX ソウルイレイザー(ゲームボーイカラー)
上記「サイバーミッション」の続編で、今度はゲームボーイカラー専用になった。
レプリロイドの魂が消失してしまう「イレイズ現象」が南洋のラグズランド島で大量に発生。これを止めるべく乗り込んだエックスとゼロの前に、倒したはずのイレギュラーが再び立ちはだかる!!!
本作もまた「ロックマンX版ロックマンワールド」であり、今度は「X1」「X2」「X3」のボスから選りすぐりのボスたちが集結し、さらにエックスとゼロのダブルヒーロー制を採用。
エックスとゼロどちらで最終ボスに挑むかで展開が変化し、「エックスミッション」では「ベルカナ」、「ゼロミッション」では「ガレス」というGBC版オリジナルの最終ボスが登場。
「エックスミッション」と「ゼロミッション」をクリアすると、エックスとゼロを切り替えて進み黒幕であるシグマとの最終決戦に挑む「エクストリームミッション」が出現する。
時系列としては「X3」と「X4」との間にあたり、「ロックマンX4」の「アイリス」が研修生時代の姿でナビゲーターとして登場し、「X5」の強化パーツシステムも採用されている。
ロックマンX6で、エイリアがある場面で口にする「かこのイレイズ事件とにているわね」の「イレイズ事件」とは、この「ソウルイレイザー」のことであり、本作もれっきとした正史作品である。
本作もニンテンドー3DSのバーチャルコンソールに配信された。
イレギュラーハンターX(PSP)
無印ロックマン1作目のリメイク「ロックマンロックマン」と並行開発してプレイステーションポータブルで発売された「ロックマンX」のリメイク版。「X8」のスタッフに加え、本作では久々に稲船敬二=サンも開発に参加した。
横スクロールアクションと要素を踏襲しつつ、グラフィックは3D化。エックスの声優はまたも変更され、さらに「X1」の8ボス全員にボイスが付き、また設定もリブートされた。
また、エックス編をクリアすると「ロックマンX アニバーサリーコレクション」にも収録されたオリジナルアニメ「The Day of ∑」が視聴できるようになる他、新たにVAVAを主人公とした「VAVAモード」がプレイできるようになる。
VAVAがハンターとして落ちこぼれだと見下していたエックスにシグマが異常に執着していることに腹を立てて、VAVAこそが最強であると証明するためにシグマの部下に戦いを挑む、というオリジナルストーリーだ。
VAVAは腕、肩、脚と様々な部位に倒したボスから奪った兵装を装着、その組み合わせによって戦い、もちろんVAVA専用ライドアーマーに乗って暴れることもできる。
VAVAモードの存在になどによって、シグマステージの構成は大きく変化し、特にエックスとVAVAの決戦の舞台は大きく変更されている。
ただ、数多の「駄遺産作品」によるシリーズ人気の失墜、PSPの普及が十分ではなかった、そしてCMもロクに打てなかったなどの理由により売り上げは伸び悩み、
ロックマンXシリーズ復活の旗印とはなれず、「イレギュラーハンターX2」が発売されることはなかった。
そして「ロックマンX Dive」へ……
「ロックマンX8」以降、長い眠りについていたロックマンXシリーズは、カプコン台湾の手によってソーシャルアクションRPGとなって再始動した!!!
それが、「ロックマンX DIVE」!!!本作の舞台、「ロックマンX」シリーズのゲームの記録である電脳世界「ディープログ」を舞台に、ディープログの管理人「リコ」のナビゲーションのもと、
歴代のイレギュラーハンターやボス達のデータ、果てはすべてのロックマンシリーズのキャラクターのデータ「ハンタープログラム」を駆使して、イレギュラーに書き換えられたディープログを修正するのだ!!!
2020年3月からアジア圏を中心にサービスが始まり、2020年10月からは日本でもサービス開始!!!今やすべてのロックマンシリーズがクロスオーバーする作品となり、執筆現在もなおサービスは続いている!!
だが、あくまで「過去のゲームの改竄されたデータを修復する」という名目上、あくまでパラレル扱いであり「ロックマンX8」の物語の続きが描かれてるわけではなさそうだ。
その上!!ソーシャルゲームということは、オレたち超ファミコシ珍拳の不倶戴天の敵、ガチャゲーじゃないかっ!!!
ガチャゲー死すべし!!!オレたちは、こんな低俗なゲームに興味なんてないぜっ!!!
もうここまで十分長々書いたんだ、与太話もここまでにしてさっさと終わりにしろっ!!!
おおナムサン!!そっけないぜ!!!
戦いは、さらに数百年の時を超える!!
あっという間の約5ヶ月間。今回も長い長い戦いだった。
こうしてオレたち超ファミコシ珍拳伝承者は、エックス、ゼロ、そしてアクセルと、イレギュラーハンター達の壮絶な生き様を、そしてひとつのシリーズの栄枯盛衰を見届けた。
…………だが!!戦いはまだまだ終わりじゃないッ!!!そしてここからが、「ロックマン伝説!!!」の本当の最後の戦いだあ!!!
次回は「ロックマンX」の時代からさらに100年後、理想郷「ネオ・アルカディア」の支配に苦しめられるレプリロイドを救うべく蘇った赤きエイユウ「ゼロ」の新たなる物語、「ロックマンゼロ」!!!
そして「ロックマンゼロ」からさらに数百年後、かつてのエイユウたちの魂を封じ込めた生ける鉄塊「ライブメタル」に導かれし「ロックマン」たちの「運命のゲーム」の物語「ロックマンゼクス」!!!
いまなら、無印ロックマン、ロックマンXから続き、そしてロックマンDASHへと続いていくこれらの物語も、今すぐNintendo Switchで楽しめるっ!!!
2020年2月27日発売の、「ロックマンゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション」でっ!!!!!!
そう。これでもなお、長い長い3部作の第2部がようやく終わったに過ぎない。
残る独断採点拳もあと6作品!!!これが最後だ、本当の最後にする為にも、そしてエイユウたちの物語を半永久的に補完するためにも、やるしかないんだ!!!!!
それじゃ、次回はバスターだけでなく、セイバーもダブルチャージして待っていてくれよ。
オタッシャデー!!
【超ファミコシ珍拳すぺしゃる ロックマン伝説!!! Age of “Z”へつづく!!!】
*1:正確にはサーゲスがイレギュラーハンター本部に通信を送った際、「ロック・・・ エ・・・クス・・・」と途切れ気味の通信で言っていたので断定はできないが……
*2:ただし、反乱に加わったレプリロイドにはイレギュラーとして処分されかけた所をジェネラルに拾われた「フロスト・キバトドス」や「スラッシュ・ビストレオ」のような純粋な暴れん坊もいたためその全てが正義と誇りのために戦っていたとは言い切れない。
*3:X6では若干カラーリングが異なり、より黒の比率が多くなる。
*4:海外限定でX4のフォースアーマー、X5のファルコンアーマー&ガイアアーマー、X6のシャドーアーマーなどが商品化されたらしい。
*5:「バーニン・ナウマンダー」のステージにある。ただし、レッグパーツが必要なうえカプセルのある場所へ行くためのダッシュジャンプのタイミングが非常にシビア。
*6:スーパーファミコン実機版では波動拳取得後のパスワード入力後L+R+下+Xボタンを入力しながら開始することで波動拳所持状態で再開できる。アニコレ版ではXボタンがパスワードロードに設定されているためできるかどうかは要検証。
*7:X4~X5では「セイハットウ」
*8:「ロックマンX7~X8」にもムービーシーンはあるが、すべて「神風動画」による3Dモデリングによるアニメである。
*9:同じ秘孔を入力してゼロで決定すると、ゼロの色が黒くなる「ブラックゼロ」になる。X4の時点では能力に変更はない。
*10:西暦における21世紀は2001年から。
*12:ある強化パーツを入手した後のイベントで、ゼロ復活の秘密の一端が明らかになるらしいが……?
*13:「ロックマンゼロ」とのつじつま合わせだと思われるが、「ロックマンX6」は2001年発売、「ロックマンゼロ」は2002年発売。
*14:負傷レプリロイドを64体救助するか、8ボスを全て倒す。つまりプレイ次第ではエックスの加入が終盤になってしまうことも!!